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活動紹介

ピナツボ火山噴火被災地 パンパンガ州


■概要

位置:フィリピン中部ルソン地方パンパンガ州
概要:1991年のピナツボ火山噴火により、ルソン島の一大農業地帯だったパンパンガ州の農地は、火山灰と土石流にすっぽり埋まってしまいました。 10万ヘクタールの土地が70億立方メートルの火山灰・土石流に覆われ、農業をあきらめ、都会へと出て行った人々の数も少なくありません。中でも、被災後16年間も、 小学校が再建されなかった取り残された地域で、アクセスは活動を行っています。


噴火後の火山灰・土石流によって1階部分が
埋まってしまった家

■活動の概要

○実験農業の運営

火山灰と土石流に埋もれた土地で農業の復興を目指し、アクセスの実験農場では土作りから取り組み、化学肥料や化学薬品を 使わない有機農業(マンゴ作り)を行っています。実験農場の姿を見て、自分の農地で再び野菜の栽培をはじめる農家が増えました。


実験農場で栽培する有機マンゴの木々
○教育施設の運営・建設

16年ものあいだ教育施設がなかった地区で、アクセスは2007年から教育支援に取り組んでいます。
アクセスの長年の協力者が多くの方に呼びかけてくださったことで、 2008年に最初の校舎建設が実現しました。以降、アクセスでは公立小学校の運営支援、幼稚園の運営、給食事業などを行っています。
日本の支援者の皆さまと、現地の住民、自治体、フィリピン教育省などが連携し、地域の教育環境はずいぶん改善しています。
2013年度は、皆さまのご協力のおかげで、 118名の子どもたちに教育のチャンスを提供することができました。また、保護者たちの働きかけにより教育省が小学校校舎を増設し、2014年6月には、 6年生まで学べるコミュニティが実現しました。




完成した小学校校舎
○企業連携プロジェクト

アクセスと近畿ろうきんの協働事業として、小学校と幼稚園に通う子どもたちのための給食事業も実施しています。
共同事業「心のそしな」プロジェクトの詳細はこちら

http://www.page.sannet.ne.jp/acce/kokoro5.html


みんなが大好きな給食の時間

○保護者会の組織化

アクセスでは、教育機会の提供とあわせて、保護者の組織化にも力を入れています。
これまで、 給食の調理などを通じて保護者間の協力を促してきました。月1回はPTAミーティングを開催し、話し合いを通じて給食当番を決めたり、学校の清掃、花壇の整備、 食堂や調理場の建設といったさまざまな活動に取り組んでいます。
行政にまかせきりにせず、また夫や男性にも依存せず、母親たちが「自分たちにできることは何でも やってみよう」という姿勢で、パワフルに頑張っています。



協力して校庭を耕し菜園をつくる保護者会メンバー

○幼稚園・社会教育センターの建設

アクセスでは、2014年6月、小学校から歩いて5分の場所に、新たに幼稚園・社会教育センターとして活用する2教室の校舎を建設しました。 幼稚園年少組の授業を行うと同時に、母親たちのための栄養・食品加工セミナー、小学校・中学校の卒業資格取得試験のための補習授業を開講し、 地域の母親たちをバックアップしています。



2014年6月に完成した、新校舎