築20年の家の改造


はじまり

別荘として建てられ、以後手を加えられていなかったようだ。

内装も当時のまま。
ベニヤ板の床は剥がれ、壁は埃と蜘蛛の巣。
うーん、これはちょっと・・・素人には手に負えないかも。

当初は、自分で床と壁を改造するつもりだった。
床は板を敷いて、壁はしっくいを塗って、イギリス風に・・・と夢は大きかったのだが、それには手間と時間と費用がかかる。
家具を持ち込んでからの作業は、大変。
ということで、内装のリフォームは引越しまでに業者さんにお願いした。

見違えるようにきれいになった。
やっぱりきれいな方がいい。

問題は、テラスだ。
この家は、高台の斜面に建っている。
平屋なのだが、2階建ての高さになる。
玄関までは、10段ほどの木の階段を登る。
その続きにテラスが広くある。
きれいならば、とてもいい感じの階段とテラスであるが、これが朽ち果てている。

見学に来た時、この階段のあまりのボロさにひるんだが、この階段のおかげで安く手に入ったような気もする。

最初は、どこを踏めばいいのかわからないくらい恐ろしい階段であった。
引越しの時、荷物の運び込みで、更にボロになった。

訪ねて来る人が、階段下で上るのを躊躇している。

どんなにボロか見てみたいですか?
では、ご紹介します。

こんなボロでも、しばらくすると慣れてきて、軽快に階段を上っていたのだが。
しかし状態は、どんどん悪くなっていた。

なので、新しく作り変えることにした。
作り変えるとなると、思い描いた憧れのテラスにしたい。
あれやこれや、イギリスの雑誌を見ながら考える。



外壁を塗ってみた

以前から憧れだったニースイエローの外壁。
塗る。
刷毛とローラーで、ひたすら塗る。
結構簡単に塗れる。
おおー、きれいだわん!

すてきー、かわいいニースイエローのおうちー。

ペンキが無くなったので、近くのホームセンターに走る。
黄色はあるが、ニースイエローが無い。
他の店に走る、やはり無い。
このニースイエローは、引越し前に都会のホームセンターで買ったもの。

世話になっている不動産屋さんからペンキ屋さんに問い合わせてもらう。
黄色はあるがニースイエローは無い。
「黄色じゃ、だめですかね?」

だめです。
ニースイエローじゃないとォォォ。

取り寄せてもらうことになった。

ペンキを手に入れるのに苦労するとは・・・農具は種類豊富だというのに。

そしてまた、塗り進める。
はしごに乗って塗る。
塗れる所は塗る。

限界だあ。
これ以上は、足場を組み立ててもらわないと塗れない。

ということで、現在半分だけニースイエローのおうちなのでした。




物置の扉を作った

床下に8畳ほどの物置がある。
自転車も入るし、木材も置ける。
園芸道具も仕舞える。

しかし、扉が壊れて無くなっていた。
扉が無いと、家全体が口を開けているみたいで間抜けに見える。

扉を作ってみた。
これも、イギリスのインテリア雑誌を見てデザインを考えた。
色は、イングリッシュブルーだ。
うーん、なかなかの出来栄え、満足する。

ニースイエローの壁にぴったり。
「イギリスみたい!」と喜んでいる。



玄関ドアも塗ってみた

何色にしようか悩んだ末、赤に決めた。
これも、イギリスの雑誌を参考にした。

イギリスを旅した時、こてこてにペンキが塗られたドアをあちこちで見た。
自分の好きな色に、自分で塗るのだそうだ。
はみ出てたって気にしない。
家のメンテナンスは自分でする。
4軒続きの住宅が、それぞれ自分の好みの色に塗られている。
緑のドア、その隣はブルー、その隣は黄色、その隣は赤と、窓枠も同じ色で塗られている。
イギリス人の楽しみなのだろう。
のんびりとペンキを塗るお父さんの姿を想像すると、幸せな気分になるのであった。

赤いドア、かわいいぞ!
ドアの横の木は、フォレストグリーンにした。
ハロッズの紅茶のパッケージの色、深緑。

イメージ通りに出来上がった。
うれしい。


テラス作り変え工事はじまる


テラスをどうしようかなあと考えていたところ、大工さんが今ならすぐ工事に取り掛かれる、
この時期を逃すと夏以降になるということなので、急遽テラス作り変えになりました。

希望と予算で、デザインを考える。
「理想は、こうなんですけどー、予算オーバーしますよねー。」

「作るなら理想通りにした方がいいよ。」とのこと。

ということで、テラスの奥行きを1m広くし、家の東側にも回りこむように伸ばしてもらうことにした。
取り壊した廃材を焚き火の木材に使用することにし、廃棄処分費を浮かす。
テラスの板を自分で張り、ペンキも自分で塗ることにした。

話しはあっという間に決まり、その翌日から工事は始まった。

今にも倒れそうな階段とテラス・・・どこから壊そうか思案する。
しばらくして、チェーンソーの音、始まった。

おおおお、壊す壊す、あっという間にボロテラスは地面に散らばった。




↓地上への道、断たれる

庭の隅にどんどんと積み上げられていく、廃材。
えーーーーーーこんなの燃やせるのか?夏までかかりそう。

しかし、その廃材も5日ほどで無くなったのだ。燃やした。

廃材を利用してベンチやらイーゼルを作り、チェーンソーで切って薪にする。

ベンチ    焚き火処

焚き火にも、はまった。
焚き火も初体験なのだ。

この辺では、焚き火は普通の風景で、毎日どこかで煙が上がっている。
最初はびっくりした。
都会で煙を出したら、消防に通報されるか隣から苦情が出る、焚き火なんてとんでもない。

それが、ここでは自由なのだ。
燃える火を見ていると、何もかも忘れられた。
毎日、朝から夕方まで火の側で過ごした。

焼き芋もした。
コーヒー豆の焙煎も思いついた。

   炭焼きではなく、焚き火焙煎(笑)

廃材が次々と形を変え、私に楽しみを与えてくれる。

ここでも、やはり田舎バンザイ!なのだ。



テラス工事、大工さんはすごい!

  

基礎工事から始まり、あれよあれよと言う間に出来上がりました。
と言っても、大工さんは7時半に現場に到着し仕事をはじめ、昼休み1時間、夕方5時終了、
コツコツと手作業で仕事を進める、一日中よく働きます。


とても良い人たちで、仕事も丁寧、私の思い通りに仕上げてくださり感激です。

コンクリートが固まるのを待つ期間も含めて、3週間で完成しました。

テラスの板は自分で張る予定だったのですが、運ばれて来た板を見た途端ムリだと判断しました。
9pの釘を打つと言うのです。
しかも、一枚の板につき6本、面積広い。
大工さんにお願いしました。

これはやっぱりやってもらって正解です。
きれい!の一言です。

木材はひのきです、美しい!

土台もしっかりしたし、柱も増えた。
家の柱より多い。
地震が来たら、テラスに飛び出すのが安全(笑)

さて、次はペンキ塗りです。
これは、自分で塗りました。

ペンキ塗りも、初体験、顔をみどりに染めながら、でも田舎なのでへーきです。
そういえば、最近化粧してない。
しかし、すこぶるお肌の調子はよろしい。

田舎は美肌を作る。



ペンキ塗り

塗る、塗る、塗る。
はしっこから、高い所も低い所も、表も裏も、隅々まで塗る。

塗料は「キシラデコール」といって、ログハウスに使用する強力な保護塗料だそうです。
確かに、雨をパンパン弾いています。
色は、イギリスっぽくタンネングリーンにしました。

  
 テラス部分は二度塗り、裏側は一度塗りです。

 たくさんの柱でしょ!頑丈!


大変でしたが、これも楽しみ、テラスでお茶を飲んでいる姿を思い描いてがんばりました。

   

手に色が着かなくなるまでに、一週間ほどかかりました。

キシラデコールは、お勧めです。
塗り始めは、においにクラ〜っときましたが、乾くと臭いはなくなりました。

素敵なテラスが出来上がりました。


オンマウスで Before After

テラスが新しくなったら、家がボロに見え始めましたが、
家もちょっとづつ手を加えておしゃれにしようと思います。



新しいテラスへどうぞ!

では、我が家の新しいテラスをご紹介しましょう。

レンガの小道(自作)を通って

ようこそお越しくださいました。どうぞお上がりください。

ささ、どうぞ

どうです、いい感じでしょ!
景色を見るため、手すりは付けていません。

玄関です、さあどうぞ!



あ、外でお茶にした方がいいですね!

お好きな椅子にどうぞ!
今、コーヒーをお持ちしますね。



憧れの「テラスでティータイム」です

とにかく景色を眺めながら、お茶したい!!という希望を叶えていただきました
坂田さん、共栄林業さん、牧建設の大工さん
ありがとうございました!!



夢のテラスでティータイム

憧れの広いテラス、今はまだちょっと寒いけれど、もう少し暖かくなったらここで朝食を食べようと思います。

このテーブルと椅子は屋内用のダイニングセットですが、くつろぐためにはどっしりとした落ち着ける物がいいと、これにしました。
外で使うので中古品で探しました。


ティーパーティーはもちろん、本を読んだり、絵を描いたり、いろいろ夢が広がります。

  

太陽の光を浴びながら、ぼーっとするのもいいです。




第一部 おわり

第二部 につづく