タティングレースのこと

 皆さん、タティングレースをご存じですか。18世紀のヨローッパ貴族社会のご婦人方が考案発展させた技法とのことですが、かぎ針編みレースとちがって巻き糸・芯糸の2本で全体が構成されるのでとても薄いレースとなって繊細さをきわだたせます。2009年2月にNHKのおしゃれ工房で放送がありました。観ていて私ははたと気付きました。幼時、大川や溝川でじゃことりをしたものですがすぐ網を破って新しいのを親にねだって叱られたものでした。繕えといわれて川漁師に漁網の編み方を教わったりしましたがその時使った竹製のシャトルとタティングレースのシャトルの機能がそっくりなのです。興味が湧いてすぐにシャトルを購入しました。しかしテキスト通りに糸をセットして編んでみようと試みましたが放送の画面の講師の指のようになかなかスムースにいきませんでした。試行錯誤をくりかえしどうにか作品らしきものが出来るようになりました。タティングのシャトルは図のような菱形の鼈甲様の板が2枚合わさって中の芯に糸をまきつけるのです。
指でかるく持つ中心の表面はすこしざらつくように凹凸があります。これがとても微妙な働きをします。ここを利き手の親指と人差し指でかるくつまんで編んでゆくのですがシャトルと指の間を糸がするりと滑り抜けるのです。ですから速い動作で編めてゆくのでした。
 余談ですが、私は男性ですが一人っ子で幼時は家中は女性ばかり、遊びも廻りの女性の縫い物や編み物のまねごとをしたりで手先を使うことが好きだったので職業も洋服仕立て職人を選びました。ずっと編み物も続けていましたが周囲からは奇異の眼で観られるので秘めていましたが昨今はニット界のプリンスとかの広瀬さんなども現れてオープンにしています。とにかく手仕事のテクニックはなんでも覚えたい気持ちです。そうしてタティングの事に話が及ぶと殆どの方々(勿論女性ですが・・)が道具は買ったが基本で躓いてやめている・・とか芯糸と巻き糸がごっちゃになってしまうとか技法の入り口で戸惑って居られる様子を多く散見します。ネットで観ても本屋さんで観ても作例集とか技法書とか一杯出ていますからほんの入り口のところをクリアすればたちまちにこの繊細なタティングレースの技法をマスターされるのに・・と思います。

上の写真はアイスクリームのバーを利用した簡易シャトルです。本当のシャトルはクローバー製で2本一組で700円あまりします。ですから最初この簡易シャトルで練習してやれそうだな・・と思われたら本格的なシャトルを購入されるといいです。私は、タティングは4つの基本を覚え編みこなせばすぐに出来ると思っています。
1・基礎の編み目 2・ピコット 3・リングとチェーン 4・ピコット繋ぎ
この4つです。興味があってやってみたいな・・と思われる方、
いつでも手ほどきします。ご連絡下さい。
メールアドレス  atorie-k@sannet.ne.jp
TEL・FAX 0795−32−0106

アドバイズ料は一人3時間500円です。何人でもいいですが10人までくらいが適当です。来ていただいてもいいですし伺ってもいいです。糸が巻けた簡易シャトルを差し上げます。上手な方は3時間で簡単なモチーフ位は編めると思います。よろしく。

下は最近作ったモチーフです。
いかがですか男性の私でも出来るのです。
手芸得意の貴女ならすぐ出来ます。



次は実際に依頼を受けて納品したものです
◎紺ベルベット地にモチーフを張ったパーティーバッグとチョーカー
  
◎白綿麻混紡糸のレースハット。
 
平面のテーブルセンターと同じ図案ですが編み目の目数を調節して
クラウンの立体感やプリムの角度、緩やかなフリルなど自在に
形成できます。可能性の多いタティングレースと思います。