姫路文学館(花逍遙)挿し絵原画展のこと

平成18年7月、姫路キャッスルホテルにて
ある女性方の集いがあり、そこで川口汐子
先生が「花逍遙」から抜粋して講話をされる
という催しがありました。ひさしぶりに挿し絵
原画にも召集がかかり私も同席をゆるされて
絵と一緒に参りまし。企画が次第に大きくなり、
先生のお話にあわせてバックスクリーンに
スライド投影を・・となって、私がその操作を
いたしました。講話の始まるまで、こもごも
原画に見入っておられる方々から感想や
質問をいただきました。その熱心な雰囲気に
感じ入りました。そうしてこのまま原画を私の
手元で死蔵させてはいけない・・という心境が
芽生えました。この原画は神戸震災をくぐって
助かった深い想いのこもったものでしたので
手放しがたく、また川口先生のご本の絵を所持して
いるという幸福感を味わいたい・・というまったく
わたしの個人的な願望で所持していたのでは・・
という反省が沸ました。昨年、私は古希を迎えました。
原画をしかるべきところに寄贈しよう・・と思い立ち、先生にご斡旋願って、先生のゆかりの地姫路の文学館に寄贈することにしました。額のメンテナンスや事情で2点ほどは他所にいってしまっていましたので、レプリカを描いたりしてこの春、ようやく寄贈のはこびとなりました。
2007.5.記





4月1日先生のご都合もよいとのことで原画34点を積み込み出発です。先生もお迎えして文学館に到着です。

無事寄贈を終え、昼食をいただき恐縮でした。なんでも5月に文学館の友の会の総会がありそこで先生の
「あの夏少年はいた」のビデオ上映会や対談があるとのことでそれにあわせて「花逍遙」の原画展ももくろ
まれているとか、期待が膨らみました。



「花逍遙」の原画展は4月20日から
始まりました。私は5月1日雨模様の日
でしたが、午後閉館前のひとときゆっくり拝見してきました。お城の北側、美術館の横の交差点から西方にむかい、船場川を越えて路次にはいりますと突き当たりが文学館です。男山天満宮の
南麓に建つ静かな環境です。南館の池ごえの窓越しに原画が並んでいるのが見えました。



お城が東方にみえるロビーです。

                                                少し高い位置に北館が見えます。

司馬遼太郎記念室のとなりのスペースで大きな美しいタイトルボードが下がっていてそこをくぐり
入りました。


春・夏・秋・冬とご本に載った順に展示もなされていて、ご本の本文からの抜粋や川口先生の
コメントもひとつひとつ添えられていて改めて私は感慨深く拝見しました。


「花逍遙」のご本も一冊置いてあり本の挿し絵と対比しながら原画を観ることが出来る
配慮もしてありました。


「ネムノキ」の絵はとりわけ想い出の深い絵です。西側のコーナーにありました。



冬のコーナーは外から見えた水辺に向かった大ウインドの上の壁面で間接光でこころよい見やすさ
でした。


4月19日、神戸新聞西播磨版に載った記事の写真がカラーで大きなパネルになって掲げてあり
面映ゆく拝見しました。4月1日寄贈に立ち会って下さった川口先生との記念撮影でした。


入り口の所には先生のご挨拶と私のコメントが掲げてありました。




私の他ほとんどだれもいませんでしたので
デジカメを中央のソファーの背中に置いて
セルフで想い出深い「ネムノキ」と一緒に
記念撮影しました。文学館で将来ともにこの
34点の原画が保存され活用されることを
思ってほんとうに清々しい気持ちになりました。

ゆくっくり心ゆくまで拝見出来て、文学館のスタッフの
皆さま、ほんとうに有り難うございました。

姫路文学館の全景です。ちょうど西西南の方向から観た位置でお城がすこし望めます。建築家・安藤忠雄氏の設計です。




原画展がなされている南館です。下の図は案内地図です。原画展は7月1日までです。どうぞお運びください。
よろしく。



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