「俺は自分自身の個人的な自由のために音楽をやってるわけで、もし自分の変化を他人が望まないからといって、えらく手のこんだ檻を作って、その中で自分をがんじがらめにしたって、そんなのおめでたい奴のする事だよ。そうだろ?
そりゃぁ、俺だってヒット・チャートのトップの躍り出るのは悪い気はしない。だけど、俺はそれを生き甲斐にはしてないし、今までだってそうした事はない。それに、俺にとって音楽は、自分に対しても、ファンに対しても誠実でいられる唯一の方法なんだ。この2枚のアルバムに入っている曲はこれまでに書いたどんな曲にも負けないくらいストレートなものだ。そこには魂が、歌が、確かにあるんだ。」

「エヴァンが生まれた時、俺の人生の中で最大級の出来事が起こったと分かっていながら、まだ、『俺は何かを隠している』−−−そんな気分だったよ。この夜の事は、ずっと歌にしていなかったんだ。それが突然、あの時に感じた事全てを・・・、恐怖をどう切り抜けて愛を見つけたかを語りたくなったんだ。そうやって出来たこの曲には、疑いや、喪失や、不誠実や、屈辱、自堕落の世界に加えて、希望や愛、神の超越性、救い、感謝、そして、美の世界が存在するんだ。」LIVING PROOF

「心を開いた時、そこに飛び込んで来るもの−−−それは信仰だと思う。教義がどうとかいう意味では全くなくて、ただ、心を開くと、自分の俗っぽさや、儚さ、自分を超越した崇高な存在を感じるようになるんだ。この事は今度の2枚のアルバムでも重要なテーマになっている。つまり、人間、絶望感に屈してしまう事もあるかもしれないけど、頑張って前進し続ければ、恐怖の世界から抜け出して、新たな別の世界に向かう事ができるんだ。」

「ロイ・ビタンが『Roll Of The Dice』を書いて、俺が歌詞を付けてみた。それはまさに俺がやろうとしていた事についての歌だった。そこで、もう一度賭けてみようと思ったんだ。」

「『HUMAN TOUCH』はもがき苦しんで、1年もかかって作ったアルバムだ。そして、『TUNNEL OF LIVE』以降の自分を記録したような作品だ。そして、『Living Proof』を書いた時、”これこそ俺が言いたい事だ”と感じた。それは、大きな瞬間だった。自分が現在にしっかりと着陸したんだ。これまで、人生の多くの時間を過去を描く事に費やしてきた。でも、『LUCKY TOWN』は現在の自分だった。これが今現在の俺の人生において重要な事なんだ。それから3週間の内に『LUCKY TOWN』の作品を書き上げたんだ。」

「あの子がまだパティのお腹の中にいる時、俺が歌って聞かせた曲なんだ。生まれてきた時、あの子にはこの歌が分かったんだ。面白いね。その上、魔法のような効果まで生まれた。子供が泣くだろう?ところがこの歌を歌ってやると、パッと泣きやむんだ。」PONY BOY

「もし2枚のアルバムを要約しようとするなら・・・『HUMAN TOUCH』についてはかなり手探りで探し回らなきゃならないだろう。『LUCKY TOWN』のほうがもっと楽だ。あれは自分の場所を見つける事、自分自身を再発見する事、自分自身の人間性や自分の中にある良いものを改めて取り戻す事について歌っている。それと、あのアルバムには恐怖が少ない。実際、あのアルバムには−−−ほら、例えば、『TUNNEL OF LIVE』に戻ってみると『Cautious Man』に出てくる男は腕に愛と恐怖の文字を入れ墨している。それはほとんどの人に当てはまる物語なんだよ。目の前には愛の世界と恐怖の世界が立ちはだかっている。そして、たいていの場合、恐怖のほうがよりリアルに感じられる、愛の感覚よりも確かにもっと切迫して感じられるんだ。」

「自分のカードをテーブルに広げて−−−おい、これは本当に生きる事、愛、お互いに結びつこうとしている人達について歌ってるんだって言ってるような感じさ。こんな事はそこら中で起こっているんだ、どんな街角でも、どこの街角でも、ってね。」LEAP OF FAITH