FIX Rune Cafe Third

FIX Rune Cafe 3

UC.0086.03.19
File No.14
一年戦争後のMS


大戦後の軍事予算の不足

危機がなければ必要のナイ新型機の開発は行われない




百合の如く


グリプス戦役の序盤に於いてアナハイムからTITANSへ増加試作三機の無償譲渡が行われた。

 これは戦局がどちらに流れるか不明瞭だった為の政治工作だと云われている。

コングロマリットとしての性格を持つ組織の源流は技術者の精神を持つ・・・奔流である。

 当時の開発者達は納得したのか・・・???



それは・・・メディアから見える領域でしかまかった・・・。



UC0086 某月某日



月面にあるアナハイムではAEUGの軍事行動で鹵獲した 

"伝説の機体"の後継機の解析に奔走していた。



"純血種の創造"



それはムーバルフレームの完成形といわれたニューガンダムの解析。



小型変形MSを開発しようとする軍需産業であるアナハイムの企業の方針に沿ったものであり大幅
な時間と開発コストの節約になった



月の裏側、地球側から見えないもう一つのアナハイムの第6区画の工場に於いては従来型の人型
の開発が地道に行われていた・・・空間使用に適したより効率の良いシステム。


その発想思考形体は・・・コロニー側の思想であった。



企業全体の方針転換と共に開発方向はMS用の手持ちの光学兵器の開発に振り向けられた
小型高出力の方向性を捨てロング・バレルの砲身を開発。

ソレを手持ちしても〜なお近接を可能とするMSの機動性の飛躍的向上を目指す

ロング・バレルには二つのセンサーが装備された・・・三人のTESTパイロットからは不評であった。

主な理由は〜前方視界が妨げられる・これ程の精密スコープが無くてもマトにアタルという指摘でだった。

経験地の高いパイロットならではの指摘ではあるがこのセンサーはMSの為には存在している為に却下された・・・。





更に・・・もう一歩踏み込んだ人の模倣である・・・。



月の裏側では兵装フレーム強化したGM改で実験が行われた。

サブ・フレームを追加すれど解決しない機体本来の剛性。



急遽、次の兵装実験機体が要求されたのであった・

UC.0086.12.31



File No.15



Satis-Faction



フィフス(大輪の如く咲くハズだった・・・Mk−U五号機)

Mk−Uは五号機まで存在した・・・。



フィフス(MK−U五号機)と呼称された機体は正統な系流の中でオリジナル・フレームを持つ

月の上空で兵装を交換中のシーンである。無重力であるが故に交換は容易である。



ムーバル・フレームは装甲を各部スライドさせることによりMSに機動性を高める

装甲とは・・・内部機械を露出被弾させない為に存在し人の動きを模倣するMSという兵器にとって
固定外装というのは人が・・・セラミック・ギブスを付けたギコチナイ動きでしかない。



一年戦争時の外部装甲(モノコック)を中心とした動きでは・・・

内部構造をある程度露出させる・・・被弾を前提として部位毎の交換を可能とし
第二世代MS

アナハイム内にあるもう一機のMK−Uと比較しても〜カラーリングの違いから受ける凶悪な印象は否め
機体強度が不足したGM改をフィフスに交換する・・・技術屋の理想であった・・・。。

"白い悪魔の伝説"は戦後も軍内部、民間メディアともに継続されていた・・・。



時折り、思い出したかの如く戦時の特集記事が電子メデイアを賑わす。



その意志を継ぐモノは・・・救世観音の如き高位な存在であろう・・・と。



戦後復興の七年間に至る経済的な逼塞感が・・・戦時の英雄を讃え奇跡の再来を願う・・・。

 経済的に潤いたい!・・・。

戦時の景気の良さをパンに飢え苦しんだ民衆が次に望むモノは・・・



世界平和ではなく個人の欲を充実であった。



 民衆は・・・忘れている



英雄は動乱のトキに現れる・・・

古今よりの定説であることを繁栄の中で忘れる・・・。



誰もがココロの中で囁いた言葉がやがて現実化する・・・ヒト意識に於ける意志疎通拡大



UC.0086.6.14



File No.16



望まれた伝説の継承

RX-178の持つ意味

グリプスと呼ばれた一つのシリンダーの一角でフィフスは夢を見ていた・・・。



自分を含めた五人の姉妹がコロニーの内壁を仮の地面と平行してジャンプを繰り返していた。



・・・花の咲く野原をスキップするがの如く・・・。



襲われる側と襲う側のチカラの差が・・・絶対優位性がモタラス・・・傲慢な優越感である。



正統な後継モデル 伝説の機体の持つブラッド・ライン。出自を明らかにすればキリがない位の賞賛がキカレタ・・・。



生まれイズル悩み・・・彼女はまだソレを思いつきはしない。

彼女等は・・・まだ・・知らない・・・その数奇で過酷な運命を・・・。

知らずに済めば・・・苦しまずに・・・・・・・・・・・。








フィフスは戦果のないままアナハイムに譲渡された



・・・グリプス戦役 前哨戦の中・・・

AEの試作MS三機と連邦軍内部で廃棄案が出ていた一機の試作MSがトレードされた・・・。



表面上はアナハイムの無償提供であった。



”フィフス”は加速を行いアポジモーター急制動を掛けつつ上方に機首を持ち上げつつあった・・・。

右手にはスマート・ガンと呼ばれるMSと同程度の長さがある試作兵器が装備されていた・・・。

"グゥゴン!・・・"右手の肩の付け根部分からコックピットに音が伝わる

"コレワ・・・金属がタワム・・・オト・・・ダ・・・。"

アナハイムで次の重火器として近接戦闘可能なロング・バレルが研究開発されていた。

高出力化を目指す光学兵器はレンズ収束率を上げる為にロング・バレルに至るのは必然。

企業全体が可変型MSの開発に動いている現在、変形の為にMS時の機体剛性を落とさざるを得ない状況の中、

実用試験機体GM改ではOSのアップ・データ以上に機体全体の剛性が不足していた・・・。









フィフス・・・月の裏側に降り立つ・・・。







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