常連客の皆様へ、そしてここにいられなくなった君へ
 さまざまな問題によって劇団運営に行き詰まりを覚えた佐藤は、ホームページにこのような文章を掲載した。(2000/04/20)
 すっかり更新作業が遅くなってしまったことを改めてお詫びいたします。
 ここ数ヶ月の間に非常にあれやこれやと問題がありまして、なかなか更新の作業ができませんでした。
 ようやくひとっとおりの問題にけりがつき、こうしてご報告となったわけです。
 なんでそんな状態になったかといえば、劇団CHAN'Tが解散寸前の状態にまでなってしまったからで、正直、ここ1年の間劇団CHAN'Tは数名の団員と有志のお手伝いとで劇団としての体裁を保ってきました。
 問題の根本をたどっていけば、簡単な人間問題のすれ違いでしかありませんでした。しかし1年前に問題が起きたとき、僕を含めた多くの団員はそれを冷静に確実に処理することができませんでした。誰の言葉を信じていいのか、誰の言葉に嘘を見つけなくてはいけないのか、そんな状態の中で僕は劇団を解散しようと思いました。事実、多くの団員は休団や別の集団を構成するという方法を選び、劇団を離れていきました。
 しかし、その中でまだ「やりたい」と言ってくれる団員もいました。「劇団CHAN'T」で芝居を続けたいと、「劇団CHAN'T」の芝居がやりたいと言ってくれる団員もいました。
 そして、僕は悩みました。
 事実、演劇をやる側ではなく、見る側にまわれば楽しめることは十分にわかっていましたし、やめてしまえば主宰として、脚本家として、演出家としてそして役者としていろいろな作業の中自分を、肉体を、精神を削られる必要もなくなるのですから。
 ―――ただ、悔しかったのです。
 起きた問題に対してきちんと終止符も打たずに、逃げていった(これは僕の感じ方ですが)連中がいたことに。
 僕は「好きな言葉」と聞かれると必ず「ざまあみろ」と答えます。人にできないことを平然とやり、ざまあみろと言いつづけることが僕の本懐なのです。
 僕は負けない、負けたくない。
 そして、再び芝居をはじめました。
 それからは以前の何倍も忙しい日々が続きました。その中で1999年度は「殉愛」と「イケナイコトカイ」という2つの芝居を行うことができました。そして劇団CHAN'Tにとって2000年代最初の作品となる台本も完成しました。劇団にも3人の新人が加わり、何とか8人の”団員”を集めることができました。
 これからです。
 このページの更新を気長にお待ちいただいた皆様には大変ご迷惑をおかけしました。ぜひ、これからの劇団CHAN'Tをご覧いただければ幸いです。
 そして、ここにいることができなくなった君へ。
 ざまあみろ
 僕はまだ止まらない。僕は走りつづける。

劇団CHAN'T 佐藤 武