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ウチのイマでシュウマツを
主宰ご挨拶
劇団CHAN'T主宰 佐 藤  武 
 ようやく寒さもゆるぎ、すごしやすい陽気となってまいりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

 劇団CHAN'Tもかなり遅い歩みではありますが、みなさまのご支援のおかげで、旗揚げから12回目の春を迎えることとなりました。劇団員一同心より御礼申し上げます。公演が予定通りに進めば1年2回、そうでないときは1年以上音沙汰なし、そんな劇団ではありますが、何とか往生際悪く続いております。今後とも「まだやってるんだ」と呆れつつ、温かく見守っていただければ幸いです。

 さて、今回の公演は、今まで一度も使用していない鳩ヶ谷市民センターという「ホール」をお借りしての公演でありまして、120席からある客席の何割が当日空席となってしまうのか…考えただけでも寒気のする公演であります。…ってこんな文章を読んだ暁には劇場に足を運んでもらえるだろうと勝手に期待するわけです。いやぁ、皆さん本当にあったかい!

 冗談はさておき、今まで約10年活動の拠点としてきた浦和の貸ホールが、区画整理の事情と大人の事情で使えなくなってしまいまして…ああ、どうしたらいいのかしら?とおたおたするしかできなかったというのが本当のところです。そんな中、たまたま個人的に知り合いとなった「鳩ヶ谷を面白くする会」さんがどーんとサポートをしてくれることになりまして、どうにかこうにか公演をする目処が立ったわけです。今回のお話をいただけていなかったら…と思うと本当にぞっとするわけですが。

 そんな事情から今回の公演は「はとがや芝居小屋第1回公演」という主催団体さん用の冠がついております。第1回ですよ、第1回。県南に「小さくてもキラリと光る鳩ヶ谷市」で新たに行われる演劇イベントのトップであります。華々しいぞ、えっへん。えー…今後第2回以降を行うためには…そりゃ、がんばらなくてはと劇団員一同きばっているわけです。

 また、その下には小さく「特別」公演と冠をしております。何が「特別」なんだ?確かに料金は今までと違うよなぁ(ちなみに今までは995円、今回は前売だと1,000円)。いやいや、そういうことではなくて今回の芝居はその目的が今までの通常公演と大きく違うのです。

 今回の公演を立ち上げる打ち合わせのときに劇団製作の石岡と確認したのは「どんな人にも楽しんでもらえる作品にしよう」という非常に大きな命題でした。―――ぱっと聞く分にはなんてことないことかもしれませんが、これはとんでもなくデカい課題だったのです。何しろ「どんな人でも」と言っているからには上は70歳、下は小学生までがわかって、楽しめるエンタテイメントにしなくてはならないのです。

 思えばそれは今までの公演で考えたこともないハードルだったのかもしれません。

 変な話、僕らの基本スタンスは「見たい人が見ればいい」というモノで、「見たくない人間にチケットを押し付ける必要なんざぁねえっ!」と息巻いてしまい、そのためお付き合いでチケットを買わされるような、今までの小劇場演劇に付きまとっていた問題を排他、いやまるで無視してしまっていたのですから。

 今回はチケット販売を「鳩ヶ谷を面白くする会」さんにお願いしておりまして…、それが故に、演劇を今まで一回も見たことがない人にも、何としても理解でき、面白いと言わせられる作品が要求される結果となってしまったのです。何で演劇なの?映画でもいいじゃない?幕間にポップコーンは食べちゃいけないの?…そういった言葉を芝居で封じてみせなくてはなりません。

 座付作家の相田は「もう俺にできることは終わった…」と言いますが、演出兼役者兼影の舞台監督兼劇団広報担当兼…ともかくトップの座に祭り上げられたオレのプレッシャーは、言葉では伝えきれない重い思いとなっているわけで。本番ギリギリまで悪あがきをしていそうです。すべてが「想定外」なのです。―――こんな必死な思い作った作品です。面白くないわけがない!って言い切っちゃった…。

「演劇は風にかかれた文字である」
ボクの好きな劇作家さんの言葉です。生で向かう合うことで生まれる奇跡がここにあります。ぜひその奇跡に立ち会っていただければ幸いです。

 当日劇場でお会いできることを心より楽しみにしております。それでは、
 
 PROFILE
佐藤 武 佐藤 武 【さとうたけし】
埼玉県鳩ヶ谷市出身。30歳。
高校時代は演劇部に在籍し、卒業後就職。
1994年に埼玉県南部地域の高校演劇出身者を中心とする「劇団CHAN'T(ちゃんと)」を結成し、主宰として翌95年に第1回公演を行う。以降12年間にわたり18回の公演を実施。役者としてのほかに作・演出も手がける。

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