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主宰ごあいさつ
劇団CHAN'T主宰 佐 藤  武 
 桜の季節です。例年から考えて特に今年は桜前線がかっ飛ばしているらしく、今の時点で桜のつぼみが緩みまくっているという話も聞きます。にしても、本当に日本人は桜が好きな人種だと思います。まぁ、人によっては桜が咲く=花見=酒を飲める、という非常にわかりやすい方もいらっしゃるようですが(笑)

 ただ、単純に「花を愛でる」ということより、桜の花のもつ「物語性」が私たち日本人の心を揺らすのかもしれません。外来種のような原色ではなく、ほのかに優しさを感じさせる薄ピンクの花、ひと時にそのエネルギーを昇華させんとする、見事な咲きっぷり、そして未練を感じさせない見事な散りっぷりこそが、日本人の美意識に合致しているような気がします。

 特に私たち日本人は「どう咲いて、どう散るか」ということに対して、他国の方以上に思い入れを持っているのかもしれません。それこそ、スポーツ選手の引退や芸能人の死亡、競走馬の引退にまで特別な感慨を持ってしまうのは、散っていく桜を見て胸を詰まらせる感情とどこか似ているのかもしれません。

 今回、この「はとがや芝居小屋」第2回公演のお話をいただいて、考えたのはこの「日本人の美意識」でした。前回の公演ではみなさんに演劇を身近に感じてもらい、楽しんでもらえるものにすることに重きを置きましたが、さらに今回はどう「感動的な、心を揺さ振るもの」にするかということを加えてみたつもりです。

 そういう意味で今回は前回よりも重たい内容かもしれません。ただ、単純に暗い重たい物語をやるのではなく、またドラマやコントと同じものでもなく、皆さんのこころにひびくような演劇として、興味深くご覧いただける作品になったのではないかと自負しているところです。―――といいつつつも「お前みたいな若造が何言ってんだ?!」と言われないかとドキドキでもあるのですが。

 ぜひ観劇後には、ご家族や友人とこの芝居を見ての感想、価値観、自分の美意識なんてものについてお話が交わされると幸いです。―――もちろん、難しいことを考えずに楽しんでいただければ、それで十分なのですが。

 本日は本当にありがとうございます。今回を機に皆さんに今後も定期的にお会いできるようになれれば幸せです。最後までごゆっくりお楽しみください。では、
 
 PROFILE
佐藤 武 佐藤 武 【さとうたけし】
埼玉県鳩ヶ谷市出身。31歳。
高校時代は演劇部に在籍し、卒業後就職。
1994年に埼玉県南部地域の高校演劇出身者を中心とする「劇団CHAN'T(ちゃんと)」を結成し、主宰として翌95年に第1回公演を行う。以降13年間にわたり19回の公演を実施。役者としてのほかに作・演出も手がける。

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