主宰ご挨拶
2015年も残り1ヶ月を過ぎました。皆様にとっての2015年は、どんな1年だったでしょうか?改めまして、本年も皆々様に本当にお世話になりました。劇団CHAN`T、いろいろなことはありながら、今作を含め無事3本(「需要と供給」、「女生徒」、「マカロニ」)の作品を送り出すことができました。日々のご声援、おうえんに改めて御礼申し上げます。

さて、ボク個人の2015年は本当にいろいろなことがありました。実はボクの今年はいわゆる前厄でして、新年早々厄除けはしたのですが、4月に職場の人事異動にぶつかりまして、これまで10年にわたり関わってきた職種から、別の分野の職場に異動となりました。いやぁ、40歳になって新しい分野というのは、新鮮ですけど、なかなか頭がついてこない。

ただ、そんなことを言っていられる感じではなく、毎日毎日がとにかく濃厚に過ぎていく感じで、いろんな人たちに出会い、場数を重ね、とにもかくにも、あわわあわわと1年経ってしまいました。幸い、いろんなことを学ぶことができ、その結果、いろいろ考えることもでき、今回の台本に繋がっている気がするので、それは結果オーライと思っているのですが。

そんな中、見つけたヒントの1つが「家族」だったりしています。今、この時代、いろんな家族がいわゆる世間にはありまして、それこそ出会いがあって、家族が増えて、さらには減って…どんな人にもその人、その人の持っているドラマというか、背景に存在する「家庭」「家族」みたいなものを考えさせられた。ボクにとってはそんな1年でした。

と、今年は結婚式のお招きも何度かいただき、出席させていただきました。それぞれ劇団員だったり、職場の後輩だったりしたのですが、彼らにもいろんなことを感じさせられて、もちろんそこにはそれぞれを知っているからこそなこともあるのですが、やっぱりカップルではなく、夫婦になるっていうのは大きな一歩で、「家族」への一歩なんだな、とそこでも思ったわけです。

あ、そういえばボクの上の息子が、今年成人しました。浦和にあるボクの大好きな行きつけの居酒屋に連れて行き、趣味の話だったり、仕事の話だったり、いろいろと話を交わしました。すごくそんな出来事も新鮮で、そして、そこにもやっぱり「家族」を考えさせられ、全ての道が今回の台本へと通じたような、そんな気がしています。

2015年、実は最大の出来事は、こよなく愛してきたこの小屋、pit北/区域さんが12月末で閉館となることかもしれません。初めての都内公演をした場所で、2011年の大地震を過ごした場所で、想い出が目一杯に詰まった小屋でした。改めてこれまでの我儘を聞いていただいた関係者の皆様に御礼申し上げます。その感謝こそ、今、この公演をする最大の理由だとボクは思っています。

本日はご来場誠にありがとうございます。ボクが今いる場所、今考えていること、そして、いろんなことへの感謝を込めて、盛大なお祭りを創りました。狭い客席でご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ありません。ぜひ、最後までごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。

では、
劇団CHAN'T 佐藤 武