Ever17

  発売機種   プレステ2
ドリームキャスト
メーカー KID
発売日 2002/8.29
 

レビュアー

点数

総プレイ時間

エミール

  85点

  25時間

水深51 mの海中に浮かぶ近未来の海洋テーマパークLeMU(レミュウ)。
突然の事故により、この施設に7人の男女が閉じ込められた。
苛烈な水圧にさらされたLeMUの隔壁は119時間後に崩壊すると言う。
この閉ざされた空間の中で、限られた時間の中で、脱出への道を探し続ける7人は何を想い、何を感じるのか…

本作品は、一周するごとヒロインを一人攻略するごとに少しずつ謎が解けて行き、全ヒロインを攻略したときに全ての謎が解き明かされるとゆうタイプのゲームである。
よってプレイヤーは同じシチュエーション、同じ事件アクシンデントに何度も遭遇することになり、シナリオは毎回ループすることになる。その同じシナリオを何度も読まされるとゆう、普通だったら欠点にしかならなそうなシステムを完璧に活用しきったことこそが本作品の最大の特徴だ。

2人の主人公の視点によって、1週するごとに少しずつ真相に近付いて行くエバー17のストーリーは、見えそうで見えない、分かりそうで分からない。
1週目でちょっと分かったような気になっていたのが、次の週ではそれがトンでもない思い違いだったと思い知らされ、
だったらもう一人の主人公であのヒロインを攻略すれば、あの時の謎が判明するだろうとかって考えていれば見事にスカされてしまったり、じらし方と煽り方が絶妙だ。
そうしてうまいことはぐらかされながらも、しっかりと関心を失わせないままに誘導されて来た最終シナリオで明かされる衝撃的すぎる真実…ループするシナリオの意味、登場人物の存在理由…その全てを知ったプレイヤーはとてつもない衝撃を受けることだろう。

ネタばれになるので詳しくは語らないが、とにかく本作品は、主人公が二人であること、選んだ主人公によって登場人物&攻略キャラが微妙に異なること、全ヒロインを攻略しなければダメなこと、この3つのシステム的な特徴を120%活かし切ったストーリー作りをし、パーフェクトなまでに調和させているところが凄い。
最後の最後、全ての謎が解けたとき、そのあまりに綿密に練られた設定に驚愕しないプレイヤーはいないだろう。

全体的なストーリー作りはパーフェクトと言ってもいい本作品であるが、全体的な調和にこだわりすぎたがために、細かい部分に若干の歪が出ているのが少々残念だった。
まずは海底に閉じ込められた、あと○○時間で崩壊、などとゆうせっぱ詰まった設定の割には今ひとつ緊張感が無い。まあ確かに、あの登場人物にしてあれだけ緻密な設定のストーリーを維持しようと思ったら、ヘタにパニック系の要素を取り入れてしまったら全体のバランスが崩れるとゆうのは分かる。それでもやはり、スリルと緊張感とゆうものは、サスペンス系の作品には欠かせないものであろう。もう少しスパイスを利かせていれば、より凄い作品になっていたかと思うと残念でならない。
また、登場人物の行動理由や心の動きについて、ちょっと強引と思える箇所がいくつか見受けられた。これについても全体のバランスを重視しすぎるが為に、ついつい細かい部分を殺してしまったのではないかと思う。
それによってキャラの魅力が削がれてしまうとゆう程のものでは無いのだが、もう少し細かい部分にまで気を使っていれば、本作品は全く隙の無いものに仕上がっていただろう。

EVER17…ここまで見事に複雑な設定と伏線を活かし切ったサスペンスストーリーには、完璧とゆう言葉が相応しい。


ってことで、筆者の一番好きなキャラ、これはもう倉成武しかいないっしょ!
あんさんカッコ良すぎまっせ!
一押しヒロインはとーぜんココ☆ 彼女には本当癒させて貰いましたよ泣かせて貰いましたよ(><
そんでもって次点は空☆頬を赤らめた顔が可愛すぎますです〜☆

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