レビュー/家族計画 (2010/1/4)

レビュー/家族計画 PCゲーム・PS2 製作/D.O.

生まれて早々に両親を亡くし、引き取り先の親戚の家で酷い扱いを受け、家族・人の繋がりと言うものに絶対の不信感を植え付けられたため、人に頼らず1人で生きることを良しとして来た20才のアルバイター青年:司。このやさぐれた主人公が、バイト先の新宿歌舞伎町で密入国中国人少女・春花を拾ったことに端を発し、奇妙な縁で出会った5人の女性と1人のジジイと共同生活をすることになる。家を持たない上に経済的事情を抱えた彼らは、それぞれの足りないものを補うために、「家族計画」を発動するのだが・・・

グラフィックや音楽、町の雰囲気と言った世界観的なものはよく出来ており、ヒロインもそれぞれ、イイ感じに尖った特徴を持っていて、見知らぬ男女が相集う「家族計画」という非日常空間についての演出は申し分無い。テキストについても、読み手を退屈させること無く魅力的な世界観をしっかり表現しており、本作品のゲームとしてのクオリティ部分については素晴らしい出来なのだが、ストーリー面に少々不満が残る。
本作品は、心に深い傷を負っている司が、家族計画を通じて心を取り戻して行き、やがて同居人のうちの1人と結ばれるというストーリーである。システムとしては、途中の選択肢によってヒロインの好感度が上がって行き、途中、一番好感度の高いヒロインのシナリオに分岐し、ヒロインそれぞれのワケアリ部分も補完されて行く構成となっている。いわゆるバッドエンドは無いらしい。

筆者はファーストプレイにおいて、メインヒロインの春花狙いで好感度を上げて行ったつもりだったのに、終わってみたら別ヒロイン真純のエンディングを迎えていたのだが、プレイ中、かなり最後の最後まで真純ルートに入っていることに気付かず、あれれこれで終わりなの?って感じに第1回プレイが終了してしまった。
2回目のプレイでは今度こそ!と、春花エンディングを見ることが出来たのだが、これまたやはり、イイ話はイイ話で感動的なんだけど、メインヒロインとの「恋愛」シナリオとしてはちょっと薄いかなと感じられた。
また、司がヒロインの誰かと結ばれると同時に「家族計画」は終了する訳なのだが、筆者的には、この家族計画の結末についても、もうちょっと何とかならなかったのかなと思う。

本作品のシナリオ構成において、ヒロインごとの分岐前の共通部分における第一テーマ、「家族計画」を通して司が心を取り戻して行くと言う部分については確かに面白いのだが、分岐後のヒロイン1人1人のシナリオが、ちょっと物足りないかなと思われる。筆者は5ヒロイン中2人しか攻略していないが、本作品の構成では、ヒロイン分岐ポイントがかなり後半になっているので、恐らくは他3人のヒロインも同じようなものなのだろう。
また、共通部分における第二テーマ、春花の謎についても、ちょっと適当過ぎる印象が拭えない。あまり細かくやり過ぎたら、第一テーマがボケてしまうという事情は分からないでも無いが、それなら、ヒロインごとに第一テーマメインのシナリオと第二テーマメインのシナリオに振り分けた方がよかったようにも思えた。

家族計画・・・そのタイトル通り、家族計画が発動している部分においての出来は素晴らしかったと思うが、それ以外の部分については、もうちょっと頑張って欲しかった。かなり惜しい作品だと思う



評価/★★★☆ プレイ時間20時間 真純・春花シナリオのみ終了

一番好きなヒロインは春花☆
寛にはマジでムカつきました(^^;


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↑のレビュー書いた後、末莉シナリオ終了。

全体の感想・評価に変更は無いが、このゲーム、結構カッコいい名言が多いなと思った。

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準シナリオ終了。
イイ話はイイ話なんだけど、やはり「準」シナリオとしては弱いかなと。
それから人の絶大な不幸が前提のイイ話ってのもなあ・・・
エロゲのシナリオにスレ過ぎてるのかな自分(^^;

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青葉シナリオ終了。

これは良かった。唯一、単独ルートに分岐した後も面白かったシナリオだな。

他キャラのルートは単なる補完解説に終始していたように思えるが、青葉シナリオはしっかり謎解きかつ創造になっていた。




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