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信念と向上心を持った天才が、苦労に苦労を重ねながらも不屈の闘志でリンゴ畑に奇跡を起こした話。 主人公の木村さんは、無農薬でリンゴを作ろうと思い立ってから、破産寸前あと一歩で自殺するところまで追い詰められながらも、10年かけて無農薬のリンゴ畑を作り上げた訳なのだが、それはやはり本物の天才が信念を曲げることをせず最後までやり通したから可能であったこと。木村さんの場合は成功したから良かったけれど、もしこれが失敗で終わっていたらどうなっていたことやら。勝てば官軍ですよほんと。 また、木村さんはもともと多才で向上心もある人であり、そんな天才が99%の努力と1%のひらめきを得たからこそ成功したってことも本書には書いてある。 誰でも努力すれば報われるとかって訳ではありませんし、努力とは、結果を出して初めて意味があるものです。 で、具体的に木村さんがどうやって奇跡のリンゴ畑を作り上げたかと言えば、10年間に渡る壮大なる実験と、何百冊もの書物から裏打ちされた膨大なる知識を駆使して、無農薬でもリンゴが育つ生態系を作り上げたって話です。農業って言うか自然とは、幾千幾万にも渡る植物生物微生物のバタフライ効果の積み重ねであり、そのバランスをリンゴが美味しく育つバランスに調整した訳だから、木村さんのやったことの凄さはハンパではない。奇跡と言ってもいいくらいだと思う。 評価/★★★★☆ |