美味しんぼ −名言集−

山岡のセリフは茶
栗田のセリフは紫
雄山のセリフは青


1  巻
味で勝負!! 日本の食通とたてまつられてる人間は、こっけいだねえ!
寿司の心 30点

確かに、ネタは最高、シャリも最高、だがオヤジ、肝心のおまえの腕が最低だ。

明日の午後俺につき合ってもらおう、おまえに本物のスシがどんなものか教えてやる。

山岡さんはここのおスシを食べる資格ないわねっ。このおじいさんは真心を握ろうと一生かけてやってるわ、なのに山岡さんはどう!? グータラで何にもしないで、えっらそうに能書きたれてるだけじゃないの!

俺は、ただ言わずにはおれなかっただけさ

おむすび、どうですか?
料理人のプライド ジャンルピック氏に…
ダシの秘密 女将を呼べッ!
野菜の鮮度 あんたが金も力もない一匹狼だった頃、巨大な金の力と権力を振り回している人間に対して、どんな気持ちを抱いたか覚えていますか? 

何も言いたくはない、ただ、あんたに野菜の活け造りをご馳走したいんだ。
舌の記憶 オヒョーオヒョオヒョー(栗田さんのばーちゃん)
2  巻
手間の価値 こんな店では何も食べちゃいけない、うまいとかまずいとかいう以前の問題だ!

この豚バラ煮込みは出来そこないだ、食べられないよ。

悲しい話です。有名になって堕落する方も悪い、しかし日本人も悪いんですよ。(周大人)
思い出のメニュー あーっ、ずるいぞォ、そんな美味しいスープを自分だけで味わうなんて! あたしにも作ってよーっ!
幻の魚 士郎、何だこの器はっ!! よくもこんな器をこの海原雄山の前に出したなっ!! こんな器で料理が食えるか、不愉快だっ!!
3  巻
土鍋の力 気のせいではありませんよ、純金の鍋なんぞを作って喜んでいるただの成金から、成長した証拠です。
料理のルール 情けない連中だ。慣れ親しんだわさび醤油の味にしがみついて、自分にとっての新しい味である血のソースの味をわかろうとしないんだからな、感受性が狭いんだ。

そして懐石料理の方がカモ料理より上だなどと言って喜ぶに至っては、料理愛国主義の発露とも言うべきで、こっけいでみっともない。
醤油の神秘 悪いのは我々自身なんだぜ、宣伝に乗せられて、本物の味がわからないんだから
接待の妙 アフリカの人たちも飢えてるかもしれないが、私だって腹が減る。(ケチ平)

アフリカの飢餓を救うための募金をしているんだろう、だったら今日の料理に金なんか遣わず、その分アフリカに送ってやればいいじゃないか!!(ケチ平)
肉の旨味 大きい人だわ、まるでセイウチみたい(花村さん)

ここはステーキ屋だろう、ステーキだけ早くドンと持って来い!(大南さん)
4  巻
酒の効用 私に喧嘩を売り続けて出世した男なんてあの男くらいのもんだ(大原社主)

何言ってるんですか、人間いつ死ぬかわからないんですよ、飲める時に飲んどかなきゃ
板前の条件 このあらいを作ったのは誰だあっ!

やかましい!腕の良し悪し以前の問題だ、こやつには料理をする資格がないっ!!

わあっはっはっはっ。
茶の味わい おうオッサン、ボロもうけした銭こはどこへため込んだんだよ、今度税務署の人間つれて、遊びに来てやろうか、ええ、おい。(田畑さん)
5  巻
青竹の香り どんなに立派な家建てたって、百年保つ訳じゃないだろうにさ。立派な竹林を維持する方が、よっぽどぜいたくだってことがわからないなんてまずしいねえ

あんた、一言多い性格ですな(板山社長)
技巧の極致 明石の鯛をうまく食べるには、明石の鯛のことを良く知る必要がある。それには、鯛と一緒に泳いでみるのが一番だと思わないかい。
臭さの魅力 こんな恐竜のうんこの化石のような汚らしいキノコが、何でキノコの王様だ、王様はマツタケだよ!!(大原社主)
牛なべの味 やはりスキヤキは肉の味のわからぬ者の料理だなっ!

これこそは牛肉を一番まずく食べる方法だろう。

士郎の奴……
もてなしの心 なんだか、ボクシングのタイトルマッチみたい(領子さん)

美食を芸術まで高める条件は、それは唯一、人の心を感動させることだ。そして人の心を感動させることが出来るのは、人の心だけなのだ。材料や技術だけでは駄目だっ!! それが分からぬ人間が究極のメニューだなどとぬかしおって、おまえには味を語る資格はないっ!
鮮度とスピード 機械にしがみつかないで、自前の体で走ったらどうなんだい。

ヘリコプターを使えばもっと鮮度が上でうまかろう。

へへ、もうどうでもいいや、今はただ眠くて
6  巻
卵とフライパン いや、これはオムレツとして失格だ。

このオムレツを持ってついて来いよ、本物のオムレツを食わしてやるから。

見事に焼けているわ。(花森さん)

私ね自分の作った物をお客さんが美味しいって言って食べて下さる時が一番幸せなの。それがうれしくて、こんなお店やってるのよ。(花森さん)
春のいぶき 日川さん、君が京都に来たのは、フキノトウと魚達に会うためだったんだよ。
真冬の珍味 ふん、たらこなんて上品な食べ物じゃないからね。食通の食べる物じゃありませんよ(食通の人)

大笑いだ。超一流どころか三級品だよ。こんなカラスミ有難がっているんじゃ、食通も聞いてあきれる。

値段で味が決まる訳じゃない。この季節にカラスミをそんなバカ高いお金を出して食べるなんて具の骨頂だ、一種のブランド信仰だね。
辛味の調和 じゃ、山岡さんもさめ皮でおろすといいんじゃないかしら!
日本のコンソメ かわいそうに、貧しい吸い物しか飲んだことないんだな。
牛肉の力 私はあの中からは選ばない、絶対に。あの囲いの中の仔牛は、全部牡だ。
7  巻
大地の赤 どうしてこんなに美味しいトマトが出来るのか、それはトマトだけが知っていることです。(農家の石山さん)

ふっ、旨いのはトマト自身の手柄じゃないか、作った人間が偉い訳じゃない。

その通りですよ、私達は何もしないのです、トマトがえらいのです。(農家の石山さん)
茶人といちご あんたは茶の心を理解していない、もう一度千利休の言葉を読み返してみるんだな。あんたには茶を人に教える資格はないよっ!
黄身と白身 きゃあ変態!(花村さん)
8  巻
飲茶 前編 ホフホフ熱い
SALT PEANUTS 前編 名言多すぎて書ききれません(笑)
愛の納豆 この味覚音痴のナメクジ男!(栗田さんの後輩)
ようもぬかしおったな、イノブタ女!!(その婚約者)
鮎のふるさと なんちゅうもんを食わせてくれたんや…なんちゅうもんを…(京極さん)

これに比べると山岡さんの鮎はカスや。(京極さん)
スープと麺 前編 そしてこの化学調味料の使い方のすさまじさときたら舌が麻痺するぜ!

ガイドブックをうのみにしてありがたがるなっ! 旨いかまずいか自分の舌で判断したらどうなんだ!!

さかきばら何とかという有名な食通の人がいるんですって!(家庭部記者の星村さん)

かわいそうに、年のせいで想像力も衰え、感性も鈍ったな。中華料理の権威によりかかって新しい食べ物について理解しようとせずに否定してしまうのは、想像力は衰え、感性も鈍った証拠だ!権威主義の固まりだ!!
〃 中編 ♪るん!

ニッコニッコ ウフ
9  巻
ハンバーガーの要素(前編) 味覚音痴のアメリカ人の食べるあの忌まわしいハンバーガーを!!

私には、こんな下卑た食い物の食べ方は分からん。
〃(後編) 全く…アメリカ人好みのあさましい食い物だ…

見ろ!!手が汚れてしまった!! 中川!!二度とこんな物を私の食卓に出すなっ!!

こんなものは美食倶楽部の客の口に合わん、漬けたお前が責任とって始末しろ、いいなっ!

実にくだらん…こんなハンバーガー屋などとっ…
食べない理由(前編) 稲森社長をギャフンと言わせる計画がまとまったぜ。
〃(後編) も、もちろんですよ、アフリカに寄付しようと思ってたんです。
5年目のパスタ あなたの料理の方が美味しいと言い張れたのに…あなたは立派な方ですね。

おおきに(木崎)
日米味決戦 アメリカと言ったら味覚の砂漠じゃないか、ハンバーガーとフライドチキンしか食べる物の無い国だ。(大新つけもの本舗の社長)
最高の肉 余計なお世話ですっ、私は男なんか大嫌いですっ!
新妻の手料理 チーン、お待ちどおさま。
10巻
横綱の好物 その満座の中で大原社主を笑い倒して、赤っ恥かかせてやろう。今夜が楽しみだ、わあっはっはっはっ!
ペンションの名物 象のお尻だわ。(栗田さんと三谷夫人?)

美味しいうどんを作るには、おばあちゃんのやさしさが必要なんだ。(力屋さん)
キムチの精神 このキムチは辛すぎる(大韓書籍の金社長)
古酒 素晴らしい文学を生んだ国には素晴らしいスピリッツがある。ロシア文学とウオツカ、フランス文学とコニャック!イギリス文学とウイスキー、アメリカ文学とバーボン!(文芸評論家の古吉さん)

西洋かぶれのインテリってのも情けないぜ!
おせちと花嫁 何がメンツだい!現役時代、関脇が最高位のおまえさんが、横綱の若吉葉になに威張ってんだい。(おかみさん)
潮風の贈り物 男は愛されるところに価値があるんじゃない、愛するところにあるんだと言ったでしょう。(良三)
フライドチキン フライドチキン目当てで通ったんじゃない!おまえが目当てだったんじゃないか!(松川さん)
11巻
真夏の氷 氷の味!出たっ、通っぽいことば!!(三谷夫人、田畑さん)

ああ…十万年の年月が溶ける音…神秘的ね。(栗田さん?)

これでまた、我々は大事な宝を失った…

いいえ…私は楽しい思いをしたと思います…(栗田さん)
トンカツ慕情 トンカツ食べれば元気になる、食べとくれよっ!(トンカツ大王の中橋さん)

なあに人間そんなにえらくなるこたあねえ、ちょうどいいってものがあらあ。いいかい学生さん、トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。それが、人間えら過ぎもしない貧乏過ぎもしない、ちょうどいいくらいってとこなんだ。(トンカツ大王の中橋さん)
12巻
暑中の味 かわいそうに、本当に旨いおかゆを食べたことがないんでしょう。
老舗の身上 こんな時にしか、役立たないと言うのよ!(田畑さん)
〃(後編) そうなんだ、形だけ有機農法でも駄目だ。
日本風カレー(後編) ほら、コロッケ買ってあげるからさ!

ガオオーッ!(中松警部)
熱烈小籠包 この店は、不誠実でいいかげんな店ですね。

これは小籠包ではありません、ただのクズです!

一緒に来てください!今度は、俺が本物の小籠包をご馳走します。
非常食 会社の社長とか言ってたけど、これっぱかりのことで身勝手に騒ぎ立てる男じが社長じゃ、その会社危ないね!

あんたみたいな男を社長にもった社員はかわいそうだな。社員はみんな、あんたがこのまま吹雪に埋もれちまって出て来ないことを願ってるんじゃないの?
13巻
激闘鯨合戦(1) なんだこの刺身はっ!こんな物が食えるかっ!

ふん、とても食えないのは、無知と傲慢の固まりの人間の方だよ。
〃(2) 他国の食文化を、自分達の食文化と異なるからといって野蛮と決め付けるのは、それこそ野蛮な行為なんじゃないか?

うむ…仏教ではそのことを、業と言うな。(京極さん)
〃(3) 彼らはたとえ鯨がたくさん増えて、アメリカから日本までの海を埋めつくしたとしても、鯨は絶滅しかかっていると言うでしょう。

日本叩きはいいビジネスになるんだよ。(名無し)
〃(4) 大の虫を生かすために小の虫を殺すなんてことですますなら、並の政治家でもできることですよ。大の虫も小の虫も生かす、それでこそ大政治家でしょう!?
〃(5) 吉田さん心配いりません、セミ鯨のヒゲはアメリカから買えますよ。
料理と絵ごころ 絵画の稽古をして描く技術だけは上達しても、中味はまるっきりカラッポだ。こんな画を、「芝浜」の若旦那が描いたなんてことが世間に知れたら、誰も「芝浜」に行かなくなるぜ!!
柔らかい酢 ああ、しつこいっ!なんで本当に毒を飲ませちまわなかったの!? 言ってくれたら青酸カリくらい用意したのに!

本当だよな…愛してなかったら、とてもじゃないけどあんな汚らしいじじいと一緒にいられないもんな。
あわび尽くし 金もうけのためには、どんな大事な物でもどんどん切り捨てる。いやあ、局長は経営者の鏡ですよ!!

谷村部長は水貝だけの方じゃありませんよ。天プラにしたって、乾物にしたって、ステーキにしたって味のある方です。
14巻
北海の幸 とんでもない!わが沓形漁協に限ってそんなことは起こりえない! …とは言え、 何万枚もの昆布の中に、一枚くらいウニの穴あき昆布があっても、愛嬌つうモンっでないかい?(沓形漁協の人)
ビールと枝豆 私の心が通じなかった…ただそれだけです…(盛沢さん)
ぼけとつっこみ 要するに、どじょうは、それ自体だけでは味覚の世界で一本立ちできるスターではないということだ。 どじょうはごぼうに出会えなかったら、自分の味を引き出せなかったろうし、ごぼうもどじょうに出会って、初めて本来の力量を発揮できたんだ。
母なるりんご くそっ…なにがアップルティーだ! こんな人口的な気持ち悪い香りを紅茶の葉っぱにつけやがって!(母親に捨てられた?青沢悟さん)
ポテトボンボン おいしくってオッシャレーッ♪(手書き太文字w) (栗田さんの後輩の女子大生)
レモンと健康 足腰を、鍛え鍛えてガンで死に
椀方試験(前編) なんという混み方だ! 必要もない連中が車に乗るからだ!! 馬鹿どもに車を与えるなっ!
〃(後編) もうっ、悪党!

しかし不愉快な…士郎の奴めが…
15巻
究極vs至高(前編) さんざん悩んだが…昼飯は「豚勝亭」のカツカレーにしようっと!
〃(後編) 人の心を感動させるのは唯一、人の心をもってのみ出来ることなのだ。 それを忘れて、「究極のメニュー」とやらを求めてみても、それはただのグルメごっこ、悪質で愚劣な遊びに過ぎない!!
家族の食卓 さあさあ、お酒でごまかしに参りましたよ。(西野夫人)
下町の温もり 自分の財産を自分で数えられるくらいなら、本当のリッチマンとはいえませんよ。(成金社長)
16巻
五十年目の味覚(前編) 本当に…このビール美味しいですか? いや、あのそれ以前に…これは…ビールですか?(坂村さん)
〃(後編) いったい、この日本はどうなってるんだねっ!! 大メーカーが競って、まがい物のソーセージと、まがい物のビールを売りまくっている!!(坂村さん)
鯛勝負!! 山岡さん。海原さんも、きっと今までに何回も今日の山岡さんと同じような失敗を重ねて来たんやないやろうか…材料自慢、腕自慢…その結果、真に人をもてなすことができなかったことが海原さん自身何度もあって、それで辛い目に会うたんや…自分自身の経験をふまえての、海原さんの叱責の言葉なんや。わしはそう思う。(京極さん)
対決!!野菜編(前編) 鳥も食べない、虫も食わない無残な野菜…そう考えると、この一面に青々ときれいな姿で広がる野菜畑が、不吉で気持ち悪い物に見えてくるわ。(大原社主?)
〃(中編) お前とは親子の縁はとっくに切ったはずだ!! 私にとってお前は、せいぜいのところ路傍の石にへばりついているクソ虫にすぎん。 お前みたいな目ざわりなクソ虫を徹底的に叩き伏せて、二度と世間様に顔出しできなくさせてやるためだ!
〃(後編) このカブは素晴らしいから、持ち味の50%を引き出しただけでも美味しい料理ができる。だが、50%しか引き出せないのでは料理の負けだ。
飯の友 もっと「飯の友」はないのかっ!? うんと腹一杯食っとかんと、米の輸入自由化促進派と闘う力が出んわいっ!(角丸副総理)
17巻
餃子の春(前編) なるべく大勢の人に、栄養があって美味しい物を安く食べてもらいたい…食通の先生方をうならせるような特別な美味しさを求めるのはやめよう、普段着の美味しさで満足しよう…(故・山脇さんの奥さん)

餃子、餃子、餃子、餃子…皮はシャッキリシコシコ…かむと美味しいおツユがピュッ…

餃子だっ!! 餃子のUFOが地球を攻撃に来たっ!!
エイと鮫(中編) 私の食べっぷりを見て分からないのっ!?(映像作家の房元さん)
〃(後編) だから、まあ…私の作品の代用品に先生の皿を… 

はい。最高のエイ料理、差し上げましょう。
18巻
生肉勝負(後編) …兄弟か…いいな…
猫とマーマレード なるほどね…あなた方は猫ちゃんにはずいぶん気を使っているようですが、人間にはぜんぜん気をつかっていませんね。 このマーマレードは毒薬も同然ですよ! こんなものをお客に出すなんて!
丼の小宇宙 三ツ葉がなければ、親子丼は作るなと言いたいくらいだ。
不器量な魚 うーぬ…本当に怒ったぞ!
ドライビールの秘密(前編) スプーンを舌にべったり押し付けて、離してみてください。(山岡)ああ同じ味がする!(板山社長)すっぱいような平坦な味だわ!
〃(後編) ICの技術や、自動車のエンジン技術なんかなら、いくらでも企業秘密でかくせばいいさ! だけど、消費者の健康にかかわる食品については、企業秘密なんて認める訳にはいかないよ!
焙じ茶の心 そんな悲しいことを言わないでちょうだい。あなたには人の心が分からないの。(山岡母)
19巻
食は三代?(後編) しかしあんたがなんと言おうと、この二つのソースは同じ味だ。

山岡さんと一緒でよろしければ。
20巻
蒸し焼き勝負(前編) 野良犬の一匹や二匹ひき殺したからといって、いちいち私の車を止めるな!
〃(後編) 士郎、お前はどうやら塩蒸しの技法を思いついただけで有頂天になり満足してしまったようだな。実はそこが始まりだったのに、お前は終点だと思った。
カニカニ大合戦 マッド・クラブ?気のふれたカニ?
カキの料理法(前編) 私を殺したら、お前の店の味が上がるとでも言うのか? では殺してみるがいよい。

今日の場合もそうだ。私に二度と会えないと思えば、その材料を一番美味しく食べられる料理法を見つけだす。それが本当に人をもてなす道だと思わぬか。 では聞くが、生ガキがカキの一番美味しい料理法か? オードブルに生ガキ、生ガキにレモン、決まりきった一皿ではないか! ここには真心を込めて人をもてなそうという真摯さも、新しい味を発見しようとする気概もない。世界中のうまい物を取り入れて、新しい味を発見するなどと能書きは立派だが、最初の一皿で馬脚を現しおった!
21巻
新しい企画 でも私、山岡さんがやる気になったの初めて見たのよ。せっかくやる気になったんだから、あの企画に取り組ませてあげたい…
禁断の鳥 きみはいいのかね?山岡くんの味方しないで…(トミー)
挑戦精神 挑戦精神だって…ようし、挑戦させてやるぞ…

味噌と白菜と米の飯!日本人はなんてまずしいんだ! こんなものが、死ぬほどうまいんだからなーっ!(近城さん)
日本の根っこ しかし…これだけ美味しいフランス料理が食べられるなら、パリへ帰る必要ないですね。
辛し明太子 大新聞社の編集局長さまの大好物の辛子明太子を、フリーのカメラマン風情の俺が嫌いだと言ったのが気にくわないんだろ?(近城さん)

ご飯が欲しくなるう。(二木さん)
命と器 こちらは、二都銀行の会長の二木さんだ。(陶人)
へえ…えらいんですねえ。

この大馬鹿もの!この皿は古備前の名品だぞ! それを割ってしまいおって! この皿一枚ほどの価値のないおまえが! 死ね!死んで償え!

なにが人間国宝だよ、芸術作品だよ。もとはと言えば陶人のじいさんがドロこねまわして焼いただけじゃないか。そんな物が、人間の命と同じ価値があるというのかよ。 

それにソバガキってのは栄養があるんだぜ、麺にのばしてゆでてしまうソバよりもずっと蛋白質が多いんだ。こんな素晴らしいソバガキを作るようになれたってことは、この茶碗、お茶を飲むのに使ってるより、ずっと出世したと言えるんじゃないの?
22巻
豆腐勝負!!(後編) 先生、汲み出し豆腐に勝てる料理、教えて頂けません?(おチヨ)

…士郎に言っておけ。一番うまい豆腐は、やはり豆腐なんだと。
23巻
甘味と辛味 こら!このケダモノ!
カツオのたたき ふふふ…士郎、高知で恥をかいてみるか。
真夏のソバ ほーら、きみたちの一番嫌いな物を持ってきてやったぞ!(オーストラリアのラグビーコーチ)
24巻
カレー勝負2 私、カレーパン大好き! こんなの発明した人って、天才よね!
〃7 100円の指輪でもいいの!(二木さん)
〃9 よいか、カレーの真髄とはなにか!材料に変わった物を使うことか!?豚の代わりに、牛の代わりに、蟹を使うことか! そうではあるまい! カレーの真髄はスパイスだ。いかにスパイスと材料を取り合わせるか、それがカレーの真髄だ。ありふれた材料である豚肉を使って、味と香を重層的に構築してみせる。これこそがカレーの真髄というものだ。
25巻
対決!!スパゲティ(中編) 中堀さん。あんた、スパゲッティに愛着を感じていないんだねえ…
〃(後編) へへへっ ふふふっ
初もの好き ボージョレ・ヌーボーみたいな物を本気でうまいと思っている人なら、説明するのもむずかしいと思って…
スイトン騒動(後編) こんなに美味しい物を作る中国に戦争をしかけた結果、日本はまずいスイトンを食べるはめにおちいったんですからね。(スイトン屋の人)
いわしの心 俺が二木会長の申し入れを受け入れることは、他人に飛ばしてもらった飛行機から落下傘で宝の山に飛び降りるようなものです。それではどんな宝物を手に入れても、ここの主人の抱いている達成感は得られないでしょう。
年越しうどん 私は不幸にとりつかれた女なの。あの人は私にとって一番大事な人。だから一緒にいてはいけないのよ。(冬美さん)
26巻
グルメ志向 日本のグルメブームがこんなに浅薄になった理由は、売り上げをのばし視聴率を稼ぐために、面白おかしくあおり立てたジャーナリズムと、食品産業のお先棒をかついだ、御用評論家の声が大きかったからです。真剣に食文化を論じ、食べ物が真正であることを訴える者は、あまりに少なかった。それに対し、桜田さんあなたは何をしてきたんですか?
菓子対決!!(後編) 駄菓子の甘さの基本は干し柿である、干し柿の甘さを超えてはいけないのだ(仙台の有名な駄菓子屋の主人)
江戸の味 いいなあ女の人は。俺も妊娠したいなあ。
世界を包む さっそく日米協力実行のときがきましたな!(アメリカのジャーナリスト)
カレイとヒラメ 僕はカレイなんだ。見た目は同じでも、僕より良い大学を出た奴はヒラメだ。カレイはヒラメより低く評価されるんだ。(大原社主の孫・公一くん)

お祖父さん子お祖母さん子は三文安いってことわざ、知ってます?
27巻
究極の披露宴(前編) すごいなんてもんじゃない、正気の沙汰とは思えないね。こんな愚劣なことをしなければ思い出を作れない人生なんて、なんなのさ。

今度の対決がなくなると、山岡さんが海原さんに勝つ機会がひとつ減るので困ります!

くそっ…栗田さん今行くぞ!
〃(中編) 肉桂の香りがうまい具合に、桜の花とサクランボ酒の二つの香りを結びつけてくれました。色といい、香りといい、全体にウキウキと心の浮き立つ楽しい飲み物が出来上がったと思います。

ではあるけど、日本人にとって桜の花は特別の意味を持つ。塩づけの花が手に入るなら、たとえ季節外れでも、祝いの場に桜の花をかざりたいのが心情だ。
素直な味 そりゃそうさ、気難しげな男が包丁持って立ってりゃ、逃げ出す客だっているさ!

ユバは、私は日本料理の材料だから、グラタンソースと合わせるのは辛い…とかなんとか言いそうだけど、言わないんだよな。

うるさいわね! 座ブトン作った本人が言ってんだから、間違いないわよ!(荒川夫人)
28巻
長寿料理対決D 私が笑ったのは、あなたがあまりに滑稽だからですよ。なぜなら、あなたは自殺と長生きを両方願う愚か者だからです。

政財界の大物だと?下衆な根性をさらけ出しおったな。この海原雄山、天が下に恐れるものいっさいなし!ただ自らの芸術の完璧ならんことを追及するのみ。

きさまごとき、リゾート開発などとぬかして国土を食い荒らして浅ましく肥え太った寄生虫になにができるか、やってみろ!
〃E 栗田くん…ダメじゃないか。いや、きみを責めるわけじゃないが…ただそのなんだ…トンビに油あげをさらわれたらつまらんだろうが…(大原社主)
〃F 禅宗の高僧には高齢者が多い、禅宗の僧侶は粗食だ…したがって粗食こそが長生きのための食事である…唐山陶人翁は言いたいのでしょうが…その唐山説は間違いです。一言にして言えば、非科学的、無知無学ゆえの誤りだ。

山岡さん、もっとやれ!(ニ木さん)
29巻
フランス料理とラーメンライス 当たり前じゃないか、料理屋とは楽しむところで、苦しむところじゃないもの。

フランス料理の店に連れて行ってくれた男の人は、今まで大勢いたわ。でも、ラーメンライスの食べ方を教えてくれたのは、平川さんが初めて。私、ラーメンライス大好きです。(お嬢様の季理子さん)
30巻
大食い自慢 これがおヒツ茶漬けよ!(トミーの親友の甥、土田さん)

ああ旨い!旨すぎて死ぬう!(トミー)
成り上がり(前編) なに言ってんの!相手は前途洋々たる億万長者よ!世界的な大物になる男よ! その男が栗田さんに気があるってのに、なにをためらっているの!(荒川夫人)
〃(後編) 山岡さんらしくないじゃないの!人を助けるのに義理だの理由だのそんなものが必要なの!? そんなケチくさいこすっからいことを言わないのが、山岡士郎という男だったんじゃないの!? あいつめ…人の気もしらないで…もうあんな奴…
野生の味 よおし!あんな男、二木マリ子にやっちまおう!(荒川夫人)
イカメシ 栗田さんは本当に好き嫌いがない。美味しい物ならなんでも好きだ。ラーメンの出前っていうのもね、どこかの店から取れって言ってるんじゃないよ。あんた料理するの好きなんだろ、それなら自分でラーメン作ってやればいいじゃないか。
鮭勝負!!(前編) デートなんかじゃないわ!お食事を一緒にするだけよ!
そういうのデートって言うんじゃないの?
違うわよ!

大事な仕事から私をのけものにして…私なんか必要じゃないのね! 山岡さんの心が、これでよくわかったわ!

変だなあ…どうしたんだろう…胸がうずく…

宣戦布告なしの実質的な戦争状態というやつだ。(小泉局長)
〃(中編) 皮の厚さが一尺もある鮭がいたら、百万石と取り替えてもよい…(昔の殿様)
〃(後編) 昔から鮭は生で食べてはいけないと言われてきた。それならそのタブーに挑戦したかったからですよ。
31巻
鍋対決!@ ヒラメがシャッキリポンと、舌の上で踊るわ!
〃A ノ貫先生…見事なお人やな…相手の人間の社会的地位なんか、ノ貫の目にはうつらんのや。(京極さん)

やかましいじじいつぶして、じじい鍋でも作ってやろうか。

たかがお茶じゃないか…同じことだぜ…たかが鍋じゃないか…
〃B これが究極の鍋料理だなどと言って、松葉ガニの鍋なんか出すと、それぞれの郷土や家庭の鍋料理に強い愛着を持っている人に、不快感を抱かせてしまうのではないでしょうか?

私、行きます。
〃C たかが鍋だ、遠慮するなよくつろいで食べてくれ。もったいぶらずに、そう言える鍋であるべきです。

決まったやり方も作法も押し付けない。心のすみずみまでくつろいでもらえる自然体。それが鍋料理の真髄だと思います。

キョトン(ノ貫)

ところが究極の鍋料理、もてなしの心を極めたとほざいたが、そのもてなしの心たるや、ノ貫先生のおもてなしの心とは大違い。こだわりだらけ大濁りに濁っている。
〃D ボー・・(名無しキャラ) 
皆声も出ない… 
あまりの美味しさに言葉を失ってしまった…


まず究極側は、鍋料理の本質を心得違いしている。鍋料理はいっしょに食べる人同士がくつろぎ、心を通い合い親しくなれる、またそのための料理だと言う。しかし、それならなにも、鍋料理に限ることではない。バーベキューでも、花見、月見の宴会でも、はたまた一本のヤキイモを分け合って食べても、心はなごみ親しくなる。だいたい人と人とが心を通い合うのに必要なのは、鍋料理がいいかバーベキューがいいかなどという技術論ではない。それこそもてなしの心なのだ!

お二人の気持ちはわかるが、仏心の前では、マツタケもシイタケも松葉ガニも豚のヒキ肉も同じじゃよ。高いの安いの言うのは市場の原理じゃろ。仏の目には皆同じ。(ノ貫

お二人は、もてなす心と、相手に気に入られようと媚を売る気持ちとを、取り違えたのではないかな。あれもこれもととりそろえ、誰の趣味にも合うようにできているが、もてなされる方はうんざりする。それはお二人の心が見えないからじゃ。(ノ貫)

一方、海原さんの料理は単純明快、これ以上の物がない美味しい鍋料理を食べさせてやりたい、その心がみなぎっている。 我々はその海原さんの世界を見せられて、さあどうぞと招かれる。そこにはいっさいの媚がない。自分の裸の心まで広々と開いて、そこに招いてくれる。それが真のもてなしじゃ。(ノ貫)

黄金の茶室が、しみじみ落ち着いて素朴に見えることもてなしもあれば、ワラぶき屋根の草庵が鼻持ちならぬ虚飾と媚に満ちて見えるもてなしもあるぞ。(ノ貫)
32巻
お見舞いのキメ手 私、今度の土、日に、団社長と山口に行くわ。

冗談じゃありませんよあ、あんな男。(荒川夫人)

こっちからふってやったんです。(三谷夫人)

今のこの気持ち…最高…
野菜今昔物語 俺は美食家とかいう人も苦手だし、環境保護運動家という人も苦手だな…
新・豆腐勝負(後編) 私は少なくとも勝ったとは言えんな…こんな日が来るとは…士郎の奴めが…
33巻
塩梅(前編) 以前にもこんな変な気持ちになったことがあったなあ…

くそ! なぜこんなに不安で淋しくてイライラしてんだろう?

で、でも…この変な気持ちはそれじゃあなんなんだ。

寿司なんかくちゃくちゃ食ってちゃ味なんかわからねえ。喉を通る時に、味がわかるんでい。
〃(後編) せっかくのうまい寿司が、おまえたちみたいなガサツな連中と一緒では楽しめん。
魅惑の大陸(前編) あれだけ言ってもわからないの?団社長も近城さんも本物のダイヤモンド。それにひきかえ山岡士郎なんか、道端の石ころじゃないの!(荒川夫人)

ダイヤモンドが似合う人と、似合わない人がいます。私にはダイヤモンドは似合わないと思います。
〃(後編) 不公平ではありません。海原先生と山岡さん栗田さんの力量の間には大きな差があるのは、今までの対決を通じてはっきりしています。これくらいのハンディキャップをつけないと、「至高」と「究極」の対決は面白くない。(団社長)
包丁のない家庭 いいですよ。俺の記事に変な文句をつける奴は、出刃包丁でズタズタにしてやる!
34巻
兄のトウモロコシ それにいざとなったら、会社なんか放り出して、おまえと二人でトウモロコシ屋をやろう。(団社長)
サラダ勝負B そこなんです。人間は牛や羊とは違う。(岡星)
〃C 生野菜を食べるのに、これだけ多種多様のドレッシングを必要とするのは、人間が生野菜を、本質的に好きではない証拠だと。
〃D そんなに無理してまで、レタスやセロリを食べることもない。生で食べてうまい野菜を食べればいい。その答えがトマトだ。

あら、放っておいて。私がボーイフレンドとなにを話そうと自由でしょ。
35巻
栗騒動 人の好いサギ師じゃないか…
36巻
キノコの真実 この馬鹿野郎さまめ!局長が怖くて郵便局へ行けるかってえんだ! 小泉のアホタレはこう丸めて、グチャグチャにふんづけて、新聞紙にくるんで、燃えるゴミの日に出しちまう!(トミー)
日米コメ戦争B みなさんにお尋ねします、山岡が何か間違ったことを言ったでしょうか、山岡が言ったのは全部真実ではありませんか。
〃D こうしてハンディキャップをもった猿を生ませ、ひいては人間にも同じ被害を与えかねないこんなコメ作りが、日本人の心と深いつながりがあるというなら、いったい日本人とはなんだ。金のためなら同胞の健康を害することも気にしない、ケダモノ以下の存在じゃないか。なにが芸術だよ!
37巻
努力の和三盆 よくも栗田さんの純情を、踏みにじるようなマネをしやがったな!(荒川夫人)
激突 アボリジニー料理!!(前編) 捕れたばかりのピカピカ光るイワシを素早くしめて手まり寿司に握ると、顔中が笑顔になるほど美味しいものですが、接客のお客様には、イワシみたいな下魚を出して、馬鹿にしたと怒る方もいらっしゃいます。(岡星)

こんな食生活の世界があったのか…(岡星)

う、うむ…なんだか興奮してきたよ!(岡星)
〃(中編) ふん…個人的に礼を言われる覚えは無いな。あれは国のためにしたことで、栗田ゆう子のためじゃない。

アボリジニーの料理には技巧がないようでいて、最初は薪の炎で直に焼き、次に炭に近くなった熾火で焼くというような、巧まざる技巧が使われている。私の料理法は技巧を凝らしているように思われるかもしれませんが、料理の味をこわさず引き出すのが目的だから、行きつくところはアボリジニーの料理と一緒です。(岡星)
猫ふぐ争議 だから私は先方にカウンター・パンチを入れたでしょ、とどめを刺す名誉は山岡さんに譲ってあげるわ。
本物志向子供編 それに比べてここある食べ物は、身体にはいいんだろうけど、気持ちを弾ませてくれないじゃん。(ヒトシの友達)

人間はパンのみに生きるにあらずって教わったわ。栄養一点張りで楽しくない物は、食べたくないわ。(ヒトシの友達のギャル)

チッチッチッ、何もわかっちゃいないね。どんな演出も本物にはかなわないってことさ。今食べたのは時代遅れなんかじゃない。昔から食べつがれて来たってことは、いつの時代の人間にも好かれるってことだろ。本物ってことじゃないか。(ヒトシ)
生きた宝石 生きた宝石を食べてるみたい。なんてゼイタクなんでしょう。(ダンサーの港かおりさん)
アルカリ性食品の真実 本当よねえ!この男、なんでも反対すればかっこいいと思ってんのよ!(三谷夫人)

さあて、油ギタギタの肉をむさぼり食ってくるかな。
38巻
ラーメン戦争@ そんな奴はおとなしく会社の重役やってりゃいいんだよ!(山岡)

お客は正直だね。これじゃこの店で、閑古鳥が鳴くのは当たり前だ。(山岡) なんてひどいこと言うの!(荒川夫人) そうだ、あんまりじゃないか!(荒川さん) ああそうですか、お世辞を言わせるために、俺をこの店に連れて来たのね! ああ、素晴らしいラーメンだこと!(山岡)
〃A 日本人はなぜこんなに、ラーメンが好きなんだ。

ラーメンは地球を救う!(長井さん)

流星組のラーメンはとても美味しい。かないません。終わり。(コンピュータ)
〃C プッツリ、プッチン、モチモチプッチン、そしてシコシコの四通りある。(麺の人)

ああ、我を忘れてシコシコシコシコと、ああ…(麺の人)

ラーメン界のスフィンクス!(みんなw)
〃D そうよ!あんたみたいなグータラででたらめで心底情けない人間に、私の亭主を情けないなどと言われて、たまるもんですか!(荒川夫人)
〃F ふん…ちょっとこの近くを通ったら、昼間の話を思い出してな。ただの偶然だ。
〃G もう一度、流星一番亭の味と自分たちの味とを、比べてみることだ。

確かに海原雄山は、究極と至高のメニューの対決の時は敵だけど、それ以外の時には敵だなんて思ってないわ。尊敬しているわ。

尊敬出来るような敵を持つなんて、素晴らしいことじゃない。軽蔑にしか値しないような人間を相手にして、自分の誇りをかけるような勝負が出来ると思う?

そんな者は、私にものを教わる資格はない。帰れ。
〃H 私、ラーメン屋でラーメンを食べている人を見るたびに、考えてしまうの。みんな暗い顔をして黙々と食べているわ。食べる楽しみを享受しているとは思えない。何か罰でも受けているみたい。そんな思いをしてまで、なぜラーメンに引かれるのか。それは何か、とても暗い情熱に突き動かされているからじゃないかと思うのよ。

まったく、いい迷惑だった。
39巻
ビワの呪い シャクシャコ ジュルジュバ
長良川を救え!!(中編) へえ、長良川と釣堀と、いったいどう違うと言うんですか? この川で生まれ育ったのではない鮎を放流する、それを釣る。これ、釣堀とどう違うんですか?

あれは…あそこに見える巨大で悪魔の要塞のように見えるものは…?
あれこそ長良川を殺すもの。長良川河口堰!(鮎子さん)
〃(後編) そうよ、あれは葦山と言って、川に棲む生物にとってとても大事なの。鳥も魚も昆虫もあそこで卵を産み、子育てをし、隠れ家にする。 建設省のお役人には、ブルドーザーでつぶしてしまえばいい、無価値な葦山かもしれないけど、長良川の生物たちにとっては、かけがえのない家なのよ。(鮎子さん)
新種のスイカ いちいち言うことがかわいくねえな。

この間おまえの親父の法事のときに一族が集まったが、その顔ぶれを見て私はああ、、もう田山一族はだめだと思ったな。極日商事関連会社の経営者、大学教授、外交官、高級官僚…そんな連中ばかりだ。(平上相談役)

勇一、おまえは田山一族の新種のスイカになれ。(田山会長)
40巻
忘れられない刺激 こんなときに役に立たないんならぶっ殺してやる!(荒川夫人)
オーストラリアン・ドリームA 私、ずっとここに住み込んで、毎日この蜜を食べたい!(ニ木さん)

どうした、疲れているようだな。
〃B ねえ…私たち本当に間違っていたのかしら。”非汚染”って、本当に日本人には、夢になりえないのかしら。

今、オーストラリアは世界で一番公平で公正な国だ。
〃C うん、世界中で日本人だけじゃないかな。霜降り肉をこんなにありがたがるのは。

だが実現が困難なものに挑戦するのが人間だろう。それが夢というもののはずだ。

うまく屁理屈をこねて審査員を煙に巻いたが、”非汚染”の夢とやら、自分で言い出したからには、責任を取ることだな。
混ぜこぜ禁止令 ご飯はご飯だけ純粋に食べるべきである。そういうふうに何もかもいい加減に混ぜこぜする精神が、日本人を駄目にしているのだ。特に新聞記者たるもの、社会の木鐸であらねばならない。その新聞記者が無批判に、混ぜこぜ精神の発露である炊き込みご飯とか混ぜご飯などを食べていいわけがない。(大原社主)

混ぜご飯を食べてると、精神まで混ぜこぜのデタラメになるから、いい加減な紙面作りになって帝都新聞に勝てないのだ!したがって社員食堂では、炊き込みご飯ならびに混ぜご飯は禁止する!(大原社主)
生モノ干しモノ そうなの、人間の心理なんて簡単なの。それを複雑そうにして、かっこうつけると、心理学の享受になれるんだよ。(東南大学の砂井教授) よっぽど自分に自信がないと、そんなこと言えないよ。今のひと言で、先生は本物の学者だってことがわかったな。

くだらねえ劣等感でひがみやがってさ! 馬鹿は馬鹿でたくましく生きたらどうなんだ!
41巻
母のスープ 君は間違ってる。でももう怒ってない。

考えてみればあの男、私たちのためにいろいろと骨を折ってくれたものね…私たち冷たすぎたかな…(三谷夫人)
失恋気分 急にあの男がかわいそうになってきたわ。私たちだって最初は、栗田さんとあの男と考えていたんだものねえ…(荒川夫人)

考えてみればあの男、私たちのためにいろいろと骨を折ってくれたものね…私たち冷たすぎたかな…(三谷夫人)
意外な漬け物 漬け物が好きだなんて本気で言うなら、山芋に匹敵するようなぬか漬けにして美味しい意外な野菜を発見してみろよ。それでこそ本当の漬け物好きってもんだ。
42巻
男子 厨房に入る 男は女より染色体が一本足りないから頭も悪い! だから戦争はする、汚職はする、強盗はする、やくざになる!(橋田記者と荒川夫人、三谷夫人)
札幌風料理 ははあ…小説が当たるまでみな子さんに食わせてもらおうってえわけだ。文学青年が女をだます、典型的な手口だね。

でも心の中が冬だと、何をしてもだめだけど
本当だ…こんな心じゃ、ハワイに行ったって寒いと感じるに決まっている…(文学青年の多里たもつさん)
恋とお汁粉(前編) 僕は自分の人生をゼロから始めて、築き上げてきた。対決の連続でここまで来た。闘って勝ち取った人生なんです。だから君も必ず勝ち取ってみせる。(団社長)

栗田さん、今までのことで察して頂いていると思うけれど、はっきり言わせてもらいます。僕と結婚してください。(近城)

何よ、カマトトぶるのはやめなさい。成熟した大人の女として答えなさいよ。(ニ木さん)
〃(後編) こういう店に来る人は、ただただ甘い物を食べたい一心で来るんだ、他のことは眼中にない。 
一椀のお汁粉で、手足の痺れるような満足感を得たいと思って来るんだよ

グータラでいいかげんで、団さんや近城さんみたいに社会的に成功する望みはないだめな男だけど、山岡さんは周りの人間を幸福にするわ。
愛ある朝食@ 本当に山岡さんは私のことなんとも思っていないの? それじゃ、今まで何度か心が通じ合ったように思ったのは、私の錯覚だったのかしら?
〃B 私が山岡さんのお母様に勝たなきゃだめなのよ。

焼きたてのパンの香りは、百杯のコーヒーより目ざまし効果があるようです。
〃C そんなことはない、君は間違っていないよ。

私が大きな仕事に取り組んでうまくいかず、心身ともにボロボロになっていた時に、あのパンを焼いてくれた。おかげで気力を取り戻し、その仕事に成功したよ…(雄山) この男がこんなふうに、俺のおふくろのことを話すのは初めて聞いた…

こしゃくな娘だ。私の妻より一枚上をいくとはな。
43巻
ナマコの真髄 固いものが食べられなくなったら、一匹の動物としておしまいさ。(二木頭取)
敗北宣言 けっ…屁をひっておかしくもなし独り者ってか…
過去との訣別(前編) 俺は両親のことで、結婚なんてものに疑いを持っていて、それで君のことを、ええと…あの、ずうっとあれだったんだけど…それが言えなくて…それに団社長や近城の旦那に比べると、俺、自分が見劣りしてな。

でもな、それじゃ細かい事情は違うけれど、過去にとらわれている、ゆう子さんと変わりはない…ゆう子さんが、過去なんかくずかごに叩っ込んで、立村さんと結婚できるように、俺、全力を尽くす。そしてそれに成功したら、俺も過去をゴミ箱に叩っ込む。そして次は、俺の番だ…君に結婚、申し込むよ。
〃(後編) 荒川夫人と三谷夫人がいろいろ教えてくれたわ。上手な断り方を…

何を言ってるのよ!断るも何も、山岡さん、まだ何も言ってないじゃないの! 
そんなこと言ったって、俺が結婚申し込んだら、断るだろ! 
どうしてそう決め込むの! 
じゃ、結婚してくれって申し込んだら、受けてくれるってえのかよ! 
受けるわよ!
食は人を表わす てやんでえ!オペラ、三島、ヨーロッパ車とくりゃ、俗物三種の神器じゃねえか!

ひゃーほー。ソースをね、下品にドボドボかけて。ああ、アジフライ。正義の味方アジフライと!

妹を嫁がせる兄の心ってのがわからないのか? かわいい妹を奪っていく男に、ちょいと意地悪して悪いか?(栗兄)
44巻
熱闘!クイーンズランド@ もう少し賢い娘かと思っていたが。他にいくらでも男はいるのに、あんなクズを選ぶとは愚かな娘だ。
いいえ。私の選択の正しかったことを、今にじっくりおわかり頂きます。
とんでもない親友(前編) 山岡、そりゃないだろう。この人はお前の好みじゃないじゃないか。 山岡、人間の好みなんて簡単に変わるもんじゃないぜ。好みじゃない人と無理して結婚するのはやめろよ。不幸せになるに決まってる。(上井)

私は山岡さんの好みじゃないのよね。背は低いし、胸はでっかくないし、色っぽくないし…

いったい、こんな人のどこがよくて、結婚するわけ? 人間の好みって、そんなに変わるもんじゃなわ。好みの人と無理に結婚すると、みじめな人生を送ることになるわよ。(広野)
〃(後編) お互いに自分の理想と、あまりかけ離れた相手と結婚するのは間違ってるよ。(上井)
みすみす不幸を招くことになるものね。(広野)

そんなにオッパイのでかいのがいいなら、ホルスタインと結婚しなさい!(チヨ)
心の傷(前編) 社主と局長のご配慮、いたみ入ります。寛大な社主と局長のご命令であるからには、当然費用は会社持ちだから、思う存分腕を奮うように、今山岡と栗田くんに言ったところです。(谷村部長)
〃(後編) 栗田さん、出すぎたことかもしれませんが、ちょっと、言わせて頂いてよろしいでしょうか? 今日のことは栗田さんがいけないと思います。(冬美さん)

ええと…この海原雄山に、「究極のメニュー」作りを手伝えとは、身のほど知らずも度を越えている。その身のほど知らずが、どれほどのものか、思い知らせてやる。(中川)

くやしいけど、今日は海原雄山に教えられたよ。
45巻
和解の料理(前編) いいえ、とんでもない!(クリ母)
〃(後編) で、実は、ゆう子と、ご子息の山岡くんの結婚の件なのですが…(クリ父) 
お嬢さんがこんな男と結婚しようというのは、実に愚かで嘆かわしいことだ。

真摯で剛直、しかも人情の機微も心得ておられる。実に堂々とした、立派な方です。感服しました。 あんなすばらしいお父様と仲直りできないなんて、とても悲しいことです。(クリ母)

普通の人間だったらあの料理の臭みによって、自分の心の中によどむ憎しみの臭気を悟らされたら、中違いを解消しようとするでしょうね。(クリ母)

士郎は、そんな殊勝な人間ではない。あの男のことを、そんなに善意に解釈するのは、とんでもないことだ。あの男は、下ごしらえ不十分な肝臓みたいな男なのだ。 ま、この鶏の足は奴にしては食える味だ。
呪われた結婚!?(後編) クビにしてもらえると思ったら大間違いだ!死ぬまでこき使ってやるわい!(大原社主)
グルメごっこ(前編) 山岡さんはこの勝負に勝てない。
〃(後編) 高価でぜいたくな材料を使って美味しいものを作るのは、凡百の料理人にでもできる。そのままだったら他に使い途がないものを、知恵をしぼり技術をふるってこんな極上の一皿に仕上げる。勇一、よく覚えておけ。これこそ料理の真髄だ。本物の料理人でなければできない技だ。(岡星)

失礼な!「究極のメニュー」は浅薄なグルメごっこみたいな、無意味なものじゃないぞ!
46巻
〃(後編) 本当です。宮本武蔵が強かったのは、スッポンを常食していたからです。佐々木小次郎はスッポンが嫌いだった。双葉山が69連勝したのも、スッポンを食べていたからです。安芸ノ海戦で負けたのは、前の日スッポンを食べ忘れたからだ。モハメッド・アリがキンサシャでフォアマンを破って軌跡のヘビー級王座奪還を果たしたのも、日本からスッポンを取り寄せて飲んでいたからです。
牡蠣の旬 へええん、「究極のメニュー」の担当者にビールとシュウマイねえ?
ハゼの教訓(前編) 決まってるだろ?「スピリッツ」の発売日だからだ。
〃(後編) あ、すみません。社主のハゼが、間違って私の針にかかってしまいました。お返しします。まぬけなハゼめ。メッ、メッ!(小泉局長)
究極の新居(後編) あら、お惣菜ってかんたんでなければいけないというものではないと思いますけど。むしろ、高価な材料を使わず、手間をかけて美味しい味を出すのが、お惣菜だと思います。手間をかけるか、お金をかけるか、少なくともどちらかをかけなかったら、美味しいものなんかできませんもの。(はるさん)
47巻
花婿の父@ おうおう。近城の旦那、大変だなあ…輝かしき貧乏人階級に生まれながら、金持ち階級に身を落とすなんてさあ。結婚祝いには、黄金のパンツでも贈ってやろうか?
〃A 不可能がひとつだけだと、望みはありません。不可能がふたつ重なると、望みが出てくるのです。
〃B そのために、私は今日のこの日とこの場所を選んだのです! あなたと山岡さんの反目の原因となっている、あなたの奥様、山岡さんのお母様、その方を、私の味方につけるために、この日とこの場所を選んだのです!
〃C 合同披露宴には出てやろう。近城、二木、両名のためでも、士郎のためでもない。おまえのためにな。
病の秘密(前編) まあ。老い先短い老人のささやかな楽しみを奪うのですか?(水村夫人) 
暴れてやろうか?(水村医師)
結婚披露宴A 人生って、おかしなもんだよな…

どうも、ありがとうございました。

もう一組の方にも、一応言っておくか。
〃C さて、今日この惣菜料理を披露宴の料理として選んだ理由だが、それは、”みすぼらしさ”にある。このみすぼらしさこそ、私がふたりに贈りたいものなのだ。

いやなお仕事はやめてください。私たちは、六畳と四畳半のあの貧しい借家から出発したんじゃありませんか。またあの借家に戻ればいいことです。何を恐れることがあるのですか?(山岡母)
〃D 公式非公式を含めて、34回対決して、われわれの6勝13敗15引き分けです。「究極のメニュー」の圧倒的な敗北の歴史です。

「至高のメニュー」との対決を通じて、われわれは力をつけた。これからお出しする”究極の前菜”は「至高のメニュー」との対決がなかったら、できなかったでしょう。
〃F 懐石はわれわれが乗りこえなければならないものです。挑戦する目標です。要するに懐石は、究極であると同時にわれわれにとっては出発点なのです。


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