レビュー/東方紅魔郷 (2011/2/7)

東方紅魔郷 縦シューティングゲーム(PC) 製作/上海アリス幻樂団 

まず最初に…筆者は本作品に派生する二次創作作品は一切見たことがありません。なので以下の文章は、純粋にシューティングゲームとしての東方紅魔郷のみを語ったものとなります。それでは…

最終面をクリアした瞬間、筆者は嬉しさのあまり思わず雄叫びをあげそうになってしまった。そこで得たものはすざまじく強烈な達成感満足感だった。
筆者はもともと縦シューゲィングゲームをいうジャンルは結構好きだが、決してシューターという訳ではない。究極タイガーに始まり雷電やストライカーズシリーズなど近代シューティングゲーム初期の作品はクリアすることは無理までもそれなりに楽しむことが出来ていたのだが、怒首領蜂くらいから完全に着いて行けなくなってしまったというくらいのレベルである。本作品・東方紅魔郷は、そんな筆者程度のゲーマーがプレイするのに丁度よい、実に見事なバランスの上に成り立っている弾幕シューティングゲームだった。

縦シューティングゲームをあまりプレイしたことの無い人が本作品のプレイ画面を見たときの印象はきっと、「こんな弾幕よけられるわけねーだろ!」という感じなのではないかと思う。筆者は本作品のやり始めの頃はそのように思った。でも実際に本作品をプレイして行くと、だんだんとその弾幕の特徴やパターンが分かって来て、避けられるようになってくる。本作品で敵キャラが発する弾幕は、その弾の色や軌道の描き方がとても美しく、そんな弾幕の花吹雪の中を自キャラが舞って行く姿を見るのがとにかく気持ちよくなって来るのだ。また、その弾幕の激しさ濃さのバランスが絶妙である。一見すると避けるの絶対ムリだと思っていたのが、ちょっとした気付きですうっと避わせるようになるようなことが多々あるし、本当にどうしようも無い場面ではボムを使うことも出来るので、どんなに難しそうな局面に際しても、頑張ればきっと何とかなるんだろうと思えるのだ。
一生懸命やっていればちゃんと報われる時が来るし、絶対ムリな局面に対する対処法も数量限定ながらしっかり用意されている。それに何よりシューティングゲームならではの、避けたとき撃破したときボーナスアイテム乱舞のときの爽快感も抜群なのだから、そりゃあ頑張ろうという気にもなるだろう。

そうして筆者は、基本的なテクニックを上げながら敵のパターンを覚え、ボムを使う場所を決め、少しずつ少しずつクリアへの階段を昇って行った。さすがに弾幕ゲーと言うだけあって、その道のりはそれほど楽なものでは無かったけれど、それでもゲームそのものの面白さは勿論だが、頑張ればいつかきっとクリアすることが出来るだろうと感じさせてくれたゲームバランスのおかげで最期まで来ることが出来た。この満足達成感はロープレやシナリオゲー、無双系のようなパワーアップ型アクションゲームでは絶対味わうことは出来ないだろう。

攻略したときの達成感、頑張れば何とかなりそうだと思えるゲームバランス、花火のように美しい弾幕にそれを盛り上げるBGM、かわいいキャラたちによる面白いセリフのやり取り。東方紅魔郷はライトな面も本格硬派な面もしっかりと併せ持つ、自分程度の腕前でも頑張れば何とかなるだろと思わせられる抜群なゲームバランスの上に成り立った素晴らしいシューティングゲームだった。

※ 魔理沙・恋符でノーマルを攻略

評価/★★★★★


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