|
Part1.先染織物って知ってますか? |
織物には、先染織物と後染織物があります。
読んで字のごとく・・・いろいろな色に染められた糸を使って織ったもの、カジュアルシャツなどでよく見かける、チェックやストライプの縞柄・・・これが先染織物です。
また、織ったあとから生地を染めるのが後染織物です。
レディスのワンピースなどでよく見かける花柄や幾何模様、キャラクターもののプリント・・・これが後染織物です。
プランドEMGで手がけているのは主に先染織物です。
先染織物をもう少し詳しく説明すると・・・赤・黄・青などいろいろな色の糸が、たて(経)とよこ(緯)に組織という法則で織られたものです。
先染織物に必要な情報、それは・・・糸・ 縞割 ・ 組織 ・ 密度、
この4つの情報により、チェックやストライプなどの柄が出来上がります。
|
|
Part2.糸もいろいろあります |
細い糸もあれば、毛糸のように太い糸もあります。
1色の糸もあれば、糸1本に何色も混ざっている糸もあります。
糸は番手という太さの単位で表されます。
| 番手名 | 表記例 | 備 考 |
| 綿番手 | 40/1, 60/2 | 数値が大きい程細い |
| メートル番手 | 1/20, 2/40 | 〃 |
| デニール番手 | 300d, 100d | 数値が大きい程太い |
表記上で”/1”または”1/”とされる糸は単糸、”/2”または”2/”とされる糸は双糸といいます。
双糸は2本の単糸が撚り合わされたものです。
ここで、色々な糸をご紹介しましょう。(ここにあげたものの他にも色々な意匠糸があります。)
| 杢糸 |

2本の違う色糸を撚り合わせたもの |
| トップ糸 |

1本の糸をむら染めにしたもの |
| スラブ糸 |

不規則に糸がからまったもの |
| かすり糸 |

1本の糸に何色かの色が交互に入ったもの
|
|
|
|
Part3.縞割って何? |
縞割・・・「しまわり」と読みます。縞割とは、赤や青の糸がどの順番に何本並ぶかということです。
織物は経糸(たて糸)と緯糸(よこ糸)が組織 によって組み合わされています。
よって、この経糸の配列を経縞割、緯糸の配列を緯縞割といいます。
例えば、このチェック柄の縞割をしてみると・・・
 |
<経縞割>
|
<緯縞割>
|
|
この柄の組織は平織なので、赤い点を交互に数えていくと、たて方向には6本、よこ方向には4本並んでいるのがお分かりでしょう。
経縞割の場合、赤6本・白6本、合計12本が繰り返され、緯縞割では各々4本で合計8本が繰り返されることになります。
この経緯の合計本数を1縞本数といいます。
|
|
Part4.織物の組織ってどういうこと? |
あなたが今、先染織物のシャツを着ているなら、そのシャツをルーペで覗いてみて下さい。
それがもし平織という組織であれば、経糸と緯糸の交わりが右図のようになっていませんか?
黒で表されるのが経糸が見える部分で、白が緯糸が見える部分です。
組織は、経糸と緯糸の組み合わせより、多種様々な種類があります。
最も基本的な組織として、平織・綾織・朱子織を「織物の3元組織」といいます。
綾織や朱子織には、ここにあげたものの他にも色々なものがあります。
また、このような何種類もの組織が複雑に組み合わさったものをジャカードといいます。
|
|
Part5.何の密度? |
織物の密度には、経密度と緯密度があります。
何れも、1インチ間(地域や織物の種類によってこの単位は変わります)に何本糸が並んでいるかということです。
密度は糸の太さと密接な関係にあるので、この2つをあわせて「織物の規格」といいます。
例えば、経糸の糸番手が50番単糸、緯糸が40番単糸で、経密度が130本/inch、緯密度が80本/inchであれば、規格は右上のように表記します。
|