水がこわくて水泳の時間がきらいな人

 このページは、顔を水につけることから体を水にうかせるまでの練習方法について、指導者の立場で書いてあります。自分自身水がこわい人も、このページを参考にして、自分で試してみてください。

水中めがねを使って

○ 恐怖心をやわらげるために、水中めがね(目と鼻をおおうもの)を使う。

・ 水が目や鼻にくっつく不快感に慣れることは後まわしにする。水中の様子をはっきり見ることで、水の抵抗や浮力で体が思うように動かないときでも安心感をもつことができる。   
・ 水中めがねを使うと、水の中がとてもきれいに見えることを強調する。

○ 指導者は「自信がでてきたら水中めがねをはずして練習しなさい。水中めがねをはずすかどうかは君が決めることで、私ははずしなさいとは言いません。」と告げる。

○ 指導者も水につかり、練習内容(下の表)について、指導者が見本を見せる。

○ リング拾いは、十分時間をかけて何度も何度もする。

指導の段階表          

段階
 練 習 内 容
水中めがねをかけて 息を吸ったり はいたり 息を止めたりする  
水中めがねで 水の中をのぞく(あさいプールで)  
手すりを持って 顔を水につけ 水の中の遠くを見る
手すりをかた手で持って 水の底のリングを拾う
手すりを持って 顔を水につけ 足をうかせる  
足をうかせておいて 手を手すりからはなし 手で水をかいて 立ちあがる  
手すりを持たずに 水の底のリングを拾う  
手すりを手でつきはなして うしろにとぶ  
はなれたところから 手すりにとびつく  
10 ふしうきをする(5秒間:頭か肩をかるく5回たたいて合図する)  

99年度の水泳教室が終わって     

 昨年度作った段階表にそって指導しましたが、指導しながら、いくつかの点を変更しました。また、指導して気づいたことを指導メモにまとめました。
 今年も、子どもが成長する場面に立ち会うことができ、できないことができるようになった喜びの笑顔を見ることができました。教師として幸せだなと感じる水泳教室でした。がんばった子どもたちに感謝します。

段階

練  習  内  容

指  導  メ  モ
 1 水中めがねをかけて 息を吸ったり はいたり 息を止めたりする 口で息を吸ったり はいたりすることを 意識づける
 2 水中めがねで 水の中をのぞく(あさいプールで) 何かを沈めておいて それを見たり、指導者が指で示す数を言い当てる遊びなど
 3 手すりを持って 顔を水につけ 水の中の遠くを見る 今年は、遠くを見ることは、あまりしなかった。
かわりに、次の段階につなげるために、水の中の笛(ホイッスル)をつかむ練習をした。
笛を水の中に入れると、笛の部分は底に沈み、ひもの部分は、水中に浮く。そのひもの部分をつかむ練習。つかむことができれば、ひもに結び目を作り、ひもを少しだけ短くする。
だんだんひもを短くしていくと、顔が少しずつ水中に入っていく。
 4 手すりをかた手で持って 水の底のリングを拾う プールの底のリング(ゴム製の輪投げの輪を使用)を拾うには、勢いをつけて体を沈めないとできない。
この練習は、時間をかけて何回も行う。
片手で手すりを持っているので安心してできる。
1回拾えると、自信ができ、意欲的になった。
 5 手すりを持って 顔を水につけ 足をうかせる 「頭を5回さわるから、その間足をうかせなさい」というように指示を出し、終わりをはっきりさせることで安心感をもたせる。
 6 足をうかせておいて 手を手すりからはなし 
手で水をかいて 立ちあがる
 
 7 手すりを持たずに 水の底のリングを拾う  
 8 手すりを手でつきはなして うしろにとぶ 手や足が、プールの底や手すりから離れ、体が浮いている瞬間を体験させる。
 9 はなれたところから 手すりにとびつく もしこわがってできないときは、8の段階でうしろにとび、着地したところに立ち、「ここまでとべたのだからここから、手すりにとびつくことは、できるはず」と励ます。
それでもできないときは、8の段階にもどって、体が浮いている瞬間を何度も体験させる。
10 ふしうきをする(5秒間:頭か肩をかるく5回たたいて合図する)  


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