写真 八丈島
白186-1 八丈島
大間知篤三・金山正好・坪井洋文
発行年月日:昭和41年 3月10日

(通常目録より)--------------
 東京から南へ三百キロ、黒潮の流れに洗われる八丈諸島は特異な文化圏を形成した。いまは空路が開け、日本のハワイとうたいあげられてはいるが、ここには我々がすでに失なった生活の歴史が脈打っている。伝説と流人の歴史・島の衣食住・特異な冠婚葬祭・年中行事と芸能など、八丈の様々な側面を豊富な写真で紹介する。

 

内容
 この本は、以下の内容を含んでいる。
  現況
  地理
  伝説
  歴史
  流人
  海上交通
  牛・運搬
  生業
  黄八丈
  食物
  住居
  冠婚葬祭
  年中行事と芸能
  民間信仰
  宗教
  文献
  あとがき
 これは写真文庫だそうである。ふんだんに写真が使ってある。
 

読んでみて
 八丈島は、結構昔から人が住んでいたらしい。離島なので、特別な習俗や言語が残っていたりする。それだけに言語調査や民俗調査の標的にされたりもする。黒潮に乗って南方から流れてきたり、江戸時代に流人が流されてきたり、といった歴史もある。変な伝説とかもある。
 八丈島のそばには青ヶ島とか八丈小島とかの小さな島があるのだが、この本が書かれたのは青ヶ島が交通的に不便で、八丈小島に人の住んでいた時代である。八丈小島ってのは映画『バトルロワイアル』の撮影が行われた島で、今は無人島らしい。
 そういえば、とある医学雑誌で八丈島の精神病患者に関する戦前の東京帝大の調査論文を読んだのだが、それが今バラエティ番組でよくある伏せ字トークになっていて面白い。「よ○の」なんて女性の名前、伏せ字にしている意味無いだろ!!さすが人権軽視の大日本帝国憲法だけある。
 ちなみにそれによると、戦前当時のこの島は予想されたほど精神疾患は多くなかったそうである。理由は飢饉などのときに流人とかが真っ先に淘汰されたからだとか。ちなみに、従兄弟婚も0.5%程度で、日本の平均4.8%を大きく下回っていたらしい。でもご近所婚は多かったのね。
 

入手について
 写真角川文庫は当初、銀帯カバー付きで発行されていたみたいですが、写真は初版ですが白帯のものです。この本は銀帯での番号は13番だったみたいです。おそらく、当初は銀帯で売っていたものを白帯や緑帯などに移行したのでしょう。
 
 

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