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−沖之郷は太田市の東端、足利市に接する四方を水田に囲まれた農村地帯で、北・東南・西・新田の4つのコウチから成っている。
−山車は、各コウチに一台ずつ(西コウチと新田コウチ{西新コウチ}は組んで1台)の計3台ある。北と西新コウチのものは、高さ約5.2m、長さ約5.2m、幅約2.6m(西新コウチのものは約2.8m)の檜材、漆仕上げである。北コウチの山車は、正面破風に「祭典」の扁額を掲げ、その上部や梁の端、妻に竜の金箔彫り物を飾る。西新コウチの山車は、正面破風に「祇園會」の扁額を掲げ、その上部には竜、棟の端には鶴の金箔彫り物を飾り、正面の梁や側面の欄間にも彫り物が施されている。東南コウチの山車はやや小型で、高さ約4m、長さ約3.9m、幅約2.4mで、山車正面、梁や欄間に竜、棟の端には孔雀の彫り物を飾り、彩色が施されている。
−北コウチにある山車正面の竜の彫り物の裏には、「天保四(1833)癸巳六月吉日武州本庄住 彫工 折茂長五郎保高」と刻まれ、彫刻年と彫刻者がわかる。規模や装飾から西新コウチの山車も同じ頃の制作と思われる。東南コウチのものは制作年代は不明である。
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