県指定重要文化財(建造物(建築))
1.曹源寺さざえ堂 ●指昭和52年9月20日
●所在地太田市大字東今泉字南口165

10.JPG曹源寺さざえ堂

寺伝によると祥寿山曹源寺は、新田氏の祖義重が京都から迎えたという養姫である祥寿姫の菩提を弔うため、文治3年(1187)に祥寿院を建立したのに始まるといわれる。その後、横瀬氏によって再興され、寺号を曹源寺と改めたと伝えられる。また、境内には鎌倉末期から南北朝期に造立されたとみられる名号角塔婆(市指定重要文化財)があり、薗田氏との関わりも考えられる。
曹源寺本堂はさざえ堂と呼ばれ、江戸時代中頃に三十三観音・百観音信仰を背景に東北、関東地方に限って建造された三匝堂のひとつである。寛政5年(1793)4月、大工棟梁龍舞村町田兵部栄清により建立された。間口・奥行きとも9間(約16.3m)、高さ55.5尺(約16.8m)であり正面は東向きである。屋根は、方形桟瓦葺で正面中央には一段と高い向拝を設けてある。外観は重層の二階建に見えるが内部は三層になっている。堂内は秩父、坂東、西国の観音札所計百カ寺の観音像を安置し、右回りに堂内を一方通行で巡拝できる。
現在、埼玉県児玉町の成身院、福島県会津若松市の旧正宗寺のさざえ堂と合わせて、日本三さざえ堂と言われるが、曹源寺のさざえ堂が最大である。
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