市指定重要文化財(建造物(石造物))
11.永福寺の名号角塔婆 ●指平成6年12月12日
●所在地太田市大字東金井7−1

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永福寺の名号角塔婆










角塔婆は中世に浄土信仰者によって造立された角形の供養塔で、碑面に「南無阿弥陀佛」の六字名号を刻み浄土信仰の存在を示している。
本角塔婆は、太田市東金井の永福寺境内にあり、ほぼ完全な形で残っている。高さ99cm、幅26cmで、台石・反花座上に造立され、2面には「南無阿弥陀佛」の六字名号が刻まれ、他の2面には追刻がある。材質は新田郡笠懸町産の白色の凝灰岩である。
同種の供養塔に板碑があるが、板碑が全国的に分布するのに対し、角塔婆は県内各地でも近隣諸県でもほとんど見られず、群馬県東部の旧山田郡内の一部(現在の太田市北東部から桐生市南部にかけて)に限定される。
造立年代は、鎌倉時代後期から室町時代初期で、造立者は、当時「薗田御厨」と呼ばれたこの地域を支配し、浄土信仰にも帰依していた薗田氏一門と考えられる。なお、薗田氏については、始祖薗田七郎成実の4代目、薗田太郎成家が出家し、桐生川内の小倉山で庵を結び、浄土宗を布教したものとされる。

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