市指定重要文化財(建造物(石造物))
9.恵林寺矢場氏墓石群 ●指昭和50年9月22日
●所在地太田市大字矢場字寺境内甲3041

18.JPG恵林寺矢場氏墓石群
矢場氏は、矢場の地に金山城の支城である矢場城などを構え戦国時代に活躍した一族である。始祖は矢場惣左衛門国隆で、金山城主新田(岩松)家純の重臣横瀬国繁の弟である。
笑岩山恵林寺は、曹洞宗の寺で、創建については諸説があるが、寺伝によれば、矢場国隆の子矢場植繁が永正17年(1520)に父母の菩提を弔うために建立、開山は、植繁の二男大年宗彭とされる。寺号は、国陸とその室の法名にちなんだものといわれる。
墓石群は、昭和61・62年に保存整備事業として発掘調査および復元整備が行なわれ、現在、本堂南の基壇上に整然と林立している。五輪塔がほとんどであるが、宝篋印塔、石幢などもみられ総数四十数基におよぶ。三代繁和の宝篋印塔の基礎には「為大椿宗寿禅定門霊位 敬白 永禄五年(1562)壬戌 霊月八日」とある。このほか天文3年、天文15年、永禄13年の紀年銘のある五輪塔があり矢場氏研究上重要なものである。なお、矢場一族の居城としては、恵林寺南側に本矢場城が、また、南東1.5kmの足利市新宿町に矢場城があったことが知られている。

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