市指定重要文化財(考古史料)
25.金山城瓦 ●指昭和51年11月16日
●所在地太田市金山町40−44

34.JPG金山城瓦
天正元年(1573)に室町幕府は滅び安土・桃山時代を迎える。この頃金山城主由良成繁は桐生氏(南北朝〜戦国時代まで檜杓山に城を築き桐生地方を支配した。歴代の墓は梅田町西方寺にある)と争い桐生城を攻め滅ぼすなど、新田・山田・佐波・勢多・邑楽などの東毛全域を手中に収め小戦国大名として君臨していた。なお、由良氏に改姓したのは成繁の代で新田氏の本拠地新田郡由良郷の名によったものと推定される。
この瓦は金山実城跡から出土したもので平瓦・丸瓦・軒丸瓦の種類がある。そのうち、丸瓦・平瓦には天正2年の年号が陰刻されている。実城の中で瓦を葺いた建築物のあったことをうかがわせる。
前年(天正元年3月)には、桐生城をを攻略し、この年には、上杉謙信勢による数度に亘る攻撃を受けた年である。足利義氏の書状にもあるように、城の防備を厳しくし整えるための造作が行われた可能性を示す資料である。

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