|
|
−昭和60年(1985)に下宿遺跡(太田市大字東金井字下宿)の土壙内から出土した土器2点である。縄文時代草創期(約10,000年前)の土器と推定され、現存する大きさは、一つが高さ、直径とも16cm、もう一つが高さ11cm、直径16cmである。器形は乳房状の底部を有し、体部は直線的に開く。また、口縁部はわずかに外反する。外面には全面爪で付けられたような刺突文が施されている。
−これまで爪形文土器の出土数は全国的にみても極めて少ない。しかもその多くが小破片数点と少なく、器形の想定復元が試みられたものでも実資料部分が少ない。
−こうした中で、器形の全体像を想定しうる資料を始め、破片多数が土壙内を中心として出土しており、全国的にも貴重な資料といえる。
|
|