県指定重要文化財(歴史資料)
28.最上流算額文化11年銘関流算額文化9年銘 ●指昭和51年5月7日
●所在地太田市細谷町1

37a.JPG最上流算額

37b.JPG関流算額
江戸時代に我が国で広まった和算(数学)は代数、幾何、微分、積分などの分野を高度に発達させた。この和算の問題、解答を書いた額が算額で和算家が競って神社、寺院に奉納した。県下では関流、最上流、宮城流の三流が知られ、現在68面の和算が現存しているが、このうち51面は関流で占める。
この最上流算額は関流算学が盛んであった上州に最上流和算を伝えた大川栄信(のち栄貞)の門人大川直信ら3名が文化11年(1814)冠稲荷神社に奉納したもので、大きさは縦41cm、横182cmである。県内に現存する最上流算額の最古のものである。問題は3問あり、文化9年(1812)に関流の金井良之が奉納した算額(縦45cm・横144cm)の問題に対抗する内容である。当時和算界の圧倒的中心勢力であった関流と少数派の最上流との論争を知る上で貴重なものである。

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