市指定史跡
46.巖穴山古墳 ●指昭和50年9月22日
●所在地太田市大字東今泉字大道西752

57a.JPG 巖穴山古墳と石室内部(右上)








太田市の北部、金山丘陵北東麓の平坦部に築造された一辺36.5m(現存30m)、高さ6mの方墳である。墳丘四辺がそれぞれ東西南北に一致している。発掘調査により幅7mの周堀が検出されているが、葺石・埴輪などは確認されていない。
墳丘南側に横穴式石室が開口している。石室は自然石を利用した両袖式の複室構造であり、全長は13.4mである。内部には羨道・前室・玄室があり前室と玄室との間に玄門がある。出土遺物には玄室内から土師器坏片、人骨片、金環、刀装具、羨道から須恵器提瓶等がある。
築造時期は7世紀中頃と考えられており、終末期の古墳としては太田市内唯一の方墳である。かつてはこの古墳周辺に多くの古墳があったが、現存する古墳はこの古墳と保存状態の悪い4基の円墳のみである。巖穴山古墳はこの古墳群の中心的存在であったと推定される。

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