県指定重要文化財(彫刻)
14.正法寺聖観音像 ●指昭和29年3月30日
●所在地太田市大字脇屋字スワノ下甲562

23.JPG正法寺聖観音像














総高155cmの立像でヒノキ材を使用した寄木造りである。頭部に宝冠座を刻み、その下に高い宝髪を調和よく繊細に表している。顔はやや面長であるがふくよかで輪郭は引きしまっている。眼は半眼の彫眼である。肩の張りは自然で胸から腹にかけて盛り上がり、腰部へかけて持つ豊かなボリュームとそれを包む衣の襞は美しく、安定感を与えている。各部は均整がよくとれ、繊細ではあるがすっきりした爽快な感じのする像である。さし首で、胴体は左右矧ぎ、両肩のつけ根のところで別木をあてている。漆箔を施してあり、金箔が部分的に残っている。写実的、理知的な手法を多分に用い、宝冠座、顔の一部、衣文等に藤原時代の様式が見られるが、鎌倉時代初期の作品と考えられる。
12年に一度(午年)の開帳である。

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