浄土真宗

浄土真宗



よみ:じょうどしんしゅう
時代:鎌倉時代以降


内容: 真宗。通俗には一向宗とも言う。浄土教の一宗派で、開祖は親鸞。{無量寿経}{観無量寿経}{阿弥陀経}の浄土三部経を根本聖典とし、{教行信証}を宗義の基礎とする。法然の念仏為本に対し、信心為本をとり、阿弥陀仏の他力回向を往生の本義とする。肉食妻帯の在家主義で、血統相続である。親鸞は立宗の意志を持たなかったが、曾孫の覚如に至り初めて本願寺を本山とした。室町時代、第八世蓮如の時、教勢は飛躍的に発展し、庶民の支持を最も広く受ける宗派となった。江戸初期に法主家の内部紛争に幕府の宗教政策が介在し、1602年西本願寺(本願寺派)、東本願寺(大谷派)の両派に分けられた。東・西本願寺派親鸞直系の子孫が法主となったが、親鸞の弟子真仏を祖とする専修寺の高田派をはじめ、仏光寺派、木辺派、興正寺派、出雲路派、山元派、誠照寺派、三門徒派があり、真宗十派といわれる。