建武式目

建武式目



当事者1:足利尊氏
当事者2:玄慧法印・日野藤範
当事者3:二階堂道昭
時代:南北朝時代
年代:1336年(延元元年・建武3年)11月7日
要約:室町幕府の基本方針の私的答申書。

内容: 建武式目の性格
建武式目は1336年11月7日付けで室町幕府が定めたもので、幕府施政の基本方針の宣言とでも言うべきものである。17ヶ条。
足利尊氏の諮問に対し、当時の有力学者玄慧法印、日野藤範や鎌倉幕府の法曹家であった二階堂道昭(是円)らが提出した答申書である。式目と題するが、御成敗式目と並立するような法典ではない。これは私的な答申であり公表されなかったとして幕府の法典とはみなさない説もあるが、現在では答申書であっても、幕政の基本方針を宣言し公布されたと見る説が有力である。

 建武式目の内容
  1. 幕府を京都に置く
  2. 政道の規範を延喜・天暦の聖代と北条義時北条泰時の武家全盛時代に求める
  3. 倹約の励行
  4. 賄賂の排除
  5. 礼節・信義の強調
  6. 女性・僧侶の政治介入の禁止
  7. 京都市中の治安回復
  8. 土倉など、金融・商業の円滑な運用
  9. 守護・近習など幕府役職登用の基準

総体としては、室町幕府が鎌倉幕府を範としていることがよく表されている。
「郡書類従」「中世法制資料集」所蔵。


 


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