憧れチークベンチに挑戦!



 来年の3月で閉鎖が決まり、その動向によっては繋留場所がどうなるかわからないという不安から、今オフシーズンはとにかく
徹底的にメンテナンスを!! ということで、先ずはコクピットおよびオーナーズベンチのチークを完全に張り替える事に!!
何しろ、船令は18年目、、既存のベンチは汚れたり、傷や一部腐っていたりと、不満な点も多かったので、新品のチークに貼り
換えれば何より気分が良いでしょう!! 

■ステップ1・・・人様の技術を盗め〜!!

ヨットも工作も素人の私、とても自分一人ではこのような大工事は出来ません。。 何しろ、今付いているベンチを剥がして、
全く新しいチーク材を貼るわけです。。 そこで以前よりHPでお世話になっている大阪泉大津・ブルーシーガル上田さんの
HP(http://www.kiss-on-net.com/~bseagull/)の「コクピットにチークを貼る」をカラー印刷してマニュアル代わり
にトライする事に! もっとも、ブルーシーガル上田さんのとても詳しいHPを観ていて、「これなら私にも出来るかも?」と
思ったのが挑戦の理由なのです。。

■ステップ2・・・材料、道具を揃える〜!!

やると決めれば速攻で!がポリシーの私、、まずはこちら蒲郡でお世話になっているChantey渡邊さんに相談、面白そうと、様々
なアドバイスといただく。そして、おまけにお手伝いまでしていただき恐縮ですが、心強い助っ人に一安心。
まずは、チークを貼るサイズを計測し、なんとか一覧表にまとめる。。 オーナーズベンチは、現物合わせでサイズを測り、Rや
ネジ穴などは自分で加工するため、最大幅・厚さでオーダーすることに。。 メインのコクピットベンチ部分は、改めて確認する
と、5ブロックに分かれていまして、チーク一本当たりの幅は同じよう。。 但し、一本当たりが結構太いのであまり格好良く無
い感じ、上田さんのHPを確認しますと、どうやら幅が狭い方が格好良い様子、、全体がうまい具合で割り切れて、なおかつ格好
良さそうな幅ということで、幅40mm(しゃくり部分5mm)に決定!! 早速オーダーシートをエクセルで作成する。
次の問題は、「チーク材をどうやって仕入れるか?」ということで、ネット検索したところ何社かのチーク材を扱う材木屋をピッ
クアップし電話しますと、そこはやはり材木屋さんということで、コクピットベンチのイメージがどうも湧かない様子、金額も安
いのか高いのか良く分からず、、(この時は1立方m80万円だった)とにかく見積取りますと、8万円を超える金額、、これは
無理かな〜、、と思いつつ、恐る恐る日本では最高峰の木造ヨット工房の「池川ヨット工房さん」に依頼のメールしますと、「
しゃくり工賃別で、1立方m180万円」との回答をいただく。。前出の材木屋さんが、80万円でしたから、こりゃ高いかな〜
と思いましたところ、材木屋さんの場合には、歩留まりをかなり多くみているようで、結果は池川ヨット工房さんの方が3万円以
上お安いではありませんか〜。。 そして、何よりヨットのプロですから、コクピットのチーク貼りと言えば、全てが分かってい
ただけるどころか、厚さやしゃくりの深さなどのアドバイスまでいただきまして、、、即オーダー。。
勿論、最初に「ブルーシーガル上田さんのHPを観まして、ぜひトライしようかと・・・」とメールしますと話も早く助かりました。
上田さん、ありがとうございました〜。m(_ _)m


ラピタ号コクピットチークオーダー表  

オーダーが落ち着きまして、あとは道具や、肝心な接着剤を仕入れるわけですが、これまた上田さんのHP通り、接着材にはシーカフ
レックスという、FRPと木材の専用接着剤を仕入れるため、取扱代理店を探しますと、大阪のセブンシーズさんという代理店を見つ
けまして、、、このセブンシーズさんのHP、シーカフレックスやインターナショナルというマリン業界では超有名な塗料の代理店の
ようでして、何より素晴らしいのは、そのHPに各メンテナンス方法や取扱説明がカテゴリー別に詳しく載ってまして、これなら安心
ということで相談、こちらの貼りたい面積を伝えますと、最適量をアドバイスいただきまして購入しました。

その他に購入した工具は 幅広のノミ(剥がし用)と、型取り用薄いベニア、仮止め釘くらいでしょうか、、

品 名
容 量
単 価
数量
金 額
用 途 
シーカフレックス290DC
310ml
2,160
5
10,800
目地用
シーカフレックス298
600ml
2,280
5
11,400
チーク接着剤
シーカプライマー206G+P
250ml
2,690
1
2,690
HS-600 専用ガン
6,300
1
6,300
チルトガン※
4,100
1
4,100
合計額
34,890

(※ホームセンターの安物使いましたら速攻で壊れました(^^;)、かなり硬いです!専用ガンなら問題無し!)

■ステップ3・・・・・・・あとは施工(成功)あるのみ〜っ!! 古いチークを剥がす。

まずは古いチークを剥がす!!

とにかく古いチークを剥がします。。ご覧のように、幅広ノミでガンガン削ってバリバリ剥がす感じ!!
ビスが百数十カ所留めてあり、その一つ一つに木栓のような処理がされていますので、これをドレメル(高速ルーター)
で一つ一つ根気よく削りビス頭を露出させドライバーが入るようにする。。これほんとしんどいです!!



ご覧の通り、接着剤はしつこく残り完全に剥がすのは難しくガンガン削るようにしないと駄目です。。

接着表面をなるべく奇麗に!!


だいたい削った後には、電動サンダー80番位で更に表面を削りなるべくフラットに!!

ビス穴の防水処理!!

外したビスの穴には、防水処理のため楊子を使ってエポキシを流し込み硬化待ち(最低24時間)

■ステップ4・・・・・チークバテンのサイズ合わせ!

角のサイズ合わせ!

さあ、肝心なチークのバテンの両端をカットするべく型紙を作成しセット。。


カット後、とりあえずサイズ確認のため置いてみる。。う〜ん、良い感じ〜!と自己満足。。


原寸合わせで、その場で仮止め釘でバテンをブロック単位に固定。。


■ステップ5・・・・・ついに接着!!

硬化ゴムで接着剤が持つ弾性を確保する。

プライマーを塗りながら、シーカフレックス接着剤の弾力性を確保するため、厚さ5mmの硬質ゴムを
等間隔に敷き詰める。



うへ〜、、ピーナッツバターのようなシーカフレックスを塗る。。


シーカフレックスの厚さが5mm以上になるよう、ヘラに10mm近い溝をドレメルで掘り改造。。


流石に専用ガン、、ちょっと高いですが女性でも楽々、まるでケーキ職人のごとく??


ブロック単位のチーク部を置いて速攻で重石!!重石には廃バッテリーを利用。。(^^;)
この時、シーカフレックスは硬化してないので置いたチークが動きますが、逆に若干の調整が可能です。。
位置が決まったらチーク材が動かないようストッパー(私の場合は充て木をしましたが、、、)が必要です。
硬化は24時間以上〜!! また明日〜!!


翌日確認と重石外しに!! う〜ん、なんだか良い感じに成ってきましたよ〜っ!!

■ステップ6・・・・・目地を入れて格好良く〜!そして完成!!

養生はしっかり!! さもないと真っ黒けになりますよ!!

目地用のシーカフレックスは無茶苦茶硬いので安物のガンでは無理です。。
コツとしては、多めに・途中で切らさず一気に!!です。目地の途中で止めますと、気泡が入りやすくなります。



ガンで吹いたら、早めにヘラで軽く押しつけるようにならします。
養生テープは、作業後30分位で剥がさないと剥がれにくくなり大変なことになりますので注意!!


■ステップ7・・・・・・仕上げだ〜!!

目地用のシーカフレックス290DCの硬化時間を待って翌日に表面をオービタルサンダーで、120番→200番位
で仕上げ。。(写真無くてすみません) 見た目も肌触りも良い感じになれば完成〜!!

後は、ブルーシーガル上田さんにアドバイスいただいた、「チークは海水で洗うと腐らない!」を実行しますと、、
ほらほら〜、かなり良い感じになりました。。




う〜ん、コクピットだけみますと、まるで新艇のような!!

ということで、週末の天気にもよりますが、毎週末作業して発注から完成まで約1ヶ月、、初めてなので工具や作業の
段取りも悪く試行錯誤でしたが、工作上手の方でしたら、実質4日くらいで可能かと思います。。

オーナーズベンチとコクピットベンチの両方で材料・接着剤など含めて約10万円掛かりましたが、完成後の満足感は
あくまで自己満足ですが納得の10万円かと感じましたです。。(^_^)v