LAPITA お気楽クルーズ日記


伊豆諸島に初挑戦! 12〜15.AUG 2006

嗚呼、憧れの伊豆諸島。。 美しい海!外洋にぽっかり浮かんだ島、温泉天国などなど、こちら蒲郡で遊んでますと
三河湾や伊勢湾にも島はあれど所詮は内海の島。。 やっぱり外海にぽっかり浮かんだ島らしい島というのに憧れて
しまうのは必然でしょうか? いつかは行ってみたいな〜と思いつつ、なかなか勇気が出なかったのはやっぱり遠州
灘越えのオーバーナイト(一晩中走る)が躊躇してしまう理由だったのですが、昨年、旧Orion号(25マーク
2)で何とか遠州灘を越えて、何となく雰囲気をつかんだつもり?? 多分、私もOrion兵藤さんも同じ気持ち
だったように。。

とにかく「行きたいね!」と決まってからは、航路(といっても伊良湖を出てから一直線ですが、、、)を引きます
と、遠州灘沖は5マイルを楽々越えて、御前崎沖は20マイル以上沖、という事はお上の定める沿海どころか近海エ
リアに入ってしまうようでして、、 海には境界線も無いし誰もいないだろうから、現在の沿岸5マイル+松崎港基
準の限定沿海(東は房総半島、南は御蔵島、西は大井川河口) で行ってしまえば〜と一瞬思いもしましたが、以前に
当方の掲示板を海上保安庁の方がワッチされていた事もあり、「御前崎沖で待ってますよ〜」なんて事になっては大
変ですから、ここは悪法でも法という事でしっかり臨時航行の為の検査を受けることにしまして〜。。(^^;)
調べてみますと、現在の装備に、追加として自己発煙信号(1本14700円也)が必要との事、、検査費用を含め
30000円近くなるので困ったな〜と思いましたら、要は積んでさえいれば問題ないのだから人様からお借りすれ
ば良いそうでして。。それならと、同じハーバーのパールレースなんかに出ているレース艇なら間違いなく沿海仕様
でしょうから、沿海セットをお借りすることに(自己発煙信号は沿海セットに入ってます〜)。 という事で、いつ
も何かとお世話になっている同じハーバーのホーネットの中村さんに事情を説明しますと快くお貸しいただきました。

仕事でガタガタしてましたが、何とか出港の前々日に無事検査終了。。 これで堂々と20マイルまで沖だしして行
けるようになったのでした〜!!(臨時航行なので、想定される航路を総て記載しました〜)

【出航〜三河湾ナイトクルーズ〜快晴の遠州灘〜濃霧警報!!】

今回の伊豆諸島クルーズでは、Orion号は兵藤さんと漁船並みの釣り船を所有する加藤さんが同乗、ラピタ号は
GWでもお世話になったREGRUS号の石黒さんと私の、両艇ダブルハンドでの挑戦です〜。。

11日午後にハーバー入り。早速、下架して旧蒲郡YHへ回航、石黒さんも到着して蒲郡駅前のアピタへ買いだしに。
目指すは三宅島ということで、沼津・ウッドペック白根さんの事前情報によりますと、殆ど自炊になる様子。
往路だけでも、夜・朝・昼・夕・夜・朝と、最低6食分は必要、でもって現地滞在分もと考えて大量に購入。。
卵だけでも6個入りが2パック、バナナも2房、その他、そば、冷や麦、大量のパン、米、冷蔵お肉、ウィンナー、
ブロックベーコン、缶詰類多数、冷蔵庫や据え付けのクーラーBOXは満載状態。。 これなら、漂流しても一週間は
豪勢な食事を楽しみつつ救助を待つことが出来そう?? かなり気合いを入れて出航までの時間、のんびりくつろぐ事
に。。 夕食も終わってまったりしてますと、わきさんが出航前に遊びに来てくださりヨット談議に盛り上がり。。

Orion号も準備完了〜。 それではちょっと予定より早いですが、0:30頃出航〜っ! 月明かりの無い海は、
本当に真っ暗でして何だか神秘的、、風が殆ど無いのでメインのみセイルアップして機走でそろそろと進む。。
蒲郡沖は街の灯りが結構あるので海面もなんとか見えましたが、西浦を越えますと殆ど真っ暗、Orion号とつかず
離れずの距離でお互い、4ノット位でしょうか? 夜の夜中に何だか何やってんのかな〜、なんて思いながらも、未だ
観ぬ伊豆諸島に期待しつつ三河湾を進む。。

【往路マップ 次から次へと試練が!!】



暗闇の中、お互いにそろそろと進む。 (まるで不審船のよう?)

伊良湖少し手前で夜明け! 興奮して寝てないので、大あくびの私。。

伊良湖を出る頃には素晴らしい天気!惜しのは風が殆ど無いことぐらいでして、「まあ、荒れるよりはマシ」なんて
話しながらのんびりと東へ。。 うねり以外は湖のような海面を2000回転、対地5ノットで進む。
11:00頃からか、赤羽沖くらいから何となくガスっぽくなり、お昼を過ぎる頃からは数百メートル離れて先行する
Orion号すら確認が難しくなり、ついに視界数十メートルに。。
ちょっと不安になり、無線でOrionの位置(緯度経度)を確認し、その場所をGPSへインプットして向かってみ
るも、姿形すら確認出来ず、、、その頃には視界全くきかず自分達の船のすぐ周り(多分20m位だったでしょうか)
しか見えない状況になりまして、薄気味悪く、霧の中から大きなうねりが向かってくると、海面との境がよく分からず、
眠いせいなのか、霧の奥にコンクリート造りのビルや団地のような建物が現れたような錯覚(幻覚?)に。 私だけか
な〜と思いつつ同乗の石黒さんにそんな話をしますと、「うん、私も見えましたよ。。」なんて答えが返ってきまして
こりゃ〜二人ともかなりやばい状況かな〜、、、 国際VHFの16chでは、しきりに航行警報(濃霧)の知らせ、
これから我々は大王崎→御前崎や潮岬→御前崎の本船航路を横切ることになるので恐ろしい、、かと言って遠州灘の
ど真ん中で、この霧の中に新居や福田に避港することの方が難しく危険そうだし、、遠くから本船の無数の霧笛が聞こ
えて気味悪い状況がずっと続いてまして、、、
結局、石黒さんも同じ事を思っていたようでして、「とにかくエンジンを切って微風でも何でも帆走にして周りの音を
聞きましょ〜。いくら何でも本船のエンジン音は聞こえるでしょうから、聞こえだしたら要注意。」という事で、
超微風ながらエンジンオフでフルセイルの帆走 に。 すると、濃霧のせいでしょうか、周りの音が消されてしまうのか
恐ろしくなる程静かでして。。 時折、濃霧の奥の奥から(通りすぎた後、引き波が殆ど無かったので多分遠かったので
しょう。。)本船のエンジン音が聞こえ通り過ぎていく、、こちらはレーダーなんぞ積んでませんので、頼るのは自分
の 耳のみ、、何とも原始的ですがこうする他仕方ない。。。らぴた丸には一応、スプレッダーにレーダーリフレクター
を取り付けてありますが、どれ程の効果があるのやら、、 微風なのでフルセイルでも、対地2ノット弱でそろそろと
進みますが、何より久しぶりにエンジン音から解放されて心地よいのがハッピー?

正に五里霧中の遠州灘を東へ進むこと4時間、少しづつ視界がきくようになりついには晴れ間も見えてきまして、、、
心配された本船との接近遭遇も無く何とか無事。 どうやらOrion号とは完全に離れてしまった様子。。
濃霧の中、最後の通信で「お互い向かうのは三宅島だから、まあ現地で会いましょ〜」ってな調子でしたから、まあ
確かに目的地は一緒なので、、、という事で久々のエンジンオン。相変わらず風弱く、2000回転でひたすら東へ。。


遠州灘に出ますと、沖からのうねりが少々。 うねりに消えていくOrion号

先程までの晴天が嘘のように、段々と霧が発生。。

無風、うねりはちょっと。。蒲郡を出てからず〜っと機走。


かなり霧が濃くなって、、VHF16CHでは警報(濃霧)が発令。。


ついに視界数十メートルに、、、(^^;)、、

■濃霧の次は、雷雨〜!!

霧もようやく無くなり晴れ間も見えたな〜、と言っている間に日没。。 星空を期待しつつ、、なんて思ってますと、
辺りが真っ暗になりまして、今度は暗中模索状態、、遠くに本船の灯りが見える位で、前後左右、ぜ〜んぶ真っ暗闇。
相当厚い雲だな〜? なんて思ってますと、上空でゴロゴロ聞こえ出しまして、ついにはピカッ! (^^;)
どうやら真っ暗闇だったのは、雷雲の下に入ったようでして、そのうちお約束のように雨と風が〜!!
始めはのうちは、かなり遠くに落ちていた雷、、段々近くなってきて〜、、ついには船の数百メートルの所に落雷。。
洋上での落雷は初めて観ましたが、なんと空から柱の様に一直線で、しかもかなり太〜い状態で、チュドーン!!って
感じ、、 こりゃ〜濃霧と違って、どう足掻いても仕方無い、、周りは潮水で何処でも落ちる事が出来るから、我々に
落ちるのは万に一つ位?それこそ神のみぞ知る?? 雷雲の下、結構な風が吹いて、横殴りの雨になりまして、、、
早速ドジャーとビミニをセットして帆走へ。。 何と8ノットオーバーで走り出す〜。 雷は相変わらず、そこかしこ
に落ちまくり、さながらもぐら叩き状態のもぐらのごとく御前崎沖を〜。。
2時間近く雷雨の中、それこそ運を天に任せて?(何故か落ちないと信じ切ってましたので、不思議と濃霧より恐怖感
は無く、ただただ自然の圧倒的な力に感心してました〜。。)走ってまして、疲れてるので居眠りこいたり(私だけ)
コクピットに横になって足を伸ばしてリラックスして後ろなんか見てますと、何だか後方の空に星が出てきたような、、
しばらく観てますと、確かに星が見える〜。。 という事は、雷雲が我々を追い越そうとしてる?。。
石黒さんに伝え、追い越されるまでここで漂うことにしますと、見る見る星空が開けて、ついには雷雲が我々を追い越
してどんどん東へ。。 ラッキー、、もしかして始めから漂っていればもっと早く雷雲が去った? などと思いつつ、
満天の星空ショーに、べた凪の海面、、、ああ、さっきまでの雷雨は何だったの〜って感じでしたが、ともかく二人と
もかなりヘロヘロになっていたので、本船航路からもかなり離れている場所なので、ここで漂いながら二人共休憩かね
て仮眠する事に。。 という事で、1時間半くらいでしたか、二人ともコクピットで爆睡したのでした〜。。
いや〜、それにしても海に落ちる雷って本当に凄い!! 何しろ、海面から数メートル?の水柱が立つシーンは圧巻で
した〜。。 神様仏様〜、ありがと〜っ!



夜明け後、安堵の爆睡?

■Orion号救援、かと思ったらこちらも、、、、、

雷雲が去った後の御前崎沖は平和そのものでして、ただ相変わらずの微風、というか無風?
またまたヤンマー頼みで東へ。 ただ、風はないのに変な波で海面がゆらゆら、とても走りにくい感じ。。
夜明けと共に素晴らしい景色が広がる。 真っ青な海と空、そしてかすかに神津島が。。
「おおっ!あれが神津島か〜。ついに来ましたね〜!」などと話しつつかなり感動。 蒲郡を出航してから既に30時間
濃霧、雷雨となかなか厳しかったけど、やっと伊豆諸島に来たという実感が湧いてきまして、、、、
蒲郡を出てから濃霧の4時間以外はヤンマー頼みでしたので、そろそろ燃料の補給。 燃料メーターを見ますと、まだ
半分位の位置でしたが、念のため20L補給。 しかし先行したであろうOrion号はもう三宅島に着いている頃か。
神津島の向こうには三宅島が見えてきまして、まだまだ距離があるけどももう少しだと思うと、未だ見ぬ三宅島での楽し
いであろう滞在を想像しながら、「もうOrionは到着して、美味い魚でも獲ってる頃かな〜」などと話しまして、、

神津島まであと10マイル位の辺りで、我々よりさらに沖合にフルセイルで優雅に走るヨットが見える。
石黒さんと、「殆ど無風だというのにフルセイルでセイリングとは、時間に縛られなくて優雅で良いな〜」なんて話して
ますと、VHF無線機に着信、、「こちらOrion、ラピタ取れますか?」 久しぶりの無線の声に早速、
「はいはいこちらラピタ丸、生きてますよ〜」
「こちらOrion、今どの辺りですか〜?」
「え〜、神津島の南西5マイル位でしょうか、、そちらはもう三宅到着ですか〜?」
「いや〜、こちらは朝早くエンジントラブルで機関停止、現在風なく漂流中〜。」
「え〜、どの辺りですか?」
「多分、そちらの南の沖、こちらが見えますか?」
「え〜、もしかして今フルセイルですか? おおよそ2マイル位南でしょうかね〜」
「あ〜、やっぱりラピタですか、朝7時頃から機関停止で色々いじって診たけど全然駄目、お手上げ状態です」
「了解〜、これからそちらに向かいます、、それなら三宅島を諦めて神津島へ入りますか!」

なんと、先程から沖に見えていた優雅なヨットはOrion号だったのでした。。(^^;)
近づいて、100mのアンカーロープと、係留用のクリートセイバー付きの舫をラピタ丸のスタン両側からV字状に取っ
て曳航開始、幸い潮も弱く対地4ノットで神津島へ進む。。 初めて入る港へ曳航して入るとは夢にも思わず、港に入る
にはどうやれば良いか、眠気でぼやっとする頭で必死に考えたりしまして、、、 ただ景色と海の色は素晴らしい!!
蒲郡を出航してから約3時間位で燃料計をチェック、残量確認してたのですが、そろそろチェックの頃と思いふと燃料計
に目をやりますと、半分位の位置を指している、、「あれ、つい3時間位前に満タンにしたのに、回転数を上げて曳航し
たから一気に減った?それにしても減り方が変だな〜、、」と思いつつ嫌な予感がしたので、キャビンに入りエンジンを
点検してみますと、なんと、じょろじょろと液体がエンジン本体から流れている!! もしやっ!と思い、ビルジを確認
するために床板を外してみますと、なんと、波なみ、溢れんばかりの液体が! 空けた途端にそれと分かる特有の臭いが。
そう言えば、朝方、朝飯を取るのにキャビンに入った時、なんだか軽油臭いな〜、でも20数時間もエンジン掛けている
とこんなもんかな〜程度に思ってしまったのが大間違い!!! ともかく何処から漏れているのか分からず、とにかく
エンジン停止!! 大慌てで燃料系統をチェック、始めは燃料タンクからか?それとも途中のホース?いやいやエンジン
本体のパイプなどとにかく燃料系統を全て手で触ってみるもよく分からず、、幸いエンジンはさっきまで掛かっていたの
だから、もう一度エンジンを掛けて実際の漏れを目視することに、コクピットの石黒さんにセルを回してもらうように頼
みエンジンを見てますと、どうやら燃料フィルターの筒から漏れているよう、、目で見た限りではフィルターのどの部分
から漏れているのか分からず手で触ってみますと、どうやら上の方からか、、その時点でもまだハッキリと亀裂か何かが
確認出来なかったので、ともかくこのフィルターをしめるリング状のナット?だろうと思い緩みが無いか確認しますと、
しっかり締まっているような、、念のため増し締めしようと、プライヤーできつく締めるも未だ漏れが止まらない、、
ただ、気持ち漏れの量が減ったような、、それならと、もう少しきつく絞めようと大きめのマイナスドライバーを使い
ハンマーでカンカンと叩いて増し締めをしますと、、なんと今度はジャージャーとまるで蛇口から出る水のごとく大漏れ!
こりゃ〜いかん、、とまたエンジンを止めてとにかくテーピングで応急処置、、再度エンジンを回してもらうよう合図
しますと、今度はセルが回ったかと思うと、ひゅるるるる、、、と嫌な音と同じにエンジン停止、、、「あっ、やっち
まった〜、、、」そう、こういう時に限ってトラブルは重なるものでして、、なんとスロットルがバックに入っていた
ようで、曳航していたロープが弛んで船底に回っていたのであっという間にシャフトにロープが絡んでしまい、、(^^;)
コクピットでドタバタした時に、スロットルが足か何かに掛かりバックに入ってしまっていたのでしょう、、、
いつもは必ず確認する事も、やはりトラブルで焦っていたんですね、、、ヨット始めて初のペラからみ体験、、しかも
こんな洋上で、、仕方なくスイミングラダーを降ろして海水に足を着けますと、真夏だというのに海水が無茶苦茶冷たい。
マスクを取って潜るしか無いな〜、あまりの冷たさに躊躇してますと、なんとOrion号から兵藤さんがドッボーン!
なんと躊躇している私を見るに見かねてか、飛び込んでくれまして、、幸いセルスタート時に巻いたので簡単に取れた
ようで、何ともラッキー、、、いやはや兵藤さんすみません、、、、

ともかくこのままではミイラ取りがミイラ、、無風なので二艇とも漂流か?? とりあえずこちらのエンジンは燃料漏れ
はあるとしても、掛かることは掛かる、、何とか残りの予備燃料を入れながら神津島へ行くしか無い、、、という事で
燃料計と睨めっこしながら再度曳航開始、、すると今度は燃料計が見る見るうちに減っていくではありませんか、、、
ともかく燃料切れはアウトなので、石黒さんに頼んでビルジに目一杯溜まった燃料をハンドポンプでポリ缶に吸い上げて
もらいつつ、直ぐに燃料タンクへ補給、、 この作業は軽油の臭いと揺れで超大変だったかと、、、おェ〜、、、
石黒さんすみませ〜ん、、、、と連呼しつつも、こちらの頭の中は初めて入る港、神津島・三浦港へOrionを曳いて
どうやって入る? このクルーズの出発前に、伊豆古宇のウッドペック白根さんからアドバイスいただいていた三浦港の
アプローチを必死に思い出しつつ、GPSと景色を確認、、、どうやら三浦港が見えてきた、、、
その頃、燃料漏れはピークに達し、入れた分だけ直ぐに漏れるという感じになっていまして、、、、
どうなっちゃうの私達、、、って心境でして、、、(^^;)


うっすらと見えてきた神津島!感動〜。。

昨夜の雷雨が嘘のよう、素晴らしい天気! でも風全く無し!

漂流中のOrion号。 



昨夜の雷雨対策か?チェーンが垂れてますね〜。。(^o^) バックは神津島。。

ヨットも風が無ければお手上げ。 らぴた丸で曳航

神津島もあと少し!頑張れOrion&ラピタ

目指す三浦港が見えてきた!、、かな?

あと少し、あと少し、頑張れ〜!!(この間にも石黒さんは燃料補給、、すみませ〜ん<(_ _)>)

【どきどきの神津島・三浦港入港、そして・・・・・・】

とにかく何としてでも入港しなければ、、幸運にも風波弱く港に入るには好条件、何とか救われた気分、、、、
Orionを曳きながら、どうやって入港するか、、、と無い知恵を絞ってこうする事に、いやこれしか方法無いと、、

1.先ずは何とか港へ入港
2.入港したら、曳航ロープを引きOrionをこちらに横抱きする
3.横抱きさせたまま、こちらのエンジンで何とか岸壁へ着ける

どう考えてもこれしか無いかな、、、と思い無線で手順を説明しますとOrionのお二人も了承していただいた様子 、
ついに、三浦港の馬鹿でかい外堤防が近づきクリアして内港へ、幸い他に出入りする船も無い様子で、しかも外港と内
港との間にしっかりスペースもあり何とか曳航したまま入って行けそう、、無事外港を入り後は内港への左90度に曲
がるため、曳航ロープの長さを考慮して大回りして何とか入港!! 早速、Orion号を引き寄せて横抱きし固定、
後はエンジンが掛かっている内に少しでも早く岸壁へ!!! と思うも流石にお盆のど真ん中、、既に多くのヨットや
ボートが留めてあり殆どスペースが無い!! Orionを横抱きしたまま、うろうろして留められそうなスペースへ
何とか行き留めようとしますと、「そこは係留禁止だ、、」と陸から漁師さんの声、、仕方無くまたうろうろ、、、
しかしこちらもいつエンジンが止まるか分からない状態なので、もう係留禁止もくそも言ってられない、、、、
既に槍着けされていたヨットの右横に何とかスペースがあったので、そのヨットのオーナーに「すみません!エンジン
トラブルで仲間の船抱いてます、こちらも燃料漏れでいつ止まるか分からないので、一時横抱きさせて下さい!!」
と声を掛けお願いしますと、快く舫いを取っていただきまして、、、何とか舫った所でこちらのエンジンもストップ、、
本当に危ないところでした、、、まるで漫画のような。。。
横抱きさせていただいたオーナーにお礼もそこそこ、しばしこの場所で修理しなければ、、ともかく無事到着しホッと
一息、、と思う間もなく近づいてきた漁師さんに「こら〜、そこは係留禁止だ! 給油に来る船の為に使う場所だ。」
「すみません、実は2艇ともエンジントラブルで動けないんです、、給油に来られた時に動かしますんで、、」
「そんなの関係無い、早く動かせ!」「分かりました、直ぐ動かしますけどエンジン掛からないので、横にずらすだけ
ずらすので、、、」と給油スペースと思われる場所に少し掛かっていただけなのに、、と思いつつ横にずりずり引いて
開いたスペースに動かしますと、今度はダイビングショップの船がやって来て、「おい、そこは乗り降りするから駄目
どかせ、、」「いや、エンジンが二艇とも、、、」「ともかくどかしてくれ、、」 流石に私も頭に来て、
「分かりましたよ、エンジン直ったら直ぐにでも出てきますよ、」と言いますと、「いやそうは言ってない、ちょっと
横にどかせば良いから、、」という事になりまして、、、そうこうしてますと、不審船対策なのか、島の役所から役人
さんがやって来て、「何処から来たの?船検番号を確認させてね〜、何しに来ましたか〜」と言われましたので、、
「いや〜、これこれ然々、こういう状態なのにどかせ、だの係留禁止だの言われ本当に不快ですわ、私達が遊んでいる
エリアでは考えらえませんぜ」と文句を言いますと、「それは大変だったね、よし、私が言っておいてやるよ」と。。
近くに居た先程の漁師さんに、「遠くから来てエンジン壊れて困っているんだから、何とかしてやれよ」と言ってくれ
まして、、、その後、早速漁師さんがやって来て、「いや〜、俺も船主会の会長やってるから立場上ああ言わないと、、
気を悪くしないでくれな、そこの横なら大丈夫だから、、」と何とかお許しいただきまして、、、ああ、何だかな〜、

一部始終を見ていた他のヨット乗りから「大変でしたね〜、エンジントラブルですか、、処で台風発生したのご存知?」
「えっ、本当です?」トラブル続きでラジオを聞くことすらすっかり忘れてまして、、どうやら小笠原にあった怪しい
低気圧が台風になったとの事、、おいおい、エンジントラブルの次は台風?? とにかくエンジン修理して直ぐにでも
帰らなければ、、、、、へろへろの処に台風発生の知らせ、、もう踏んだり蹴ったりとはこの事かと思いつつ、ともか
くエンジン修理だ〜!!! どうなるの私達って感じ???




何とか記念写真!しかし凄い景色!!神津島参上!!(石黒さん)

多幸湾


冷たい湧き水がバンバン出てましたっ!!

三浦港の雰囲気はこんな感じです〜。。

三浦港となりの海水浴場。 水が超綺麗!!!ちくしょ〜っ!

遠くに三宅島が。。



神津島・三浦港の高い高い防波堤!









いつか絶対にもう一度来てやる〜っ! 神津島を後に。。

追っての風でうねりも斜め後ろから。後ろから小高い丘が迫るような感じ。とても気持ち良い!

御前崎沖30マイル位、こんな所で避泊中?空荷でしょうか、うねりでスクリューまで見えました〜。