だだもれ

2005年6月30日

マドラックスあるいはヤンマーニ3話。やっぱりわけがわからないが、 不必要にかっこよくておかしい。 もう一人が真の力を発揮するまでは見たいな。 そしてハチクロ10。見たことがない世界。

物理エンジンの組み込みとかやってた。組み込み本体よりも ライブラリのビルドを通す方が面倒だった。 次は髪の毛とかの物理シミュレーションだが、気が重い。 ほとんど同じ手法を用いるものが一つのアプリの中で 独立に実装されるなんて、馬鹿馬鹿しいにも程がある。 もっとも、過去の某大作はステージごとに全く異なる エンジンで動作していたとも聞くから、 うちの会社的にはそう変なことでもないんだろうがな。

つうか、1面と2面を違うプログラマが全然違うエンジンで実装する、 なんて絶対ありえないと思った。さすがに今はやってないだろうが、 そういう思想はまだまだ根強く残っているっぽい。 そういえばソースのディレクトリの下に人名がついたディレクトリが掘ってある 光景を見たこともある。モーションとかステージとかで分けるならわかるが、 人名ってどういうことよ。

STLの使用状況を聞かれた。まさか使用禁止とか言い出すんじゃないだろうな。

メモリ使用量が物理塔載量の7割かそこらを超えるとカーネルが kswapdを動かしてメモリを再配置しようとする。 これは普通の用途であれば問題にはならないと思うのだが、 ゲームでこれをやられると致命傷だ。処理落ちしまくって話にならん。 カーネルに手を入れるのは保証の関係で禁じ手なので、 現状メモリ使用量を小さめにする以外に手がない。 ただでもGLが勝手に予測不能な量のメモリを使っていて大変な ところにこんな追い打ちが来ようとは思わなかった。

OpenGLにはDXで言うところのPOOL_MANAGEDしかなく、 VRAMに送り終わったテクスチャその他をメインメモリから削除することができない。 結果メモリを無駄に消費する。確かにPCのマルチタスク環境であれば いつGPUが他のアプリに奪われるかわからないので これも一つの考え方なのだが、ゲームしか動かないとわかっている場合には 甚だ困る。たぶんOpenGL ESの方はこのへんの対応があるのだろうが。

2005年6月28日

正式に彼の仕事がこちらに回ってきた。 来週あたりあと二つほどさらに回ってくる。

彼の行く手に数々の難関があることを私は知っていながら黙っていた。 言うならば、罠だ。シミュレーション系の技術というものは 一見原理は簡単に見えるが、かなり臨機応変な工夫を加えなくては ゲームで実用にするのは難しいのである。 速度と安定性の両方を満足の行くレベルにするのは大変なことであり、 私であっても100%の保証はしかねる。 なので、すぐにお手上げになると思っていたのだ。 そうならなかったのは、私の想像以上に彼が想像力を欠いていたのと、 彼の進行速度が遅く結果的に当たった障害の数が少なかったからである。 だが、今度こそ逃げられまい。 4つの改善要求に対してそれぞれ厳密に締切が決められている。 毎週審判の日がやってくるこの状況になっても果たして笑っていられるだろうか。

でも昨日彼は社内サークルに参加するために7時に帰った。 うちのチーフも行ったが終わったら戻ってきて仕事をしていた。 彼は戻ってこなかった。何故そんなに自信を持てるのかがわからない。

物理エンジン組み込み。物理を知らなくても物理を 使える時代なのだということを思い知る。

2005年6月27日

朝起きたら汗びっしょり。窓が東側なので日光が直撃するのだ。 カーテンはやはり必要か。あと部屋の片づけもな。 ゴミどうにかせんとなあ。

シグルイ4。非の打ちどころがない。使えるセリフも満載だ。 チームのみんなに読ませねば。

2005年6月26日

どいつもこいつも沙都子、沙都子と言っていたわけがわかった。 皆さんそんなに妹が欲しいかね。もちろん欲しいさ。

祟殺し編。おまえが引き取れよと言いたい。魅音の方はいろいろな事情が伺えるが、 おまえは何もないだろ。 親に詰め寄るくらいはしてほしかった。無性にそれが悲しい。

この根本を忘れて瑣末なことばかり考える主人公のバカさ加減は リアルではあるが、もちろんもどかしい。 親を信用しなさすぎだ。いや、あるいはそれが普通の感覚なのだろうか。 私だったら絶対親の協力を仰ぐと思うのだが、 それは私が親を信頼しているからだろう。 思春期の男の子が母親を「ババア」とか呼ぶケースをいくつか見ていて、 私にはさっぱり理解できないのだが、しかしそういうのは確かにあるのである。

この文章たまに福本っぽい。いや、たまにじゃない。濃厚に福本っぽい。 実際福本ネタも見られる。この一度に少量の文章しか現れない ギャルゲーというフォーマットは福本文体と相性がいいのではないか。

ものすごい勢いで全滅。それにしても良く出来ている。 これよりおもしろいプロの作品を探すのは相当困難だろう。 全体に主人公の行動に納得が行かんが、まあ仕方がない。

暇潰し編。やはりいい出来なのだが、 次から次へとありえない情報がもたらされるのは果たしていいのだろうか。 人以外の犯行もアリという条件下で推理をしろというのは 確かに新しいが、無理くささも漂う。

私はフヌケなのでさっさと解答を見てしまうことにする。時間もないしな。 つうか夕方じゃん。今日は仕事できんなこれは。こんな時期に手に入れたのが そもそも間違いだったということか。

目明かし編。私って本当にこういうのダメだな。騙されすぎ。 ものすごく恥ずかしかった。本当に何一つ気づきもしなかったのだから。 推理小説の類でまともに推理できた試しなんてない。 まあ確かにこれは多少反則気味な気もするが、 部分部分は結構普通だ。そして、おそらく部分の和が全体になるように 綺麗に構成されている。だからそういうのに慣れていればたぶん解けるのだろう。

つうか、これまだ終わってないのね。ヤベエよ。 これから定期的にこれに時間食われるってことか。 仕事にならねえって。

これ以上のネタバレは致命傷なのでしない。というか、する必要を感じない。

申しわけないが、私はあまりこの登場人物達を愛することができなかった。 ぶっちゃけ恐い人は嫌だし、ムカつく奴も嫌だ。 そして、私の中でまだこのギャルゲー属性と、 そうでない何かの折合いがついていない。 「お疲れさま会」はなるほど巧妙な仕掛けだが、 そうであれば劇中に見せた優しさもまた偽物ということになろう。 私には都合のいいところだけをなかったことにする器用さが少々足りないようだ。 例外的に沙都子は好きだが、これはある種仕組まれている感が拭えず、 素直に好きと言えないところがある。それに、彼女はあまりにも強すぎた。

プロの作品でもこのレベルに達するものはそう多くはあるまい。 もしこれの絵と音楽が売り物クォリティだったらと考えるとゾッとする。 その隙が同人らしさというものかもしれないが、 この世界において次第にその隙は小さくなってきているように思う。 プロ品質にすることにかかるコストが下がっているのか、 それとも全体的に投入コストが増しているのか。 少なくとも前者は確実にある。絵描きの全体的なレベルは上がっていて それはコストが落ちていることを意味する。プログラムはタダで手に入る 上に質はさしたる問題ではない。音楽もタダで使える素材が結構ある。 さらに、web通販や同人イベント、さらには同人ショップ等々、 客の手に届ける手段も十分に確保されている。 これはノベルゲーだけに留まるまい。すでに2Dシューティングや 2D格闘は現れているが、比較的ゲームの機構が単純で 本質的に物量に頼らないものであればなんでも同人での展開は可能だろう。 特にプロでなければ不可能と思われた3Dの敷居が非常に低くなっていることは 見逃せない。ハードウェアの性能が上がって、 ポリゴン数やテクスチャの解像度という厄介な制約が取り払われつつあるからだ。 ポリゴンを減らしたりテクスチャの色数を減らしたり する技術はもはや必要なく、モデリングができればそれがそのまま出るのである。 モデリングの技術を持った人は確実に増加しているし、 多少モデリングが稚拙でもライティングを高度にすれば それなりな絵に見えてしまうのが3Dの恐ろしいところなのだ。 そしてそのためのシェーダ等々はwebにいくらでも転がっており、書籍も豊富である。

プロが誇れるのは物量だけなのではないか。これは実際にプロの中に入ってみて強く 思った。プロだから面白いものを思いつく、ということは全くないし、 プロだから技術力に優れているということも、必ずしもない。 プロだからこそ野心的なゲームを作る力がある、というのも私が知る限りは全くない。 プロが決定的に優れているのは物量を投入する能力である。 これだけは厳然たる事実で、絶対に同人でドラクエは作れない。 FFもメタルギアも作れない。しかし、それらだけがゲームではあるまいし、 それらが持つ面白さは本当にあの物量なしでは表現不可能なものだろうか。 もし物量で劣ったとしても値段が2000だったならばそちらを選ぶ可能性は ないだろうか。そして、おそらく同人という言わば「濃い」 世界においては「CMやってたねこれ。今晩ヒマだし買おっか」 みたいなヌルイ人々を考慮に入れずに済むのであり、 そういうものが受け入れられる可能性は高いのではないか。

もちろんやはりプロは強い。いくつかのゲームを思い浮かべてみるだけでも、 素人には作れまい、と確信するに十分である。 ただ、いつまでもそれが真実であり続けるとは もう思えないということだ。実際プロにも関わらず同人ゲーに 手を染める人も多いと聞くし、その数は確実に増えているそうである。 それだけ会社で作っているものに魅力を感じないのだろう。 娯楽は根本的にトキメキを提供するものだ。 私が作っているものはトキメキを提供できるのだろうか。 できると信じたい。しかし、悲しいかな、私自身がときめいていないのである。 ときめきがないのは私がときめこうとしていないからかもしれないが、 「ときめこうとする」なんてことが可能だろうか。 仕事は嫌ではないし、嫌ではないということ自体が非常に恵まれていることだが、 しかしどうにも最近迷いがある。約束があるのであと半年はこのままだが、 その後で私はどうするのだろう。

まあ今はがんばるしかあるまい。いつかこの会社を去るのだとすれば 私が役に立つ人間であることを示す証が必要だ。 私は一度しかスタッフロールに名前が乗っていない下っ端にすぎないし、 プログラマとしてまっとうなレベルにいるという確信もない。 いや、到底まっとうではあるまい。なにせ、ちょっと前まで添字にcharを使って オーバーフローさせていた人間だからな。 おそらくwebで見る「出来そうな人々」に比べれば遥かに下だろう。

一つ決意した。いわゆる「ソフトウェア工学」を毛嫌いしないことにする。 さしあたって一番気に食わなかったデザインパターンとUMLを勉強する。 私にまっとうなプログラマは務まらないだろうが、 それは気性上の理由であるべきであり、能力上の理由であるべきではない。 ごたくを並べるのは給料をもらうに値するだけの能力を身につけてからだ。

グラフィックスプログラマ、なんて肩書きがつくであろう仕事をしていると ライティングに敏感になる。で、ひぐらしの絵を見て思うわけだ。 「全然ライティングわかってねえよ!」と。 デッサン云々よりもそれが一番気になった。

たぶん今色付きの絵を描いたら昔よりも よほどうまくやれるだろう。もっとも形を取る能力がガタ落ちな上に 手もついてこないだろうがな。

2005年6月24日

11.5%。減らんなあ。あと1.5%なのになかなか減らない。

オブジェクト指向開発技法の主目的は阿呆の害を最小に止めることにある、 と聞いて納得した。明確で力強いお言葉である。 さすがに堅気の訓練を積んだ人は言うことが違う。 やはり勉強せねばならんな。本を借りるか。

金曜に早く帰ることに成功したので、ひぐらし。 「何、このギャルゲー」というのが第一印象。どうでも良すぎる。 しかししばらく耐えていたところ、やっといい感じになってきた。 最初のギャルゲー部分は正直いらないが、 あれをふまえておくといいことがあるに違いない。 実際さっきのヒロインの反応が恐かったのはあのギャルゲー部の お約束すぎる行動パターンを見せつけられた後だからだろう。

いいぞ。いい感じになってきた。こええ。 結構あからさまではあるんだが、こええ。

にしても絵はなるほど同人レベルだな。 システムもnscripterモロという感じで低コスト感が漂う。 これがあれだけ話題になるほど売れたというのだから、 きちんと皆内容を見て買っているのだろう。 「内容はやらなければわからないのでウリにはならない」 というコンシューマにおける悲しすぎる真実が ここでは当てはまらないようだ。

うわ、マジでこええ。こんなにヒロインが恐くてもいいのか。 あの最初の苦痛としか思えない萌え描写がこういう効果を発揮するとはな。 それにしても、こんなヒロインに萌えるか? この作品がウケているのはこの怖さゆえなのだろうが、 そのわりには普通にキャラを主軸にした展開をしているようにも見える。

「そのまんまの…斧だッ?!?!」。いい。たまらん。

つうか、これ推理可能なのか?ゲームのルールが定まらないのに 推理なんてできるわけないだろう。話の筋を当てる、という意味であれば 可能だが、そんなもの後からいくらでもひっくり返せる気がする。

キャラ萌えを可能にするトリックがあった。「あれはお芝居」。 脱力と同時に納得しつつも気に食わない。

綿流し編終了。そしてまた「お疲れさま会」。これを読まないと先へ行けないのは キャラの悪い印象を払拭するためだろう。巧妙な仕掛けだが腹立たしい。 救いではあるのだがな。 そういや今回のレナはまともだったが、このへんの食い違い込みでの説明がなされる のだろうか。

あれだけのことをやらかして「クケケケェッ!」とか笑う女をあれだけ好きになれる この主人公がわからん。もはや汚れてないのは沙都子だけか。

2005年6月23日

電話止められた。でもネットはつながる。一緒に切れなくて良かった。 払い忘れていた先月分を慌てて払ってきた。

彼から回ってきた仕事を一つ片づけた。 そして彼はバグ入りのコードをコミットして帰った。

反応ありがとうございます。 コンパイルそのものが大丈夫なのは知っていましたが、 ライブラリも大丈夫ということでちょっと安心しました。 先輩の一人がSTLがヤバいかも、とか言ってたので。 もっとも、言われた通りgccで作って、 それでダメだったら悪いのは私達ではないので気にする必要なんてないんですけど。

GeForce7800が出た。6800Ultraの倍近い性能だと言う。 PS3やXenonのGPUはだいたいこのレベルにあるはずである。 むろんゲーム機の方がシステム全体としてはずっと高速だが、 出る絵のレベルだけ見ればたぶんこんなもんだ。 1280x720の解像度であれば1ピクセルあたり200サイクル程度が限界だろうから、 せいぜいシャドウマップに綺麗なフィルタをかけられるくらいで 今とあんまり変わらないことしかできない。

2005年6月22日

gccでコンパイルしただけでGPLになるとしたらもうどうしようもないだろう。 なにかしら回避方法はあるんだろうが、 そんなことまで考えねばならないとは面倒この上ない。 いっそゲーム丸ごとソース公開しちまえやと言いたくなる今日このごろ。

2005年6月21日

コードを綺麗にしたいプログラマミーティング、とでも言うべきものに参加。 みんなデザインパターンがどうとかUMLがどうとかいう話をしていて、 まるで知らない私は肩身が狭かった。正直そういうのはどうも虫が好かなかったのだが、 ああも普及しているとなれば知らないのは罪だろう。 一段落ついたら勉強することにする。 うちデザインパターンの方は たぶん普段やってることに名前がついただけのことなので、 本を一冊読めばだいたいわかるだろう。丁度良くデザインパターン のバイブルみたいなのをみんな持っているので借りて読めばいい。

仕事増えそう。相当増えそう。やっぱりそうなるのな。 奴に振っていた仕事はほとんど全てこっちに回ってくるっぽい。 そしてそのへんの人々もハナッからそういう気でいやがった。 本当にヒマになれるのか?7月は仕事しないぞとか言ってられる状態じゃないぞこれ。

ボーナス。2.2ヶ月分と書いてあったが、給料の3分の2くらいを占める なんとかという部分の2.2倍なので実際のところ1.5ヶ月分くらいである。 前は年俸の何分の1かにボーナスという名前をつけて支給していたのだが、 今回会社の状況に合わせて減らせるような制度になったらしい。 会社がくっついたことでいろいろと大変なのだろう。

2005年6月20日

体中が痒くて目が醒めた。夜中の三時。 蚊だ。毛布もかけず、かつ素っ裸で寝ていたことを後悔した。 とりあえず水を浴びてかゆさを軽減した後、 半開きになっていた網戸を閉めた。 もう蚊と戦わねばならない季節なのである。

先輩と僕5。この見事なまでのどうでも良さがたまらん。幸せ。 毒にも薬にもならず完璧なまでに時間の無駄。しかし幸せ。 何と言われようと大好きだ。脳内でアニメを作る訓練にも丁度良い。

例の彼について欠席裁判。ついに話がディレクターまで及んだ。 そこで「奴の顔が屈辱に歪む様が見たい」と言ったら たしなめられた。冗談なのになあ。しかしまあそれはそれとして、 一度ちゃんと言って状況に気づかせてあげるのは彼にとっても有益だ。 だからこれはいじめじゃなくて愛。

しかしまあ、あれだけいろんなものが間違ってても動くようにできるあたり 基礎力はあるんじゃないだろうかとは思うのだ。 正直私はそのへんの粘りには自信がなくて、 もし正当な方法で実用速度に達しなかったらあっけなく折れてしまいそうな気がする。 果たして私はあのようなインチキを敢えて採用する勇気を持てるだろうか。 それが恐くて「私がやる」とは言い出せなかったのである。 ましてこのように差し迫った時期となるとなおさらだ。 だから、正直な気持ちとして、彼が成長して自力でどうにかしてくれるなら 非常に有難いわけである。 来るべき裁判を経て人間的に成長し、見事脱皮してくれることを期待しよう。

というわけですでに事は私の手を離れたので、 ここからは大人の手並を拝見しよう。そして明日はミーティング。 まあまだ明日は動かないかな。

2005年6月19日

頭が痒くて目が醒めた。夜中の二時。 フロ入ってから寝れば良かったと本気で後悔した。 でもちょうどいいのでフロ入ってから仕事しよ。

こんなに体から脂が出てくるのは一体何故なんだろう。 これも進化した結果なのだから 何かしら意味があるのだとは思うが、わからん。 あるいは何かの機能を獲得することに伴う副産物なのだろうか。

朝。ごめん。作業進まなかった。かわりに、 有川浩「海の底」。いい。この甘酸っぱさと、シビアさの 絶妙なブレンドがたまらない。 この人の作品は描写が細やかで好きだ。 確かに前作の方がお話としての面白さでは上だが、 上とか下とか言っても仕方ないだろう。 そもそも、この地味さ加減がいい。 怪獣パニックものなのに戦うのは無名の機動隊員ばかりで、 主人公は始終ガキのお守りをしているだけなのである。 たまらん。そういうわけで450ページの長編にも関わらず休みなしに読めた。 貸してくれてありがとう。

確かにここまでの出来になると電撃文庫はちと違うな。 ハードカバーで別扱いになるのもわかる気はする。 しかし敢えて電撃文庫にして中高生にも読んでほしいという気が しないでもない。この人の子供の描き方は本当にリアルで、 みっともない子供が本当にみっともなく描かれているのだけれども、 そこにはやっぱり優しい視線が感じられる。 この作風をリアル中高生はどういうふうに受け取るのだろう。

現場の人はかっこいいけど、えらい人はバカ、 というこのシンプルな感覚には共感するところが大きい。 うちの会社もそんなだ。でも、上の人には上の人の事情があるだろうし、 うちら下っ端にはわからない事もあるだろう。 それに、下っ端にもバカはたくさんいて、 そのために上が期待する成果が出ていないという面も否定できない。 しかし、下っ端には文句を言う権利があるし、 むしろそれは義務だと思うから気にせず言う。

ああ。法事の最中のヒマな時間に読もうと思ってたのにその前に読んでしまった。 作業全然進まない。なんで私は空いた時間を有効活用できないんだろう。 最低でも半日はないと何もやる気にならない。Pentium4か私は。

甲賀忍法帖。結局アニメ見る前に読んでしまった。面白すぎる。 魔界転生よりいい。というのも、この作品が忍法勝負だけを描いているからだ。 魔界転生は盛りだくさんすぎて軽妙ではあるが熱気に欠けるように思えて いまひとつ入りこめなかったのである。 つうか、ジョジョだこれ。たぶん逆で、ジョジョはこれなのだ。 まったくもって忍法をスタンドにすればジョジョになる。 最初のうちはアニメに比べて人間模様が足りないなどと思っていたが、 なるほどこれだけのアイディアが投入されるならそんなものはいらないのである。 キャラがどうとか、そんなことは全くもってどうでも良い。 文章も「5メートル」とか言ってしまうあたりどうかと思っていたが、 なんとなくそれもアリな気がしてきた。 どう考えても荒唐無稽な忍法に不必要に科学的な説明が入るあたりもたまらない。 いわゆる民明書房。ジョジョも2部くらいまではこういうノリだった。

アニメの楽しみが半減した。こうなるともう人間模様を楽しむ他ない。 しかし、アニメの後に小説を読むよりは余程良かったようにも思う。 この作品の骨子はアイディアなのであって、それを知った後では何も残らない。 その点アニメはアレンジの仕方や演出を楽しむこともできるので まだどうにかなるのである。

しっかしすごい文章だ。時代物で 「ウジャジャけた」とか「クライマックス」とかいう言い回しが出てくると は思わなかった。つうか「ウジャジャけた」って何。前後の文脈なかったら 絶対わからねえ。あと甚五郎弱すぎ。朧うっとうしい。 天膳がかわいそうになってくる。 そういや刑部のやられ方見てドラゴンボールのじいちゃんを思い出した。 これいろんなもんにパクられてるんだろうなあ。

法事は坊さんの読経がテクニカルすぎて気に食わなかった。 6倍音がたくさん鳴っててすごいなとは思ったが、それだけ。 あれどうやってやるんだろう。 あと弟にC#のコンパイラをプレゼントした。私の役に立て。 気長に待つほどの時間はないのだが、まあ良かろう。

2005年6月18日

5時。こんなにしょんぼりしたのは久しぶりだ。

彼の担当部分でバグが出た。それもチーフプログラマのマシンでしか起こらない。 彼のマシンでは起こらないのをいいことに彼は「月曜に調べますよ」と 言って帰ってしまった。 月曜になっても彼のマシンで起こらなければ彼が直すとは思えないわけで、 かくなる上は自力でどうにかする他あるまいとデバグを始めたわけである。 面倒くさいので結論から言うと、データが古かっただけだった。 3時間以上それがわからなかったのは、 誰一人として彼のせいでない可能性など考えもしなかったからである。 実際彼のコードはどこからゲリラが襲ってくるかわからない 底無しのジャングルであり、 浮動小数点の等号比較や5重にもなったforループ等々 いくらでもツッコミどころが見つかるそれはもうひどいものだ。 このどこかにバグがあるに違いないと考えるのも無理からぬことだろう。 バグを発見してそれをネタに月曜に罵る気満々で作業していただけに、 こういう結末に終わると非常に気まずい。 最後に残った私とチーフで顔を見合わせてしばらく無言だった。

ハチクロ7巻まで一気買い。 花本先生の言うさみしさはなんとなくわかる。 でも生活に支障を来すほどのものではないから、 何か事件がない限り私は死ぬまでこのままだろう。 ただ、時間とともにこの感覚は強くなっているのか、 それとも慣れてなんとも思わなくなっていくのか、 それだけが気がかりだ。この3年間は強くなる一方だった。

会社にいるデザイナの人々は美大やら芸大なわけだが、 そういう人々が何を学んでどういう仕事に就くのかをさっぱり知らなかった。 なので、ハチクロを読んで少し想像がつくようになったのがうれしい。 物を作る仕事には必ずデザインがついてくるのであって、 そういうところにはデザイナが必要なのだ。

ヨドバシをうろついていたら美容器具のコーナーが目に留まった。 毛を引っこ抜く機械。すげえ痛そう。 脇とか、股付近とか、絶対ヤバいくらい痛いだろ。 皮膚がひっぱられないよう押さえてから毛を抜く機構とかも備えているらしいが、 それで本当に痛みがマシになるんだろうか。 それとも女性の執念はそんな痛みなどモノともしないものなのだろうか。 相当おもしろそうなので一回自分の体で試してみたいものだが、 あの手のものは何しろ高いので冗談で買うわけにも行かない。 まさか店で「試しにやってみていいですか」とも聞けんしなあ。 なにせあそこは女性ゾーンなのである。 そういえば、 子供の頃床屋で顔を剃ってもらった後に毛布に頬ずりするのが大好きだった ことを思い出した。全身引っこぬいてから布団でゴロゴロしたら 全身であの感覚を味わえるのだろうか。

2005年6月17日

4時帰り。みっちり仕事をしていたわけではなく、 他のチームの情報収集みたいなこと。 要するに話しこんでいた。

彼は壁をまた一つ越えた。とりあえず動いているらしい。 デバグビルドにするといろんなところでアサートで止まる 相当ヤバいコードだが、しかしリリースでは動いている。 あんなその場凌ぎでよく動くものを作れるものだ。 もしかしてものすごくできるんじゃないのかと思ったりもするが、 やはりそれは錯覚だろう。

ハチクロ9まで。毎回どこか最終回っぽい。みんな恋してる。 森田さんかっこいい。竹本は毎回髪が伸びる。 ああいう青春ってのも世の中にはあるのだろうな。

バジリスク10は総集編。オッサン声優の魅力が炸裂。 そういえば絆箱まともに開けてすらいないな。ちと惜しいか。

2005年6月16日

今週日曜は祖父の一周忌なので活動不能。

2005年6月15日

三時。仕事は尽きない。次から次へと不都合がくる。 何故こんな時期にこうも忙しいのかと思うが、 今がどんな時期かを考えてみれば当たり前のことだ。

さすがに自分一人では対処しきれなくなってきたのか、 神妙な顔つきで聞きに来る。 さすがにああいう顔をされてはそう邪険にもできない。 「仮に今オレが仕事を引きついだとしたら一から作り直すよ」 みたいな厳しいことは言ったが、一応彼が妥当と認めそうな 選択肢も提示してみた。とりあえずやってみると言っていたが、 さすがに今回ばかりは手に負えないだろう。 私に仕事が流れてくることは覚悟せねばならない。

何故こんな時期に始まってしまったのかと思うが、 去年の秋から冬にかけて惰眠をむさぼっていたツケが回ってきたと 思えば自業自得だ。あの頃はあの頃でシェーダ祭の真っ最中だったわけで、 他のことなんてまるでやる気にならなかったのである。

プログラムというものはこの上なく完璧に出来ていて0点であり、 それ以下は全てマイナスである。 ここらでこのことを再認識しておくべきだと唐突に思った。

日が変わる前に帰ってきたのはずいぶんと久しぶりだ。 しかし昨日が3時だったので眠くて仕方がない。 作業しようと思ったが無理だ。すぐ寝て早起きできたらやろう。

えらい人がプロジェクトの様子を見に来た。 どうやら好評らしい。いろいろ文句を言おうと思っていたが、 なんか場違いな気がして言えなかった。弱いな私。 しかしそれはそれとして仕事する気せんなあ。

20世紀少年18まで。私は浦沢直樹は好きではない。 好きではないが、尊敬せずにはいられない。 なるほど連載漫画としての体裁上ベルトコンベアーの匂いはするし、 演出手法もこれ以上なくあざといが、 ここに詰められた技術とアイディアの量を思うと そういう評価で切り捨てるわけには行かないように思う。 「アートっぽい」という意味でのセンスには欠けるかもしれないが、 ああいう題材をこういう形に料理できる能力をセンスと呼ばずして 何と言おう。

課長レベルの人が社内WEB日記で「こんな会社やめてしまおうか」 とか書いていた。そんなこと書いてもいいんだ。 あの人が今やめたら相当な騒ぎになる。 その点私はやめても大した騒ぎにはならないわけで面白味に欠ける。 就職活動なんて面倒くさいしなあ。 まあこのプロジェクト終わってから考えよう。

2005年6月14日

ウィルスメールをぶったたいて感染させるという失敗をやらかした。 普段FreeBSDなのでメールにウィルスがついているという認識が まるでなかったんだろう、というのは勝手な推測で、 ただ単に考えなしだっただけのことである。いわゆる軽率。 DOSプロンプトが起動しなくなって ライブラリをビルドするバッチファイルが使えなくなったせいで、 システム管理の人に駆除してもらうまでまるで仕事ができなかった。 もう二度とやらないぞと強く念じておく。

2005年6月13日

デスブリンガーをやってる夢を見た。PCエンジンにあったゲームで、 マップは3Dだし戦闘はややこしいし何すればいいかわからないしで 歯が立たず投げ出してしまったゲームである。中1だったか中2だったか。 スキルを好きに選べたり、仲間にするキャラを選べたり、 とにかく自由度が高いのだが、敵をなんぼ倒してもレベルが上がるわけではなく 強くなる方法がわからないと一歩も進めない。戦闘も見下ろし表示で 魔法の効果範囲や攻撃の移動範囲がややこしく、魔法も味方を巻きこんだりする。 この接待ロープレ全盛の時代に思い返してみるとものすごい硬派度である。 CDを直再生すると知らないドラマシーンがたくさん入っていて悔しい。 ストーリーもシステムも相当気合が入ってそうだったので 今やると結構楽しめるかもしれないのだが、問題は ノートに地図を作るだけのエネルギーがあるかどうかだ。

考えてみたらPCエンジンのロープレはたいがい投げ出している。 Might & Magicも投げたな。ワープの魔法覚えていろんなとこ行ってたら いきなり道にでかいドラゴンがいて瞬殺とか、そういう思い出ばかりが残る。 というか3D系でまともにクリアしたものなんて ファミコンのwiz3くらいだろう。2はやはり投げた。 中学生には厳しいゲームが多かったように思うが、 洋ゲーだったりPCゲーの移植だったりしていれば無理もない。 一応PCエンジン版はだいぶヌルい移植が多いらしいのだが、それでも辛すぎた。 私がヌルゲーマーだったからというわけではないと思いたい。

考えたらCDロムロム持ってたわけで、うちって金持ちだったんだなあと思う。

2005年6月12日

ニャ長電話。拳法でいろいろ確認。やはりあの本は使える。 鎖骨は水平になるらしいので、とりあえずそこまでがんばってみることにしよう。

筋肉でも緩んでいる時は脂肪と区別がつかないくらいやわらかくないといけない。 尻や太股は結構やわらかいのだが、他はまだまだだ。

単に笑顔なだけでも腹立たしいのに、実際に「ハハハ」と笑いながら 答えられると余計に嫌だ。本当に活字でハハハと書けるくらいのハハハである。 「勉強しろ」「ハハハ、してますよ」。ムカつく。

大変刺激になった。のでがんばる。

2005年6月11日

夜中遅くまで数人でデバグ大会。そして五時。 メンツの中に彼はいない。当然話題になる。

丸一日仕事していると憎しみも薄れてくるな。良いことだ。

具体的に書くのはまずいかと思ったがそうでもないな。どこでもやってる手法だし。 私が描画系担当、奴がとあるモデルをリアルタイムに変形する役目である。 描画系はそれが変形されたモデルか、もともとそういう形をしていたモデルかを 区別しない作りになっており、奴はその仕様に合うように 体裁さえ整えればどんな変形を加ても良いわけだ。 さて、奴はあるモデルA(描画モデル)を変形する際、 そのモデルに付随する別のデータB (スキニング行列配列)にも変形を加えてしまった。 ところがそのBはさらに別のモデルC(影描画モデル)も参照しており、 そのためにモデルCの絵が崩れてしまったわけである。 今まではずっとCがなかったので問題にならなかったのが 開発が進んでCを出すようになって初めて問題が表面化したわけだ。 奴はABCの関係など何も知らず、そもそもCなど存在しなかった時期に実装した わけだから「そんな話聞いてねえよ!」と思っても無理からぬことではある。 実際奴は「描画系側でBが改変されているのを認識してCを描画すれば いいじゃないか」と言ってきた。むろんそんなのが論外であることは言うまでもない。 だいたい私は奴がBを変形すると決めた際に反対したのだ。 その時点でモデルCの存在を念頭に置いていたわけではなかったが、 私はAのみで完結する変形手法でも行けると踏んでいたし、 なぜBに変形を加えねばならないのかがさっぱり理解できなかったのである。 Bは私と奴だけでなくさらに別の人の担当範囲(モーション) とも密接な関係があるデータなので これを勝手に改変するなんて論外もいいところなのだ。 そして負荷レベルを変えずにAだけで完結させる方法はきちんとある。 しかし当時の私は奴の実装の詳細など知らなかったし、 知る気もなかった。あまり強硬に自分の意見を押しつけるのもアレだし、 というか面倒くさいし、だいたい私は奴の教育係でも監視役でもない。 そして何よりもどうせ動きやしないだろうと高をくくっていたのである。 しかしあろうことか、その方法でもそれなりに動いてしまったのだ。 無用に広い範囲に影響を及ぼしている危険な方法だけにバグの巣窟となっている 可能性は高く、実際よく死んだりメモリリークしたりしているようだが、 しかし動いているのだ。そして奴はそれに満足し誇りすら持っている。 このような状態で、私が「コードの質を上げろ」などと言っても聞き入れはすまい。 「またいいがかりだよ」と思われるのがオチだ。

今にして思えばあの時奴を止められたのは私だけだった。 それをもって罪と言うのは苛酷にすぎると思うが、 しかしそれはともかくとして事実として私は止めなかったのである。 やはりこれは罪と言わざるを得ないだろう。 そして奴を教育することが不可能だとするならば、 奴のモジュールを丸ごと差し換える以外に手はなく、それをやる人間も 私しかいない。 幸いこうなることを見越して奴のコードは別ビルドのライブラリ化させてあるので、 本体から見えるインターフェイスと入力データさえ合わせれば シームレスな移行が可能なのだが。 ああ最悪だ。全てが最悪だ。

まあいい。ある意味予定通りじゃないか。 あんなにも論文を読んだりして勉強したのは自分で書くためだったのだから。 しかし、そんなことやってるヒマないんだよな根本的に。 そしてその要素が丸々なくなったとしても全然ゲームに支障ないという事実が またやる気を失わせる。

いいやもう。仕事しよ。秋ごろにヒマになればそれをやるのも良かろうよ。 たぶん一回作っておけば会社全体で共有できておいしかろう。 これからは必須要素にもなってくるだろうしな。

たまにプログラマとおぼしき人の日記を読むと、 何か違う世界のことであるように感じられておもしろい。 XPとかUMLとかデザインパターンとかの言葉を社内で聞いたことはないし、 会社の半分のプログラマの脳内はCのままだ。 他人のソースを平気で書き換えるし、 他人のクラスの変数に平気でアクセスするし、 スケジュールや担当範囲の概念も曖昧だ。 しかしそれでもおもろいゲームは作れるのである。 ただそれは、アホなプログラマがいないことと、 ゲームの規模が大きくないことに決定的に依存している。 奴のごときイレギュラーが入ってきたり、 チームが20人を越えたりしてくるとそんな条件はもう満たされはしない。 それにマルチスレッドの問題もある。 我々も変わらねばならない時期に来ているのだろう。 人を信用するシステムから人を信用しないシステムへの移行が必要なのだ。 なお、うちのチームはできないのが二人もいるので、そのへんに関しては かなり敏感になっている。ある意味貴重なテストケースかもしれない。

私会社やめたらどっか行けるんだろうか。たぶん大丈夫なんだとは思うけど、 まだプログラマのスキルの分布みたいなものがよくわからないので不安は拭えない。 やはり何らかの方法で私の能力を測定する必要がある。

ハチクロ原作。なるほどいいわ。山田はアニメの方がいいし、 全体にアニメの方が隙のない作りになっているが、 原作にはまた違った魅力があるのである。例えばスピード感。 アニメは比較的まったりしたテンポだが、原作には加速度があっていい。 まああまり「上手い」漫画でないのは確かだが。 実家買ってるかな。

2005年6月10日

できない後輩に質問された時、 その意味がわからない場合は先に進まないことにしている。 もし仮に質問の意図がなんとなくわかったとしてもだ。 そうすることでちゃんと質問することを覚えてもらいたいと思うのである。 例えば彼が「なんか動かないんですけど」と言う時の 多くは「これおまえのせいじゃねえの?」あるいは 「おまえんところでどうにかしろ」という意味なのは知っているが、 しかし彼が口に出しているのは「動かない」という報告にすぎない。 だから私は「何故動かないのかわかりませんか?」という意味として受け取り、 「動かないのはこういう理由だろう」と返答した後に 続けて「さて、じゃあどうしたらいいと思う?」 と逆に質問する。今日のやりとりを例に挙げよう。 まずあるAという絵データはデータBを見ている。 彼が絵データAにある操作をするに際してBも修正した所、 実は別の絵データCもBを参照していたために Cの挙動がおかしくなってしまった。 こう私は説明して、その後で「どうしたらいいと思う?」と聞いてみたわけである。 こう聞かれれば、 選択肢として例えば「Bを修正しない」、「CからBを見ないようにする」、 「CもBに合わせて修正する」の3つくらいを挙げるだろう。 しかし彼の提案は、「私がBの修正を鑑みてCを処理する」、 というものだった。仕事の切り分けとしてどう考えてもおかしいので 「そっちでどうにかする方法あるだろ」と言い返したところ、 「ABCの関係について僕が知らないといけないんですか」とか、 「つまり責任の所在なんですけど」みたいな意味不明でありながら意図は明白な 台詞を繰り返す。仕方なく最も妥当と思われる「Cを修正する」 を提案してみたが、「Cについて僕は何も知らない」の一点張り。 やむを得ず「CはAと同じファイルに入っていてAと同じ形式のデータだから、 Aにやったのと同じ操作をCにも施せば動くと思うぞ」と言ったところ、 「最初からそう言ってくださいよ」と言われた。 さらに「ごく基本的なことを聞いているのに勝手に難しい話にしないでください」 みたいなことまで言われた。 最初からCはどこに入ってますかと聞かれりゃそう答えるわ!と言い返したが、 例によって返答は笑顔。腹が立って「ちゃんと質問しろ。 オレは聞かれた通りにしか返さんからな」と付け加えたが、 返答は笑顔。自分の台詞が悪役の捨て台詞のように思えて この上なくみじめだった。「ほんとしゃーないなあこの人」 くらいに思われてるんだろう。「それくらい察しろよ。理解力ねえなあ」 とか思ってるんだろう。ああ、考えれば考えるだけみじめになっていく。 正面からケンカを売ってくれればいくらでも買うが、 ああいう賢い対応をされては手の足も出ない。

私が悪かったんだよ。確かに周りくどかったさ。 「どうしたらいいと思う?」なんて聞かないで、 「じゃあこうこうこうしろ」と命令すれば良かったんだろうよ。

奴に屈辱をプレゼントしてあげたいと強く思う。

バジリスク9。あんまり話進まない。ちょっともどかしい。

ハチクロ5。山田の告白にもだえていた。すごいセンスいい。原作読まなきゃ。

アニメのことを思い出しても全然和まない。 明日からはもういらんことは考えないぞ、と昨日も思ったのだが、 質問されたら答えないわけには行くまい。 そして彼が望む返答をするのは面倒な上にしゃくにさわるし、 かといってまっとうな対話は望むべくもない。 つうか、この状況でなんで奴は自分をできる奴だと思っていられるんだろう。 どんどん彼に振られていた仕事が他の人の手に渡っているあの状況の中で。

ダブルスティールの続編が出るらしい。きっとまたすごいことになってるんだろう。

2005年6月9日

そうだ、これが屈辱だ。

例の彼が一向に仕事を進めないのでいいがかりをつけてみたところ、逆襲された。 デザイナに余分な負担をかける彼の方式に私が異を唱えたわけだが、 「デザイナの了承済みだから問題ない」とにこやかに言われた。 なんの説明も受けてないんだけどと言ったら、 「説明する必要あるんですか」とにこやかに言われた。 なんか腹が立ったので大人気ないいちゃもんをさらに重ねてみたところ、 「水かけ論になるのでやめましょう」とやはりにこやかに言われた。 いい。私の負けだ。あれは言いがかりだからな。自分でもわかっていたさ。 それにしても始終彼は笑顔だった。黒い笑顔。

あんなに物を知らないにも関わらずなんとなく動いているかに見えるものを 作ってしまえたことが不思議でならない。 それに正直あんな方法でそれなりに動いて見えるものができるなんて 思ってもいなかった。その点については素直に負けを認める他ないだろう。 この状態では私が何を言ってもいいがかりにしかならず、 言えば言うだけ私が不利になるだけだ。

屈辱プラス自己嫌悪。久々のコンボである。

最近機嫌がすごく悪いことを自覚してはいるが、それを表に出さないではいられない。 そしてやる気も凄まじく落ちている。どうにかせねば本当にまずい。 さしあたって彼を私の世界の外に配置することでかなりの改善がなされるはずだが、 今すぐにそうするということはこの屈辱を甘受することを意味する。 しかしスケジュールや仕事の優先順位を考えればやむを得ん。 まったくもって数日前に思った通りになった。

ハチクロ4。いいなあ。もはやいいなあ以外の台詞は出てこない。

Dellの24インチワイドモニタを見た。でかかった。すっげえ。 デュアルコアのノートが出たら一緒に買おう。遠い未来かもしれんが。

2005年6月8日

サバ名変えたのでアクセス解析がずっと死んでた。

例の彼はたぶん初期化とかいう概念そのものがないのではないかと思う。 nullにmemcpyするくらいだからそれくらいは十分ありうるわけで、 たぶんC言語がどうとかいう話ではないだろう。 ちなみに今日も話しかけられなかった。 つい先日まで夕飯にはついてきていたのだが、 ここんところうちらが行くちょっと前に一人で出掛けてしまう。 やはり避けられているのか。

アクエリオン5。もういい。どうしようもなくどうでもいい。

エウレカセブン6まで。出来はいいんだけど、話がさっぱり見えてこない。

「ハチミツとクローバー」はいいなあ。原作買うか。 ハグちゃんの声が妙に素人くさいのは仕様だろうか。

2005年6月6日

湯淺太一著「コンパイラ」。結構感動した。 オートマトンなんて言葉を聞くといかにもすごそうで、 実際すごいのだが、すごい割には理解するのは簡単だった。 正規表現という奴がどういう基礎の上に成り立つのが おぼろげながら理解できたわけで、これはなかなかの収穫だ。 構文解析はもう少し面倒でまだよくわからないが、 まさかそう難しいものでもないだろう。 大学の下の方でやるくらいらしいし。

構文解析がおぼろげながらつかめてきたが、実装できる段階には程遠い。

例の彼はたぶん私を避けている。今日は一回も質問されなかった。 なんかだんだんどうでも良くなってきたぞ。

壊れたと思っていた体重計が復活した。11.3%。停滞している。 もっと気合を入れねばいかんな。あと1.3%ということは約1kg。 だがこの1kgがなかなか減らないのだ。

うちのプログラマのコードを綺麗にするにはどうしたら良いか、 という議題で集まってミーティングをするらしい。 正直無理だと思うが、いくらかの効果はあるだろうし面白そうなので参加してみる ことにした。 とにかくうちの会社のプログラマはたいがいプログラミングに興味がないので 「綺麗」なんてものにさっぱり魅力を感じないのである。 C++的に書けと言っても「setget書くのうぜえ」という一言でおしまいだろう。 せめてeffective C++くらいは読まねば話にならないわけだが、 あれをちゃんと読む気になる人は少数派ではなかろうか。 いまだにnewに抵抗がある人が多いくらいなのだ。 時間とともに入れ換わっていくだろうし、 メインが古い人でも実質的な設計者が若い人になればそれでどうにかなるとは思うので、 古い人を無理に教育しようとは私は思わない。 古いやり方にもちゃんと利点はあるし、そのやり方でこそ力を発揮する人も 大勢いるのだから。

2005年6月5日

魔界転生。上巻まで。時代物ということで もっと硬派かと思っていたのだが、 結構バカなノリだった。

「おうっ。……これは、絶景!」
十兵衛のボキャブラリイは単純である。

下巻の最初の文がこれだ。そのへんもあって正直隆慶一郎の方が好みだが、 しかしそれはともかく面白い。それも圧倒的に面白い。 忍術と言えば何をやっても許されるというこの開き直りっぷりがたまらん。 次から次へとよくこれだけ奇抜なアイディアが出てくるものだ。 読みながら脳内で容易にアニメや漫画に変換できる。 バジリスクのアニメ版はそこはかとなくバカっぽさが漂っていたが、 なるほどあれはこの山田風太郎の文章のノリを表現しているのかもしれない。

アイディアがバカすぎ。武士が鎖のようにつながって階段を転げ落ちてくるなんて、 ほとんど男塾レベルだ。まったくもってこの娯楽っぷりはすごい。 「いいのか、十兵衛、その女の正体を知っているのか――と月に声があったら いったであろう。」なんてアオリとしか思えない文章で引いたりする。

ところで、この人ひょっとして文章うまくないんじゃないのか。 アイディアとキャラはたまらないのにどうもテンポがいまひとつな気がする。 それと、実はこの人頭あんまり良くないんじゃないのか。 勢いにまかせて細かいところが相当適当になっている気がするのだが。 説明もなんだか言い訳くさい。

256階調というのはやはり不足だ。 人間の側方抑制によるコントラスト強調が働く限り縞模様(マッハバンド)は 出てしまうのである。 とは言っても256階調以上をモニタで表現することは現状できないのだから、 残る手段は誤差拡散しかない。 ピクセルシェーダで時間方向と空間方向でいい感じに誤差拡散を行えれば マッハバンドの問題はかなり解決するのではないか。

DELLの1920x1200のモニタが13万で買える。アリだ。 しかしこのノートではそんな解像度を出すことはできない。 調べてみるとVaio-Sを直販で買うとGPUをGeForce6200TCに換えることができて、 それなら出せるのだ。しかし実際の作業効率としては20インチ二つの方が 24インチ一つよりもよほど使いやすいのであって、それも悩むところである。 24インチワイド2つ、というのは長すぎてジャマなので、 やるなら20インチ二つだ。ちなみにDELLの20インチ液晶はもはや7万で買える。 実は宗教団体なんじゃないのかと疑ってしまうくらい安い。

魔界転生終わり。何から何までおいしすぎる展開。ありえない。 あと、なんだかジョジョみたいだと思った。 十兵衛は基本的にはあんまり強くないのだが、なにかしら細工をして どうにか勝つのである。かなりジョセフっぽい。 しかしやっぱり隆慶一郎の方が好きかなあ。

2005年6月4日

それなりにえらい人(課長くらい?)を含めたメンツで長話。 例のダメな人の話とか、給料の話とか。 給料決める役目だけは絶対に嫌だなと思った。 えらくならないとできない仕事の中には 結構やってみたいものもあるのだが、 おまけでついてくるものがあまりにも邪魔くさい。

この会社って年齢によって最低賃金があるのな。 基本的にそれは上がる一方だから、放っておけば給料は上がる。 ということは、必然的に目覚しい働きをした時の上がり幅は小さくなる ということだ。言うならば夢のない会社である。 ずいぶんと平均年齢が上がってきて結婚している人も増えてきているので、 あまり容赦ないこともできないらしい。 そういう事情では今後もあまり期待はできんな。

さて、 同期に「俺の給料を上げられないのはいい。しかし、ならば奴の給料を下げてくれ」 とまで言われるような例の彼である。 いろいろと調べてみたが、周りの人はほぼ完全に投げているようだ。 ここで私まで投げたら本当に終わりだろう。 とにかく罵る機会を逃さないようにせねばな。 逆ギレでもしてくれればしめたもので、そこから対話に持ちこめるかもしれない。 来週中に「おめえ、本当にできねえなあ」という台詞を吐こうと思っている。 それを言う場面を想像するだけで胃が痛くなるのだが、 たぶんそれくらい言わねばわかるまい。

自分が正しいと信じて平地に乱を起こすのは私の性質で、 今まではそのことごとくが失敗に終わり、 その後の自己嫌悪に苦しめられてきた。 今回も同じ結果に終わるかもしれないと思うとなおさら胃が痛い。 それに冷静に考えれば考えるほど、おそらく何を言っても改善はすまい、 ということがひしひしと理解されてくるのである。 しかし結局のところ、 私は彼が周りから疎まれていることに気づかないで平然としている ということが我慢ならないのだ。 仕事ができないことよりも、自分が仕事ができないということを知らないこと、 あるいは、自分が仕事ができないと思われていることを知らないでいること に腹が立つのである。給料に対する責任を果たしていないということに 負い目を感じていないことに腹が立つのである。 単にムカつく奴をへこませてやりたいだけなのかもしれないとも思うが、 仮にそうだとしてもおそらくこれ以上放置を続けることに耐えられそうにない。

ちなみに、彼と私の給料はおそらく同じで、 いろいろな噂を鑑みれば彼の方が高い可能性すらある。 それを考えると相当切ない。

ああ嫌だ。金のことを考えている自分が嫌だ。 いっそ銀行がいきなり爆発でもして貯金がゼロにでもなったら きっと爽快だろう。もっとも、金そのものと言うよりは 他人の評価の結果としての金が問題なのでその点はまだ救いかもしれないが、 それにしても他人と比べるなんて弱さの現れだ。 何をどう言ったところで「つまりおまえの給料を上げろということか?」 と返されると反論できないような類の理屈しか並べられないのである。 こんな事を考えるのも、全てはここ最近の不毛感漂う仕事内容と例の彼のせいだ。 うち一つは6月中に解決するつもりだが、そううまく行くかどうかは まだわからない。そして後者はおそらく解決はすまい。

2005年6月3日

雪の女王は出崎以外の何者でもなかった。Airが思い出されて吹きそうになる。 中身は普通に出来ているように見えるが、 脚本が少々鼻につくのとカット割りが飛びすぎて変なのが好みではない。 もう一話くらいは見たいが。

絶対少年。脚本がわけわからなくてすごくいい。この会話のテンポは独特だ。 それ以外にはなんとも言えないが、とりあえずはそれだけでいい。

昼休みにアニメ見る以外は仕事してるわけだ。 しかし激しくやる気がしない。 ここ数ヶ月やっていることは、上がある選択をしなければ全くいらなかった作業である。 つまり、少なくとも数人月がただ無駄になっているわけだ。 そして私と同じように無駄な作業をさせられている人間が この会社には数十人は存在している。 百人月単位でドブに捨てられているわけだ。 億単位の金を無駄に浪費し、 複数のゲームのリリースを半年以上遅らせてまでこのような選択を する正当性は全く感じられない。そしてもちろん何の説明もない。 というようなことを考えれば考えるだけやる気が失せていく。 「この決断を下した奴を毎日呪ってやる」とかいう感じの 文面を毎日社内WEB日記に書いている状態だ。 しかし7月をヒマにするためにも今がんばる他あるまい。

給料上がったとか思ってたらなんかの調整だったらしくて変わってなかった。 あと平日できるだけ残るようにして土日を空けた結果 労働時間はあまり減ってないのに休日手当分がゼロになって収入が 大幅に減った。それにしても金のことが気になるというのは相当良くない状態だ。

自動変数の確保直後の値が不定であることって常識だよな。 常識であるはずだ。「え、そうなんですか?」と素で返されたんだが、 私はどうすればいいんだろう。その機を捉えて説教してやるべきだったのだが、 あまりのことに思考が飛んでしまい、「全部の変数を初期化しろよ」 としか言えなかった。そして例によって返答は笑顔なわけだ。挫けそう。

XBOX360がいかに良い開発環境を提供したとしても、絶対性能で劣れば 最終的にはPS3の方が良いものを作れるようになる。 開発環境は一定のシェアさえ取れれば時間とともに 勝手に充実するものだし、開発者が慣れてしまえば そう問題ではなくなるからだ。 しかし、最初の2年やそこらの間は同じものを作ったとしてもかかるコスト に相当な差が出てくる。ライブラリの拡充度に雲泥の差があるからだ。 そもそもPS3の方がややこしいハードウェア構成である以上 その分だけより一層のソフトウェアサポートが必要なのだが、 たぶんそんなものはない。 それでも大手はどうにかするだろう。問題は中小だ。 PS2というハードはアホウが作るととんでもなく ショボいものしか作れないハードだった。 PS2版の移植を外注に投げたらとんでもないものが返ってきたという話は良く聞く。 XBOXは誰が作ってもそれなりなものにはなりそうな安心感がある。 この傾向は次世代機でも変わらないのではなかろうか。

先にちゃんと動くものまで出したのにボロ負けしたドリームキャスト。 XBOX360が同じ運命を辿らねば良いがと懸念する人多数。 状況が実に良く似ているらしい。

2005年6月2日

バジリスク8。普通におもろい以外に言うことはないが、しかしやっぱり出来がいい。 鼻毛ポイント高し。

真田十勇士。一体いつのアニメだこれ。結局みんな武士なので さっぱりキャラが立ってない。銀英伝が成り立つのは キャラがことごとく「やりすぎ」だからだと思う。 こうも全体が地味だと忍者のアクションが妙に浮いていて変だ。 声優が豪華ならいいというものではないだろうよ。 いきなり美青年二人が妙に豪華なブリッジで「星を見ておいでですか閣下」 みたいなやりすぎなセリフで始まる、みたいなつかみがないとな。

OpenGLはもう嫌だ。

2005年6月1日

技術的に不安のあるプログラマが二人いる。 技術的には大差ないくらいダメだったのだが、 実質的な使えなさ加減では雲泥の差がある。結局それは人間性の差だ。 片方には一時間とか貼りついて教えてやる気になるのに、 もう片方にはそんなことをする気には全くならない。 そういうわけでしばらく放置モードになっていたが、 今日やはり教育してやるべきではないかと思い直した。 結局どう転んでもまだまだしばらくは一緒に働かねばならないのだし、 そうであれば能力は高い方がいい。 もし許容できる手間で彼の能力を上げてやれるのであれば それはチームとして決して損にはならないだろう。 そう思ってプラトン風に相手に自分の無理解を自覚させようとしたのだが、 早くも挫けかけた。 明らかにわかってないのに「わかりました」を連発される。 「勉強しろ」と言うと「してますよ」と言われる。 しかも始終にこやかな笑顔。 基本的に叩くとへこみそうに見えたのでずっと抑えてきたが、 これでは埒が開かん。少しづつ圧力を強めていこう。 私のことだからどこかで暴発して致命傷を与えてしまうかもしれないが、 このままでいるよりはずっと彼のためになるはずだ。 それに、私が声を大にして説教することは プログラマ以外の人々に彼の状態を知らしめる意味もある。 彼のスキルが危険なことを知らない人がまだいるだろう。

しかし、3年目の人間がヌルポインタにmemcpyして「動きません」 とか言うのはどう考えてもありえないと思った。 しかもケアレスミスとかじゃない。たぶんmemcpyを使ったことがないのだ。 なんで情報学の修士様で3年目の人間にそんなミスを指摘せねばならんのだろう。 そんな状態の理解度でも今までとりあえず出来はともかく動くものを 書けているのは何故だろうとずっと考えていたのだが、 今唐突にわかった。これがコピペの力なのではないか。 理解せずともプログラムが書けると良く言われるが、 まさにこれのことなのではないか。

もう少しがんばってみよう。 一日に数回は質問されるので機会は十分にある。 「私って優しいなあ」という自己満足のネタにしかならないかもしれんが。

バジリスク7。人肌地獄。これ本当におもろいわ。

エマ2。漫画でいいかやっぱり。バジリスクを見て男の子モードになった状態で これを楽しむのはちと難しい。


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