松里小学校「学校だより」より

 一人一人がキラキラ光らないと、
 全体が輝かない

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 例年にない大雪で3学期がスタートしましたが、昨日からスキー課外も始まり、
いよいよ松里の特性を思う存分発揮できる季節を迎えました。
今年は諸々の意味も含めて、大きく変わる年であると思っています。
 4月からは新しい学習指導要領のもとでの教育が始まり、学校週五日制もス
タートします。子供たちの学習環境も大きく変化します。
 例えば、学習内容が約3割も減り、授業時数は約2割減ります。また、3年生
以上に「総合的な学習の時間」が本格的に始まります。子供たちが家庭や地
域で過ごす時間も確実に増えていきます。一方で、国際化・情報化・少子高齢
化なども進んでいきますし、価値観も多様化していきます。
 このようなことをふまえ、松里小学校では2学期から、教育目標の見直しや校
時表、日課表の策定、年間指導計画の作成など、新教育課程の実施に向けて
の準備に取りかかっています。「自分でつくり上げる子」という子供像を描き、子
供たちの「思いや願い」を大切にし、また保護者や地域の方々から広く意見を聞
きながら、計画づくりに取り組んでいるところです。
 今年度は、前にもお知らせしましたが、次のような学校経営の方針を立て、各
種教育活動に取り組んできました。
(1) 子供たちの「ふくらむ思い」を大切にした教育活動の展開
(2) お互いのよさに共感し、共に学び合える心の育成
(3) 豊かな自然環境や地域の教育資源を生かした教育活動の展開
(4) 主体的に情報を活用する能力の育成
(5) 奉仕や国際協調の精神をもった子供の育成
 この中でも特に、「国際理解と情報活用、福祉(ボランティア)」については、21
世紀をたくましく生き抜く子供たちにとって必要な力であるし、また地域性からし
ても是非はぐくみたい力であると思っています。来年度以降も継続して取り組む
予定です。

 小規模校のよさを生かしながら、一人一人が生き生きと学校生活が送れるよう
に、そして「一人一人がキラキラ光らないと、全体が輝かない」をモットーに頑張っ
ていきたいと思っています。
                                 (平成14年1月号より)


         オランダ大使館より
チューリップ等の球根の寄贈を受ける


 先日、オランダ大使館より、チューリップの球根200球、クロッカスの球根50球、
ヒヤシンスの球根60球(計15種類、310個の球根)が松里小学校に送られてき
ました。 
 10月23日(火)には、県総合政策部国際交流課の土屋課長さんが来られて、
「贈呈式及び植え付け」を行うことになっています。この寄贈は、新潟県の学校で
は、松里小学校にのみ行われたものです。とてもありがたいことです。
 なお駐日オランダ大使のE.F.ヤコブさんより「これを機会に、皆さんがオランダに
ついて身近に感じたり、また球根を植えることを楽しみ、育てるだけでなく、花の美
しさを味わってくれ、さらに球根を通して花に親しみ、自然に対する感謝の気持ちを
学んでくれたらありがたく思います。」というメッセージもいただいております。
 来年の5月頃には、本場オランダの様々な種類のチューリップが、松里小校庭に
鮮やかに咲くことでしょう。今からとても楽しみですね。

 なお、オランダ国際球根協会のホームページは、
http://www.kyukon.ne.jpです。興味ある方はアクセスしてみてください。

   いよいよ平成13年度も後半にさしかかりました。子供たちは21日に行
  われる文化祭に向けて、作品づくりや劇などの練習に全力投球で頑張ってい
 ます。当日は、大勢の方の来場をお待ちしております。

                                 (平成13年10月号より)

   国際理解と情報活用

  来年度からいよいよ新しい指導要領のもとに、新しい教育が始まります。そして、
学校完全週5日制もスタートします。(土日がすべて休日となります。)
  松里小学校でも、“子供たちが21世紀をたくましく生き抜いていけるように”と、
色々な教育活動を計画し、実践しているところです。
 “国際化・情報化に対応できる子供の育成”も、そんな取組の一つとしてあげるこ
とができます。
 去る7月5日、新潟ワシントンホテルで日本国際連合協会新潟県本部総会(本部
長は平山征夫新潟県知事)が開催されました。
  この席で松里小学校と中条町立中条小学校の2校を「国際理解教育研究校」に
指定することが正式に決まりました。(期間は平成13〜14年度の2年間)
 また、上越地区広域視聴覚教育協議会からは、平成13年度視聴覚教育の研究
委託も受けています。
  このように、‘国際理解と情報活用’の2つの大きな柱から、松里の子供たちを
教育できることは、時宜を得たものではないかと思っています。
  夏休み中に、松里小学校のホームページを見て感想を送ってくれたり、メールを
通じて、写真入りで地区子供会の活動の様子を報告してくれた保護者も何人かい
ました。「世の中が少しずつ、そして着実に変わってきているな?」と感じています。
 東頸城郡の全小中学校が指定を受けている「学習意欲向上事業」と併せて、これ
ら2つの取組についても、保護者や地域の皆様のご協力を得ながら進めて参りたい
と思います。よろしくお願いいたします。
                                     (平成13年9月号より)

    開かれた学校づくり目指して
 
 山々も新緑となり、正に風薫る5月を迎えました。グラウンドの雪もまわりを残してほぼ
消え、学校周辺を吹く風にも、春爛漫の心地よい香りを感じるようになりました。
 新学期が始まり1ヶ月、PTA総会や1年生を迎える会も無事終わり、教育活動も本格
的にスタートを切りました。
 これからは、「子供たちの思いを大切にした学習」が、より一層展開されることを願って
います。
 先日のPTA総会では、子供たち一人一人が輝くように、そしてよりよい学校づくりを進
めていくために、今年度の教育方針をお話しさせていただきました。

(1) 子供たちの「ふくらむ思い」を大切にした教育活動を展開したい。
(2) お互いのよさに共感し、共に学び会える心の育成に努めたい。
(3) 主体的に情報を活用する能力の育成に努めたい。
(4) 恵まれた自然環境や地域の教育資源を生かした教育活動を展開したい。
(5) 郷土の文化や伝統を理解し、奉仕や国際協調の精神をもった子供を育成
  したい。
(6) 家庭や地域との連携を密にし、子供の健全育成に努めたい。
 
 これらを計画的・意図的に推進するには、「開かれた学校づくり」も欠かせない要素にな
ってきます。以下の点について取り組んでいく予定です。

〇松里小学校のホームページ(5月下旬開設)で、学校の様子をお知らせす
 るようにします。
〇学校の活動に、保護者や祖父母の皆さんが、参観したり参加したりする活
 動を意図的に取り入れていきます。
〇学習の場を学校外にも求めるなどして、地域とのつながりを大切にしてい
 きます。
〇年度末には保護者(地域)の皆さんにも評価してもらい、改善点や成果を
 次年度の教育活動に生かせるようにしていきます。
 
 今まで以上に、保護者や地域の皆さんのご支援・ご協力をお願いいたします。
                                     (平成13年5月号より)

       「ふくらむ思い」を大切に!

  4月6日、うららかな春の陽射しを背に受け、新1年生6名が元気に松里小学校へ入
学してきました。
 平成13年度は、全校児童数が2名減で34名となり、初めて全クラスが複式でのスタ
ートとなりました
。学級減に伴い教員も1名減となり、人的にはやや厳しい面もありますが、
小規模校のよさを生かして、「一人一人輝く」ように、そして「確かな学力、豊かな心」が育
まれるように、職員一同、力を合わせて頑張っていきたい
と考えています。
 今年度は教育目標具現のために、目指す子供像を「自分で求め、つくりあげる子」と設定
し、子供たちの「ふくらむ思い」を大切にしながら、各種教育活動に取り組んでいきます。
 具体的には、「学ぶ喜びのある学習」(各教科)、「主体的に学ぶ力が育つ学習」(総合的
な学習の時間)、「関わりながら心を豊かにする活動」(道徳)、「人間活動がふくらむ活動」
(特別活動)という視点で展開していきます。
 保護者や地域の皆様には、今まで以上に温かいご支援・ご協力をお願いいたします。
 なお来年度からは、学校完全週5日制が始まります。そして新しい学習指導要領のもとで、
新しい学校教育もスタートします。今年度は、移行に向けての最終年度となるわけですが、
橋渡しがスムーズに行えるように、学校としても色々な情報を流していきたいと考えていま
す。よろしくお願いいたします。                  (平成13年4月号より)


不足という経験」が不足している今の子供たち!?
                                           
 「今の子供たちは、恵まれすぎていて、我慢強さやたくましさ、思いやりに欠ける。」とよく
言われています。その背景には、子供たちの欲しい物が何でも手に入るなど“常に満たさ
れた状態で生活をしている。”ことが一因であると指摘する人もいます。
 青少年による凶悪犯罪や問題行動が、連日のようにマスコミをにぎわしています。「その
ように育てた大人が悪い。」と言われればそれまでですが、これらにも相通じるものがある
ような気がしています。
 “物さえあればよい。金さえあればよい。”という考え方を改め、“心の豊かさや本当のし
あわせとは何か?”を真剣に考えていく必要があると思っています。
 「子供を不幸にする一番確実な方法は何か?それは、いつでも何でも手に入れ
られるようにしてやることだ。」とすでに200年以上も前に哲学者ルソー(1778年没)
が、「エミール」という教育書の中で述べています。
 “逆境や厳しい環境に育った人間は、いつか芽が出て大きく育つ。”ことが、色々な事例
からも伺えます。
 是非、子供たちに「不足という経験」を、日常の生活の中でも経験させてみてはいかがで
しょうか?                                   (平成13年2月号より)
 
 
 21世紀がスタート、1日1日の積み上げを大切に!!
                                            
 新年あけましておめでとうございます。今年も昨年同様、子供たちの教育活動へのご支援、
ご協力よろしくお願いいたします。
 元旦の新潟日報に「21世紀に羽ばたく県内アスリート」と言うことで中学生のスポーツ選
手の特集が組まれていました。読まれた方も大勢いるかと思いますが、そのトップページに
昨年度、中学2年生ながら全国中学校スキー大会の女子回転で優勝、大回転で3位だった
湯之谷中学校の星瑞枝(ほしみずえ)選手が、大きく紹介されていました。
 星瑞枝選手は、現在、ナショナルチームのメンバーに名を連ねており、中学生女子のアル
ペン競技では全国NO1の実力をもっています。将来の夢は、「オリンピックで表彰台に立つ
こと」ときっぱり言っています。
 私は教頭時代(東湯之谷小)、瑞枝さんのクラスの体育を教えていましたのでわかるので
すが、その当時の彼女は、特別運動技能の優れた、スポーツ万能の子供ではありませんで
した。(素質は十分あったのでしょうが・・・。)
 でも小さい時からスキーが大好きで、雪の無い春から秋にかけても、お父さんと一緒に学校
の前の坂道にポールを立て、インラインスケートを履いて練習していました。
 「ローマは1日にしてならず」という有名なことわざがあります。何でもそうですが、いきなり
NO1になるのでなく、1つ1つの地道な努力の積み上げが、その人の血となり肉となり、やが
て大きく花開くのだと思っています。
 いよいよ21世紀がスタートしました。1日1日の積み上げを大切にし、自分の目指す目標
(めあて)に向かって頑張ってほしいと思っています。         (平成13年1月号より)
 
 
          夢を育むために?
                                         
 数年前、K中学校からPTA主催のパネルディスカッションにパネラーとして参加していただ
きたいという依頼を受けました。しかも教員の立場としてではなく、保護者の立場で自由に
発言してほしい
ということでした。(依頼を受けた私の方がびっくりしましたが・・・。)
 パネルディスカッションは、K中学校の日頃のPTA活動が認められ、文部大臣表彰を受賞
した記念に企画された「夢づくりサミット」というイベントの中の事業として行われたものでした。
 会場には、地域住民や保護者、生徒など約600人がつめかけていました。コーディネータ
ーは新潟大学の斉藤勉先生でした。“子供たちの夢を育む”と言う視点で、これからの学校
教育の在り方などについて、多方面から白熱した討論が交わされました。フロアの生徒から
も、活発な発言があり、約1時間半があっという間にたってしまいました。 
 最後に斉藤先生から、「学校や先生への要望ということで一言お願いします。」とに言われ、
私は厚かましくも、次の3点にふれ、少し意見を述べました。
(私は当時、学校現場を離れて行政職の身分でした。)

・「子供のよさや可能性を最大限伸ばし、夢を育んでくれる先生」
・「子供の目線に立った教育活動を展開してくれる先生」
・「地域に開かれた学校づくりの推進」
 
 当たり前と言えば当たり前のことですが、一つ一つの文言には大変重みがあり、真正面から
取り組むにはいくつかの課題や困難点があることは、同業の者として百も承知の上での発言
でした。
 
 16日間にわたって、私たちに多くの感動や夢を与えてくれたシドニーオリンピックが終了しま
した。高橋尚子選手や井上康生選手らの活躍の陰で、それを支えてくれたコーチや先生方、そ
れに家族の存在がクローズアップされています。
 また、惜しくもメダルを逃した選手にも数多くの感動があり、ドラマがあり、そして学ぶ点も数多
くありました。
 今校長として、皆さんの大切なお子さんを預かっているわけですが、“無限の可能性を秘めた
子供たちの夢や希望を育むためにどうしたらよいか”、日々の生活の中で自問自答し、そして
試行錯誤しながら教育活動に取り組んでいるところです。       (平成12年10月号より)
  
 
 
   学校は生涯学習の基礎基本を培うところ
 
 今は、情報量が爆発的に増え、満ちあふれ、しかも短期間に新しい知識に取って代わられる
時代です。また、世の中が急速に変化しているので、学校だけで学んだ知識だけでは、これか
らの社会は生きていけないとまで言われています。
 人々が生涯にわたって学び続けていくためには、何よりも人生の初期の段階で、そのような
基本的な態度を身につけさせることが大切となります。
 このような視点で、改めて学校の役割を考えてみますと
 人生の初期における基礎教育の段階で、「生涯にわたって学び続けるために必要な意欲や
態度を育成するところ
」となるのではないでしょうか?
 つまり、

「学校は生涯学習の基礎基本を培うところである。」
(基礎的・基本的な学習内容を修得させると共に、自ら学ぶ意欲や思考力、
 判断力、表現力などの資質や能力、態度を育成するところである。)
 
 ということができます。
 ではそのために、小学校段階では何をすればよいのでしょうか?

・ 知的好奇心を大切にし、学ぶ喜びを感じさせることにより、自ら学ぶ
 意欲や態度を育んでいく。
・「やらされる勉強」から「やる学習」、「覚える学習」から「自ら学ぶ
 学習」への転換を図っていく。
 
 ことが必要となります。
 
 新指導要領実施の移行期にあたる来年度からは、このような視点をより一層明確にして、子供
たちの教育を進めたいと考えております。 よろしくお願いいたします。   
皆様方のご意見・ご要望等もお聞かせ下さい。         (平成12年4月号より)
 
  
 
      
      新たな飛躍を期待!! 
                        
 長かった2学期でしたが、予定された教育活動を無事終了することができました。不登校・いじめ
等の問題もなく、子供たちは楽しく充実した学校生活を送ることができました。そして何よりも日々
の学習や学校行事、体験活動等を通して、一人一人がひとまわりもふたまわりも大きく成長したこ
とをうれしく思っています。これも保護者や地域の方々のご協力、ご支援の賜と感謝いたしておりま
す。ありがとうございました。
 
 本校の「チャレンジ21教育推進運動」に関わる事業の一つとして、情報教育の取組があります。
 松里小もようやく環境が整備され、12月より本格的に活動を開始しました。早速、子供たちはパ
ソコンで年賀状を作ったり、作文を書いたりして、今まで経験したことのない感動を味わっています。
 国際化、情報化といわれていますが、今の子供たちが大人になって社会に出て活躍する頃は、
おそらくコンピュータや情報通信ネットワークを不断に使いこなしている情報社会になっていると思
われます。我々は、そのような社会の変化に対応する子供を育てていく必要があると捉えています。
そのためにも力を入れていかなければならない取組の一つと考えております。
 
 いよいよ明日から冬休みが始まります。子供たちにとっては今年1年間のしめくくりと新しい年を迎
える、大変意義深い2週間となります。誓いを新たにして西暦2000年を迎えるようご指導いただき
たいと思います。新たな飛躍を期待しています。             (平成11年12月号より)
 
 
   一人一人が主役、一人一人が輝いた文化祭
                                            
 いよいよ、今年のカレンダーも残すところあと2枚となりました。山々の木々もすっかり色づき、まも
なく北風が校庭に木の葉の舞をつくる季節となりました。
 先日は、お忙しい中、大勢の方々に文化祭にお出でいただきありがとうございました。改めて松里
小学校に寄せる期待の大きさや励ましを感じさせていただきました。またPTAはもとより地域の方々
からも、多数の素晴らしい作品をお寄せいただき感謝申し上げます。
 文化祭を迎えるに当たって、各学級ともどんなステージ発表にしようか、どんな作品を展示しようか
と、知恵やアイデアを出し合い取り組んできました。当日来られた方から、「松里小の文化祭は、一人
一人が主役で、一人一人が輝いて見えた。」という言葉をいただきました。 
 完成された中身(劇や作品)ももちろんですが、それまでの努力の過程を大切にし、今後の学習や
活動に生かしていけたらと考えています。
 11月は大きな学校行事もなく、読書や勉強に全力を注げる月です。けじめある生活を送り、有意義
な毎日を過ごしてほしいものです。                       (平成11年11月号より)
 
                                             (文責 中山博迪校長)