みくりが池温泉 みくりが池温泉

温泉名みくりがいけおんせん
みくりが池温泉
施設名みくりがいけおんせん
みくりが池温泉
所在地とやまけんなかにいかわぐんたてやままちあしくらじあざむろどう
富山県中新川郡立山町芦峅寺字室堂
場所概略現地へは自家用車では行くことができないため、富山地方鉄道立山線の立山駅の駐車場に駐車してから、ケーブルカーと路線バスを利用しなければならない。立山駅から美女平駅行きのケーブルカーに乗り、美女平駅に着く。そのあと、室堂バスターミナル行きの路線バスに乗り継ぎ、室堂バスターミナルまで行く。室堂バスターミナルに着いたら、徒歩で約15分のところにある。片道\2,360、往復\3,780かかる。
駐車場JR立山駅に無料駐車場あり。200台くらい停められる。無料。
営業時間8:00〜16:00
料金\600
風呂数男女別内風呂各2
脱衣所男女別各1
泉質単純硫黄泉(硫化水素型)(低張性弱酸性高温泉)
湯色白濁色
問合せ先0764-65-4595
入湯日2001/6/28
感想日本最高所の温泉施設。私が行ったときは一方のお風呂が工事中だったため、男女1時間交替での入浴だった。2つの内風呂があり、1つはぬるく、もう1つは熱かった。熱いほうははっきりいって、熱すぎて入れなかった。かけ湯しかできなかった。ぬるい方はゆっくり浸かっていたら、1時間くらい入っていた。
評価5

 みくりが池温泉は、私が「一人旅 −北へ−」編で7番目に行った温泉です。そして、5番目に入った温泉です。
 みくりが池温泉は、日本最高所にある温泉施設です。標高2,430mのところにあります。みくりが池温泉へ行くには、乗用車は進入することができないので、観光バス、またはケーブルカーから路線バスを乗り換えて行かなければなりません。観光バスで行くのであれば、まず立山有料道路の桂平−美女平区間で、35,280円払い、さらに追分−室堂区間で15,120円支払う必要があります。合計で、50,400円支払わなければなりません。こんな金額は個人では支払うことができないので、個人で行くのであれば富山地方鉄道立山線の立山駅からケーブルカーと路線バスを乗り継いで行く必要があります。
立山駅
 私はもちろん乗用車なので、立山駅の駐車場に駐車してから行くことにしました。立山駅に着いて、駐車場を教えてもらうために近くにいる人に聞いてみました。すると、駅のすぐ向かい側に広い駐車場がある、と言われたので、見てみると200台くらいは停められる広い駐車場がありました。しかも、無料! 都内ではこんな広い駐車場はないし、しかも駐車料金を取られるのですが、無料と聞いてちょっとうれしかったです。駐車場にはそんなに車は停まっていませんでした。平日だったからかもしれませんが、休日も満車になることはないのでは、と思うくらい広い駐車場でした。
 駐車場に車を停めて、靴を登山靴に履き替え、高所に行くので念のためリュックに長袖を入れて駅構内へと向かいました。駅の階段の屋根部分に燕の巣がありました。親鳥が赤ちゃん鳥にえさをあげていました。こんな風景は都会の駅構内では見れないなあと思い、新鮮な気がしました。
 駅構内に入ると二手に分かれていました。直進して階段を下りると富山地方鉄道の立山駅で、右に行くと立山黒部アルペンルートのケーブルカーという案内板がありました。案内板の通りにケーブルカーの受付に行きました。値段表を見てみると、室堂まで行くには、片道だと2,360円、往復だと3,780円と書いてありました。往復のほうがお得だったので、往復切符を買いました(左写真)。でも、ちょっと高いなあ。(*_*) 私の乗車するケーブルカーの発車時刻は10時40分で、ちょっと時間が余っていたので、駅構内にある写真を見ていました。写真には立山頂上部の写真がありました。もちろん、みくりが池もありました。すごくきれいな池だなという印象が残っています。写真がよかったからかな。写真を見ていたら、早くみくりが池温泉に行きたいという気持ちがだんだん強くなってきました。
 ケーブルカー発車時刻の5分前になって、構内アナウンスが流れたので、ケーブルカーの改札口に行きました。私のほかにおじいさん、おばあさんの団体さんがいました。
 いよいよ、ケーブルカーに搭乗です。ケーブルカーの車体は斜めになっていました。急斜面を行く乗り物だから当たり前ですね。あまり、ケーブルカーなんて乗ったことがない私には珍しい乗り物に感じました。ケーブルカーは団体さんで満員でした。私は立っていました。
 そして、出発です。The time has come! ケーブルカーは大きな音を立てて動き出しました。急斜面を上るため、普通の電車よりゆっくりと斜面を登っていきます。このとき、私はなぜか幼い頃に初めて電車に乗った感動と同じような気分になっていました。日本最高所の温泉施設に行く気持ちが高ぶっていたからでしょうか。ケーブルカーという都会ではない乗り物に乗ったからでしょうか。団体さんがいるにもかかわらず、きょろきょろとあたりを見回していました。
 ケーブルカーは標高475mの立山駅から977mの美女平駅までの約500mの高度を約7分で上ります。途中の景色はすばらしいです。また、トンネルもあります。トンネルを抜けると材木石を見ることができます。これは石なのに材木のような形をしているからそう呼ばれているそうです。いろいろとアナウンスが流れていたのですが、周りの声であまりよく聞き取れませんでした。
 そして、美女平駅に到着しました。美女平駅からは路線バスで行くことになります。ケーブルカーとの乗り継ぎを考慮に入れているみたいで、そんなに待たされません。美女平駅から弥陀ヶ原、天狗平を経由するバスと直接室堂バスターミナルへ行くバスと分かれていたので、私は直接室堂バスターミナルへ行くバスに乗りました。
 バスの出発です! 自家用車は通行していないので、交通量はほとんどありません。路線バスか観光バス、たまに工事用車両が通るくらいです。渋滞などの心配がないから早く着くだろうと思っていた私の考えは浅はかでした。カーブばかりの道です。しかも、勾配がきつい! カーブなのに勾配がきついとなるとバスも低速で進むしかありません。運転手さんもたいへんだなと思いました。
 バスは、途中で立山一の大木の前や、称名滝(しょうみょうだき)を見ることができる場所で停車して観光客を楽しませてくれます。称名滝は落差350mの滝で、落差は日本一です。遠くにあったので、日本一の落差という実感は沸きませんでした。さらに上ると、七曲カーブ、がきの田などという名所もアナウンスしてくれます。でも、私が一番驚いたのは、6月の終わりで、もう夏だというのに雪が残っていたことです。残っている雪の中にはずっと溶けないものもあるそうです。
 約50分くらい経って、とうとう終点の室堂バスターミナルに到着しました。バスから降りると、寒い!! 気温は10度でした。急いで長袖を着たのはいうまでもありません。美女平駅との気温差は約10度くらいになると、あとで知りました。室堂バスターミナルの標高は2,450mだそうです。ということは、美女平駅から室堂バスターミナルまでは約1,470mの高さを上ったことになります。道が急斜面だったもうなずけます。
 バスターミナルには「星にいちばん近い駅」と書いてありました。ここが日本最高所のバスターミナルということでしょう。2階から外に出ることができるので、外に出てみました。外では学生服を着た団体さんがいました。中学校の修学旅行かな。こんなところまで修学旅行に来るなんて、貴重な体験ができたのでは、と思ったのは私だけしょうか。
 入り口から出てすぐのところに、「立山玉殿の湧水」という碑がありました。そこには水があふれ出ていて、飲んでみると冷たくておいしい。(^o^) この水は、1985年(昭和60年)3月に日本の名水百選に選ばれたそうです。
 さらに、遊歩道を歩いていくと、地獄谷と呼ばれる箇所があるとのこと。さっそくそちらのほうへ行きました。案内図どおりに階段を下りて、いまだに溶けていない雪の上を歩いて進んでいくと、立ち杭に「地獄谷」と書いてある場所に着きました。硫黄の匂いが蔓延して、周りのあちこちからプシューと蒸気が出る音が聞こえてきます。はっきりいって迫力がありました。自然の雄大さを感じました。この地獄谷は日本最高所の源泉箇所です。ここがみくりが池温泉の源泉地だと思うと、早くみくりが池温泉に入りたいという思いは募るばかりです。
 来た道を戻り、みくりが池方面へと向かいました。みくりが池を見たのですが、雪がまだ残っていて立山駅の写真ほどきれいだと思いませんでした。ちなみに、みくりが池は火口湖です。みくりが池を見て、いよいよみくりが池温泉へと向かいました。
 みくりが池温泉は日本最高所の温泉施設です。しかし冬期は閉鎖されてしまうため、そこへ行くには期間限定の稀少価値温泉施設といってもいいでしょう。入り口で、温泉に入りたいとご主人らしき方に言うと、今は1つの内風呂を工事中で残りの1つを男女交替制で運営していると言われました。そして、私が到着したのは午後12時40分くらいで、女性専用時間帯。時間が余っていたので、また外に出て散歩することにしました。日本最高所の温泉に入ることがこんなにも困難だとは思いませんでした。やはり、日ごろの行いが悪いからでしょうか?
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みくりが池温泉
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 午後1時になり、ようやく私も入ることができるようになりました。施設の中に入り奥へ進むと、「雲上の温泉」というのれんがかかっていました。ちょっとにくい演出ですね。のれんをくぐり、さらに奥へと行くと脱衣所がありました。脱衣所で服を脱いで扉を開けて、いざ日本最高所の温泉とご対〜面! 中には内風呂が2つありました。体を洗い、それぞれの浴槽に入りました。1つはちょっとぬるめで、もう1つはかなり熱かったです。熱いほうはかなり熱くて、とても全身を浸すことはできませんでした。かけ湯をしただけでした。日本最高所の温泉に入れたという満足感とまだ入っていたいという欲望が私の心の中で交錯していましたが、まだ入っていたいという欲望の方が勝ったようです。ぬるい方の浴槽に入りながら、外の風景を見たりしていました。たまに、熱いほうのお湯をかけ湯したりしながら、一人楽しんでいました。ようやく満足したところであがりました。時刻は午後2時近くになっていました。1時間くらい入っていたようです。とても満足できました。
 日本最高所の温泉だけに最高の思いをすることができました。貴重な体験ができたと思います。
 帰りは行きと同じように、路線バスからケーブルカーに乗り継いで立山駅に到着しました。もう1回機会があれば行きたいです。乗車券往復代と温泉代で最低でも4,380円かかってしまいますが、それだけの価値はあると私は思います。

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