川俣温泉 川俣一柳閣

温泉名かわまたおんせん
川俣温泉
施設名かわまたいちりゅうかく
川俣一柳閣
所在地とちぎけんにっこうしかわまた
栃木県日光市川俣40-3
場所概略日光宇都宮道路の今市ICより、国道121号線を北上し、県道23号線を西へ行く。県道23号線を約34km行った左側にある。一柳閣前バス停のすぐそば。
駐車場専用駐車場あり。10台くらい停められる。無料。
営業時間10:00〜14:00
料金\1,000
風呂数混浴露天風呂2、女性専用露天風呂1、
貸切露天風呂3、男女別内風呂各1
脱衣所男女共用4、男女別各1、女性専用1
泉質ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0288-96-0111
入湯日2004/4/30
感想ナトリウム−塩化物温泉とは思えないくらいしょっぱくはなかった。露天風呂は川のそばにあり、広々としていい。混浴露天風呂は大きい岩風呂の隣りに1人が入れるくらいの小さな桧風呂があった。貸切風呂は桧木風呂、泡風呂、そして打たせ風呂の3つがあり、泡風呂はジャグジーのはずだが、私が見たときにはジャグジーが出ていなかった。
評価4

 川俣温泉 川俣一柳閣は奥鬼怒にあります。
 川俣温泉に行くには、日光宇都宮道路の今市ICより国道121号線を北上します。約23km行くと県道23号線が出てくるので、左折して県道23号線に入ります。あとはひたすら県道23号線を西へ向かってください。途中、川俣湖と川俣湖温泉 上人一休の湯を通り過ぎます。それらを通り過ぎると、間欠泉を見ることができる場所に着くことができます。その近くに川俣温泉 川俣一柳閣はあります。ちなみに、さらに先に行くと女夫渕温泉 女夫渕温泉ホテルに行くことができます。
 川俣温泉 川俣一柳閣は2006年3月19日までは塩谷郡栗山村にありましたが、現在は日光市にあります。日光市今市市上都賀郡足尾町塩谷郡栗山村そして塩谷郡藤原町は2006年3月20日より、合併して日光市になりました。
 川俣一柳閣は日本秘湯を守る会会員宿です。
 近くには先ほど書いたように間欠泉を見ることができる場所があります。
 私はまずそちらに向かいました。
 ご丁寧に間欠泉を見るための展望台と残り時間を教えてくれる電光掲示板がありました(左写真)。私が来たときは運よく残り時間が少なかったので、間欠泉が吹き上がる様子を写真に撮ることができました(下写真をクリックしてください)。
クリックしてね!  間欠泉は約50分の間隔で吹き上がります。吹上温泉 大露天風呂にある間欠泉は約15〜20分間隔なので、それよりも長い間沈黙を続けている間欠泉ということになります。
 吹き上げる高さは約15mだそうです。それが1〜2分続きます。
 勢いは結構ありました。見ていて自然の壮大さを感じることができました。ただ、もっと近くで見ることができたらもっと迫力があったのになあ、と思いました。
 間欠泉を見たあと、私は本来の目的である川俣一柳閣へと向かいました。
 川俣一柳閣の玄関は道路よりも下に位置していました。また、道路から見ると1階建ての建物に見えました。でも、実際は違っていました。私は1階だと思って玄関から入ったのですが、実はそこが7階でした。7階建ての建物で、一番上の階に玄関があったのです! 建物が渓谷に向かって下に伸びているような造りになっていました。
 建物は本館の三水館と新館の三雅(みやび)館とがありました。浴場があるのは三雅館でした。内風呂は3階、そして露天風呂は1階にありました。
 私はまず内風呂に行くことにしました。エレベーターで3階まで下り、内風呂の浴場へと向かいました。
 浴場に向かう途中、シロクマの大きな剥製がありました。本物かな。(^^;

 内風呂の浴場の近くには温泉成分分析表がありました。それによると、源泉名は「桂の湯」。泉質は「ナトリウム−塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」と書いてありました。
 でも、川俣一柳閣のホームページの温泉分析表を見てみると、源泉名「桂の湯」の泉質は「単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)」です。
 あれっ!? どうなってるの? どちらが正しいのでしょうか。

 というわけで独自に調べてみました。
 ナトリウム−塩化物泉であるためには温泉水1kg中の「溶存物質総量」が1,000mg(1g)以上あり、かつナトリウムイオン(Na+)が陽イオンの、そして塩化物イオン(Cl-)が陰イオンの主成分(20ミリバル%(mval%)以上)となっていなければいけません。
 以上の条件を満たさずに源泉温度が25度C以上というのであれば、単純温泉ということになります。
 ここで溶存物質総量とは、温泉水1kg中に含まれているガス性のものを除いた物質の総量をいいます。温泉分析表では、陽イオン陰イオン、そして非解離成分の総合計となります。
 さて、問題の源泉名「桂の湯」を見てみましょう。
 源泉温度は81.8度Cなので、温泉(高温泉)であることは間違いないですね(当たり前だっつーの!)。
 陽イオンの合計は330.0mg/kg、陰イオンの合計は629.5mg/kg、そして非解離成分の合計は173.6mg/kgとなっています。これらを足すと溶存物質総量になります。
 したがって溶存物質総量は、

   330.0+629.5+173.6=1,133.1mg/kg

となります。
 溶存物質総量が1,000mg以上あることは確認できました。
 また、ナトリウムイオン(Na+)が265.2mg/kgで81.67mval%、そして塩素イオン(塩化物イオン)(Cl-)が348.7mg/kgで65.76mval%となっています。ほかのどの陽イオン、および陰イオンよりもmval%が多いため、Na+とCl-が主成分だと言えるでしょう。
 さらに、両方のイオンとも20mval%以上なので、ナトリウム−塩化物泉の条件すべてを満たしていることになります。よって、泉質は「ナトリウム−塩化物泉」ということになります。
 川俣一柳閣のホームページの表記が間違えているみたいですね。
 ちなみに、ホームページでは源泉名「桂の湯」の溶存物質の合計が0.441g/kgと表記されています。これは明らかな間違いです! この間違いから泉質が単純温泉と導き出されてしまったのだと思います。
 ようやく解決しましたね。
 でも、ちょっと気になったことがあります。川俣一柳閣のホームページをよく見てみると、源泉名「桂の湯」において炭酸水素イオン(HCO3-)が21.02mval%あります。20mval%以上あるので、副成分として泉質名にHCO3-を表記してもいいことになっています。ということは、実際の泉質は「ナトリウム−塩化物・炭酸水素塩泉」なのかな、なんて思ってしまいました。Na+とCl-がほとんどの割合を占めているから、HCO3-は泉質に含めなかったのかな。
 う〜ん、どうなんでしょうか? 疑問が残ってしまいました。

 話を元に戻しましょう。
 内風呂は、男性浴場が「刈込の湯」、そして女性浴場が「切込の湯」という名前が付いていました。
 中に入ると、普通の浴場という感じでした。それもそのはず。内風呂のお湯は循環式だそうです。お湯の特徴はほとんど感じることができませんでした。
 まあ、こんなもんでしょ、と思いながら、私は服を着て、露天風呂へと向かいました。
 露天風呂へ行くには1階から外に出ることになります。
 露天風呂は川沿いにあります。7階から1階に下りて、ようやく川のそばにたどり着いたわけです。それだけ深い渓谷なんですね〜。
 露天風呂は混浴露天風呂が2つ、女性専用露天風呂が1つ、そして貸切露天風呂が3つで構成されてます。
 私は混浴露天風呂へと向かいました。
 露天風呂は源泉かけ流しです。泉質は先ほどの独自調査の結果、ナトリウム−塩化物泉。いわゆる食塩泉です。でも、しょっぱくはありませんでした。
 混浴露天風呂は長くて大きな浴槽と小さな浴槽がありました。小さな浴槽は1人入るのがやっとという感じの大きさでした。一人で温泉を楽しみたい人のためなのでしょうか。あまり意味がないような・・・。(*_*)
 私が入ったときは誰もいなかったので、混浴露天風呂が貸切露天風呂になっていました。くつろぐことができてよかったです。
 混浴露天風呂のとなりには、貸切露天風呂があります。3つあり、桧木風呂、泡風呂、そして打たせ風呂という名前でした。私は見学だけさせていただきました。
 いずれもよさそうだったのですが、予約がないためか泡風呂はジャグジーになっておらず、打たせ風呂は打たせ湯になっていませんでした。予約をすればちゃんと動くのかな。
 いつかは予約して入りたいものです。でも、いつになることやら・・・。(T_T)

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