青荷温泉 青荷温泉

温泉名あおにおんせん
青荷温泉
施設名あおにおんせん
青荷温泉
所在地あおもりけんくろいししおきうらあざあおにさわたきのうえ
青森県黒石市沖浦字青荷澤滝ノ上1-7
場所概略東北自動車道の碇ヶ関ICより国道7号線、国道454号線を経由して、国道102号線に入る。国道102号線を北上して、青荷トンネルをくぐる。その先に看板が見えるので、その道を右折し、山道を行く。山道は約6km。電柱に茶色い立看板で青森の方言が書いてあり、その看板どおりに行くと着く。途中、未舗装道路あり。
駐車場専用駐車場あり。20台くらい停められる。無料。
営業時間10:00〜15:00
料金\500
風呂数混浴露天風呂1、混浴半露天風呂1、
混浴内風呂1、男女別内風呂各2、女性専用露天風呂1
脱衣所男女共用1、男女別各3
泉質単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、
単純温泉(低張性緩和性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0172-54-8588
入湯日2001/7/4
感想本当は日帰り客は15時までなのだが、おばあさんに頼んで入れさせてもらった。明かりにランプしか使っていない珍しい温泉宿。混浴露天風呂は「子宝の湯ッこ」と呼ばれていて、お湯の出口がおもしろい形。混浴露天風呂はちょうどいい温度。混浴露天風呂は10時から11時、13時から14時、そして20時から21時は女性専用時間帯。2001年元旦に「健六の湯」という全て木で造られた浴場ができた。これは浴槽の周りが広くてくつろげる。まだ新しいから木の匂いがしていて非常にいい!
評価5

 青荷温泉は、私が「一人旅 −北へ−」編で39番目に行った温泉です。そして、32番目に入った温泉です。
 青荷温泉は十和田湖の北西に位置しています。青荷温泉はランプの宿と呼ばれている宿で、明かりは電気を使わずにランプだけを使用しているという珍しい宿です。
 青荷温泉に行くには、東北自動車道の碇ヶ関(いかりがせき)ICより国道7号線を北上します。それから国道454号線へと入ります。国道454号線をひたすら東へ行くと、国道102号線にぶつかるので、その交差点を左折して国道102号線を北上します。しばらく行くと、青荷トンネルというトンネルがあるので、それをくぐります。青荷トンネルをくぐるとすぐに青荷温泉を示す看板があるので、その看板どおりに右折します。右折するとすぐに、電柱に茶色い立て看板があり、何か書いてあります。読んでみると「よぐきたねし」なんて書いてあります。これは青森の方言で、「よく来たねえ」という意味だそうです。まだ宿に行っていない段階なのに、方言で歓迎してくれるのには親しみを感じました。そして、先へ進むごとに電柱の2本に1回の間隔で青森の方言が書いてある立て看板があります。それを見ながら山道を上がっていくと、山道もあまり苦になりませんでした。また、途中で分かれ道もあるのですが、看板がある方向へ進めばちゃんと宿に着くことができるので、安心感があります。
 途中、未舗装道路もありますが、茶色い立て看板を目印に山道を上ってください。約6kmの道のりを進むと駐車場が現れてきます。駐車場には、これまた立て看板が左右にありました。右側には「よぐきたねし駐車場」という木の看板がありました。方言を駐車場の名前にするなんて、いいセンス! と思わず感嘆してしまいました。また、道路上には「この先車、マイネ 但し、身障者用二台のスペース有り」と書かれた車止めがありました。「マイネ」って何だろう? 「ダメね」ってことでしょうか。私は青森の方言は詳しくないので、知っていらっしゃる方は教えてください。でも、こんな山奥の宿に身障者用のためのスペースを設けるなんて、すばらしい心がけだと思いました。
 よぐきたねし駐車場と書いてある看板とは逆の左側には、またまた「よぐきたねし」と書いてある注意書きがありました。これも方言で書いてあったのですが、よく見ると、日帰り入浴は「9:00から16:00まで」と書いてありました。私が来た時刻は15時40分ごろでした。ぎりぎりセーフだ! と安心しながら坂を下りました。
 青荷温泉の宿は小さな宿でした。質素な感じの建物です。宿の隣りには新しい建物がありました。こちらの方が立派そうな建物だったので、私はこちらの方が気になりました。この建物はあとで述べることにします。
 玄関には従業員と思われるおばあさんがいたので、私は日帰り入浴したいと言いました。しかし、おばあさんは困惑した表情をしました。そして、「日帰り入浴の時間帯は過ぎているだけどね。」という意味の言葉を方言で私に返答しました。えっ、16:00までって書いてあったのに・・・。(T_T) せっかく山道を上ってやってきたのにそれはないだろう、と思いつつ、私が駐車場の看板には16:00までと書いてあったからまだ大丈夫ですよ、と反論しました。しかし、よく見ると玄関には「四ヶ所の湯めぐり」という貼り紙があり、その下に「10:00から15:00まで」という表記が!? そんな殺生な〜! でも私はめげずに、どうしても入りたいと懇願したところ、ようやく了承を得ました。おばあさん、本当にありがとうございます。m(_ _)m
 おばあさんに入浴料を払ったところ、浴場は4つあると言われました。龍神の湯混浴露天風呂男女別内風呂、そして健六の湯です。私が気になっていた新しい木造の建物は、健六の湯でした。この健六の湯は2001年の元旦に開設した浴場だそうです。
 まず私は、龍神の湯に行きました。龍神の湯は宿をまっすぐ行って一度宿から外に出て、小さなつり橋を渡ると行くことができます。ここは混浴内風呂です。しかし、脱衣所は男女別なので、女性でも気兼ねなく入れるかもしれません。建物は古めかしい建物で、昼でも中は薄暗いです。天井にはランプがぶら下がっていました。ランプの宿と呼ばれているだけはありますね。ランプは灯っていませんでした。お湯のほうはちょうどいい温度でした。誰も入ってこなかったので、のんびりとくつろいでしまいました。薄暗い場所なので、のんびり浸かることができてよかったです。
 次は、混浴露天風呂の浴場へと行きました。この露天風呂は龍神の湯と隣り合わせなので、着替えないで行くことができます。私は面倒だったので着替えないでそのまま混浴露天風呂へと行きました。
 混浴露天風呂は2つありました。1つはたるのようなものにお湯が満たされているお風呂で、これは上に屋根がない露天風呂でした。「子宝の湯ッこ」と呼ばれています。もう一つは、屋根が付いた半露天風呂でした。
 子宝の湯ッこは、1人入るのが精一杯の大きさの浴槽でした。湯口の形が独特で、子宝の湯ッこと呼ばれている所以がわかります。露天風呂という面ではいいのですが、人が1人しか入れない浴槽なので、窮屈で開放感がないのが残念です。
 青荷温泉に来たのであれば、やはり広々とした半露天風呂のほうに入ることをお薦めします。この半露天風呂が岩で囲まれていて風情があります。お湯の温度もちょうどよく、長湯には最適です。さらに、上にはランプがありました。私が来たときにはランプは灯っていませんでしたが、宿泊客はランプの灯る時間帯に入ることができていいなあと思いました。ランプの明るすぎないほのかなともし火が二人の体を包み込み、幻想的な世界へと導く灯りとなってくれるかもしれませんね。また、詩人になってしまいました。
 ちなみに、露天風呂は10時から11時、13時から14時、そして20時から21時は女性専用時間帯ですので、男女二人で入るのであればこの時間帯以外でなければ一緒に入れません。ご注意を。
 露天風呂を出たあと、私は宿の中にある男女別内風呂へと行きました。ちょっと熱めかな。でも、いい湯です。内風呂は男性用よりも女性用の方が浴槽が大きく、女性にうれしい設計ですね。
 さて、最後に私が入ったのは、宿の隣りにあった健六の湯でした。2001年元旦午前0時、つまり21世紀と同時に開設したこのお風呂は新しくてきれい! 露天風呂もお薦めなのですが、こちらもお薦めです。建物は、全ての部材を青森県特産のヒバで造りあげたそうです。見ているだけでもその豪華さが伝わってきます。しかも、新しいだけあってヒバのいい香りがします。今のうちに行かないとヒバの香りを楽しむことができなくなるかも・・・。
 中に入ると、ヒバの薫香(くんこう)がさらに強く漂ってきました。浴場全体がヒバの薫香で覆われている感じでした。しかも、木目がはっきり確認できるほどきれいで、新しい! すばらしい建物です。しばらくは言葉が出てきませんでした。脱衣所も新しくて、広い! 青荷温泉にある他の浴場とは全く違って新鮮な感じがしました。
 脱衣所と浴槽の間はガラス障子で仕切られているので、直接浴槽を見ることができます。そこで私は感激しました。浴槽はそれなりに広いのですが、洗い場が浴槽よりも広い! こんなに贅沢に洗い場のスペースを設けている浴場を私は今までに見たことがありません。この健六の湯を造るときのこだわりが反映されているのでしょうか。洗い場ももちろん、総ヒバ造りです。これまた、きれいないい色をしています。浴槽から溢れ出しているお湯がヒバ造りの洗い場を艶やかに映し出しています。
 見ているだけでも満足なのに、入るとさらに満足感が込み上げてきました。ヒバの香りを鼻で受けとめ、温泉を肌で感じ、新しい木の色を目で楽しむ・・・。嗅覚、触覚、視覚を満足させてくれるいい場所でした。本当にお薦めです! しかも、女性の浴場には、内風呂のほかに女性専用の露天風呂まで設けています。露天風呂に入りたいけれど混浴は遠慮したいという女性はこちらに入るのもいいと思います。
 行くには不便な場所ですが、本当にお薦めの温泉です。今度は宿に泊まりたいですね。
地方別一覧表へ   Go Home