夏油温泉

 この夏油温泉は第1部と第2部に分かれています。このページは第1部で、「元湯夏油」の温泉について記しています。第2部では「洞窟風呂(むし風呂)」について記しています。
温泉名げとうおんせん
夏油温泉
施設名もとゆげとう
元湯夏油
所在地いわてけんきたかみしわがちょういわさきしんでん
岩手県北上市和賀町岩崎新田1-22
場所概略秋田自動車道の北上西ICより県道37号線を南下する。それから県道122号線を西へ行く。途中、夏油大橋を過ぎてあと5kmくらいになるとカーブばかりの山道になる。
駐車場専用駐車場あり。20台くらい停められる。夏油温泉駐車場もある。50台くらい停められる。両方とも無料。
営業時間6:00〜20:00
料金\400
風呂数混浴半露天風呂3、混浴露天風呂1、女性専用内風呂1
脱衣所男女共用2、男女別2、女性専用1
泉質ナトリウム・カルシウム−塩化物・硫酸塩泉(低張性中性高温泉)
湯色無色透明
問合せ先0197-64-6375
入湯日2001/7/5
感想日帰り客は「大湯」(混浴)、「滝の湯」(女性専用)、「疝気の湯」(混浴)、「真湯(しんゆ)」(混浴)、そして「女(目)の湯」(混浴)に入ることができる。大湯はめちゃくちゃ熱い! かなりの覚悟がいる。逆に女(目)の湯は一番ぬるい。
評価5

 夏油(げとう)温泉 元湯夏油は、私が「一人旅 −北へ−」編で44番目に行った温泉です。そして、37番目に入った温泉です。
 夏油温泉は岩手県の北上市の西、駒ケ岳の北のふもとに位置しています。
 夏油温泉に行くには、秋田自動車道の北上西ICより国道37号線(花巻衣川線)を南下します。約7km南下すると県道122号線と交わるので、その交差点を右折、つまり西方面に向かいます。あとは県道122号線を西へ向かいます。途中で、夏油大橋という橋があるのですが、その橋を渡ると道幅が狭くなり、カーブばかりの山道になります。
 夏油温泉に着くと夏油温泉駐車場があるので、そこに車を停めることをお薦めします。そこには夏油温泉の名前の由来などが書かれた看板があります。それによると、「夏油」という名前はアイヌ語の「グッド・オ」という言葉から来ているそうです。この「グッド・オ」とは「崖のあるところ」という意味だそうです。崖はあるのですがそんなに多くないのに、何で夏油と呼ばれるようになったのか、私にはわかりませんでした。また、夏油という漢字は、冬は豪雪で夏季にしか利用できなかったので、「夏湯」の文字が当てられていたのですが、夏の日差しの中、お湯がユラユラと油のように見えたことから「夏油」という漢字が使われるようになったらしいです。
 元湯夏油は夏油温泉駐車場からすぐの場所にあります。夏油温泉には3つの温泉施設があります。「元湯夏油」、「夏油温泉観光ホテル」、「国民宿舎夏油山荘」です。その中でも、元湯夏油は夏油温泉では一番有名な施設です。私はさっそくその元湯夏油に行くことにしました。
 元湯夏油の受付に行くと、まず周辺地図を渡されました。その地図を見てみると広い敷地内に7つの浴槽が書いてありました。広い敷地内を順番にめぐるようになっているみたいです。宿泊客は7つの浴槽全てに入ることができるそうです。しかし、私のような日帰り客は露天風呂の5つしか入れないとのことでした。それでも、5つもの離れた露天風呂全てに入ることができると思うと、わくわくしてきました。元湯夏油の浴槽一覧表は以下のとおりです。

元湯夏油の浴槽一覧表
浴槽名種類備考効能
おおゆ
大湯
混浴半露天風呂10時〜11時、
17時〜18時は女性専用
神経痛、リウマチ、皮膚病、外傷
たきのゆ
滝の湯
女性専用内風呂10時〜11時、
17時〜18時は男性専用
皮膚病、外傷
せんきのゆ
疝気の湯
混浴露天風呂なし婦人病、痔
しんゆ
真湯
混浴半露天風呂なし胃腸、喘息、結核、虚弱児童
めのゆ
女(目)の湯
混浴半露天風呂10時〜11時、
17時〜18時は女性専用
眼疾患
しろさるのゆ
白猿の湯
男女別内風呂宿泊客専用神経痛、痛風、高血圧、外傷
こてんぐのゆ
小天狗の湯
男女別内風呂宿泊客専用神経痛、リウマチ、高血圧

 受付を出ると、右の写真のような旅館が左右に並んでいる通路を通ります。下町の路地を歩いているような錯覚を感じてしまいます。もしくは、映画村のような雰囲気をかもし出しています。元湯夏油は本館のほかに、別館、駒形館、嶽館、夏油館、紅葉館、経塚館、そして薬師館などがあります。増築を繰り返したから、このように旅館がいっぱい建っているのではないでしょうか。私はそう思いました。
 路地を突き当たると薬師館があります。その右側には小高い丘に薬師様がたてまつられているそうなのですが、私は時間的な関係でお参りしませんでした。そのまま露天風呂に直行です! 露天風呂へ行くには、薬師館の左側に階段があるので、それを下りて川沿いの道を行きます。上流に向かう感じで行くと、途中に足だけお湯につかる場所などがあり、温泉風情を感じてしまう場所もあります。
 周辺地図によると、一番奥に大湯があるので、まずはそこから入ることにしました。大湯は元湯夏油の代表的な露天風呂だと聞いていたので、やはりそういうところから攻めたいのが、温泉好きな私の性分ですね。(^o^)
 大湯は脱衣所は男女別でした。中が混浴みたいです。脱衣所で服を脱いでお風呂の方に行ってみると、なんだか深そうな浴槽でした。エメラルドグリーンと表現したらいいのでしょうか、そんなお湯でした。まずはかけ湯を、と思い、ちょっとだけお湯を体にかけたら、熱い!! 草津温泉の煮川の湯と同じくらいの湯温でした。草津温泉で会得したChallenge Spiritが再び彷彿してきました。こんな熱いお湯に対峙すると、どうしても我慢して入りたくなるのが、私です! 今度は慎重に、まずは足だけお湯につかりました。しばらくすると、足がびりびりしびれてくるような感じがしてきました。やっぱり、熱い! 浴槽から出て、熱い、熱いと叫んでいると、近くにいたおじいさんが、「そんなに熱いか。」と私に尋ねてきました。そのおじいさんは苦もなくのんびりと全身をお湯に長時間入っていました。私はちょっとびっくりしてしまいました。
 今度は覚悟を決めて、全身を浴槽に沈めました。浴槽は深いため、端のほうがちょっと段になっていました。そこに腰掛けることができる仕組みでした。また、底が傾斜になっていて、一番深いところが約80cmくらいでした。その深いところでじっと我慢して入っていました。もう我慢できない! というところで、あがりました。またもや、煮川の湯で味わったびりびりと全身がしびれるような感じが体に残っていました。なんか癖になりそう。そんな感じでした。
 大湯をあとにして、次は大湯から一番近い滝の湯に入ろうとしたのですが、そこは女性専用の内風呂でした。時間帯によっては男性専用になるのですが(上の表を参照)、その時間帯ではなかったので、次の疝気(せんき)の湯へと向かいました。
 疝気の湯は川沿いにある露天風呂でした。お湯に浸かりながら川の流れを見ることができるいい場所でした。浴槽は2つあるのですが、そんなに大きくはなく、少人数でのんびりすることができる場所だと思います。
 道の途中にあった足の湯にも、もちろん私は入りました。入ったという表現は適切ではないかもしれませんが、足を入れてみました。大湯のようにちょっと熱いお湯でした。
 さて、次はこの場所から離れることになります。真湯と女(目)の湯へと向かいます。いったん旅館が立ち並んでいる路地に戻り、夏油館と別館の間の道を行きます。川に向かう感じで行くと、最初に真湯があります。真湯は透明なプラスチックの屋根がついた半露天風呂でした。その屋根を支える柱が丸太で、大きかったです。お湯はそんなに熱くはなく、快適でした。川の音もいい音色を響かせていました。
 真湯の対岸には、女(目)の湯がありました。真湯と女(目)の湯は簡易的な橋がかかっていました。対面通行不可の木橋でした。一度服を着替えてから渡らないといけないと思うのですが、お客さんも少なかったので、私は真湯からそのままタオル1枚で木の橋を渡ってしまいました。
 女(目)の湯は、上の表にも書いてあるのですが、目の病気に効果があるのでそう呼ばれているそうです。「女」と書いてあるからといって女性専用ではないので、男性も入ることができます。混浴です。ここは真湯よりも湯温が低く、元湯夏油では一番ぬるいお風呂だと思います。熱いお湯が苦手の人は女(目)の湯がいいのではないでしょうか。私はのんびりと浸かってしまいました。
 帰りはタオル1枚で真湯に舞い戻り、もう一度真湯でのんびり過ごしてしまいました。全ての露天風呂を巡り終えると、もう外は真っ暗! 夏油温泉は時間を気にせずに過ごすことができるいい場所だなあ、と思いました。


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