久しぶりに Linux を入れてみた


現在、大学での開発環境は Windows に完全に移行したので別に Linux にゃ何の用もないんだけど、何かの拍子で突然Linuxが必要になることも無きにしも非ずなので自室のPCに入れてみることに。元々、Turbo Linux が入ってるんだけど昨年、β版を無理にブチ込んだらLinuxブートしなくなったので復活の意味も込めて・・・。

今回入れるマシンはボクの部屋に置いてるデスクトップPCで Windows2000/Windows98se/Turbolinux という三つ巴の状況。メインOSは現在Windows2000で、それなりに活躍中。大学1年の頃から愛用している。

うむ、5年以上経ってるPC・・・

DELLのハイエンド機でメモリの増設、HDDの交換を経て現在のスペックは
CPU:PentiumIII 500MHz、RAM:256MB、HDD:60GB

Red Hat は無理、Turbo もキツイ・・・

Red Hat あたりだと WindowsXP よりも重くて、GHzクラスのCPUと512MBのメモリがないと厳しい。デフォルトだと余計なサービスが走っているというのもあるが、最近のリナックスは X-Window System の発達で MS Windows なみの操作性は備わったが、『重く』なり、『安定性が低下』している。以前は「型遅れのマシンでも快適に動く」というのが長所の1つだったのになぁ。ついでに多くのディストリビューションは有料になってる。

今回は『無料』で『必要スペックが低い』うえ、『インストールが簡単』なものということで、

Vine Linux 3.0

にした。丁度、この8月にリリースされたばかりナリ。


毎度の事だが、アナコンダ(GUIインストーラ)を使えばインストールは凄く簡単で、注意する所は、ボクの場合は市販のブートローダーを使ってるので LILO をMBRじゃなく、ルートスーパーブロックに置くくらい( ./boot は作っておく)。ディスク占有スペースも1.6GB程度だったし、所要時間も短くて楽だった。一般には Windows と共存させる場合、パーティッション操作が冷や汗物なので『システムコマンダー』等、市販のソフトを利用するのがお薦めナリ。

Vine Linux 3.0、Mozillaを起動させてキャプチャ

初期状態の収録ソフトは少ない。とりあえず Mozilla を起動しつつ↑デスクトップをキャプチャ。Vine plus とかでソフトは別途入手して入れるものらしい。が、面倒くさかったのでパス (^-^;
なかなか快適に動作してるし、初期状態から日本語使えるのは便利ですな。

容量の関係か、OpenOffice は標準装備されていない。KNOPPIX なんかも1CDだが、それと比べて初期状態の収録ソフトのチョイスが少し微妙な気がする・・・。CDの再生やリッピングソフトなんかは結構入っている。そのへんが、そんなにニーズあるんやろか?

後から自分で拾ってきて入れるのってけっこう面倒だけど、無駄なソフトいっぱいで重かったり、容量を食い過ぎるよりは確かにずっと良いかもね。回線も高速化し、ダウンロードするのは問題ない時代だし、ソフトウェアは結局、頻繁にアップデートする必要あるしね。それにRPMだからインストールも簡単だし。


特殊な分野で生き残る Linux

・サーバー運営、 ・各種ネットワーク関係、 ・開発環境
こういった分野ではやはり Linux は強い。しかしながら、一般のデスクトップ用途にはあまり向かない。大学なんかだと全部 Linux かというと、分野にもよるが、Windowsの方が圧倒的に多い。ネットワーク系や3Dモデル処理、大規模計算は UNIX系(Linux含む)が今尚多いが、画像処理程度ならWindows環境で開発している所が多い気がする。少し前は画像処理系はLinuxが流行っていたが、周辺機器の関係で返って手間が増えるし、Win系に回帰してきたといった感じか。

ボクの所属する研究室では画像を撮って、Winマシンで取り込んで変換後にLinuxに送って実験、結果画像とかはWinマシンに送って発表という感じだった。凄い手間だ。実験がLinuxじゃないと出来ない(使用ソフトの関係等で)のなら仕方が無いが、そうでなければWinで一括して行う方がスマートですな。 世論の関係もあるが、大学の先生は意地でもLinuxでやろうとする人がいる。御本人がカーネルの開発に関わっていて普及推進派ならまだ分かるが、「なんとなくブームだから」って人が多い。一番バカげていたのは「Windows用のソフトをLinux用に改造させて使っている」という所。 普通、目的に合わせてOSを選ぶものです・・・

一時期はもてはやされた Linux ではあるが、やはり本領を発揮するのは特定分野の玄人が操作する場合ですな。以前は PhotoShop が買えなくて GIMP を使うために Linux を入れてみたりしたものだが今は GIMP も Win版があるし、一般用途のフリーウェアはWinでほぼ揃うしなぁ。



でも X あれば心配なし

UNIX系OSは操作が難しい印象があるけど、最近は X-Window System が立ち上がり、Windowsそっくりで操作も似てる。というか開発環境も K-Develop なんかは Visual C++ の模造品みたいな感じです。GUIに凝りだすとマシンパワーが要りますが、やっぱり格段に便利ですな。Win/Mac が使えれば、今は Linuxも余裕です。逆に言うと、Linuxが必要になってからLinuxを入れて使い出しても問題無いので、以前みたいにコマンド本買って臨戦態勢をとる必要はあんまりないです。

ちなみにLinuxはGNU系の膨大なフリーウェアとかが使えて便利だったりしますが、どのソフトを使うかは研究室によるし、この手のソフトは使ってる人から直接使用方法を聞かないと簡単には使いこなせないことが多いです。 man コマンド叩いても、ある程度使えるソフトじゃないと厳しいよね。



まぁ、触れるだけなら、珍しくも難しくもない Linux ですが、空いてるマシンと暇な時間があれば、ときたまインストールしてみるのも一興かもしれません。


" Linux は Free なOSである"
『無料』という意味ではなく、『自由』という意味なんだけど、5〜6年ほど前は確かに『無料』ということが強調され注目を集めたのも事実ですな。この頃はインストールしてXを立ち上げるのが大変だった。安定性は高かったが、操作性はまだイマイチな時代。

3年ほど前あたり、依然として各ディストリビューションは無料版と商用版の違いは商用フォントの有無程度。このころ、インストーラとハードの自動認識が発達し、Xも発展して操作性向上、「 Linux が Windows に取って代わる日も近いかも」と思ったもんです。

最近は無料版は制限が多かったり、操作性は良くなったが要求するスペックも安定性もWindowsと変わらないというか、返って重くて不安定なものも。分散コンピューティングとか少し特殊な用途では調子良いけど、個人のデスクトップ用途では若干停滞気味な感じ・・・。

Vine Linux は2〜3年前にも入れてみたことがある。デスクトップ環境が Window Maker から GNOME に変わった以外は素人目には同じに見えるのだが、他のモノよりマシンパワーは低くてもOKだし、無料で、インストールも簡単なので気軽に試せてナイスですぅ。



とりあえず Linux のインストールを体験して、ボツボツ操作してみようかというなら
Vine Linux

とりあえず安全・簡単にLinuxを体験・操作してみたいだけならば、CD一枚、一発起動・動作の
KNOPPIX

まぁ、このへんがお薦めかな。



数年前に「今はインストール簡単だし、猫でもできる」って言うたら、相手がトラブって復旧作業手伝わされたので今回は念のため書いておきます→「全部自己責任でお願いしますです」



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