今週のお勧めサルサCD&定番SalsaCD 毎週更新中!(サルサ/バチャータ/メレンゲ/Bachata/Merengue/Latin/DVD/MP3アルバム他)
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サルサCD&ラテンCD
お勧め定番CD・MP3アルバム

Salsa & Latin CD,MP3Album

最新の「今週のお勧めSalsa(サルサ)CD&MP3アルバム」

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Look! 最新の「今週のお勧めSalsa(サルサ)CD&MP3アルバム」
お勧めビデオ、DVD、ブック
お勧めMerengue、BachataCD
お勧めズーク、カリビアン&ラテンCD
エリア&時代等別 お勧め【定番】Salsa CD


★大学時代、1980年頃からサルサを聴いているSalsa歴二十余年の選 者が、 現在入手できる格安&お買得なものを中心に(そうなんです、Salsa CDの多くも、最初のプレスで絶盤、次はいつプレスされるかわからないのがほとんどなんです! なので在庫のある内に入手しておかないと涙なんです!)、 新旧やエリアにとらわれず、心に残る&響きわたるCD、しかも、これから何年も聴き継がれるであろう定番CDのみをご紹介しています(ネットで世界のサルサCDが買えるなんて、信じられないくらい便利になりました!当時は、サルサ& ラテンのレコードを買うのにホント苦労してました。タワーもHMVもなかったので、 ミュージックマガジンやBMRの広告でサルサの新譜の入荷情報を見つけると、渋谷の芽瑠璃堂や新宿の新星堂等に走ってました!)

★(もう20年以上前になりますが、大学時代はラテン同好会「ラテアメ」でサルサバンドにも参加してました(Jazzや  R&Bのバンドもかじりましたが)。 その当事演った、MachitoのJo Soy La RumbaやCortijoのVolare等は今でも忘れられない&大好きな曲です!  20代後半は、週末に、レアグ ルーブやラテンジャズ、ラテンソウル、シカゴ・ハウス等のクラブDJ(もちろん当時はrecord)もやってました。その後、サンバチームでバテリアに加 わったり、サンバを踊ったり、ランバーダを 踊ったり等々を経て、 再びサルサに帰って来ました!)そんな選者が話題の新譜からマストの名盤まで、Salsaを始 めLatinの名曲・名演CD等を ご紹介しています

★(今はSalsaのバンド活動はしてませんが、毎週、下北等でサルサレッスンをしている)選者は、 「禁煙サルサクラブ」のハウスDJを3年余り務めた他、下北や 渋谷、原宿のサルサDJナイトやサルサLiveナイト等で選曲を担当していますが、 その際の音源の多くとしても、以下のサルサCD等を利用しています!!

SalsaやMerengue、 Bachata・・・のCDは、どこでどうやって買えばいいの?

日本国内にいて、安全・確実に安心して 購入できる購入先では、
多分 Amazonがどこよりも安いと思います。
 私もよく利用しています!!
なので、何を買うかか決まっていれば、
あるいは何を買えばいいか等に関して知識や情報さえあれば、
 Amazonが絶対お徳!だと思います。
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首都圏のHMVやTowerRecord等のショップにも、少ないですが、サルサやメレンゲ、バチャータを始めラテンCDが並んでい ます。しかし、J−POPやR&B、ポップス等に比べて超マイナー(売り上げ額が少ない)ラテン関連CDは、並べられている種類が極端に少ないばかりか、 並べられ ているものが必ずしもお勧めのものや時代を超えた定番CDというわけではありません。経営にあまり貢献しないジャンルなので、Salsaを始めラテンに 詳し いバイヤーやスタッフ等を置く余裕がないのが実情のようです。そんな状況のもと、タイトルやジャケットの見た目等でエイヤと買ってしまう「ジャケ買い」の 失敗は、誰もが経験しているんじゃないいでしょうか?

DiskUnionのラテン専門フロアー等の専門ショップは、専門知識をもとに品揃えされている等、上記の一般的なCDショップに比べ 状況は良く、お勧めですが、やはり、棚に並べられる種類は限られますし、経営効率を考えると、在庫の数も種類も絞り込まざるをえません。また値段が張りま す。

以上の様な実情を考えると、「お勧めCDは何か」「今話題になっているSalsa CDは?」「今でも評価されている 定番CDは?」等々の情報を 入手した上で、AmazonやTower、HMV等の大手のネットショップで購入するのが最もお勧めだと思います!(郊外のコストの安いロケーションに流 通センター を持つ等 により)何よりも価格が安い上に、上述のショップに比べ比較にならない程、品揃えが多く、在庫も豊富です。さらに、Amazonなら何と!CD1枚から送料も無料なんです。また、Amazonなら、中古盤を格安に入手することもできちゃうんです

どういう手順で買って行けばいいの?
サルサ入門者の方は、 まず、 様々なアーティストのヒット曲などを集めたコンピレーション盤や「ロマンチッ ク」、「中南米」等のテーマに沿って編集されたコンピレーション盤辺りからお 聴きになられることをお勧めします!

そして、好きなアーティストやジャンルが見つかったら、そのアーティストのベスト盤やヒット曲集、ジャンルに沿って選曲されたコンピレーション盤等に進むのがいいと思います。

この頃になっていれば、もう「初心者」卒業ですので、好きなアーティストの新譜を聴いたり、過去盤を掘り下げたり、好きなジャンルの他のアーティストに進 んだり等々、サルサ&ラテンの海原を、思いに任せて自由に航海して行って下さればと思います

ところで、どんな音楽ジャンルでもそうですが、経済活動(商業)の一環としてCDが売られていますので、やはり、ロックや英米のポップス等のメジャーな ジャ ンルや有名アーティスト、売れ筋、新譜・・・等が優先で、これらから外れたものは、あっという間に市場から姿を消してしまいます。マイナーなジャンルで市 場規模も小さいサルサですから、多くの場合、再発もなく“それっきり”になってしまいます。名盤や定番等のごくごく一部のアルバムが運良く再発されたり、 コンピレーション盤にヒット曲が収録されたとしても、3年や5年、運が悪ければ10年待ちというのもざらです。ですので、心引かれるCDがあったら、店頭 やネット ショップに並んでいるうちに、迷わず買ってしまうのがお勧めです。

万が一、欲しいと思っていたCDが“廃盤”になってしまったら、頭の中の“欲しいCDリスト”にしっかり記憶しておきつつ、暇をみて足繁く、 DiskunionやRecofan等の中古ショップのラテン棚を覗くことだと思います。いつ出会えるのか全く当てのない、ある意味気の遠くなる作業です が、自分の経験からすると、意外に早く思いは通ずるようです

*サルサ入門者の皆さんにお勧めのCDに「入門おすすめ盤!」 と表示してますので、これも参考にして下さればと思います

*紹介メディアは今後順次充実させて行く予定ですので宜しくお願いします!!

 毎週更新中! ⇒ 最新の「今週のお勧めサルサCD&最新SalsaMP3」 
入門の皆さん向け“まずは”のお勧めCD












様々なアーティスト

入門 おすすめ盤!


各 地&各年代のサルサ

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★

お勧め度 ★★★★
サルサを踊り(聴き)始めた皆さんに、『お勧めサルサCDは』とか『まずは何を買ったらいいの?』等、よく尋ねられますので、現在入手し易い「入門向けお勧めCD」を何枚かピックアップしてみました。「サ ルサってこういう音楽なんだ・・・」とか、「こんな感じの曲もあるんだ・・・」等、サルサという音楽の感触や概観をつかんでいただくのに役立つCD達で す。
まずは、ジャンルやエリアに関係なく幅広く選曲されたCDということで、簡単な日本語解説付が嬉しい「100% Salsa」シリーズから、「100%  Salsa」。メインストリームを中心に ちょっと前のヒット曲から最近のヒット曲が(レゲトン+サルサ=サルサトンも)収録されています。その続編「100% Salsa 2」も、NYサルサを中心に、比較的新し 目のヒット曲が収録されています。
Greatest Salsa Ever, Vol. 1-3」もお勧 めです。Celia Cruzを始め、Hector Lavoe、Ismael Miranda、Oscar D'LeonやWillie Rosario、Tommy Olivencia、Ruben Blades、Willie Colon、Andy Montanez・・・等々、サルサの大御所&立役者、人気アーティスト等のヒット曲や重要曲が90年代頃迄に発表された作品からピックアップされています。「サルサの歴代のヒット曲集」という主旨の企画盤は多いですが、それらの中でも「的を得ている」度が高い印象です。ただ廃盤で、今はセットの内の1枚「Greatest Salsa Ever 2」のみ通常の金額で入手可能です。
最近のサルサの傾向やヒット曲を、ということであれば、 「30 Numero 1 En Salsa」や 「40 Salsas Poderosas」が2枚 組30ないしは40曲入りで1000円ちょっとと、とてもお得です。Oscar D'LeonやEl Gran Combo等の大御所やGilberto Santa Rosa、Victor Manuelleといった中堅、そしてNG2やN'Klabe等の若手の4、5年前位までのヒット曲が収録されています。いわゆる「歌謡曲」風で角が取れた「ロマンチック・サルサ」と言われるジャンルが主体です。
次にサルサのタイプ(ジャンル)やエリア等のテーマに沿って選曲したCDということで、中南米のサルサのホットな拠点の1つコロンビアのサルサの新旧ヒット曲を収録した「100% Salsa Colombia」(日本語の解説等が不要でしたら「Grande Clasicos De La Salsa」が、Colombiaを代表するアーティストのヒット曲がテンコ盛りで千円ちょっととお得!)や、80年代のロマンチックサルサを中心に収録した「100% Salsa 80s」もお勧めです。この「ロマンチック」路線がお好きな皆さんには、「Salsa De Amor」もお勧めです。 ティンバ(若者を中心に90年代以降のキューバを席巻している新しいサルサ)を中心に収録したキューバ編「THE BEST 1200 キューバ!」や、ティンバに限らず、最近のキューバンサルサ界で活躍中&話題のアーティストのヒットを集めた「サルサ・パラダイス」もお勧めです。 (1、2枚のCDで奥の深いCubanミュージックの全容を知るなんて、そもそも無理なことですが)もっと幅広くCubaの音楽を知りたい(聴きたい)ということでしたら、「Beginner's Guide to Cuba」や 「Bar Cuba」が、 30曲入りで1500円程度でお得です。
創成期を中心にFaniaレーベル始めサルサの重要曲と、その母体となったソンやマンボ、ブーガルーなどの重要曲をピックアップして2枚にまとめた「Latin The Essential Album」や、サルサ直前の60年代のパチャンガやブーガルー等を中心に収録した「Sabroso: Afro-Cuban Groove 」も、それらとサルサとの繋がりやサルサが生まれてきた背景や歴史を垣間見る上で、お勧めです。もちろん、踊れる曲がほとんどです。
*取り上げているCDがコンピレーションのため、重複曲が避けられないことを予めご理解下さい
*紹介する入門CDは随時増やして行く予定です
日本の歌謡曲&JーPOPのカヴァーサルサ

















Orquesta De La Luz

オルケスタ・
デ・ラ・ルス 他


J−POP& 歌謡曲の
カバーサルサ

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★

お勧め度 ★★★
まずは、中森明菜のセルフカヴァー・ベスト盤「Akina Nakamori 歌姫 ダブル・ディケイド 」。 日本の老舗サルサ・バンドOrquestaDelSol等で活躍する森村献がアレンジした「ミ・アモーレ」のサルサヴァージョンの他、彼女のヒット曲を、ボサノヴァやタンゴアレンジ等、様々なテイストで楽しめます。 次は、やはり日本のサルサ・バンドOrquesta De La Luz等で歌っているNORAの「CIELO 空へ 」。 SMAPの「ライオンハート」やMISAの「エヴリシング」などのサルサヴァージョンが入っています。 MISAのMAXIシングル「果てなく続くストーリー」には、カルロス菅野らの熱帯JAZZ楽団がバックを務めた「Smooth Latin Mix」が収録されています。 上述の日本を代表するサルサ・バンドの1つOrquesta De La Luzのベスト盤「ベスト・オブ・オルケスタ・デ・ラ・ルス」には、 サザン・オールスターズの原由子のヒット「私はピアノ」ルサバージョンが入っています。 もう1枚のベスト盤「VERY BEST OF ORQUESTA DE LA LUZ~25th Anniversary Collection」には、 TheBoomの大ヒット曲「島唄」のサルサカバーが収録されて、イベント等で、今でも問い合わせの多い曲です。 やはり上述の日本の老舗サルサ・バンドOrquestaDelSolの「CARCAJADA(カルカハーダ)」には、南佳孝や郷ひろみ等のヒット曲「モンロー・ウォーク」のサルサ・バージョンが入っています。 因にMamboKingの1人Machitoのヒット「Jo Soy La Rumba」のカバーも収録されています。 ペルー出身のディアマンテスのアルベルト城間とカルロス菅野率いる熱帯Jazz楽団が組んだ「BANG!BANG!BANG!~熱帯歌謡大全集」には、来生たかおの「グッバイ・デー」や井上陽水や高樹澪、石川セリなどでひっとした「ダンスはうまく踊れない」、踊るとしたらChaChaChaになりますが福山雅治の「桜坂」カバー等が収録されています。 また、アルベルト城間名義での「ハートに火をつけて」には、安全地帯の「ワインレッドの心 」、メキシコのグループ・Trio Los Panchosの世界的ヒットで日本でも江利チエミ(バックは「見砂直照と東京キューバン・ボーイズ」/江利チエミはその他にも、Enrique JorirnのChaChaChaの名曲「Milagros Del Cha Cha Cha」のカバー「チャチャチャは素晴らしい」を始めラテン・スタンダードのイケてるカバーが多い)などのカバーでヒットした「ある恋の物語」、加山雄三の「君といつまでも」のサルサ・カバーが、その他にも、洋楽ですがDoorsの「ハートに火をつけて」、Billy Joelの「素顔のままで」、ラテン・スタンダード「ベサメ・ムーチョ」のサルサ・カバーなども収録されています。 続く02年の「ハバネラ」には、チャチャチャ(ないしはボレーロ)になりますがザ・ピーナッツの「ウナセラディ東京」のカバーの他、洋楽やクラシックのサルサやチャチャチャのカバーが収録されています。 03年の「モナリサ」には、敏いとうとハッピー&ブルーの「星降る街角」、矢沢永吉の「時間よ止まれ」、THE BOOMの「島唄」などのサルサやチャチャチャのカバーが収録されています。 その他にも「Masquerade」、「Moon River」、「Just The Two Of Us」等のJazzやラテン、ポップスのスタンダードのカバー、そしてGloria Estefanの「Mi Tierra」のカバーなどが収録されています。 05年の「恋の夜」は、上記の3枚からベスト盤の形で、昭和歌謡のカバーが中心に収録されています。 ロマンチック系のサルサをコンピレーションした企画盤「コーヒー・ブレイク・サルサ」には、60年代に日本の歌謡界で大ヒットした「ザ・ピーナッツ」のヒット曲をカバーしたプロジェクト・ユニットSalsa Peanuts(RMMレーベル成功の立役者の1人であるSergio Georgeがプロデュース)の「恋のフーガ 」、「恋のバカンス 」、「ウナ・セラ・ディ東京」などが収録されています。
ポップスやSoul,R&B等のカヴァーサルサ


India etc.

インディア 他

POPSやSoul
R&B等の
カバーサルサ

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★

お勧め度 ★★★★
こちらもお問い合わせがとても多いので、思いつく&覚えている範囲で、バイラブレで聴き応えのある
ものをピックアップしておきたいと思います。 まずは、一昨年の年末にリリースされた「100% LATIN COVER」。「ALL NIGHT LONG」や「SEPTEMBE」「JUST THE TWO OF US」始め、誰もが一度は聞いたことのある80年代のディスコやR&B、AOR等のヒット曲がテンコ盛りのとても贅沢な1枚です。これ1枚で、ほとんど用が足りてしまいそうな雰囲気です。
上のJPOPカバーでも紹介している、アルベルト城間)のハートに火をつけて」には、ビリー・ジョエルのヒット曲「素顔のままで」やラテンのスタンダード「ベサメムーチョ」のサルサカバーが収録されています。この「Honesty」は、Brenda K. Starrの「Petalos de Fuego」にも収録されていますが、他にも「Temptation」には「Love on a Two Way Street」が、「All Time Greatest Hits」には「 I Still Believe」が収録されています。Orquesta de la Luzの「ARCO IRIS」にはWhitney Houstonの「Saving All My Love For You」が、Indiaの 「SOBRE EL FUEGO」には「Sobre el Fuego」(through the fire)が、Celia Cruzの (遺作でしたよね?)「Regalo del Alma」には「I Will Survive」のカバーが収録されています。Tito Nievesの 「I Like It Like That」はカバー の宝庫で、「I'll Always Love You」や「 It's Too Late」、「Heart of Mine」、「Can You Stop the Rain」、「You Bring Me Joy」他、たくさんのカバーが収録されています。そうそう、「Yesterday」や「Crazy For You」、「Love Is Forever」など、ロマンチック系のカバーサルサばかりを集めた「Best Salsa in English」 なんていう便利なアルバムもお勧めです。一時期、とても問い合わせが多かった「La Pantera Mambo」(「ピンクパンサーのテーマ」のサルサ・カバー)は、様々なラテン風味のPOPSが収録されたコンピレーション「Latin Garden, Vol. 2」に入ってます
(*廃盤等でプレミア価格がついているものは除外しました&未だ未だたくさんあります。順次、紹介して行く予定ですので宜しくお願いします)
最新の「今週のお勧めSalsa(サルサ)CD&MP3アルバム」
2012年4月第1週のお勧めサルサCD











Son Boricua

ソン・ボリクア


N.Y.Salsa他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★


先週お知らせしました様に、今週はBongonistでありバンドリーダーのJose Mangual Jrが、今年2月に他界したJimmy Sabaterらとともに組んだ「Son Boricua」のアルバムを紹介したいと思います。 バンド名の通り、PuertoRicoや、ボンバ、プレーナを始めとするプエルトリコの伝統音楽、さらにPuertoRicanアーティストへの賛辞や敬意をテーマに98年に結成、1stの「Son Boricua」には、Jose Mangual JrやJimmy Sabater以外に、ボーカルでFrankie Morales、コンガでPapo Pepin、ヴィブラフォンでSonny Riveraらが参加しています。 この1stにはプエルトリコを代表するアーティスト、Cortijo&Riveraのヒット「Bomba Carambomba」、TitoPuenteのヒット「Mambo Diablo」等が収録され、Jose Mangual Jr、Jimmy Sabater、Frankie Moralesらが交代でボーカルを担当しています。 2000年リリースの「Musical a Cortijo- Rivera」では、タイトル通り、強烈な個性を放ったバンドリーダーのCortijoとソネーロのIsmaelRiveraのPuertoRicoを代表する2人のアーティストへのオマージュがテーマのアルバムで、「Maquino Landera」、「Volare」、「Las Caras Lindas」、「El Negro Bembon」等、彼らのヒット&代表曲が演奏されています。 03年リリースの「Clasicos 60s」では、TitoRodriguezのヒット「Cara De Payaso」やEddiiePalmieriの「Muneca」、Cortijo&Riveraのヒット「Cachondeando」、JoeCuba楽団のヒット「A Las Seis」、やはりTitoRodriguezのヒットでスタンダードとして様々なアーティストがカバーしている「Mama Guela」等、60年代のヒット&代表曲が演奏されています。 04年リリースの「Fabulosos 70s」では、Oscar De Leonのヒット「Lloraras」やCeliaCruzのヒット「Usted Abuso」、EddiiePalmieriの「Vamonos Pal Monte」、HectorLavoeの「El Dia De Suerte」等、60年代のヒット&代表曲が演奏されています。ヴァイオリンでAlfredo De La Feが、トランペットでChocolateが参加しているのも聴き所です。 どのアルバムもJose Mangual Jrの「Melody is for the people to sing to, Rhythm is what makes them move」と言う考えが貫かれていて、クールな都会的洗練や正統派的な格調を備えつつ、メロディアスで楽しく、思わず踊りたくなるものばかりです。
3月のお勧めサルサCD











Jimmy Sabater

ジミー・サバテル


N.Y.Salsa他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★


先月2月12日に惜しくも歌手&TimbaleroのJimmy Sabater氏が亡くなられましたので、手に入るメディアが,正直とても少ないんですが、何とか彼のお勧めアルバムを紹介して行きたいと思います。 36年、Puerto RicoのPonce出身の両親のもとN.Y.のHarlem病院で生まれ、スペイン系の人々が暮らすEast Harlem、要はBarrio(バリオ)で育ちます。 同じくBarrioで育ったWillie Bobo始めとするパーカッショニストに憧れた彼はTimbalesの練習を始めます。 MachitoやNoro Morales,、Tito Puente、Tito Rodriguez始め、MamboがN.Y.の下町を席巻していた50年代初めに、Sabaterは友人であるcongueroの「Joe Cuba」ことGilberto CalderonやボーカルのWillie Torres、ピアノのNick Jimenez始めJoe Panamaのバンドをクビにされたメンバーに、ベースのRoy Rosa、ヴィブラフォンのTommy Berriosらとを加えてバンドを結成します。後にこのバンドは「Joe Cuba Sextet」と名のることになります。 ボーカルのWillie TorresがJose Curbelosの楽団で歌うことになり、代わりにCheo Felicianoがバンドに加わります。これを機にバンドの人気が上がり、Cheoがスペイン語を、Sabaterは英語で歌うボーカルを担当することになります。 50年代の後半からMardi Grasレーベルで吹き込みを続けながら、バンドは着実に人気を上げて行きます。そして62年にSeecoレコードからリリースした「Steppin' Out」が「モンスター・ヒット」を記録、「A Las Seis」や「Cachondea」等がヒットします。 64年にTicoレコードと契約、66年の「We Must Be Doing Something Right」からは「El Pito」 (「I’ll Never Go Back to Georgia」)が、100万枚を売った最初のBoogalooアルバム「Wanted Dead or Alive aka Bang! Bang! Push, Push, Push」からは「Bang Bang」がヒット、現在でもカバーされ続けるラテンのスタンダードヒットにより、Sabaterは大きな名声を得ることになります。 77年にJoe Cuba Sextetを去り、80年にFaniaから「Gusto」をリリース、82年にはCharlie Palmieriと「El Combo Gigante」を結成、Charlieが亡くなる88年まで活動を続けます。 98年にはJose Mangual Jrらとともに「Son Boricua」を結成、リード・ボーカルを担当します。 で、お勧めのアルバムですが、現在、入手できるメディアがとても少なくて残念なんですが、まずは、ベスト盤「The Legendary Jimmy Sabater」あるいは「Jimmy's Best」。Son Boricuaでの新し目のヒットや代表曲が収録されていますが、どちらがいいかの甲乙はつけ難いです。強いて言えば前者の「The Legendary Jimmy Sabater」あるいは「Jimmy's Best」が1曲多い11曲収録しています。 初期のJoe Cuba Sextet時代ですと、ベスト盤の「Greatest Hits」が計22曲入りで1000円ちょっととお勧めです。 最後のアルバムになるんでしょうか、10年リリースの「Sabater」には、TitoRodriguezのヒット「Cuando Cuando」、Cortijo Y Riveraのヒット「El Negro Bembon」、Oscar D'leonのヒット「Lloraras」のカバーなどが収録されていて親しみやすく楽しいアルバムに仕上がっています。 02年のJose Mangual Jrとの共演アルバム「Jimmy Sabater」にはTitoRodriguezのヒット「Cuando Cuando」のカバーなどが収録されていて、全体として完成度の高い、安心して聴ける&踊れる大人のアルバムに仕上がってます。路線や時期的に、「Son Boricua」名義での作品と音作りが近い印象です。 70年にFaniaからリリースの「Hijo De Teresa」には、ヒット曲の「Por La Primera Vez」が収録、同じくFaniaから80年にリリースされた上述の「Gusto」には、TitoRodriguezのヒット「Sbroso Mambo」のカバー「Que Sabroso」や、ヒット曲「Mind Blowing Decision」等が収録されています。 「Ladies and People」と言う挨拶で始まり、大きなガタイと、ブラック・スーツに身を包んだまるでギャングの親分の様な出で立ちから繰り出されるボーカルは、その風貌に反して、「ベルベット・ボイス」と呼ばれる様に、とても滑らかで温か、そして安定感があり、バックの演奏も含め、どのアルバムも完成度が高く駄作がないのが特徴です。 Cubaから、あるいはPuertoRicoを経てN.Y.に受け継がれたAfroCubanが、JazzやR&B等々様々な音楽との融合を続けながら、N.Y.ラテンやSalsa等へと進化を続けて行きますが、そんな伝統を重視した正統派の音が楽しめます。そうそう、芸人魂と言うか、聴衆を楽しませることを常に忘れないスタンスもいいですよね。 Jose Mangual Jrらとともに組んだ「Son Boricua」絡みのアルバムは、次週以降に取り上げたいと思います











Various Artists

様々なアーティスト


ロマンチック・サルサ
N.Y.Salsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
入門お勧め盤

引き続き「ロマンチック系」と言うことで、今週ご紹介するのは、N.Y.系サルサのメインストリーム(要はメジャー路線と言うことですね)、それもロマンチック系のヒット曲を集めた21曲入りの2枚組コンピレーション「20 Years of Ny Salsa Festival」。 90年代にN.Y.ロマンチック系サルサのメッカとして一世風靡したRMMレーベルの看板アーティストを中心に、買収で傘下にあったFaniaなどのレーベルから、サルサのメジャー・アーティストの80年代のヒット曲等々が収録されています。 タイトル的にはN.Y.のMadisonSqueare Gardenで行われている「N.Y.Salsa Festival」の「20周年記念ライブ」と言うことになっていますが、どうも私の耳には「スタジオ録音」に観衆の拍手や歓声をかぶせたものが、ほとんどに聴こえます。いわゆる「偽ライブ」と言うやつですね。 でも、メジャーアーティストのヒット曲を一挙に、それも「ライブ風の楽しい演出」で聴けるので、そんなことを差し引いても、十分にお勧めなCDです。 Tito Nievesの「Tito Nieves」やDomingo Quinonezの「Salsumba」、Louie Ramirez & Ray De La Pazの「Otra Noche Caliente」等々、90年代当時と2000年ちょっと過ぎ位までは、いくらでも聴けたのに、今では廃盤等で、ちょっと入手が難しくなっている、90年代のN.Y.ロマンチック系を象徴するヒット曲をまとめて聴けるのも嬉しいです。 その他には、Oscar D'Leonの「Mentiras」、Hector Lavoeの「El Cantante」、Grupo Nicheの「Una Aventura」、Willie Colon & Ruben Bladesの「Pedro Navaja」等、70ー80年代のヒットも収録されています。
2月のお勧めサルサCD











Hermanos Moreno

エルマノス・モレーノ


ロマンチック・サルサ
NuyoricanのSalsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続き「ロマンチック系」と言うことで、今週ご紹介するのは、90年代に甘いサウンドと、聴衆を巻き込むステップやホーンセクションの振り付けを始め派手なステージアクションで人気を博したHermanos Moreno。 91年にMadisonSquareで行われたRMMレーベルのライブ「Festival De Salsa En New York 1991」にも、Grupo NicheやRichie Ray & Bobby Cruz 、Oscar D'Leon、El Gran Comboらの大御所アーティストとともに参加し、録音の音質が全体として悪いのが残念なんですが、とても勢いのあるノリノリのステージから、当時の人気を伺い知ることができます。(日本からOrquesta De La Luzも参加してます) 89年にWilliamとNelsonのMoreno兄弟がNew Jerseyで結成、兄のNelsonはボーカルとトローンボーン等の管楽器を、弟のWillieはボンゴ等のパーカッションを担当、90年に「No Me Vuelvo Enamorar」をリリース(07年に「Sopa De Pichon」としてリイシューされています)、ここから「Sopa De Pichon」がヒットします。ピアノとプロデュースをPapo Luccaが担当したこともあり、ロマンチックサルサ全盛の時代にしては、伝統を重視した端正で抑制の利いた作品に仕上がっています。91年には、Isidro Infanteがディレクションとピアノを担当、Sergio Georgeがピアノで、Ralph Irrizary やEddie Montalvo、Papo Pepinがパカッションで参加した「Together」をリリース、Rmmレーベルらしい洗練されたロマンチックなアルバムに仕上がっています。このアルバムにからは「Quimbombo」がヒットしました。 96年には「Sabor y Romance」と「Donde Estabas Tu」をリリース、より甘く軽いロマンチック路線が打ち出されています。弟のWilliamがバンドを抜けますが、その後99年に、バンド名はHermanos Morenoのままリリースされたのが「Una Miradita」。タイトル曲の「Una Miradita」がヒットする等、メロディーやアレンジが印象的で洗練されたロマンチックサルサのアルバムに仕上がっています。











India

インディア


ロマンチック・サルサ
NuyoricanのSalsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続き「ロマンチック系」と言うことで、今週ご紹介するのはCelia亡き後のサルサ界の女王Indiaの10年リリースの「Unica」。India昨は昨年の夏頃取り上げてますので詳細は省略しますが、69年のPuerto Rico.のRio Piedrasで生まれ、両親や祖母とともにNew YorkのSouth Bronxに移住。因に、「India」と言うニックネームは、彼女が肌が黒く長い黒髪をしていることから祖母がつけたそうです。Louie Vegaと出会った彼女は、ハイスクール時代に16才で、ラテン・フリースタイル系の音楽でシングルデビュー、88年には、Madonnaのプロデューサーとして名を馳せたJellybeanのバックアップを得て、シングル「Dancing On The Fire」でソロ・デビュー、90年には、シングル「Right From The Start」がダンス・チャートで大ヒットし、一躍、ラテン・フリースタイル系の女性シンガーとして注目されるようになりました。レコード会社としては、ラテン界の「Madonna」として売り出そうとしたものの、違和感を感じた彼女は、夫となったLouie Vegaと組んでいたMark Anthonyがサルサ歌手に転向する等、周囲の音楽的変化に影響されながら、少女時代の80年代に周囲に流れていたサルサへの回帰を意識するようになります。そんな折、Louie Vegaのレコーディング・スタジオを訪れたサルサ界の大御所ピアニスト、Eddie PalmieriがIndiaの歌声を聴いてバック・アップを申し出、その結果、彼女の初のサルサ・アルバム「Llego La India Via Eddie...」が92年にリリースされます。 Eddie Palmieriが全面バックアップと言うことで、ロマンチックサルサ、あるいは歌謡サルサ・オンリーの当時にあっては、異色のオールド・スタイルのハードでエッジの利いた正統派サルサに仕上がっています。次いで94年に、2ndの「Dicen Que Soy」をリリース。当時、N.Y.系ロマンチックサルサの売れっ子プロデューサーだったSergio Georgeがプロデュースを担当、1stと一転して、ロマンチック・サルサの流れを踏襲したメロディアスで美しい楽曲と、洗練されたアレンジが印象的な1枚に仕上がっています。 Indiaの力強いボーカルに、表情の豊かさが加味され、センチメントが利いた味わい深い1枚に仕上がっています。続く97年のサルサの3rd「Sobre el Fuego」では、N.Y.系ロマンチックサルサ路線がより前面に打ち出され、やはり表情豊かな洗練された作品に仕上がっています。 Chaka Khanの「Through the fire」やJennifer Rushの「The Power Of Love」(Celine Dionのカバーもヒット)始め、カバー曲が多いのも特徴です。また、「La Voz De La Experiencia」では、女王Celiaとの共演も果たしています。その後も、2、3年置き位のペースで作品を世に送り出していて、メジャー&一流の製作陣をバックにどれも質の高いアルバムに仕上がっており、02年の「Latin Songbird: Mi Alma Y Corazon」の「Tracion」や「Seduceme」、06年の「Soy Diferente」の「Soy Diferente」や「No Es Lo Mismo」(Tito Nievesとのデュエット)等、ヒットもコンスタントに飛ばしています。 そんな路線の延長線上で10年にリリースされたのが、今週ご紹介している「Unica」。相変わらず、メジャーならではの一流の製作陣をバックに、N.Y.系のロマンチック系の王道路線の洗練された完成度の高いアルバムに仕上がっていますが、Charles Chaplinの36年の映画「Modern Times」の美しいテーマ曲で、後に歌詞が付けられNat King Coleが歌って54年に大ヒットした「Smile」のサルサカバーが、アルバムの1曲目置かれていることが、アルバム全体を印象深いものにしている様な気がします。 Teddy Pendergrassのヒット曲「Turn Off The Lights」のサルサカバーも収録されています。 Indiaの作品を未だ聴いたことがないという皆さんには、初期のアルバムの代表曲やヒット曲、印象深い曲等が網羅された15曲入りのベスト盤「Oro Salsero」がお勧めです











Brenda K Starr

ブレンダ・ケー・スター

ロマンチック・サルサ
NuyoricanのSalsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続き「ロマンチック系」と言うことで、今週取り上げるのは、先週のCorrineと同じ頃、ソロ・デビューを果たしたBrenda K Starr。以前にも紹介したことがありますが、もう何年か経っているのと、2005年頃までは、セリア亡き後、Indiaとサルサ界の女王の座を争う程の勢いや人気があり、東京でもラテンバーやイベントなどで、「Herida」や「Hombre Mio Hombre Ajeno」等のヒット曲がかかりまくっていたんですが、最近は、あんまり耳にしませんので。 ユダヤ系の父とプエルトリカンの母のもとに、66年にN.Y.で生まれ、85年にPopアルバムでデビュー。80年代後半にはMariah Careyがブレンダのバックで歌っていて、ソロ・デビュー前のマライアがColumbia Records当時の社長Tommy Mottolaにデモテープを渡す仲立ちを、Brendaがした逸話は有名です。 87年リリースの「BRENDA K.STARR」からポップ・バージョンの「I Still Believe 」等が小ヒットするものの、その後は鳴かず飛ばずの状態、そこで一念発起して、自らのルーツでもあるSpain語を学び、97年にスペイン語主体で歌ったアルバム「Te Sigo Esperando」をリリース、ここから「Herida」がヒット、これ以降、SalsaやLatin Tropicalチャートでのヒットが続く様になり、スターへの仲間入りを果たすことになります。 そんな感じの彼女ですが、未だ聴いたことのない人は、やはりまずはベスト盤からということで「All Time Greatest Hits」がお勧めです。「Herida」や「Hombre Mio Hombre Ajeno」の他、「Sola」「La Razon」「I Still Believe (Salsa Version)」等のヒット曲が一通り網羅されています。 気に入った方は、2000年発売の「Petalos De Fuego」(ベスト盤に収録されていないBilly Joelの「Honesty」のサルサカバーが収録)02年発売の「Temptation」(Tito NievesとVictor Manuelleも参加した大ヒット曲「Por Ese Hombre」やThe Moments のヒット「Love on a Two Way Street 」のサルサ・カバー等収録)も勧めです











Corrine Lebron

コリーン・レブロン

N.Y.Salsa
NuyoricanのSalsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続き「ロマンチック系」を紹介して行ければと思っています。 で今週取り上げるのは、先週のLebron Brothersつながりと言うことで、Corrineの「Mi Confidante」。 Lebron BrothersのリーダーAngel Lebronの娘で、Lebron Brothersで歌ったり、96年リリースのDLGの「Dark Latin Groove」でのコーラス等を経て、 97年に今週取り上げているRMMからの「Mi Confidante」でソロ・デビューを果たし、その後は、99年に「Un Poco Mas」(「Volvere Alguna Vez」が聴き応えあり)を、01年に「Toda Mujer」をリリースしています。 これら以外にも、95年の「AHORA TE TOCA A TI」(「Nothing Like The Real Thing」、「Endless Love」のサルサ・カバー等を収録)や02年リリースの「35th Anniversary」(Lebron Brotherの後期の名曲「Que pena me da」をカバー)でLebron Brothersと共演しているのですが、どちらも廃盤のようで残念です。 で今週の「Mi Confidante」ですが、Corrineはどちらかと言えば繊細な声質ですが、ツヤやハリのある声で力強く、そして表情豊かな歌声を聴かせてくれています。RMMレーベルと言うことで、例の如くディレクションをIsidro Infanteが担当、全体として典型的なRMMサウンドと言った感じで、洗練されたソツのない都会的なロマンチック・サルサに仕上がっています。 90年代の中頃に大ヒットした、Tony Braxtonのヒット「Unbreak My Heart」(「Ultimate Toni Braxton」)のサルサ・カバー「Regresa A Mi」(発売当時、東京でもラテンバー等で結構、流れてました)やCeline Dionの「Because You Loved Me」(「My Love: Essential Collection (Sba2)」)のカバー「Porque Me Amaste」、Mariah Careyの大ヒット「Always Be My Baby」(「Greatest Hits」)のカバーも収録、「Uno De Dos」では、Michael stuart(「Michael Stuart」)とデュエットしています。











Lebron Brothers

レブロン・ブラザース

N.Y.Salsa 他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
今週から2月と言うことで、しばらくは、例の如く「ロマンチック系」を紹介して行ければと思っています。 で今週は、ちょっと変わった所で、Lebron Brothersのロマンチック系のアルバム「La Ley」を取り上げたいと思います。 Lebron Brothers、知っている人は知っていると思いますが、サルサを踊っている人で知っているという人は、むしろ少数派ではないでしょうか。実は、聴けば聴く程、味が出てくる玄人受けのグループで、いい作品がたくさんあるんですが、ラテンバーやコンピレーション・アルバムなどを通じて今でも耳にすることができるのは、せいぜい「Salsa y Control」や「Let's make up」「Fe」くらいですので。 Puerto Ricoで生まれ、N.Y.のBrooklynで育ったPablo(Vocal)、Jose(Piano、Vocal、作・編曲)、Angel(Bass,、Vocal、作・編曲)、Carlos(Percussion)の4人の兄弟(後にPercussionのFrankieも加わり、さらにメンバーの家族も加わり、ファミリーバンドの様相に)で65年に結成、後にFaniaに買収されるCotiqueレーベルから、当時、大流行していたBoogalooのアルバム「Psychedelic Goes Latin/the...」(名義がCelia Cruzに間違えてしまってますが・・・)をリリース。 その後も、Boogaloo主体のアルバムを1、2年に1枚のペースでリリース、70年リリースの「Salsa Y Control」が大ヒット、100万枚を超えるセールスとなったそうです。 Boogalooから、歌を中心としたsalsaに移ろうとしていた時代背景を受けて、収録曲もSalsaの比率が上がって来ています。タイトルの「Salsa y Control」以外では、「Bongo Loco」がセンチメントに溢れていて印象的です。 その後も、サルサ以外にもLatinSoulやLatinDiscoものもやったりと、流行の変化に合わせながら1、2年に1枚と言うハイペースでリリースを続け、百家争鳴、様々なアーティストが多様なサルサを世に送り出し続けた70年代も終わり、Slasaの主流が、より耳さわりのいい「ロマンチック系」に落ち着きつつあった80年にリリースされたのが、今週取りが上げている「La Ley」です。 「ロマンチック系」のアルバムと言っても、そこは60年代から、どっぷりとLatin&Blackコミュニティに根ざしながら活動を続けて来た彼らですから、80年代中頃から「ロマンチック系」サルサの牽引役&主流となったN,Y.生まれのプエルトリカンらのそれとは、一味も二味も違い、地に足が着いたと言うか、麺に例えればコシの強さが特徴で、粘りが強くうねるようなリズム、そしてハーモニーも美しく、決して派手さはありませんが、センチメントが強く利いた、細やかで洗練された美しい作品が並びます。 全てがロマンチック系と言うわけではありませんが、特にタイトル曲の「La Ley」や「Pena y Dolor」が印象的です。 気に入った皆さんは翌81年リリースの「Criollo」も是非どうぞ。ベスト盤は「Historia De La Salsa」が入手できますが、彼らの多彩な魅力を知るには、ちょっと物足りない感じです。
1月のお勧めサルサCD











Fania All Stars

ファニア・オールスターズ

N.Y.Salsa 他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き「新年に相応しいサルサ」と言うことで、今週はFaniaAllstarsの73年のYankee Stadiumでのライブの模様を収録した「Vol. 2-Live at Yankee Stadium」。71年に、先日紹介したCheetahでのライブが成功し、Latinoのコミュニティに留まらずサルサが世界的にブレークしていた、脂の乗り切っていた頃ですので、勢いがあってグルーヴィーなノリノリのライブなのはもちろんなんですが、取り上げた理由はもう一つあって、先週、紹介したMongo Santamariaがゲスト参加していて、やはりコンガの名手Ray Barrettoと(極めて友好的な)バトルを繰り広げる「Congo Bongo」が、商業音楽のライブ史上屈指の熱さなんです。 当日のライブの(多分)エンディングと言うこともあって、最初から、かなり熱のこもった演奏で始まるんですが、両名手のバトルが始まると、バンド全体の熱が一気に上昇、打楽器パートのみならず、ドラム、ホーン、コロ、クアトロ(のYomo Toro)・・・と、バンド全体が一つのうねりとなって炸裂、挙げ句の果てに、ステージのみならず観客も巻きまれて、空に向け手を突き上げるは、身体を大きく揺らすは、頭は振りまくるはの、めくるめく陶酔状態。(時代もあって薬も入っているのかも知れませんが)会場全体がトリップ状態に陥り、時間オーバーなのか、スタッフが演奏の制止に何度も入って、ようやく演奏が終わるという、今CDで聴いても血が沸き立つ10分間です。 もう少し早く生まれて、この会場にいたかったです。 これを聴いてしまうと、どんな熱い名演も、物足りなく聴こえそうですが、その他にも、Celia Cruzの歌う「Bemba Colora」、Bobby Cruzの歌う「Hermandad Fania」、Ismael Quintana「Mi Debilidad」等の、やはり熱い好演が並びます。 このアルバムには「Vol. 1-Live at Yankee Stadium」もありますが、気に入られた皆さんには、Mongoの74年の、やはりYankee Stadiumでのライブの模様を収録した「Live at Yankee Stadium」がお勧めです。特にラストの「Leah」が熱いです











Mongo Santamaria

モンゴ・サンタマリア

Latin Jazz 他

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き「新年に相応しいサルサ」と言うことで、今週はMongo Santamariaの80年MontreuxJazzFesでのライブの模様を収録した「Montreux Heat」。 多分、商業音楽史上に登場した最強のコンガの名手と言っていいと思います。私が10代後半にラテン・ミュージックを聴く様になったきっかけとなった1人です。とにかく上手いのはもちろん、表現力豊かで感情移入にも秀でていて、聴く者の血を沸き立たせると言った感じです。 22年、キューバ生まれで、プロのパーカッション奏者になるため学校を中退し、10代からハバナのトロピカーナ・クラブで演奏活動を行い、50年に活動拠点をニューヨーク移します。6年に渡ってペレス・プラード楽団に参加、50年代後半からFantasyレコードで自己名義のアルバムのレコーディングを開始、59年の『モンゴ』収録の「AfroBlue」が、ジョン・コルトレーン(sax)らによって取り上げられ62年には、ハービー・ハンコック(p)作曲による「ウォーターメロン・マン」が全米トップ10ヒットとなり、人気が一気に爆発。60年代半ばから70年にかけては、R&BやFunk、Soul、Rock等との融合を図りながら、様々なテイストのサウンドをColumbiaレコードから次々にリリース、斬新なサウンドは、当時のFusionやCrossOverサウンド・ブームに乗って、ラテンに限らず幅広い層に聴かれます。 以後、Atlantic、Vaya、Concordとレーベルを渡り歩きながら精力的な演奏活動を続け、03年に惜しくも、この世を去っています。 で、今週の「Montreux Heat」ですが、軽快で勢いのあるホーンセクションで初まるノリノリの「T.V.」や「Havana」、ピアノ・ソロが印象的で美しい「Sofrito」、グルービーな「Watermelon Man」(ディジー・ガレスピー(Tp)とトゥーツ・シールマンス(Harmonica)も参加)、やはり軽快でノリのいい「Come Candela」、ジャコ・パス風のベース・ソロで始まる「Para Ti」など、Mongo Santamariaのヒット&Latinのスタンダードがノリノリの演奏で続き、2、3曲も聴かないうちに踊り出していること間違いなしです!(試聴は「ウォーターメロン・マン~ライヴ・アット・モントルー」) この辺りのサウンドが気に入った方は、録音が比較的新しくて聴き易く、ヒット曲や代表曲を録音し直して収録しているConcord時代のベスト「Afro Blue-Picante Collection 」も、「Sofrito」の美しいピアノ・ソロをフルバージョンで聴きたい方には、ラテン・ファウンクが主体でMP3のみですが「Sofrito」もお勧めです(サルサではないですが「O Mi Shango」も聴き応えあります)











Arturo Sandoval
Poncho Sanchez
Pete Escovedo 他

アルトゥール・
サンドヴァル 他

Latin Jazz 他

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き「新年に相応しいサルサ」と言うことで、今週は「Jam Miami: Celebration of Latin Jazz」。 トランペット奏者のArturo SandovalやパーカッショニストのPete Escovedo(娘はSheila E)、やはりパーカッショニストのPoncho Sanchez始め、Miamiや西海岸で活躍するLatinJazz界の大物ミュージシャンが一堂に会して2000年5月にMiamiで行われたライブの模様を収録したアルバム。 上記のミュージシャンの他にも、Jazz界からピアノのChick Corea、フルートのDave Valentin、そしてサルサ界からは、Oscar D'Leonも参加、「Guachi Guaro」や「Ven Morena」、「A Night In Tunsia」等、LatimJazzやSalsaのスタンダード(超有名曲)が並びます。 Miamiや西海岸らしく、明るく軽快、ノリノリの演奏につられ、イケイケ気分で思わず家の中で踊り出してしまいます











Tito Puente 他

ティト・プエンテ楽団 他

Mambo 他

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
新しい年が明けましたが、引き続き「新年に相応しいサルサ」と言うことで、今週は、これまで取り上げたライブアルバムのうち、イケイケ&ノリノリ、超ハッピー、ゴージャス、Love&Peace等、新年にぴったりの雰囲気に溢れているアルバムを、ざっと紹介して行きたいと思います。 まずは、今は亡きMambo KingことTito Puenteが99年に、N.Y.の歴史的なライブハウス「Birdland」で行ったライブの模様を録音した「ライヴ・アット・バードランド ダンスマニア’99/ティト・プエンテ」。古き佳きMamboのテイストや雰囲気がたっぷり味わえて、しかも最近の録音なので、音質もいい、とっても嬉しい1枚です。ピアノのSonny Bravo、ボーカルのFrankie Morales、トロンボーンのJuan Pablo Torres等、気心の知れたオール・スター・メンバーにより、「Mambo Inn」「Babarabatiri」等のマンボのスタンダード&お得意の曲をリラックスした演奏で聞かせてくれます。今も様々なグループやユニットがマンボをモチーフにしたアルバムを出していて、いいものもありますが、やっぱり本物は、ひと味も二味も違うなと言った感じです。 翌2000年に、ほぼ同じメンバーで同じくBirdlandで行われた「Mambo Birdland」も、同様にお勧めなんですが、廃盤でプレミアがついているのが残念です。 昨年の春頃、再発されたものの、あっという間に廃盤になってしまい、やはりプレミアが付いてしまっていますが、Tito Puente、Machito、Tito Rodriguezの3人のMambo Kingの息子達が一同に会したユニットが、N.Y.の「Blue Note」で行ったライブの模様を収録した「Live at the Blue Note」も、往時のMamboのテイストに溢れていて、お勧めです。 次は「Salsa Legends Live」。 CDに詳しいクレジットがないので、「いつ、どこで」のライブなのかは判りませんが、多分、90年代か2000年前後のライブではないかと思います。 Ray Barrettoの楽団にTito Allen、Tommy Olivencia楽団、Tipica73にJose Albert、Andy Montanez、Adalberto Santiago、Ray de la Paz、Cheo Felicianoと言った超豪華アーティストが登場して、「Indestructible」「Un Verano En Nueva York」「Baila Que Baila」「Fuerza Gigante」始めとする、それぞれの楽団やアーティストの18番のヒット曲、あるいは、サルサのスタンダードのオンパレード状態で繰り広げます。 一気に創成記に遡って、次は、76年3月、NYのBeacon Theaterで、Ray Barrettoの楽団が行ったライブの模様が収められた「Tomorrow Live」。 脂の乗っていたBarretto楽団をバックに、Adalberto Santiago、Tito Allen、Tito Gomez、Ruben Blades、Tito Gomez等の若き勇者達が次々に登場して喉を競い合います。 1曲が10分にも及ぶ様な曲も、いくつもあって、その分、BarrettoやゲストのTito Puente、そしてBarretto楽団のメンバーの熱いソロや、ソロとバックの絡みの妙味等をたっぷり味わえます。「Ban Ban Quere」「Guarare」「Que Viva La Musica」等、Barrettoの代表曲が並びます。 次は、New York・Brooklyn生まれのユダヤ人で、CubaでAfro-Cubanミュージックを学んだ、ピアノ奏者&バンドリーダーLarry Harlowの楽団が、New York州北部のSing Sing刑務所で行われたライブを収録した、74年リリースの「Live in Quad」。ボーカルにJunior GonzalezとJusto Betancourt、コーラスにはAdalberto Santiagoも参加、「Mayari」「La Cartera」「Tumba y Bonggo」「Sueltala」「Arsenio」等のLarry Harlow楽団ヒット曲であり、サルサのスタンダードが並びます。 こちらも廃盤でプレミアが付いてしまっていますが、Sing Sing刑務所と言えば、Eddie&CharlieのPalmieri兄弟のライブを収録したが「Recorded Live at Sing Sing」が超有名ですね。Barrioの隣はHarlemであることを実感させてくれる、黒さに溢れたサルサが並びます。 そして、Eddie&CharlieのPalmieri兄弟のライブと言えば、71年のPuertoRico大学での模様を収録した「アット・ザ・ユニヴァーシティ・オブ・プエルト・リコ(紙ジャケット仕様)(B0M3601)」が、歴史的名盤とされています。とても熱く、黒さに溢れていて、JimiHenのライブに通じる様な、そして何か新しいものを生み出す混沌さ(カオス)も満ちています。時代的にドラッグ・カルチャーの影響もあるのでしょうか。 一時、音楽活動を休止したこともありますが、60年代の中頃からずっと活動を続けるRicardo Ray y Bobby Cruzの04年の集大成的ライブを収録した3枚組の「40 Aniversario: EN VIVO」も、サルサのスタンダードでもある彼らの代表曲が並び、どれも熱くノリノリです。 Salsaの創成記にFaniaで活躍、やはり現在も音楽活動を続ける、サルサの吟遊詩人Ruben Bladesの80年代の集大成的ライブを収録した「Live」も、とてもリラックスしたノリのいい演奏が詰まっていて、お勧めです。聴いていると、とても温かな気持ちになれて、癒される様な感じです。 思いつくままに、ざっと紹介して来た今週のお勧めですが、きっちり探せば、まだまだあると思いますが、疲れて来ちゃいましたので今回はこの辺でと言うことで、最後は、西海岸のラテン界きっての「お祭り男」Poncho Sanchezの90年のライブ「Night at Kimball's East」。「Co Co My My」や「Se Acabo Lo Que Se Daba」等のラテンのスタンダードやAfroCubanJazzの代表曲「A Night In Tunisia」等が演奏されていて、とても馴染み易く、陽気で楽しいのはもちろん、ナイト・クラブの寛いだ雰囲気に浸ることができます。 Poncho Sanchezの「お祭り男」振りに、どっぷり浸かりたい方には、彼のライブ録音からピックアップして2枚にまとめたベスト盤「Ultimate Latin Dance Party!」も、お勧めです
12月のお勧めサルサCD









Klazz Brothers
Cuba Percussion
クラッツ・
ブラザース

CrossOverサルサ
Cubanサルサ他

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
引き続き「新年を迎えるのに相応しいサルサ」と言うことで、今週取り上げるのは「Classic Meets Cuba: Symphonic Salsa」。 年の瀬にBeethovenの第9を聴くならわしがありますが、それならと言うことでピックアップしてみました。 ドレスデン響のコントラバス奏者キリアン・フォースター、ドラマーのトビアス・フォースター、そして同じくドラマーのティム・ハーンという、ドイツ出身のクラシック・ミュージシャン3人が、Cubaのティンバレス奏者、アレクシス・エステベスとコンガ奏者エリス・ロドリゲスというキューバのパーカッショニスト2人からなる「Klazz Brothers And Cuban Percussion」の2作目で、05年リリース、ミュンヘン放送交響楽団との共演と言う超豪華なアルバムです。 Mozartの交響曲40番(サルサ)やBeethovenの交響曲5番「運命」(サルサ)、Johann Straussの「美しく青きドナウ」(チャチャ)、Brahmsのハンガリアン舞曲(ダンソン)等、どこかで1度は耳にしたことがあるクラシックの名曲がカバーされています。 これまでも、Classicはもとより、JazzやRockとSalsaあるいはLatinJazzとのクロスオーバーはたくさんありましたが、編曲や曲の構成、展開、アンサンブルのアレンジ、そして演奏等、とてもイイ出来で完成度の高い部類に入ると思います。 上述の様に、フルでオーケストラ演奏が入っている、とてもゴージャスなアルバムですので、年末年始から新年にぴったりです。 オケは入っていないのでゴージャスさには欠けますが、クラシックのスタンダードをCubanラテン・ジャス風に仕上げた、02年リリースの彼らの1st「Classic Meets Cuba」(Beethovenの5番やMozartの40番等の他、Bachの「G線上のアリア」、Bizetの歌劇「カルメン」から「Habanera」、Rimsky Korsakovの「熊蜂の飛行」等がカバーされています)、オペラの有名曲を、やはりubanラテン・ジャス風に仕上げた、09年リリースの「Opera Meets Cuba」(Offenbachの「天国と地獄」序曲、Wagnerの「Tannhaeuser」序曲、Bizetの「Farandole」、Verdiの歌劇「椿姫」より 「乾杯の歌」)も、クラシック好きの皆さんには、お勧めです。









Fania All Stars
ファニア・
オールスターズ

NY サルサ
創成期のサルサ

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
これからしばらくは「新年を迎えるのに相応しいサルサ」を紹介して行きたいと思います。 で、今週取り上げるのは、言わずと知れたサルサの金字塔的アルバム「Live at the Cheetah, Vol. 1」&「Live at the Cheetah, Vol. 2」。以前にも紹介したことがあるんですが、実は今年、2枚がセットになった、とってお便利でお得なCD「Our Latin Thing (40th Annv) [Limited Edition}」がリリースされました。しかも、それだけではなくて、しばらく廃盤で手に入らなかった「Our Latin Thing」のDVDも付いているんです! 現在、Salsaと呼ばれている音楽は、60年代の末から70年頃に、南北アメリカやカリブの国々、島々のバリオ(Barrio)で、相互の地域が影響し合いながら、同時代的に生まれて来たというのが定説のようですが、そんな新しい音楽を「Salsa」と呼び、Barrioの外の世界に向けて発信していったのは、やはり、N.Y.のFaniaレーベルやFaniaのミュージッシャン達が中心だったことは間違いないと思います。そんな新しい音楽Salsaが生まれた当時のN.Y.のBarrioの熱気や雰囲気を今に伝えてくれる、この上ないアルバムです。そして、「これこそ自分達の音楽」という感じで、SalsaがNYのBarrioのコミュニティの人達と最も繋がっていた頃を焼き付けた1枚だと思います。1曲が長く、現在のサルサの様式の様に整理もされておらず(フリーセッション的なデスカルガの部分が長い)、躍るのに向いている曲は僅かですが、現在に至るサルサに繋がる直接的な始まり・ルーツですので、サルサを躍る人は、是非、一度は聴いておいて欲しいアルバムです。録音は71年8月26日、 RayBarretto、WillieColon、LarryHarlow、JohnnyPacheco、RobertoRoena、 BobbyValentin、HectorLavoe、IsmaelMiranda、PeteRodriguez、AdalbertoSantiago、 RicardoRay、BobbyCruz、CheoFeliciano、YomoToro等々、そうそうたるミュージシャンが参加しています。 で、お宝映像の「Our Latin Thing」ですが、2枚のCDに収録されたCheetahでのライブの模様と当時のN.Y.のBarrioの人々の日常の生活の断片が収録されています。 今や大御所(RayBarrettoを始め亡くなってしまった人もいますが)達の若かりし頃のとてもエネルギッシュで勝ち気勝る姿を見ることができます。どのミュージシャンも、とてもいい顔をしていて、胸がジーンと熱くなります。 Barrioのシーンは、とっても「濃〜い」ですが、Funkyでお洒落で、貧しいけれど夢に満ちていて、温かい気持ちになれます。 「Limited」エディッションですので、きっと直ぐに無くなってしまうと思いますので、お急ぎ下さい!









various artists
様々なアーティスト

Christmas Cover Salsa

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
シーズンも佳境に入っていますが、今週はメレンゲやバチャータののクリスマス・アルバムを紹介したいと思いますが、まずは、この11月にリリースされた、Puerto Rico出身の人気の若手グループN'Klabeのクリスマス・アルバム「Aires De Navidad」。Willie Colonの「Aires De Navidad」や「Canto A Borinquen 」、「La Banda」、「La Murga」等のClassicの定番が取り上げられ、「Our Latin Thing」とある様に、この特集の最初に取り上げた、サルサのクリスマス・アルバムの定番&Classic「Vol. 1-2-Asalto Navideno 2011」を、現在の感覚でカバーした様な1枚です。ゲストでPapo LuccaやSergio Vargasも参加しています。 本題に戻って、メレンゲやバチャータののクリスマス・アルバムですが、 まずは、最初の週にご紹介しましたオムニバス盤の「Navidad Bailable」。Willie ColonやBobby Cruz、Sonora Poncena、Puerto Rican Power等、新旧のアーティストのサルサのクリスマス・ソングから、Johnny VenturaやLos Toros Band、Banda Gorda等のメレンゲのクリスマス・ソングまで、多彩な内容になっていて、1枚でサルサとメレンゲのクリスマス・ソングが楽しめる便利な1枚です。 Yoskar SaranteやLuis Vargas、Kinito Mendez、Alex Bueno等のメレンゲのクリスマス・ソングと、Frank ReyesやJoe Verasのバチャータのクリスマス・ソング、そしてPuerto Rican Powerによるクリスマス・ソングを集めたのが「Navidad Tropical」。メレンゲが6、7割で、全体としてノリノリの1枚になっています。 同様の路線で、Joe VerasやFrank Reyes、Yoskar Sarante、Luis Vargas等のメレンゲやバチャータ全12曲を収録したのが「Bachatero En Navidad」。やはりメレンゲが7割程で、全体としてノリノリの1枚に仕上がっています。 メレンゲ界のGod FatherことJohnny Venturaが、Milly QuezadaやElvis Crespo等のゲストとのデュエットで吹き込んだのが「Volvio La Navidad」。最近、主流になっているメレン・マンボではなく正統的なメレンゲですが、賑やかで楽しい1枚に仕上がっています。 Grupo AventuraやFrank Reyes、El Gringo De La Bachata、Elvis Martinez等のバチャータのクリスマス・ソング10曲を収録したのが「Navidad a Ritmo De Bachata」。「Noche de Paz」や「Feliz Navidad」「Blanca Navidad」等の聴き馴染みのあるクリスマス・スタンダードも収録されていて、お勧めです。 同様の路線で、Aventuraのバチャータ「El Burrito De Belen」、Juan Manuelのバチャータ「La Rosa Blanca」、Elvis Martinezのバチャータ「Triste Navidad」、Bienvenido Rodriguezのバチャータ「Baila En Navidad」等を収録したのが「Navidad Con Bachata」。 Kinito MendezやEddy Herrera、Lost Toros Band、Alex Bueno等のメレンゲのクリスマス・ソング15曲を集めたのが「Merenboom Navideno 4」。Alex BuenoとEl Vaqueroのバチャータが1曲ずつ入っています。耳馴染みのあるクリスマス・スタンダードは、ほとんどないんですが、どれもノリノリで、アレンジやアンサンブルも良く出来ていて、聴き&踊り応えのある曲ばかりで、お勧めです。 「Navidad」や「Navideno」等がタイトルに付けられたオムニバス盤が、ホントたくさんありますが、「お勧め!」と言えるのは、こんなもんでしょうかね・・・







Various Artists
様々なアーティスト

Beatles Cover Salsa

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
今週は、「最近のアーティスト名義のクリスマス・アルバム・・・」と思っていたのですが(これは次週におくるとして)、間もなくJohn Lennonの命日ですので、Beatlesのサルサ・カバーを紹介したいと思います。 「Beatlesのサルサ・カバー」と言えば、以前にも紹介したことがありますが、サルサの大御所や中堅達が集った、RMMレーベルから96年リリースの「Tropical Tribute to Beatles」が真っ先にあがりますが、残念ながら廃盤でプレミアが付いてしまっています。 Tony Vega の歌う「Hey Jude」、Tito Nieves の「Let It Be」、Johnny Rivera の「A Hard Days Night」、Celia Cruz の「Obladi, Oblada」、Oscar D'Leonの「Lady Madonna」、Cheo Felicianoの「Yesterday」等、蒼々たるメンバーでBeatlesの代表曲がカバーされています。アレンジは特に凝っている等はなく、原曲に素直ですが、ベテラン達ですので、それぞれのアーティストの個性が濃厚に出ている感じです。 で、新たにご紹介するのは、こちらも少々残念ながらMP3のみになってしまいますが01年リリースの「Here Comes El Son」。 ペルーのパナマ人俳優Alfredo Alvarez Calderonが、BeatlesがCubaのミュージシャン達に与えた影響等について書かれた、Ernesto Juan Castellanosの著作「Los Beatles En Cuba」等からヒントを得て進められたプロジェクトにより制作されたアルバムで、Alfredoの他に、パナマのアーティストで俳優のRogelio Prettoや、Beatles のプロデューサーSir George Martinも関わっているそうです。 「Hey Jude」(son-guajira)、「We Can Work It Out」(Son)、「Get Back」(ChaCha)、「Hello Goodbye」(guaguanco/ Los Papines)、「Because」(a cappella/Vocal LT)、「And I Love Her」(bolero-son)、「Here Comes The Sun」(son-guajira)等の代表曲が収録されていて、 アレンジにPucho Lopez 、ボーカルにJorge Luis RojasやROJITAS(アダルベルト・アルバレス・イ・ス・ソンのボーカリストとして表舞台に)、トランペットにFrancisco Padrronの他、Cuba's Symphony Orchestraのメンバー、そして、Cuban Rumba等で世界的に有名なパーカッション・グループ「Los Papines's」やローカル・バンドの「Vocal LT」等も参加しています。 アルバム全体として質が高く、Beatlesカバーとしては新鮮な印象です。 Sonを始めCuba音楽ならではの魅力に溢れていて、師走の何かと慌ただしい時期に、ホッと一息つくのにぴったりです。
11月のお勧めサルサCD







Willie Colon 他
ウィリー・コロン 他

Christmas Cover Salsa

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
今週は、アーティスト名義のクリスマス・アルバムです。 これまでクリスマスの定番とされて来たアルバムや、ビッグネームのクリスマス・アルバム、そして、クリスマスらしい雰囲気がいっぱいのアルバム等をピックアップしてみました。 まずはWillie ColonとHector Lavoeが組んだ70年代のアルバム「Asalto Navideno」とその続編「Asalto Navideno Vol.2」をセットにした「Vol. 1-2-Asalto Navideno 2011」。古くからサルサのクリスマス・アルバムの定番とされ、長年聴き継がれています。YomoTorが「かき鳴らす」クアトロ・ギターがクリスマスの雰囲気を盛り上げますが、「Canto A Borinquen」「Aires De Navidad」「Esta Navidad」等、全体としてセンチメントが利いていて、プエルト・リコらしい1枚に仕上がっています。 同様の路線で、Hector LavoeとYomo Toro、Daniel Santosが組んだ「Feliz Navidad」も、センチメントが利いた曲や、コミカルで楽しい雰囲気の曲が並んでいてお勧めです。 やはり同様の路線で、73年リリースのCheo Feliciano名義のアルバム「Felicidades」もお勧めです。 Cheo Felicianoの他、ボーカルにCuret Alonso, Hector Lavoe、Ismael Miranda、Adalberto Santiago、Johnny Pacheco、Justo Betancourt、クアトロにYomo Toro、ベースにBobby Valentin、トランペットにLuis "Perico" Ortiz、ピアノにLarry Harlow、コンガにRay Barretto,、ボンゴにRoberto Roenaと言う超豪華メンバーが共演しています。 次にご紹介するのはSonora Poncenaのクリスマス・アルバム「Otra Navidad Criolla」。やはり、クアトロの音色がクリスマスの気分を醸成し、全体として明るく楽しい雰囲気に満ちていますが、端正で抑制が利いた感じの仕上がりが、Poncenaらしいです。 TitoRojasの「Navidad Con Tito Rojas」は、クアトロがクリスマスの雰囲気を醸し出していますが、クリスマスも何のそのと言う感じで、いつも通り「Rojas節」が炸裂、ドラマチックに歌い上げています。 El Gran ComboをバックにGilberto Santa Rosaが歌う「Asi Es Nuestra Navidad」は、Santa Rosa以外にも、たくさんのゲスト歌手達が加わって、とても賑やか&華やかにクリスマス・ライブが進んで行きます。プエルト・リコらしく、全編を通じてセンチメントも利いています。 Gilberto Santa Rosaと言えば、上述の「Asi Es Nuestra Navidad」も含め、彼のこれまでのクリスマス・アルバムからピックアップした「Mejor De Gilberto En Navidades」もあります。 N.Y.ロマンチック系を代表するバンドの1つJohnny Rayの「Estrella De Navidad」は、都会的で洗練されたクリスマス・アルバムに仕上がっています。ラストの「Pa' La Banda Alla」はクアトロが哀愁を引き立てていてグッと来ますし、「The Christmas Song」も入っています。








Various Artists
様々なアーティスト

Christmas Cover Salsa

ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今週は、ラテンの世界のクリスマス・ソングのサルサ・カバーを集めたコンピレーション盤です。 まずは「Navidad Caribena」。Celia Cruz、Gilberto Santa Rosa、Tony Vega、Luis Enrique、Victor Manuelle、Milly Quezada、DLG、Son by 4、Elvis Crespo等、超豪華メンバーが登場し、デュエットや1曲を複数のアーティストが代わる代わる歌っていて(「Papa Caliente」「Cantemos」)、とても華やかでゴージャス、楽しい内容に仕上がっています。パーティー等を盛り上げるには打ってつけです。そんなに詳しくないので確かなことは言えませんが、ラテンのクリスマスのスタンダードというよりは、オリジナル曲が多い印象です。 「Papa Caliente」や「Cantemos」「Pidele A Una Estrella」「El Cuerpo Me Pide」「Eliminacion De Feos」が重なってしまいますが、同じメジャー・アーティスト路線でサルサのクリスマス・ソングを集めたのが「Tarjeta De Navidad」で、その続編が「Tarjeta De Navidad 2 」。そして、これら2枚をセットにしたのが「Tarjeta De Navidad」。さらなる続編が「Tarjeta De Navidad III」で、こちらは、Ismael Miranda、Cheo Feliciano、Gilberto Santa Rosa、NG2等のメジャー・アーティストが登場し、やはり、華やかで楽しい雰囲気がいっぱいです(「Navidad Caribena」との重複曲はありません)。 上述のCDと似た様な傾向で収録曲にも重複がありますが、08年リリースの「Top Latino Navidad」と、この11年リリースの「Vol. 2-Top Latino Navidad」の2枚で最近のクリスマス・カバーを押さえると言う手もあります。ラテンのPopsなどが主でサルサやメレンゲ等は3、4割ですが、メジャーなSonyレーベルと言うこともあって、Celia Cruz、ElGranCombo、Jose feliciano、Oscar D'Leon、Gilberto Santa Rosa、GloriaEstefan、Victor Manuelle、Aventura等々、ビッグ・ネームの洗練された演奏が並び、楽しく華やいだ、そして厳かで清々しいクリスマス気分が盛り上がります。 もう一枚お勧めのオムニバス盤が「Navidad Bailable」。Willie ColonやBobby Cruz、Sonora Poncena、Puerto Rican Power等、新旧アーティストのサルサのクリスマス・ソングから、Johnny VenturaやLos Toros Band、Banda Gorda等のメレンゲのクリスマス・ソングまで、多彩な内容になっています。サルサとメレンゲが大体、半々なので、ある意味とても便利な1枚です。 本来は、先週のお勧めに入れるべき1枚だったんですが、うっかり失念してしまいまして。 「ウィ・ラブ・サルサ Vol.2」も、Tito Allenがカバーする「Feliz Navidad」、そしてPete Rodriguezがカバーするワムの大ヒット曲「Last Christmas」等が入っていて、現在、このCDでしか多分、手に入らないと思いますので、お勧めです。 次週以降は、個別アーティストのクリスマス・アルバムを掘り下げて行きたいと思っています






De La Luz他
デラルス他

Christmas Cover Salsa

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今年も、そろそろシーズンですので、「クリスマス関連」のサルサやLatinJazzのCDを、しばらくの間、紹介して行きたいと思います。 第1回の今週は、これまで紹介したものの中から、日本人でも知っているクリスマス・スタンダードを取り上げているCDを紹介したいと思います。 これまでも、ご紹介して来ましたが、まずは、現在の日本を代表するサルサ・バンドOrquesta De La Luzの「サルサ・クリスマス」。「Christmas Song」や「White Christmas」、「Feliz Navidad」等、日本人でも知っているクリスマス・スタンダードがとても素直なアレンジでカバーされています。サルサを聴く、あるいは躍る人なら、毎年やって来るこのシーズンのために必携の1枚でしょう。 サルサではなくラテン・ジャズになってしまいますが、「Latin Jazz Christmas」もお勧めです。でもボーカルも入ってますし、しっかり躍れるのでご安心下さい。「White Christmas」、「Santa Claus Is Coming To Town」、「Silent Night」等のスタンダードが、Poncho SanchezやArturo Sandoval、Pete Escovedoなどの西海岸で活躍するビッグ・ネームの演奏で収録されています。 同じく西海岸を代表するサルサ・バンドの1つOrquesta Tabaco y Ronの05年のアルバム「Ponle Salsa a Tu Navidad」も、「Feliz Navidad」、「White Christmas」等、日本人もよく知っているクリスマス・スタンダードがほとんどで、お勧めです。もちろん演奏の水準も高く、ほとんどが躍れる曲です。 次週は、ラテンの世界のクリスマス・スタンダードを収録したオムニバス盤を取り上げる予定です。 次週以降は、必ずしも、日本人が、よく知っているクリスマス・ソングばかりではないですが、サルサのクリスマス関連の定番のアルバムや、企画盤、さらに個別アーティストのクリスマス・アルバム等へと掘り下げて行きたいと思います



サルサ・ピーナッツ
























Salsa Peanuts
Various Artists

サルサ・ピーナッツ他
様々なサルサ

ロマンチック・サルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今週ご紹介するのはオムニバス盤「コーヒー・ブレイク・サルサ」。 ロマンチック系のサルサをコンピレーションした企画盤なんですが、廃盤のため長いこと入手不能になっているSalsa Peanutsの「サルサ・ピーナッツ」から数曲のトラックが収録されているので取り上げました。 「サルサ・ピーナッツ」は、60年代に日本の歌謡界で大ヒットした「ザ・ピーナッツ」(意外なところでは「モスラの歌」)のサルサ・カバーで、90年代の初め頃にオリジナルがリリース、1、2度再発されたものの、現在は廃盤で入手が出来なくなっている、知る人ぞ知る「お宝盤」の1枚です。 プロデュースやアレンジを、80年代中頃から隆盛となったロマンチック・サルサ(歌謡サルサ)の波に乗って、90年代に一世を風靡したRMMレーベル成功の立役者の1人であるSergio Georgeがを担当しています。 ベサメムーチョやキサス・キサスと言ったラテンのスタンダードを多くの日本人歌手やグループがカバーしてヒットしていた等、日本でも60年代はラテンがブームだったこともあり、「ザ・ピーナッツ」の作品も、もともとラテン・テイストが濃い物も多く、サルサにもしっくりとはまっています。 その上、当時売れっ子のプロデューサーSergio Georgeが、N.Y.系サルサの長い伝統で培われた手法やノウハウをしっかり押さえ・踏襲した仕事で、「美しく洗練された完成度の高い」、「切なーい」作品に仕上がっています。 歌っているのはアルゼンチン出身Gabriela Andersと、確認はとれなかったんですが、多分、テネシー州出身のシンガー・ソングライターJill Andrews(「Mirror」)、キーボードにSergio George、何とビブラフォンでTito Puenteが、そしてコーラスで、先日紹介したRay SepulvedaやJonny Riveraも参加しています。 因に、美人シンガーGabriela Andersは、「シャーベット・ヴォイス」が定評で「Bossa Beleza」始めBELEZAとしてボサノヴァ系のアルバム他をかなりの枚数出しています。(あまりの美しさに昔、CD屋で「ファンタジア」をジャケ買いしてしまったことがあります) で、今週の「コーヒー・ブレイク・サルサ」ですが、 Salsa Peanutsの「LA FUGA DE AMOR(恋のフーガ)」「LAS VACACIONES PARA NUESTRO AMOR(恋のバカンス)」「UNA SERA DI TOKYO(ウナセラディ東京)」の他、Lalo Rodriguezの「Con Que Cara」「Vivamos Este Amor」、Eddie Santiagoの「El Triste」「Deseos」、Paquito Guzman「El Mismo Romantico」始め、ロマンチック系のアーティストの作品を中心に2枚のCDに計20曲収録されています。


























Johnny & Ray
Salsa Con Clase

ジョニー&レイ
サルサ・コン・クラセ

N.Y.サルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今週は、先週のLouie Ramirez & Ray de La Pazつながりで、Ray Sepulvedaが抜けた後の「Salsa con Clase」の「Crossing Over」。 PuertoRicoのQuebradillasで生まれ(多分、40ー50年代)、10才の時、N.Y.に移住したそうです。 当時、N.Y.で大流行していたBoogalooやPachanga等のパーカッションのリズムが強調されたラテン・ミュージックに強く興味を引かれ、TimbalesやBongo、後にCongaの演奏を学びます。 バンドのサイド・マンを経て、60年代に自己のバンド「Johnny Zamot Band」を結成、67年にDeccaレコードに「Johnny Zamot & His Latinos」を吹き込み「Fat Mama」がヒットとなります。同じ頃に、やはりBoogalooのアルバム「テル・イット・ライク・イット・イズ(BOM-24074 )」、68年に「Johnny Zamot Introduces the Boogaloo Frog」をリリースします。 70年代に入ると75年に、TrombonistのBarry Rogers始め若手ミュージシャンを集めて「Las Estrellas De Nueva York」名義で、ディスカルガ風のスタジオ録音盤「Camino De Fama」をリリース、70年代後半に入ると「Sociedad 76」を結成、Fania他から「El Hulk De La Salsa 」始め数枚のアルバムをリリースします。 Sociedad 76の録音は、現在、数枚のアルバムをまとめたコンピ盤「Epoca De Oro 18k」で聴くことができます。 そんなこんなの経歴を経て、88年に、Ray Sepulvedaとともに「"Johnny & Ray" Salsa Con Clase」を結成、当時の「Salsa Romantica」ブームに乗って、88年の1st「Salsa Con Clase」からは、「Mascarada」や「Margarita」が、2nd「Night Gold」からは「Bandolera」が大きなヒットとなります。 この2枚でRay Sepulvedaはバンドを抜けますが、その後もN.Y.系ロマンチックサルサを代表するバンドの1つとして「Salsa con Clase」名義で活動を続け、時々のブームや時流に合わせて、「PuertoRico」「Rumba」「Cali」「Timba」「REGGAETON」等をテーマに、美しく、洗練された完成度の高い「アルバムの数々」をコンスタントにリリースしています。 で、今週の「Crossing Over」ですが、04年リリースのアルバムで、Lionel Richieのヒット「Lady」、Santa Esmeraldaらのヒット「You're My Everything」、Lou Rawlsらのヒット「You'll Never Find」、Heatwaveらのヒット「Always And Forver」、Diana Rossらのヒット「Endless Love」、The Righteous Brothersらのヒット「You've lost that loving feeling」等、SoulやR&B、グループ・サウンズ等のヒット曲が目白押しです。 因に「Mascarada 2」が、初期のヒットのセルフカバーだった様に、実は、このアルバムもセルフカバーで、現在、残念ながら廃盤ですが、91年のオリジナル盤「YOU ARE MY EVERYTHING」の方が、数段、センチメントに溢れていて「切ない」です
10月のお勧めサルサCD


















Johnny & Ray
Salsa Con Clase

ジョニー&レイ
サルサ・コン・クラセ

N.Y.サルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
先週のLouie Ramirez & Ray de La Pazつながりで、同時期に、N.Y.系のロマンチック・サルサを牽引した1人Ray Sepulvedaを紹介しようかと思ったんですが、CDはおろかMP3も皆無の状態で、では次善の策とパーカッショニストでありバンド・リーダーのJohnny Zamotと組んだ「"Johnny & Ray" Salsa Con Clase」をとも思ったんですが、88年の1st「Salsa Con Clase」はかろうじてCDが手に入るものの、最大のヒット「Bandolera」のRay Sepulvedaが歌ったオリジナル・ヴァージョンが入った2nd「Night Gold」は廃盤で・・・。 Ray Sepulvedaですが、N.Y.のBrooklynで生まれ、十代の一時期を過ごしたPuerto Ricoで歌い始め、77年にNew Yorkに戻り、Johnny Zamo率いる「Orquestra Sociedad 76」でレコードデビューを果たします。4年程このバンドで活動を続け3枚のアルバムを録音しますが、83年にAdalberto Santiagoと共に仕事をした後、しばらくの間、ミュージックシーンを離れます。 そんなブランクの後、88年に、再度、Johnny Zamotとともに結成したのが「"Johnny & Ray" Salsa Con Clase」。 既に今年の8月にも取り上げているんですが、当時の「Salsa Romantica」ブームに乗って、88年の1st「Salsa Con Clase」からは、「Mascarada」や「Margarita」が、2nd「Night Gold」からは「Bandolera」が大きなヒットとなります。 上述の様に、1st「Salsa Con Clase」はCDで手に入りますが、2nd「Night Gold」は廃盤で手に入らない状況です。 最大のヒット「Bandolera」は、センチメントやサボールの点で、2nd「Night Gold」に収録された、憂いを帯びた声の持ち主Ray Sepulvedaが歌ったバージョンが圧倒的に「切なく」美しいのですが、現在、MP3でも手に入らない状況です。 いずれRay Sepulvedaのヴァージョンが再発されたら、お知らせしたいと思いますが、今は、Ray Sepulvedaが抜けた後、Johnny Zamotが自己のバンドでセルフカバーし、Sammy GonzalezやJose Davilaらが歌った03年リリースの「Mascarada 2」でと言うことになります。 Ray Sepulvedaが抜けた後の「Salsa con Clase」も、N.Y.系ロマンチックサルサを代表するバンドの1つとして、洗練された完成度の高いアルバムをコンスタントにリリースしていますので、いずれ紹介したいと思いますが、最新盤の「Enredado En Tu Pelo」も、悪く言えば「金太郎飴」ですが、「いつもの」心地良く安心して聴いていられる&踊れる、洗練された美しいN.Y.系ロマンチックサルサを聴かせてくれます。




























Louie Ramirez &
Ray de La Paz

ルイ・ラミレス&
レイ・デ・ラ・パス

N.Y,サルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
相変わらずジャンルがあちこちして恐縮ですが、引き続き「名残惜しさ」や「人恋しさ」を、ひしひしと感じるこの時期にぴったりの「切なーい」サルサと言うことで、今週ご紹介するのはLouie Ramirez & Ray de La Pazのベスト盤「Exitos」。 CDがほとんど廃盤で、入手出来るのはMP3アルバムのみで恐縮なんですが・・・ Louie Ramirezは、38年New York生まれのパーカッショニストであり、ヴィブラフォン奏者であり、バンド・リーダー、そして作曲者でもあります。 56年にJoe Locoのバンドでプロ・デビューを果たし、63年の「Introducing Louie Ramires」で自己のバンドを率いてレコードデビューを果たします。 その後は、Alegre、Fania,、Atco,、United Artists Records、Caiman等、N.Y.ラテンやサルサ絡みの様々なレーベルでリリースを続けます。 60年代にCharlie PalmieriやJoe Cuba、70年代初めにTito Rodriguez等と組んだ後、75年からはFaniaのプロデューサーとして、プロデュースや演奏のサイド・マンとしてWillie Collomを始め多くのアーティストの録音に関わり、Fania躍進を陰で支えます。 一方、Ray de La Pazは、50年代初期にN.Y.のBarrioで生まれ、5才の時にBronxに引っ越し、そこで育ちます。 もともとLatin音楽には興味が無く、Elvis PresleyやMel Torme、Frank Sinatra等に興味があったそうですが、70年頃にDon Juanの楽団の代役シンガーとしてプロ・デビューを果たします。 2年程で「Chino y su Conjunto Melao」に移り、他の2人の歌手とともに、リード・シンガーを務めます。 大きな野外フェスで歌っている際に、当時既にラテン界の大御所であった、コンガ奏者でありバンド・リーダーのRay Barrettoにスカウトされ、76年の「Tomorrow Live」でコロ(コーラス)で参加することになります。 しかし、当時、Fusionミュージックへの傾倒を深めていったRay Barrettoとバンドのメンバーとの溝が深まり、Rayは、Barrettoのもとを離れたメンバーらが結成したバンド「Guarare」に参加、2枚のアルバムをリリースします。 その後、サルサに戻って来たRay Barrettoの「Giant Force」(80)と「Rhythm of Life」(82)にリード・シンガーとして参加します。 一方で、プロデュースするアルバムにコーラスとして度々参加していた関係で以前から親交のあったLouie Ramirezがプロデュースした「Vol. 1-Noche Caliente」(82)に、Isidro InfanteやPapo Pepin、Jose Alberto "Canario"らとともに参加することになります。 このアルバムは、当時、大流行していたJulio IglesiasやJose Luis Rodriguez、Napoleon、Emmanuelといったラテン・ポップス界のアーティストのバラードのヒットをサルサでカバーしたもので、当時、サルサ界でも流行しつつあった「Salsa Romantica」ブームに乗って、「Estar Enamorado」や「Todo Se Derrumbo」がヒットとなります。 この成功の波に乗って、Louie Ramirez and Ray de la Paz名義で83年に「Super Canonalos con Louie Ramirez」(98年に「Mi Fruto」として再発)を、84年に「Con Cache」を、85年に「Alegres Y Romanticos」を、86年に「Sabor Son Clase」をリリースします。 この後、2人はソロ活動に戻ってしまいますが、87年のLouie Ramirezの「A Tribute to Cal Tjader」の「El Titere」にボーカルとして参加、92年には2人のリ・ユニオン・アルバム「Otra Noche Caliente (Dig)」をRMMレーベルからリリース、これが大ヒットとなり、次作「Preparate Bailador」の制作に入りますが、その途上の93年の6月に、Louieは心臓発作のため55才の若さで帰らぬ人となります。 Ray de La Pazは現在、Spanish Harlem Orchestra等で活動しています。 で今週取り上げている「Exitos」ですが、上述のLouie Ramirez and Ray de la Paz名義の3枚のアルバムからヒット曲が収録されています。 N.Y.系のロマンチックサルサの極致とも言える様な、メロディアスでアレンジやアンサンブルの完成度が高い、洗練された美しい演奏が並びます。 中でも「Ladron De Tu Amor」や「Mentirosa」、「Lluvia」等は、切なさも募る名曲・名演です。ただ、Grover Washington Jrの「Just the Two of Us」)のカバー「Solo Tu Y Yo」が抜けてしまっていますので、オリジナルの「Con Cache」か、カバー・サルサ、オンリーでとっても重宝する企画盤「100% LATIN COVER」でどうぞ。
















Orquestra La Palabra

オルケスタ・ラ・パラブラ

西海岸のサルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
相変わらずジャンルがあちこちして恐縮ですが、引き続き「名残惜しさ」や「人恋しさ」を、ひしひしと感じるこの時期にぴったりの「切なーい」サルサと言うことで、今週ご紹介するのはのOrquestra La Palabraの「Feelings」。 CubaのOriente州Caimaneraで生まれたPalabra(本名Rodolfo M. Foster)は、小さい頃から、Orquesta Aragon、Pello el Afrokan、Chapotinと言ったAfroCubanミュージックに親しみ、11才の時に祖母からピアノを習い始め、すぐに曲のアレンジも出来る様になったそうです。 教育省が審査するアマチュア・コンテストで優勝し、Havana.の州立音楽学校への入学を許可されるものの、入学したらCubaを離れることができなくなることを恐れた祖母が、入学を断ったそうです。 数年後の66年にビザを得て、Palabraは家族とともにNew Yorkに移住し、Palabraは程なくLalo y La New Yorkinaというバンドに加わりピアノを担当、バンド名義でシングルも出します。 68年に母親の意思で、家族とともにDetroitに移り、高校でバンドを結成、Hugh Masakela,やB.B. King、Hubert Laws等のカバーで演奏の仕事をしながら、作曲活動も始めたそうです。 74年にサパークラブで演奏の仕事を始め、ピアノを弾きながら、GuaguancoやsalsaとSoulやRock等を独自のスタイルでミックスしながら、甘いラテンのバラードを英語の歌詞で歌っていたそうです。 その後、数年間デトロイトのクラブで演奏を続けながら様々なミューシャンと交流、79年にはツアー巡業にも出かけ、Kool and the Gang、Average White Band,、Fat Back Band等と同じステージにも立ったそうです。 同じ年、Stevie Wonderのバンドメンバーを通じて、Stevieのプロジェクトへの参加を誘われ、Los Angelesに移ります。 しかし、プロジェクトが計画の初期段階だったため、出演の仕事も録音の機会にも恵まれず、やむなく地元の様々なバンドとともに働くことにします。 そんな中、Lionel Richieの「Lady」(「Gold」)の大ヒットやRoberto Carlosらのラテン・バラードの流行を目にし、Palabraは、音楽シーンの「romantic movement」(80年代に始める「ロマンチック・サルサ」流行の萌芽)の波に乗るべく、Cuban rhythmsとAmerican pop musicの融合を試みます。 同じ年の12月に、Jesus Alejandro Perezとともに「Orquesta Versalles」を結成、Los AngelesやLas Vegasのホテルやクラブ等で演奏しながら、81年にシングルをリリース、それが小さなヒットとなります。 82年にはアルバムをリリース、Lionel Richieの「Lady」のカバーがヒットとなります。 84年に活動拠点をマイアミに移し、数ヶ月間、演奏活動を続けるものの、期待した様な吹き込み機会が得られず、その年にProfono Recordsを去ります。 翌85年に「Orquesta Versalles」のメンバーとともに「Sensation 85」を結成、Cuban出身のフルート奏者Nestor Torresと、Nicaraguaのbongo奏者Luis Enriqueが加わり、Enriqueのサルサ・シンガーデビューの機会となり、彼自身もアーティストネームを「Fito Foster」から「La Palabra」に変えました。 80年代の後半に入りロマンチック・サルサが勢いを増すのに合わせて、新しいミューシャンが次々とデビューするものの、La Palabraはレーベルとの契約が得られないまま、88年から99年まで、一時、音楽シーンを離れることになります。 99年の終わり頃に、Morrowland RecordのMel Morrowの助けを得て「Orquesta La Palabra」を結成、「On Fire」の制作を開始し、「Todo Se Derrumbo」と「Lady」を含むアルバムが1年後にリリースされ、「Lady」がアメリカや中南米諸国のみならず世界的なヒットとなります。 03年には「Breakthrough」をリリース、「El Tun Tun de Tu Corazon」が大ヒットし、中南米諸国やヨーロッパにもツアーに出かけ、08年には、北京オリンピックの開会式でも演奏を披露しました。 で上述の「Feeling」ですが、03年リリースの「Breakthrough」に収録されています。 もともとLoulou Gasteeによって書かれ、ブラジルのシンガーソングライターMorris Albertがヒットさせ、その後、Ella FitzgeraldやNina Simone、Frank Sinatr、Percy Faithを始め様々なジャンルのたくさんのアーティストによってカバーされた、メロディが美しく印象的な名曲です(日本では・ファイ・セットなどがカバーしてヒット/「GOLDEN☆BEST 山本潤子(赤い鳥/ハイ・ファイ・セット)」)が、Orquesta La Palabraの演奏は、洗練されたアレンジで美しいのはもちろん「これでもか」と言う位に情感が込められていて、誰もが否応無しに引き込まれること間違いなしと言った感じに仕上がっています。 01年の「On Fire」にも、上述の「Lady」やワムの「Careless Whispers」(「Ladies & gentlemen-The best of」)と言ったカバーサルサの他、ロマンチック・サルサの王道と言える様な美しくセンチメントが利いた演奏がたくさん収録されていて、お勧めです。


















Pete Rodriguez

ピート・ロドリゲス

N.Y.のサルサ他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、引き続き「名残惜しさ」や「人恋しさ」を、ひししと感じるこの時期にぴったりの「切なーい」サルサと言うことで。今週ご紹介するのはPete El Conde Rodriguezの「Soy La Ley」。 CDは多くが廃盤でプレミが付いてしまっていますが、MP3が普通の値段で手に入りますので、ピックアップさせていただきました。やはりCDは無くなって行ってしまう運命なんでしょうか・・・ Pete El Conde Rodriguezは以前にも紹介したことがあちますので、詳細は割愛しますが、32年にPuerto RicoのPonceで生まれ、幼少の頃からボンゴをこなしバンドで演奏していたそうです。50年代にN.Y.のBronxに移り住み、バーで歌っている所をFaniaレコードの創設者Johnny Pachecoにスカウトされ、最初のアルバム「Suavito」を63年にリリースします。 次いで64年に「Canonazo」、73年までの間にフルート奏者でもあるJohnny Pachecoと組んで「La Perfecta Combinacion」(70)、「Los Compadres」(71)を始め7枚のアルバムをリリースします。 74年にFaniaを去ってソロに転向し、その年に「El Conde」、76年に「Este Negro Si Es Sabroso」をリリース、彼の最大のヒット「Catalina La O」が生まれます。 79年には「Soy La Ley」をリリース、80年代に再びJohnny Pachecoと組み4枚のアルバムをリリースします。90年までにソロに戻り、2枚のアルバムをリリースしたものの、Benny Moreへのトリビュートアルバムの制作で組んでいたTito Puenteが2000年5月に亡くなり、その後を追う様に同年の12月に心臓発作でこの世を去りました。 で今週ピックアップの79年の「Soy La Ley」ですが、硬派でありながらセンチメントが濃厚に利いた、そして味わい深い「切なーい」名曲です。 この他にも、「Mi Negra Mariana」、「Las Chicas De Venezuela」始めセンチメントが利いた味わい深い曲が並び、名盤と言われているのが「なるほど」と思える1枚です。 この頃の演奏は、各楽器のソロも、どれも渋くてカッコイイ&際立ってますよね。 上述の「La Perfecta Combinacion」(70)の中の「La Esencia del Guaguanco」、76年の「Este Negro Si Es Sabroso」の「Catalina La O」や「Pueblo Latino」も、哀愁が利いた大ヒット曲ですし、「Los Compadres」(71)に収録の「Yolanda」始め、決してヒットではありませんが、センチメントと味わいに溢れ、胸にジーンと染み入って来る様な佳曲が多いので是非どうぞ。 で、これらのヒットや佳曲を手っ取り早く、まとめて聴きたいと言う皆さんにはベスト盤「La Herencia」がお勧めです。 因に、「Boogalooの王様」こと、60年代に「Like It (I Like That) 」、「Oh Thats Nice」始め、BoogalooやLatinFunk、LatinSoul等のヒットを飛ばしまくったPuerto Rico出身のピアニスト&バンド・リーダーのPete Rodriguez(ベスト盤「El Rey Del Boogaloo」)とは別人です
9月のお勧めサルサCD


















Ruben Blades

ルーベン・ブラデス

N.Y.のサルサ他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはRuben Bladesの「Bohemio Y Poeta」。 「名残惜しさ」を、ひししと感じるこの時期にぴったりの曲がないかなと考えていて、「Pablo Pueblo」が浮かびましたので、そのオリジナル盤と言うことで選んでみました。 以前にも紹介したことがありますので、詳しいバイオグラフィーは省略しますが、48年にパナマ生まれ、大学で政治学と法律の学位を取得、パナマ銀行で法律の仕事に就いたものの、74年にアメリカに移住、両親の移住先のマイアミで一時過ごした後N.Y.に移り、Faniaレコードに就職、郵便仕分けをしながら書いていた曲が認められ、Ray Barrettoの楽団で歌手としてデビュー、その後トロンボーン奏者のWillie Colonと組んで、77年に「Metiendo Mano」をリリース、翌年78年リリースの「Siembra Special Edition」が大ヒット、サルサ界初のミリオンセラーを記録します。 80年にElektraレベールに移籍、自己のバンド「Seis Del Solar」(または「Son Del Solar」)を率い、今日まで、「社会派吟遊詩人」とでも言う様な、シンガーソングライターと言うスタンスで、個性的な作品を世に送り出し続けています。 歌手だけでなく、米国ならず中南米での知名度も生かし、94年には、祖国パナマの大統領選に立候補、落選するものの、国連親善大使やパナマの観光大臣なども歴任しています。 また、音楽活動だけでなく、85年には脚本と主演を担当した「Crossover Dreams [DVD] [Import] 」や90年には「プレデター2 [DVD]」、「モ’・ベター・ブルース 【ベスト・ライブラリー 1500円:ミュージカル&音楽映画特集】 [DVD]」、03年には「レジェンド・オブ・メキシコ / デスペラード コレクターズ・エディション [DVD]」に出演する等、映画俳優としても活躍しています。 で今週の「Bohemio Y Poeta」ですが、79年にFaniaからリリースしたアルバムで、上述の「Pablo Pueblo」始め、「Juan Pachanga」、「Paula C」等、Ruben Bladesの初期の代表曲&ヒット曲であり、美しく切ない曲が並んでいます。 「Live」がRuben Bladesの代表的なライブ盤として定番&名盤の評価を得ています(幸せな気持ちになります!)が、11年にリリースされた最新のライブ盤「Vol. 1-Seis Del Solar-Todos Vuelven-Live」「Vol. 2-Seis Del Solar-Todos Vuelven-Live」も、Fania時代からSeis del Solarの名曲まで、歴代のヒットが好演されていて、上述の「Pablo Pueblo」や、やはり切ない「Todos Vuelven」なども収録されていて、お勧めです。














Various Artists

様々なアーティスト

Venezuelaのサルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはコンピレーション盤「Salsa World Series」(MP3は「Salsa World Series Volume 1」)。 引き続き「名残惜しさ」を、ひししと感じるこの時期にぴったりの1枚と言うことで、ベネズエラのピアニストJoel Uriolaのバンドずっと頭の片隅にあったんですが、残念ながら廃盤ですので、次善の策として、Joel Uriolaの09年のアルバム「Prendelo」からも1曲収録されている、このCDを取り上げてみました。 余談ですが、夏の終わりは、先日お話ししましたIsley Brothersの「Summer Breeze」と松任谷由実の「晩夏」の他にも、Joao Gilbertoの「Estate」(「Eu Sei Que Vou Te Amar」がお勧め)も、頭の中を流れ放しなんですけどね。 シリーズの「Volume 1」と言うことで、Venezuelaで活動するアーティストの作品が集められているんですが、これが聴いてびっくり、南米なので「甘ーい」ロマンチック系ばかりかと思いきや、骨太で味のある、そしてセンチメントが利いたヘビー級の作品が、たっぷり17曲並びます。 ベネズエラと言えば今や大御所のオスカル・デ・レオン、そして「Caracas Soul Connection」でも世を騒がせたJoel Uriolaくらいしか、私は知らなかったんですが、さすがですね。南米のベネズエラならではの裾野と懐の広さに驚かされました。 Venezuelaサルサの入門盤としてもお勧めです。 因に、この「Salsa World Series」は続編があり、現在「Salsa World Series Vol.2」(MP3は「Salsa World Series Volume 2」)、「Salsa World Series Vol.3」、「Salsa World Series Vol.4」までリリースされています。 私は未だ聴いてないんですが、曲はもちろん、バンドの名前も耳にしたこともないような、世界各国のローカルのバンドの以外にも質の高い演奏が収録されているそうですので、興味のある方は是非どうぞ














Yuri Buenaventura

ユリ・ブエナベントゥーラ

コロンビア&
フランスのサルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
今週ご紹介するのはYuri Buenaventuraの1st「Herencia Africana」。 以前にも取り上げたことがあるんですが、このアルバムの「Une belle histoire」(オリジナルは仏の作曲家Michel Fugainの曲で邦題「愛の歴史」。日本ではサーカス/ベストの「ミスター・サマー・タイム」としてヒット)が、この時期にぴったりの1曲ではということで再度。 昼間は相変わらず暑くても、朝夕めっきり涼しくなって、夕方暗くなり始めるのも早くなり、虫の声も大きくなって来ると、Isley Brothersの「Summer Breeze」や松任谷由実の「晩夏」が頭の中でひたすら回り始めます。 これらの曲のサルサ・カバーには、残念ながら未だお目にかかったことがないので、たまに浮かんで来る上述の「ミスター・サマー・タイム」のサルサ・カバーと言うことでピック・アップしました。 パリを拠点に活動する61年コロンビア生まれの歌Yuri Buenaventura。 Sorbonne大学で経済学を勉強するためパリに渡り、メトロでの大道芸をきっかけに、音楽の道を歩み始めたそうです。 上述の98年リリースの1st「Herencia Africana」に収録の「Une belle histoir」(日本ではサーカスが「ミスター・サマー・タイム」としてカバー)ですが、多くの皆さんがご存知の通り、メロディーが何となく悲しげだったり、哀愁を帯びていますが、Yuri Buenaventuraが、抑圧されている人々や社会的な弱者等への視点を持った社会派でもあることから、それらが、さらにパリという都会的な洗練やヨーロッパの哀愁などと上手い具合にミクスされて、味わい深い作品に仕上がっています。 他にも「Ne Me Quitte Pas 」やタイトル曲の「Herencia Africana」等、同様の切なく味わい深い曲が並びます。 2000年リリースの2nd「Yo Soy」も、映画「サルサ」の主題歌として使われ世界的なヒットになった「Salsa」の他、RaiのアーティストFaudelと共演したアラブ風のサウンドが印象的な「Salsa Rai」、「Salsa」と並んで勢いのあるタイトル曲の「Yo Soy」、Elton John - Greatest Hitsのヒット「Your Song」のカバー「Tu Cancion」等が収録されていて、多彩で味わい深いアルバムに仕上がっていてお勧めです。やはり全体を通じて哀愁が利いています。 因に、ピアノのPapo Luccaを始め、Puerto Ricoのアーティスト達も何曲かで参加しています。 Africandoの「Baloba」に収録の皆さんに人気の「Aicha」も、オリジナルはRaiミュージックで、Cheb Khaledというアルジェリアのアーティストの世界的ヒットなんですよね。 3rdの「Vagabundo」も、大ヒット「Salsa」風のやはりヒット曲「Palo Y Cuero」やドライブ感溢れる「Neruda」、切ない「Paloma Taina」等の佳曲が並び、情熱と洗練と哀愁・・・等々が程良くミクスされた質の高い印象的なアルバムですので、Yuri Buenaventuraのサウンドが気に入った皆さんは、是非聴いてみて下さい。














India

インディア

Nyuyoricanのサルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今週ご紹介するのはサルサ界の現在の女王Indiaのサルサ・アルバムとしての2nd「Dicen Que Soy」。 69年にPuerto Rico.のRio Piedrasで生まれたIndiaことLinda Viera Caballeroは、両親や祖母とともにNew YorkのSouth Bronxに移住。 因に、「India」と言うニックネームは、彼女が肌が黒く長い黒髪をしていることから祖母がつけたそうです。 ハイスクール時代に同世代のLouie Vegaと出会った彼女は、14才の時、Latinのfreestyle(日本でも当時、「ラテンハウス」と言うジャンルで、クラブ等で流行ってました)グループ「TKA」を結成、16才でシングルデビューを果たしますが、ほどなくグループを脱退します。 Madonnaのプロデューサーとして名を馳せたJellybeanのバックアップを得て、88年にシングル「Dancing On The Fire」でソロ・デビュー、同年、アルバム「Breaking Night」をWarner Brosからリリース、90年には、リリースのシングル「Right From The Start」がダンス・チャートで大ヒットし、一躍、ラテン・フリースタイル系の女性シンガーとして注目されるようになりました。 レコード会社としては、ラテン界の「Madonna」として売り出そうとしたものの、彼女自身は、実際に吹き込んでみて「私の進べき道ではないな」と思ったそうです。 一方、89年にIndiaの夫となったLouie Vegaが、Mark Anthonyと組んでリリースしたシングル「Ride On The Rhythm」で、ラテン音楽とハウス、HipHopとの融合を図り、やはり友人だったDJのKenny Dope Gonzalezと結成したプロジェクト「Masters At Work」で、それがさらに押し進められます。さらに、Mark Anthonyがサルサ歌手に転向。こうした周囲の音楽的変化に影響されたIndiaは、少女時代の80年代に周囲に流れていたサルサへの回帰を意識するようになります。 そんな折、Louie Vegaのレコーディング・スタジオを訪れたサルサ界の大御所ピアニスト、Eddie PalmieriがIndiaの歌声を聴いてバック・アップを申し出、その結果、彼女の初のサルサ・アルバム「Llego La India Via Eddie...」(インディアがやって来る)が92年に世に送り出されます。 Eddie Palmieriが全面バックアップと言うことで、ロマンチックサルサ、あるいは歌謡サルサ・オンリーの当時にあっては、異色のオールド・スタイルのハードでエッジの利いた正統派サルサに仕上がっています。 当時の女王Celia Cruzを意識した、パワフルで気迫溢れるボーカルで望んだIndia、女王Celiaに比べれば明らかに声量にパワーが足りないものの、既にディーバの貫禄を感じさせ、大御所Eddieと互角に渡り合った、お勧めの1枚です。 次いで94年に、今週取り上げている2ndの「Dicen Que Soy」がリリースされます。 当時、N.Y.系ロマンチックサルサの売れっ子プロデューサーだったSergio Georgeがプロデュースを担当、1stと一転して、ロマンチック・サルサの流れを踏襲したメロディアスで美しい楽曲と、洗練されたアレンジが印象的な1枚に仕上がっています。 Indiaの力強いボーカルに、表情の豊かさが加味され、センチメントが利いた味わい深い1枚に仕上がっています。 特に、「Ese Hombre」や「O Ella O Yo」(オリジナルはMaria Conchita Alonso)が切なさ溢れるサルサに仕上がっています。 大ヒットした、Mark Anthonyとのデュエット「Vivir Lo Nuestro」も、もちろんセンチメント溢れる1曲です。 続く97年のサルサの3rd「Sobre el Fuego」では、N.Y.系ロマンチックサルサ路線がより前面に打ち出され、やはり表情豊かな洗練された作品に仕上がっています。 Chaka Khanの「Through the fire」やJennifer Rushの「The Power Of Love」(Celine Dionのカバーもヒット)始め、カバー曲が多いのも特徴です。 また、「La Voz De La Experiencia」では、女王Celiaとの共演も果たしています。 その後も、2、3年置き位のペースで作品を世に送り出していて、メジャー&一流の製作陣をバックにどれも質の高いアルバムに仕上がっており、02年の「Latin Songbird: Mi Alma Y Corazon」の「Tracion」や「Seduceme」、06年の「Soy Diferente」の「Soy Diferente」や「No Es Lo Mismo」(Tito Nievesとのドュエット)等、ヒットもコンスタントに飛ばしていますが、やはり最初の3枚位までが、印象深い様な気がします。 と、書き進めて来たんですが、初期のアルバムはどれも廃盤でプレミアが付いてしまっているようです。 と言うことで、次善の策として、初期のアルバムの代表曲やヒット曲、印象深い曲等がしっかり網羅された20曲入りのベスト盤「Oro Salsero」がお勧めなんですが、やはり廃盤でプレミア付きの様ですので、「Vivir Lo Nuestro」が欠けてしまいますが千円を切るベスト盤「Pura Salsa」がお勧めです。
8月のお勧めサルサCD


















Various Artists

様々なアーティスト

PuertoRicoのサルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今週まずご紹介するのは「100%サルサ-80’s」。 以前にも、取り上げたことがあるんですが、「『名残惜しさ』や『人恋しさ』・・・が募る、この時期にぴったりの『切ない』サルサは」と考えていたら、「切ない」サルサがテンコ盛りのこの1枚は、やっぱり外せないなと思い、再度、取り上げました。 Salsaは、ある意味では、それまでAfroCubannミュージックをルーツに、JazzやR&B、Soul等々とのミクスチャーを繰り返しながら発展して来たN.Y.ラテンに、N.Y.のラテン・コミュニティBarrioに暮らす若者達の思いや苦悩、愛情、憎悪・・・を歌い上げるという側面が加わって生まれたと捉えることが出来ますが、そんなサルサが、強者達が試行錯誤&切磋琢磨しながら様々なスタイルを生み出して行った70年代、そして、サルサの大きな魅力や美の1つである「センチメント」を極めることで、「Salsa Romantica」に収斂されて行く80年代。 そんな80年代のサルサの魅力や特徴を、CD1枚に収録できる限られた曲数で、ギュッと濃縮して&判り易く端的に伝えてくれている、とってもいい選曲の1枚だと思います(レビューでは酷評されてるみたいですが、どれだけサルサ聴き込んでいる人が書いたかは、わかりませんからね・・・) ソロ・デビューして間もないLalo Rodriguez の「Ven, Devorame Otra Vez 」や「Tu No Sabes Querer」、Tommy Olivencia楽団で歌う若き日のFrankie Ruizの「Viajera」、Willie Rosario楽団で歌う若き日のTony Vegaの「Mala Mujer」、そしてJohnny Rayの「Bandolera 」(本当は、Ray Sepulvedaの歌うオリジナルのほうが数倍いいんですが・・・)と、「Salsa Romantica」の中でも、「Romantico」よりも「Sentimento」が前面に出た切ないサルサが並びます。 その後のスター達の若き日の「ひたむき」な歌声が聴けるとともに、80年代前半のサルサを牽引した、カリブ海沿岸エリアのグループやアーティスト、その中でも特に活躍目覚ましかったWillie RosarioやTommy Olivenciaと言ったプエルトリコを代表する楽団のヒット曲を、若き日のスターの歌声で聴けるのも魅力です。 80年代のサルサを聴き進む、羅針盤としてもお勧めです。 気に入ったアーティストや楽団のベスト盤等へ聴き進んで行かれるのがお勧めです。 CDは廃盤(でプレミアが付いてしまっているもの)ばかりで、MP3ファイルが多くなってしまいますが、Lalo Rodriguez であれば「Oro Salsero 」や「Pura Salsa」、そして、70年代のEddiePalmieriやMachito楽団のもとでの作品も収録している「Y La Salsa Mayor」、Tommy Olivencia楽団であれば「La Herencia - Tommy Olivencia」、Willie Rosario楽団は廃盤ばかりで、80年代の作品を手っ取り早く聴けるベスト盤等は見当たりませんが、40周年を記念して99年に吹き込み直した「Back To The Future」は、MP3になってしまいますが、80年代のテイストが詰まっていて、お勧めです。 70年代までのN.Y.を拠点に活動していた時代のサウンドであれば、やはりMP3になってしまいますが「El Bravo de Siempre」が、お勧めです。 時代の変化と言う側面が大きいのでしょうが、サウンド作りの幅の広さに驚かされます。 Johnny Rayも廃盤ばかりで、まともな値段で買えるCDもMP3も、ほとんどないんですが、唯一、1stの「Salsa Con Clase」で、「Mascarada」「Margarita」と言ったヒット曲を、Ray Sepulvedaの切なさ溢れるボーカルで聴けます。 「Bandolera」のオリジナルが収録された「Night Gold」は、ちょっと手が出ないですね。 吹き込み直しになってしまい、Ray Sepulvedaのボーカルではありませんが、上述の「Mascarada」や「Margarita」、そして「Bandolera」と言ったヒットが収録されたMP3アルバム「Mascarada 2」であれば、まともな値段で入手できます








Willie Colon

ウィリー・コロン

ニューヨリカンのSalsa
N.Y.サルサ他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはWillie Colon。 先週の後半から、それまでの猛暑が嘘の様に涼しくなって、夏の終わりを感じると言うか、「晩夏」特有の「名残惜しさ」や「人恋しさ」と言った感情に襲われてしまって、「郷愁」溢れるサルサが聴きたくなって、真っ先に浮かんだもので。 サルサ界で最高に「郷愁」(センチメント)溢れているかどうかは確信がありませんが、Willie Colonの書く&演奏するサルサには、郷愁に満ちていたり情感たっぷりものが多いのは確かだと思います。 50年4月にPuerto Ricanの両親のもとSouth Bronxで生まれた彼は、小さい頃からトランペットにいそしみ、後にトロンボーンに転向、何と15才で、あのFaniaレーベルと契約、17才の時に彼の1stとなる「El Malo」をHector Lavoeとともにリリース、N.Y.のヒスパニック系の若者たちから絶大な支持を得て30万枚以上を売る大ヒットとなり、その後もHector LavoeやRuben Blades等と組みながら数々のヒット・アルバムを生み出し、Faniaレーベルの躍進&サルサを牽引するスターの一人として活躍を続けて行くのは皆さん、よくご存知の通りです。 で、真っ先に浮かんだのが81年リリースの「Fantasmas」に収録されている「Oh Que Sera 」。 時代背景も大きく影響していたのでしょうが、デビュー初期の頃は、「ゴロツキ」や「下町のワル」といったイメージで売り出していたましたが、そんな彼のもう一方の側面である、叙情的でセンティメンタルな面が前面に押し出しされた作品の1つです。 他に「Mi Sueno」、「Toma Mis Manos」と言った郷愁溢れる曲も収録されていて、アルバム全体を通じて、叙情的な印象が強い1枚です。 そして、数年前に1度紹介したことがあるんですが、79年リリースの「Solo」も、「Sin Poderte Hablar」や「Senora」「Tu Eres Tu」等の郷愁に満ちていて美しく印象深い曲が、たくさん収録されていて、この時期にお勧めの1枚です。 Willie Colonの入門盤としては、「Gitana」が入っていなくて残念なんですが、ベスト盤の「Greatest Hits」が、「Che Che Cole」や「Calle Luna Calle Sol 」「La Murga」等の代表曲を網羅していますし、上述の「Oh Que Sera 」や「Sin Poderte Hablar 」も入っていてお勧めです。












Various Artits

様々なアーティスト

Africaのサルサ他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのは「African Salsa」。 酷暑と言える様な暑さが続いてますので、そんな暑さを体感的に少しは和らげられれば、あるいは、暑さを多少なりとも楽しめればと言うことでピックアップしました。 それにしても、電気が足りないなら、カンカン照りの日射しを太陽光発電で利用すればいいものを、石油やガスをガンガン燃やしていれば、膨大な排熱で暑くなる&温暖化がエスカレートするのも当然ですよね。レベルの低さや阿呆らしさには本当に情けなくなります・・・。 以前、やはり夏の暑い時期にAfricandoの「Mandali」や「Live」なんかを紹介したことがありますが、このアフリカを代表するサルサ・バンドを始め、 Pape Fall、Super Cayor De Dakar等、セネガルの様々なグループの演奏が収められています。 サルサに限らずアフリカのグループの演奏は、ボーカルやギター、コーラス等の「ゆらぎ」が一つの大きな特徴になっていますが、この「ゆらぎ」が、催眠や呪術の様に意識を朦朧とさせ、心地いい、半ばトリップ感覚にいざなってくれます。 同様のコンピレーション「Salsa Africa」、そして、西アフリカのコンゴ生まれでLos Angelesを拠点に活動するミュージシャンRicardo Lemvoの「Ay Valeria!」や「Isabela」、「Tata Masamba」も「ゆらいで」いてお勧めです














Cal Tjader

カル・ジェイダー

Latin Jazz他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはCal Tjader。 また暑さがぶり返して来ましたので、Cal TjaderのクールなVibeサウンドで気温を2度Coolダウンしていただこうと言う感じでピックアップしました。 25年7月、タップ・ダンスを躍る父と、その伴奏のピアノを弾く母のもと、巡業の旅の途中、ミズーリ州のセント・ルイスで生まれたそうです。幼少期に父からタップを、母からピアノを習い、タップの神童と言われたそうです。やがてデキシー・バンドに加わり、41年には、ジーン・クルーパーのドラム・ソロ・コンテストで優勝します。陸軍での兵役を経て、最初は教師を目指しますが、San Francisco State Collegeでティンパニを学び、やがてDave BrubeckやPaul Desmondと出会い、「Dave Brubeck Octet」の結成に際して、ドラマーとして加わりました。 この間、Tjaderは、ドラムを担当する傍ら、独学でvibraphoneを学んだそうです。53年にGeorge Shearingのグループに加わり、そこでbongoを演奏、ニューヨーク滞在中に、バンドのメンバーに連れられ、MachitoやChico O'Farrillの楽団の演奏を目にします。また、Mongo SantamariaやWillie Boboとも会う機会を得ます。 こんな感じでLatinやAfro Cubanとの出会いを果たしたTjaderは、54年、Shearingのグループから脱退、自己のバンド「Cal Tjader Modern Mambo Quintet」を結成し、以降、LatinJazzやAfroCubanJazz、BrasilianJazzのアルバムを精力的に制作して行きます。 こんな中から、64年に、彼の最大のヒット・アルバム「Soul Sauce」が生まれます。このタイトル曲は、BeBopやAfroCubanJazzのトランぺッター・バンドリーダーとして名高いDizzy Gillespieのカバーで、10万枚以上を売ったそうです。 Latin Jazzミュージシャンとしての名声を確立した彼は、その後もLatinJazzやAfro-CubanJazzに留まらず、Asianサウンドとの融合を試みたりもしながら、66年には、先週取り上げたCharlie Palmieriの弟・Eddie Palmieriとの共作で「Sonido Nuevo」、続いて67年に「Bamboleate」を制作します。70年代には、Rockの隆盛で、多くのJazzミュージシャン同様、苦しい時代を過ごしますが、この間、ブラジルの打楽器奏者Airto Moreiraとともに「Amazonas」を制作、また、若きコンガ奏者Poncho Sanchezを見出し、彼の成功にも大いに手を貸しました。 82年、フィリピンのマニラでの巡業中に、心臓発作でこの世を去りました。 で、お勧めのCDですが、以前は入門と言うことでベスト盤「Cal Tjader - Greatest Hits」を紹介しましたが、今回はクール・ダウンに最適な1枚と言うことで、「Descarga」を取り上げたいと思います。 彼の作品群の中でもラテン色の強い演奏がの比率が高く、「Cubano Chant 」、Tito Puenteの「Ran Kan Kan 」等のラテンのスタンダードもたくさん入っています。また、全体としてクールな演奏の中に、ホットな演奏が程よく散りばめられています。 「Latin Concert」や「Los Ritmos Calientes」「Latino」「Best of Cal Tjader: Live at the Monterey Jazz Fest」も同様で甲乙つけ難いんですが、クールダウンと効果で僅差で抜きん出ています。 彼の音が気に入った皆さんは、これらのアルバムも是非どうぞ。 上述の「Bamboleate」も名盤と言っていい程の秀逸なアルバムなんですが、Eddieとの共演のせいか、Cal Tjader名義の作品にしては、いつになくHotなので、「一層熱くなって暑さを忘れよう!」と言う方以外には、今の時期はお勧めではありません。






Charlie Palmieri

チャーリー・パルミエリ

N.Y.Salsa
N.Y.ラテン 他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはCharlie Palmieri。 夏の夜に、サルサ&N.Y.ラテン界きっての名手のピアノ(一部オルガンも)をたっぷり聴くのも、一興かなと思いピックアップしてみました。 Puerto RicoのPonceからN.Y.に移住した両親のもと、27年の11月にSouth Bronxで生まれます。 幼少期から見よう見まねでピアノを弾き始めた彼は、10代前半で、弟のEddieとともに、様々なコンテストで賞を得ます。 この経験が、彼にミュージシャンへの道を決意させたそうで、高校時代の16才の時に、Osario Selasie Bandでピアニストとしてプロ・デビューを果たします。 47年に、当時、Fernando Alvarez Bandで音楽監督をしていたMambo KingことTito Puenteに見いだされ、53年までTitoと音楽活動を共にします。 50年代を通じて、Xavier Cugat, Tito Puente, Pupi Campo, Tito Rodriguez, Vicentico Valdes 、Pete Terrace等、様々なバンドで働いたり、バンドを編成してPalladium Ballroomに出演したりしました。 Jose FajardoやOrquesta AragonのN.Y.ツアーの成功を受け、「チャランガ」の流行が始まると「Orchestra La Duboney」を結成し、60年にUnited Artistsからアルバムデビューを果たします。 その後、Alegreレーベルに移り、数枚のアルバムをリリースした他、Alegre All Starsの音楽監督に就任、伝説の一連のDescarga(Latin jam session)の制作に関わります。 チャランガ・ブームが下火になると、バイオリントフルートをトランペットやトロンボーンに置き換え、「Either You Have It or You Don't」(67)始め数曲のヒットを出した後、68年にAtlantic Recordから「Latin Bugalu」(Boogalooが主体)をリリースします。 70年代に入りN.Y.でサルサが炸裂すると、弟のEddieは、それまでのバンドを進歩的な編成に変へ、Charlieもこれに加わり、71年のEddieの「Vamonos Pa'l Monte」での伝説的なオルガン・ソロや、Sing Sing刑務所でのHarlem River Driveのライブ「Recorded Live at Sing Sing」での演奏、Puerto Rico大学でのライブ「アット・ザ・ユニヴァーシティ・オブ・プエルト・リコ(紙ジャケット仕様)(B0M3601)」等の演奏が、improvisationやアレンジなど、サルサを、より高度な新しい次元へと導くことになります。 心臓発作で一時倒れるものの、Puerto RicoとN.Y.を行き来しながら、その後も精力的に音楽活動を続け、AlegreやTico、Tropical Buddaレーベルから、「Electro Duro」(73)、「Adelante Gigante」(73)、「Gigante Del Teclado」(74)、「Vuelve El Gigante」(75)、「Impulsos」(75)、「Heavyweight」(76)、「Con Salsa Y Sabor」(ボーカルにMeniqueも参加/77)、「Giant Step」(84)等、ほぼ年に1枚のペースでアルバムをリリースします。 この間、Herbie Mannの「ラテン・マン」(65)、上述のAlegre All Starsの「The Best of The Alegre All Stars」、伝説のCesta All Starsの「The Cesta All-Stars (Vol. 1)」(75)、「Cesta All Stars 2」(76)、Ray Barrettoの「ラ・クーナ」(82)等の名盤の数々の録音にも参加しています。 88年の9月に、Joe Cuba Sextetの音楽監督としてN.Y.に到着した折に、再び心臓発作に襲われ、その日の内に、BronxのJacobi病院でこの世を去りました。 入門盤としては、やはりベスト盤からと言うことで、現在、唯一入手し易いベスト「La Herencia」がお勧めです。ただ、収録曲数の制限からか、まだまだあるいい曲が随分漏れてしまっているので、このベスト盤を羅針盤に、上記のオリジナル盤に聴き進んでいかれるのがいいと思います。 で、Charlie Palmieriのピアノを存分に聴きたいということでしたら、最晩年の「Giant Step」(84)が、お勧めです
7月のお勧めサルサCD






Various Artists

入門お勧め盤

様々なアーティスト

N.Y.Salsa 他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★
カリエンテ :★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのは「Got Salsa」。 90年代から00年代初め頃の都会的に洗練されたCoolなロマンチック・サルサのヒット15曲が収められた企画盤です。 AfroCubanミュージックをルーツに、MamboやBoogaloo、Charanga、Pachanga等、ダンスミュージックや社交場の音楽として変遷して来たN.Y.ラテンをベースに、直ぐ隣のBlackコミュニティのSoulやFunk、Rock等との融合により、Barrioで暮らすLatino達の大衆音楽として60年代の末頃に生まれたサルサ。 Legend達がしのぎを削り合うことで、魅惑的な様々なスタイルが生み出された70年代、エッジが削ぎ取られて、Popで歌謡曲風なスタイル、いわゆる「ロマンチック・サルサ」に丸くなって行く80年代、そして、その完成と絢爛期を迎える90年代。 この流れは、N.Y.でサルサが生まれて以来、中南米諸国でも同時進行的に進み、80年代以降、各国で「ロマンチック・サルサ」が主流となりましたが、そんな「Salsa Romantica」の中でも、メジャー・レーベル、そしてN.Y.と言う大都会をベースに生み出された洗練されたCoolなロマンチック・サルサのヒット曲が集められています。 Tito Puenteの「Salsumba」、Louie Ramirezの「Otra Noche Caliente」、Oscar D'Leonの「Llego El Sabor」、Indiaの「Me Canse De Ser La Otra」、Tito Nievesの「Mi Primer Amor」、Tony Vegaの「Hoy」、Johnny Riveraの「Perdon」、Michael Stuartの「Imaginando Tu Amor」、Corrineの「Si El Supiera」、Kevin Ceballoの「Mi Primer Amor」等、ついこの間までは、巷で流れていたのはもちろん、コンピレーションやオリジナル盤などで気軽に聴けたものの、すっかり廃盤になってしまい、ちょっと縁遠くなってしまった、決してベタつかない、さらっとクールな、90年代のN.Y.系のロマンチック・サルサを手軽に聴ける便利な入門盤としてお勧めです。 RMMレーベルを始め、90年代のN.Y.系のロマンチック・サルサ関連の企画盤等を既にお持ちの方は、曲の重複にお気をつけ下さい






Various Artists

様々なアーティスト

N.Y.Salsa
N.Y.Latin他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのは「Fania Records 1964-80 the Original Sound of Latin」。 Faniaと言えば、Salsaを代表する、そして60年代末から70年代初め頃にまさにサルサが生まれる温床となったレーベルですが、そんなFaniaの初期から、そして最も脂の乗っていた時期までのヒット曲や代表曲を集めた企画盤です。 Joe Bataanの「Mambo de Bataan」等のMamboやBobby Valentinの「Use It Before You Lose It」と言ったBoogaloo、Bobby Valentinの「Coco Seco」等のLatin Funk、Willie Colonの「The Hustler」等のLatinJazz、そしてCelia Cruzの「Quimbara」、Bobby Cruzの「Sonido Bestial」、Willie Colonの「Che Che Col」「Calle Luna Calle Sol」、Ismael Mirandaの「Asi Se Compone Un Son」、Ray Barrettoの「Indestructible」、Sonora Poncenaの「Bomba Carambomba」、Hector Lavoeの「Mi Gente」「El Cantante」、Rubn Bladesの「Pablo Pueblo」「Pedro Navaja」等のサルサまで、2枚のCDに計29曲が収められた、とってもお得な企画盤です。 Faniaレーベルの入門盤、あるいはFaniaレーベルを深耕する際の羅針盤ともなる便利なCDです。 既に、Fania関連の企画盤等をお持ちの方は、曲の重複にお気をつけ下さい






Jack Costanzo

ジャック・コスタンゾ

N.Y.Latin
Latin Jazz他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはJack Costanzoの「Scorching the Skins」。 "Mr. Bongo"の異名を持つCostanzoは、22年9月Chicagoで生まれ、40年代にCubaのHavanaを数回訪れ、ボンゴとコンガのAfroCubanのリズム奏法を学んだそうです。 第二次大戦前にダンサーとしてキャリアをスタート、海軍からの除隊後は、Beverly HillsのHotelでダンス・インストラクターとして働き始めます。そこで、ジャムセッションでボンゴを演奏している所を、ラテン系のバンドのリーダーBobby Ramosに見初められ、彼のバンドで演奏することになります。 Lecuona Cuban BoysやDesi Arnazのバンドを始め、40年代に、いくつかのラテン・バンドを渡り歩き、その後、Stan Kenton楽団とともにツアーをこなし、50年代初頭には、Nat King ColeやFrank Sinatra、Peggy Lee、Danny Kaye、Judy Garland、Dinah Shore、Xavier Cugat楽団、Perez Prado楽団、Harry James楽団などとも仕事をともにします。 その後50年代に自己のバンドを結成し、世界規模でレコーディングや公演を行いますが、60年代に入る前に音楽活動を休止してしまいます。 90年代の終わりにようやく活動を再開したCostanzoは、01年に「Back From Havana」を、そして02年に、今週取り上げている「Scorching the Skins」をリリースします。 脂が乗り切っていたのは、もちろん40年代末から50年代の演奏ですが、今週の「Scorching the Skins」も、「Mambo Costanzo」等の18番や「Bemba Colora」「Sing Sing Sing」等のスタンダード始め、西海岸風の明るく陽気、そしてノリノリでご機嫌な演奏が並びます。 上述の01年リリースの「Back From Havana」も、同様にお勧めです。 彼の作品が気に入った方は、古くから名盤とされている55年リリースの「ラテン・フィーヴァー」や50年代の作品を中心に収録したベスト盤「Mr Bongo」も是非どうぞ。 Mambo、Chachacha、Boogaloo等、N.Y.ラテンの王道ならではのホットで味のあるナンバーが並びます。




Various Artists

様々なアーティスト

SonMontuno
Cuban Salsa他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
先週ご紹介したCuba系のミュージシャンが集まったEstrellas De Envidiaつながりと言うことで、今週ご紹介するのは「Salsa Party Hits」。 昨年2010年リリースのアルバムなんですが、CubaのSonMontunoやCubanSalsa、Timbaを中心に、ここ10年程のヒット曲が2枚のCDに全32曲雑多にと言う感じで収められています。 有名どころは「Los Van Van」の03年頃のヒット「Tim-pop Con」と、そのロス・バン・バンを長年ピアノで支えて来たCesar Pedroso、そしてCubaではありませんが、北欧スウェーデンの本格的Timbaバンド「Calle Real」ぐらいで、世界的に有名なバンドしか知らない私には、ほとんど初めて名前を聴くバンドばかりです。中には、是非、フルでアルバムを聴いてみたくなる様なバンドもありました。 センチメントが利いた味わい深い演奏もあり、2枚のCDで様々なアーティストの多様なタイプの演奏が聴けますし、全体を通じて明るく陽気でトロピカルな雰囲気もありますので、これからの時期に打ってつけです。
6月のお勧めサルサCD




Estrellas De Envidia

エストレジャス・
デ・エンヴィディア

Charanga
Cuban Salsa他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
先週ご紹介したCubaからの亡命フルート奏者・Jose Fajardoつながりと言うことで、今週ご紹介するのはEstrellas De Envidiaの「Homenaje Al Maestro J.a. Fajardo」。 Cubaのミュ−ジシャンを中心にティンバやサルサ、メレンゲ、バチャータ等Tropicalなダンス・ミュージックを精力的にリリースしているスペインのレーベル「Envidia」。そんなEnvidiaレーベルの看板ミュージシャンによるJose FajardoへのHomenajeアルバムで、「Mi Chiquita 」「Los Tamalitos De Olga」「La Charanga 」等のヒットであると同時にラテンのスタンダードが演奏されています。 Cubaで活躍するミュージシャンが中心と言うことで、最盛期にN.Y.で勝負をしていたFajardo自身の演奏よりも、明るく陽気で爽やか、全体的にマイルドな感じに仕上がっています。 で実は、このEstrellas De Envidiaが、FaniaへのHomenajeアルバム「Homenaje A Fania」を07年にリリースしているんですが、これがなかなかいい出来なんです。「Anacaona」「Azuquita Mami」「Qutate La Mscara」「Juan Pachanga」「Mi Gente」等のFaniaで活躍したアーティスト達のヒット曲(Faniaレーベルを象徴する様なヒット曲)が収録されていて、演奏が上手く、リズムもタイトなのはもちろんなんですが、やはり、全編、明るく陽気、ノリノリの感じに仕上がっていて、これからの時期に打ってつけです。





Jose Fajardo

ホセ・ファジャルド

Charanga
Pachanga他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
先週のCubaからの亡命シンガー・Roberto Torresつながりと言うことで、今週ご紹介するのはCubaの最も偉大なフルート奏者の1人、そしてバンドリーダー、アレンジャー、作曲家でもあるJose Fajardoのベスト盤「THE BEST」。 2019年CubaのPinar del Rioで生まれた彼は、リズムセクションとバイオリン、フルート、そしてボーカルから成る楽団を編成し、50年代のChaChaCha、60年代前半のCharangaやPachangaの流行、そして70年代のCharangaのリバイバルで大きな役割を果たしました。 Havanaで警察官として働いた後、40年代にチャランガ楽団に加入、3年後に自己の楽団「Fajardo y sus Estrella」を編成し、56年にTicoレーベルで、コンガ奏者のTata Guinesをフューチャーした「CUBAN CHA CHA CHA」をリリース、レーベルをPanartに移した後も、60年代の初頭まで、(Enrique Jorrinが創始したと言われている)ChaChaChaを精力的に吹き込み続けます。 Havanaの高級ナイト・クラブ「Tropicana」に出演するまでになった彼の楽団は、59年にアメリカ民主党に招かれ、N.Y.のAstoriaホテルで演奏を行い、これがきっかけでPalladium Ballroomでの出演の契約を得ることになります。 Cuba革命が起こり、60年にFajardoはMiamiに移住、Charlie PalmieriのCharanga」やBebo Valdesのビッグ・バンドをバックにRolando La Serieが歌った「La Pachanga」(「15 Grandes Exitos」)のヒット等で、「Pachanga fever」がN.Y.で起こります。 これに合わせ、Fajardoも「La Pachanga」や「Pancho Calma」を新しい解釈で送り出す等、ブームに乗りますが、64年には、このブームも下火になります。 これに合わせ、MiamiとN.Y.で維持していたCharangaバンドの内、Miamiのバンドを解散、65年には、Puerto RicoのSan Juanに移住しますが、これを機に、残ったCharangaバンドに所属していたSonny Bravoが楽団を離れ、後にTipica'73の創立に加わりました。 因に66年には、やはり後にTipica'73に加わることになる、Cubaの古典的バイオリンの若き名手Alfredo de la Feを雇います。 70年代後半に再びCharangaブームが起こり、これに乗ってCocoレーベルで吹き込みを続け、80年代にはFaniaレベルに移籍、4枚のアルバムをリリースします。 その後も、Fania All-StarsやIsrael (Cachao) Lopez等、様々なミュージシャンとの共演を始め音楽活動を続け、01年11月には同世代のCuba系のアーティストとともに「Cuban Masters」をリリース、01年12月に惜しまれながら、この世を去りました。 で、今週のお勧めの上述のベスト盤「THE BEST」ですが、大ヒットの「Tocala」「Baila Charanga」「Juaniquita」を始め、Cuba時代のPanartからアメリカ移住後のCocoレーベルまで、幅広い作品から全20曲がピックアップされています。 バイオリンとフルートと言うと上品なイメージが先立ちますが、味があるのはもちろん、ホットでセンチメント溢れる演奏も、たくさん入っています。




Roberto Torres

ロベルト・トレス

Charanga
N.Y.サルサ他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはCubaからの亡命シンガー・Roberto Torresのベスト盤「15 Exitos-Lo Mejor Del Caminante」。 47年Cuba生まれのTorresは、10代の半ばでHavanaで歌い始めたそうです。いくつかの楽団で歌った後、キューバ革命を機に59年6月にN.Y.に移り、62年にフルート奏者のEddy Zervigonとともにcharanga楽団「Orquesta Broadway」(「La Cabeza En Los 40」がお勧め)を結成、68年までの間、何枚かのアルバムを録音後、Jose Fajardoや「Sonora Matancera」(「Vol. 1-Sonora Matancera」がお勧め / 巡業中に、当時の看板シンガーだったCelia Cruzとともにアメリカに亡命)、72年にMike Martinez率いる「Latin Dimensions」(「THE BEST OF THE LATIN DIMENSION」)で歌った後、73年に「Castigador 」でソロ・デビュー、アルバムから「El Caminante」がヒット、翌74年にはトランペットの名手Alfredo "Chocolate" Armenteros(「Lo Mejor 2」がお勧め)とともに「Juntos」をリリースします。 79年にはSergio Bofillとともに、N.Y.を拠点に「SAR」レーベル(Sam Cookeが主宰したSoulの「SAR」レーベルとは別物)を設立、自己名義の「El Rey del Montuno」を皮切りに、Papaito、 Monguito "El Unico"、 Linda Leida、Chocolateらを始めたくさんのアーティストのアルバムを制作し、80年代の「tipico (typical, traditional) Cuban music」のリバイバルを牽引た他、レーベルのスターアーティストらで「SAR All Stars」を編成しました。 その後、Cuban CharangaとColombiaの大衆音楽「Vallenata」(アコーディオンが特徴的)を融合したスタイルを世に送り出したりと音楽活動を続け、現在もMiami に拠点を移して活動を続けています。 息の長い活動を続けて来たアーティストですので、チャランガやSonMontuno等、伝統的なCubaのスタイルから、明るく陽気なTropicalなCuban music、Vallenata風のチャランガ等、時代の空気や業界の流行等に合わせて、スタイルも大きく変化して来ましたが、今週お勧めの「15 Exitos-Lo Mejor Del Caminante」ですが、決して派手さはありませんが、ソンの伝統を受け継いだボーカルの魅力のみならず、美しいコロ・ワーク、トランペットやピアノの演奏の上手さや、絶妙な絡みなど、聴くほどに味の染み出す、センチメントに溢れた通好みのサルサがたくさん収録されています。 因に、知る人ぞ知る「Salsoul」レーベルですので、その辺からも、どんな音かは推測いただけるんじゃないかと思います

Various Artists

様々なアーティスト

N.Y.ラテン 他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのは「Sabroso: Afro-Cuban Groove」。 Willie Boboの作品も入っているんですが、様々のアーティストの作品が収録されたオムニバス盤です。 MamboやPachanga、Boogaloo等、サルサの直接的なルーツとなった50年代〜60年代のN.Y.ラテンの様々なジャンルのヒット曲が集められています。 Tito Rodriguemの「Descarga Cachao」、Eddie Palmieri,とCal Tjader が組んだ「Picadillo」、Tito Puenteの「Hong Kong Mambo」、Charlie Palmieri の「Mambo Show」、そして一時随分と話題となったThe Har-You Percussion Groupの「Welcome to the Party」なんかが収録されていて、全てがサルサを踊れる 訳ではないですが、次から次へと様々な花が開いた、エキゾチックで活気に満ちていた50年代〜60年代のN.Y.ラテンの魅力を垣間みることができる、お勧め盤です。




Puerto Rico All Stars

プエルトリコ・
オールスターズ
Puerto Ricoのサルサ 他


ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはPuerto Rico All Starsの「Tribute to the Messiah」。 長いこと入手が難しかったんですが、再発されているのを見つけましたので、また廃盤になってしまう前に急いで紹介しないとと言う感じで取り上げました。 プロデューサーのFrankie Gregoryによって76年に結成たユニットで、Puerto Rico生まれやPuerto Rico系のスター・ミュージシャンによって編成され、継続的&固定的な楽団等ではなく、イベントやアルバム制作等の際に編成される一時的なユニットという性格です。 Johnny Pachecoが中心になって編成された「Fania All-Stars」に触発されて、あるいは対抗して結成されたとも言われています。 また、60年代前半にパーカッショニストのKakoらによって結成された「Puerto Rican All-Stars」とは別です。 これまでに、ボーカルのAndy Montanez、Marvin Santiago 、Paquito Guzman、Tito Allen、Gilberto Santa Rosa、Lalo Rodriguez、Sammy Gonzalez、Hector Tricoche、Victor Manuelle、トランペットのMario Ortiz、ピアノのPapo Luccaらが参加、76年に「Puerto Rico All Stars 1」、77年に「Los profesionales」、79年に「Tribute to the Messiah」、96年に「De Regreso」をリリースしています(リリース年は、情報源で若干ずれがあり、1、2年異なる可能性があります) で今週の「Tribute to the Messiah」ですが、上述の通りリリースは79年、Andy Montanez、Tito Allen、Gilberto Santa Rosa、Sammy Gonzalez、Lalo Rodriguezらがボーカルに参加し、「Adoracion」「Pa' la Ocha Tambo」「Puerto Rico」「Justicia」などの有名曲が演奏されています。 「オールスター・バンド」なので、演奏が上手くリズムがタイト(各パートがしっかり噛み合っている)なのはもちろん、どの曲もエッジガ利いていてアレンジもカッコ良く、緊張感が利いていて、覇気や疾走感に溢れています。もちろん、Puerto Ricoならではのセンチメントも味わえます。 現在、入手し易いのは、このアルバムと1stの「Puerto Rico All Stars 1」だけなんですが、こちらも、このユニットの魅力がいっぱいで、お勧めです。 なお、MP3ファイルでしたら、今年11年にリリースされたベスト盤「35th Anniversary - 15 Greatest Hits, Vol. 1」や77年の「Los Profesionales」も販売されていて、これらも、お勧めです。
5月のお勧めサルサCD




Edwin Bonilla

エドウィン・ボニジャ

N.Y.サルサ 他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
Faniaの再発ものは一旦お休みと言うことで、今週ご紹介するのはEdwin Bonillaの「Homenaje a Los Rumberos」。 確か以前、旧作を紹介したことがあると思うんですが、それらには及ばないんですが、最新作も結構いいので取り上げました。 Puerto Rico生まれ、New Jersey育ち、Gloria Estefan、Ricky Martin、Madonnaを始め、様々なジャンルのミュージシャンと精力的に共演している現役バリバリの若手パーカッショニストです。 これまで、99年に「Edwin Y Su Son」、02年に「Soy La Candela」、05年に「Pa La Calle」、08年に「Tirando Pa Charanga」をリリース、特に「Soy La Candela」と「Pa La Calle」は評価の高いヒットアルバムです。 今週の「Homenaje a Los Rumberos」も、70年代のN.Y.サルサのテイスト濃厚に、Edwin Bonillaらしい熱い骨太サルサを聴かせてくれています。 「old school salsa masters」へのトリビュートということで、Ruben Blades の「Canto Abacua」や Tite Curet Alonsoの「Ella Esta En Otra Rumba」をカバーしつつ、エッジの利いたパーカションに力強いホーン陣、ボーカル、そしてコーラスが熱く絡み合う、グルーヴィーで勢いのあるサルサが並びます。 ボカールは、これまで通りJesus "El Nino" Perezが中心に担当、パーカッションでGiovanni Hidalgoも参加しています。




Orchestra Harlow

オーケストラ・ハーロウ

N.Y.サルサ 他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き、Faniaの再発もの絡みと言うことで、今週ご紹介するのはOrchestra Harlowの「Live in Quad」 リーダーでピアニストのLarry Harlowは39年3月、New York・Brooklynで、ユダヤ人の家系に生まれたそうです。 父はナイトクラブのバンド・リーダー、母はオペラ歌手だったそうです。 New Yorkのラテン・コミュニティで音楽と文化に魅了された彼は、50年代にCubaに渡り、Afro-Cubanミュージックを学びましたが、キューバ革命のため、道半ばでCubaを去らなければなりませんでした。 しかし、Afro-CubanとJazzとの融合による革新的ピアノ・スタイルを身につけた彼は、自らの楽団「Orquesta Harlow」は、早々にFaniaレーベルと契約、サルサを代表する伝説的グループ「Fania All-Stars」でピアノやプロデューサーを担当した他、以降、50枚以上のアルバムを制作、100枚以上のアルバムで様々なアーティストのプロデュースを担当したそうです。 この間、73年には、女王Celia Cruzのカム・バックの契機となったラテン・オペラ「Hommy a Latin Opera」を制作したり、77年には、Ruben Bladesとともに、ラテン・ミュージカル「La Raza Latina - A Salsa Suite」も制作しています。 今週紹介する「Live in Quad」は、「Abran Paso」や「Salsa」、「Tribute to Arsenio Rodriguez」等と並ぶ彼の大ヒット盤の1で、リリースは74年、New York州北部のSing Sing刑務所で行われたライブを収録したものです。(Sing Sing刑務所でのライブ録音はEddie Palmieriの「Recorded Live at Sing Sing」も名盤として有名です) ピアノのLarry Harlow以外に、ボーカルにはJunior GonzalezとJusto Betancourt、コーラスにはAdalberto Santiagoも参加、「Mayari」「La Cartera」「Tumba y Bonggo」「Sueltala」「Arsenio」等のヒット曲が演奏されていますので、Larry Harlowの入門盤としてもお勧めです。 Larry Harlowの作品を全体的にと言う方にはベスト盤「La Herencia」が入手し易いんですが、幅広く網羅することが優先されたのか、選曲は必ずしもベストではないかもしれません。












Ray Barretto

レイ・バレット

Pachanga
N.Y.サルサ 他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き、Faniaの再発もの絡みと言うことで、今週ご紹介するのはRay Barrettoの「El Ray Criollo」。 以前、Ray Barrettoを取り上げた時の紹介文を再掲する様な感じになってしまいますが、Ray Barrettoは 「LatinJazzのゴッドファザー」と呼ばれる等、後期や晩年はLatinJazzでの活動のほうが目立ちましたが、Salsaの創成以前から活躍し、「この人がいなければSalsaは生まれなかった(あるいは違うものになっていたかも)」と言える重要人物の1人です。プエルトリコから移住した両親のもと、1929年にNYのBrooklynで生まれたそうです。小さい頃から周囲に流れていたJazzの音に包まれて育ち、40年代にキューバの打楽器奏者Chano PozoとJazzトランぺッターDizzyGillespieが大ヒットさせたAfroCubanJazzの名曲「Manteca」(「Dizzy Gillespie And His Big Band (Live)」)を耳にし、「自分が演るのはこれだ!」と感じたそうです。49年に退役後ヨーロッパからNYに帰ったBarrettoは、打楽器の演奏法を身につけ、いくつかのバンドに加わったりジャム_セッションをこなした後、やがてJoseCurbeloの楽団を経て、57年にTitoPuenteの楽団に加わり、そこで4年を過ごし、NYラテン&Mambo の名盤「Best of Dance Mania」の制作にも参加しました。Tito Puenteの楽団を脱退後は、NYで最も求められるパーカッショニストの1人となり、Charlie ParkerやDizzy Gillespie、Art BlakeyやMax Roach等、JazzGiantsと言われる様々なアーティストと共演しました。60年代にCharangaスタイルがNYで大流行する中、Riverside Recordの依頼で彼はチャランガ楽団を編成、契約をTicoレーベルに移し62年リリースのアルバム「Charanga Moderna」から「El Watusi」がヒット、BillboardのTop20にチャートインし、同アルバムはゴールドディスクを受賞しました。67年にFaniaレーベルと契約し、それまでのチャランガ編成を転換、金管のフロントとバイオリンを外してJazzやR&Bテイストの強い「Acid」を68年に録音、これにより彼はNYラテン界で揺ぎない地位を得ます。Faniaレーベルに在籍した75年までの間に、この他に8枚のアルバムを制作し、「Que Viva La Musica」(「Que Viva La Musica」は代表曲の1つ)や「Indestructible」、「Barretto」(彼の代表曲「Guarare」や「Ban Ban Quere」を含む重要盤の1枚です)等がヒットしました。この間72年に、66年からずっと歌って来たAdalberto Santiagoを始め、バンドのメンバーの大部分が、「Tipica 73」の結成のために脱退してしまうという事件も起こります。76年から78年までAtlantic Recordと契約し、彼の代表盤の1つ「Tomorrow Live」(NYBeacon Theatreでのライブ盤)を含む3枚のアルバムを制作しました、79年には、Tito PuenteやCharlie Palmieri、そしてジャズ畑のSteve Gadoらと共にCTIレーベルからフュージョン色の強い「ラ・クーナ」をリリースし、ヒットとなります。この後、手の怪我でしばらくアルバム制作から離れることになりましたが、79年に再び Faniaに戻り、AdalbertoSantiagoと改めて組み「Rican/Struction」を、80年には「Giant Force」(Fuerza Gigante (Giant Force)は代表曲の1つ)を、82年には「Rhythm of Life」をリリース、女王Celia Cruzと組んで88年に世に送り出した「Ritmo En El Corazon」が90年にグラミーを受賞しました。しかし、89年の「Irresistible」を最後に、FaniaとともにNYラテン界を離れ、91年にConcord Picanteレーベルに移籍、以降はJazz畑での活動が中心となり、Eddie Gomezらと組んだ「New World Spirit」等での活動を続ける中、06年2月17日に心臓麻痺のため、惜しまれつつこの世を去りました。 で、今週ご紹介の「El Ray Criollo」ですが、66年にUnited Artistsからリリースされたアルバムで、パチャンガからサルサへの橋渡しの1枚と言得るような1枚です。バイオリンが入ったチャランガ編成で演奏されていますが、Fania初期の音に共通する、Salsaの萌芽を彷彿させるものがあります。 「Descarga Criolla」「Yo Soy La Candela」「A Maracaibo」等、ホットでノリノリ、味のあるメロディアスな曲が並びます。 Ray Barrettoの作品を全体的に聴きたいという皆さん向けのベスト盤ですが、Fania時代の「Man & His Music」が入手し易く、お勧めです。 ただ、ベスト盤に網羅しきれなかった曲の中にも、ダイナミックで味のある佳曲が、たくさんありますので、気になった方は、是非、上述のオリジナル盤も聴いてみて下さればと思います。 他のお勧め盤も、折をみて紹介して行きたいと思っています




Tito Rodriguez

ティト・ロドリゲス

Mambo
ChaChaCha 他


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き、Faniaの再発もの絡みと言うことで、今週ご紹介するのはTito Rodriguezのベスト盤「Man & His Music」。 23年1月にPuerto RicoのSanturceで、ドミニカ人の父とキューバ人の母との間に生まれたそうです。 兄のJohnny Rodriguezも作曲家やバンドリーダーだったなど、音楽に囲まれて育ったTitoは、13才で音楽活動を開始、16歳でMayari Cuartetのレコーディングに参加しました。 40年に両親が亡くなったのを機に、TitoはNew Yorkに移住し、兄とともに暮らし始めます。 41年にEric Madrigueraの楽団で歌手兼ボンゴ奏者の職を見つけた彼は、「Amor Guajiro」始め数曲を吹き込みます。 翌42年にはXavier Cugatの楽団に参加、「Bin Bam Bum」と「Ensalada de Congas」を吹き込みます。 陸軍での1年の兵役の後、New Yorkに戻った彼は、Jose Curbeloの楽団に加わります。 ナイト・クラブやキャバレー等での演奏活動を続ける内に、日本人女性と出会い、後に結婚することになります。 47年にソロ・デビューを果たしたTitoは自らのバンドを結成します。 いくつかの名前を経て、「The Tito Rodriguez Orchestra」に名前を変え、「Besame La Bemba」がヒット、バンドも2年連続で受賞を果たします。 Cheo Felicianoの演奏に感銘を受けたTitoは53年に彼を楽団に雇います。間もなくFelicianoは楽団を去ることになりますが、二人の親交は生涯続いたそうです。 MamboやChchachaの大流行に合わせ、当時、Palladiumボールルームに出演していた、Charlie PalmieriやTito Puenteの楽団の間で、激しい競争が繰り広げられましたが、中でも、Tito RodriguezとTito Puenteの両Titoの競争は、「Mambo戦争」と言われるほど熾烈を極めたそうです。 60年代に入り、RockやR&Bの流行に合わせ、New Yorkのラテンも徐々にスタイルを変え、BoogalooやSalsaへと変化する中、Rodriguezはボレロに懸けますが、「ラテン界のNat King Cole」とも称される「ヴェルベット・ヴォイス」を持つ彼は大いに成功し、「Inolvidable」や「En La Soledad」等の大ヒットを生みました。 70年に家族とともにPuerto Ricoに戻りますが、73年2月にMachitoの楽団とともにMadison Square Gardenで出演した直後の2月28日に、白血病でこの世を去りました。 そんなTito Rodriguezのベスト盤や名盤と言われる代表作何枚かを、以前にも紹介したことがあるんですが、例の如く廃盤の様です。 Faniaの再発の一環で昨年発売された、上述のベスト盤「Man & His Music」も、いつ廃盤になってしまうか判りませんので、未だTito RodriguezのCDを、お持ちでない方は是非どうぞ。 「Mambo Manila」や「Cuando Cuando」「Sun Sun Babae」「Estoy Como Nunca」等のヒット曲始め、21曲が収録されています。 気に入った方は、もう1つのベスト盤「Man & His Music (Dig)」もどうぞ。上述のベスト盤から漏れたヒット曲や代表曲が2枚のCDに計30曲が収録されています。
4月のお勧めサルサCD






Roberto Roena

ロベルト・ロエーナ

N.Y.サルサ他





ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き、Faniaの再発もの絡みと言うことで、今週ご紹介するのはRoberto Roenaのベスト盤「Herencia」。サルサの重要人物の1人です。1940年1月Puerto RicoのMayaguezで生まれた彼は、最初はダンサーとして、音楽人生をスタートしたそうです。「Cortijo y Su Combo」でダンサー兼コーラスとして働いている際に、リーダーのCortijoからパーカッションのレッスンを受け、57年〜62年まで、bongo 奏者としてCortijoのバンドで働きます。その後、Mario Ortizのバンドで働いた後、62年の5月に、ピアニストのRafael Ithierを始めCortijoのバンドを離れたメンバーらによって結成されたEl Gran Comboに加わりました。66年、Alegreレコードに「Megatones」として初吹き込みを行いますが、Andy Montanezもボーカルで加わっていたそうです。69年にEl Gran Comboを離れ、「Apollo Sound」を結成、Fania傘下のFania Internationalと契約し、まもなく5月に再発される「Roberto Roena Y Su Apollo Sound V」(オリジナルは73年発売)を始め「Apollo Soundシリーズ」を吹き込みます。因みに、この「Apollo Sound」には、サルサのスタンダードとなるような作品をたくさん書いた、Catalino Curet Alonso(「Tributo a Tite Curet: Salsa De Barrio」)も音楽監督として参加していました。また78年の「El Progreso」を始め、Bobby ValentinやPapo Lucca、 Luis‘Perico’Ortiz、Humberto Ramirezらのサポート(アレンジ等)を受けながら、進歩的で実験的な洗練された演奏を、70年代に数多く世に送り出し続けました。Roenaは並行して、Fania All Starsのメンバーとしても活躍しました。 で、今週お勧めの「Herencia」ですが、「Cui Cui」「Ponte Duro」「Traicion」「Mi Desengano」等、上述の「『Apollo Sound』シリーズ」を始めFania時代のヒット曲やRoenaの代表曲が15曲収録されています。ただ、「Parece Mentira」が漏れてしまっていますので、そちらを優先と言うことであれば、10曲入りで、やはりFania時代のベスト盤「Gold」がお勧めです。 既にベスト盤等をお持ちの方は、是非、上述の「Apollo Soundシリーズ」を聴いて下さればと思います。収録曲数の制限から、ベスト盤から止むなく漏れた、郷愁や哀愁に溢れた、研ぎすまされたカッコイイ曲がたくさん入っています。廃盤でプレミアがついてしまっていて残念なんですが、特に74年発売の「Roberto Roena Y Su Apollo Sound 6」がお勧めです。 Roenaのヒットや代表曲をライブでと言うことであれば、95年リリースの「En Vivo Desde Bellas Artes」も併せてお勧めです。「Tu Loco, Loco y Yo Tranquilo」や「Parece Mentira」、「Traicion」、「Progreso」、「Marejada Feliz」、「Clausura」等、Roenaの代表曲がセンチメント溢れる味のある演奏で、しかも最近の録音で聴けます。 Roberto Roenaは以前にも、ご紹介したことがありますので、重複買いにご注意下さい




Angel Canales

アンヘル・カナルス

N.Y.サルサ他





ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き、Faniaの再発ものの中から、お勧め盤をと言うことで、今週ご紹介するのは歌手のAngel Canales。50年にプエルトリコのSantureceで生まれたAngelは、8才の時、家族とともにNew YorkのBrooklynに引っ越します。当時、流行っていたCortijoのバンドや若手の歌手達に大きなインスピレーションを与えていたIsmael Riveraの影響を強く受けたそうです。 兵役後、Brooklynを拠点に活動するLuis Torresのバンドを経て、当時、Willie Colonのバンドでピアノを弾いていたMark Dimondに率いられたバンドに移ります。 そして、先週お話ししました様に、71年に「Brujeria」でレコード・デビューを果たします。 75年にMark Dimondが麻薬中毒の問題でバンドを脱退すると、Canalesがバンドを引き継ぎ、名前を「Sabor」と改め、名盤「Sabor」を吹き込みます。 スキンヘッドにジャンプ・スーツ、そしてジーンズにブーツという視覚的に斬新な出で立ちでも人気を得て、その後も「Different Shades of Thought」等の優れたアルバムをリリースしますが、80年代の「Salsa Romantica」の隆盛に合わせ、仕事が激減、やがてバンドの活動も休止に至ります。 Angelの歌唱スタイルは、音程や音圧が揺らぐ様に細かに変化し、ちょっと聴いただけで彼のものと判る独特のものですが、デビュー当時、一緒に活動していた、先週ご紹介のMark Dimondの影響が大きいと言われています。 で、今週のお勧め盤ですが、上述の名盤「Sabor」や「Different Shades of Thought」辺りが、彼の歌唱スタイルの魅力がしっかり味合えるとともに、バンドの演奏にもキレや覇気があり、緊張感を帯びた味のある作品に仕上がっていて、お勧めなんですが、廃盤でプレミアがついていますので、次善の策として、78年リリースのライブ盤「Live at Roseland」をお勧めしたいと思います。 「Sabor, Los Rumberos Nuevos」や「El Cantante y La Orquesta」「Lejos De Ti (Puerto Rico)」が「Sabor」からピックアップされており、熱気や聴衆との一体感など、ライブならではの醍醐味が楽しめる1枚です



Mark Dimond

マーク・ダイモンド

N.Y.サルサ他





ダンサンブル:★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き、Faniaの再発ものの中から、お勧め盤をと言うことで、今週ご紹介するのはピアニスト兼バンドリーダー、そして作曲もこなすMark"Markolino"Dimondの「Brujeria」です。 出生地のデータは見つけることができなかったのですが、アフリカ系アメリカ人で、60年代の後半に、Willie Colonのバンドでピアノを弾いていたそうです。 Willie Colonのアルバム「Hustler」と「Guisando」では、作曲も担当したそうです。 71年に、Fania傘下のVayaレーベルから、名盤として評価を得ているデビューアルバム「Brujeria」をリリースします。このアルバムでは、作曲から作詞、そして編曲まで、全てをDimondが担当したそうです。75年には「Beethoven's V」と「Alexander Review」をリリース、同じ年に、Hector Lavoeのアルバム「Voz」でピアノを担当したりしたものの、麻薬中毒のため自己のバンドを去らざるを得なくなりました。因みに、Markolinoが去った後、バンドは、「Brujeria」でリードボーカルとしてレコードデビューを果たしたAngel Canalesに引き継がれ、Canalesによって「Sabor」という名前がつけられました。 76年にはAndy Harlowのバンドに参加するものの、これを最後に、Markolinoは音楽シーンからも退きます。88年に、Larry Harlowの「Miami Sessions」で再起を図るものの、その6ヶ月後、脳卒中でこの世を去りました。 で、今週ご紹介している「Brujeria」には、ピアノはMarkolinoが担当、リードボーカルには上述の通りAngel Canalesが参加、コロにはsmael QuintanaとJusto Betancourtも参加、プロデュースはLarry HarlowとJohnny Pachecoが担当しています。 当時、Angel Canalesが人気だったこともあり、77年にAngel Canales名義の「Mas Sabor」としてFaniaレーベルからリリースし直されたと言う、いわく付きのアルバムです。 タイトル曲の「Brujeria」始め、少し湿り気を帯びた緊張感が張りつめる、混沌とした独特の音世界が広がります。 Markolinoの音世界が気に入られた方は、「Beethoven's V」もどうぞ
Plante Bandera




Tommy Olivencia

トミー・オリベンシア

プエルトリコのサルサ





ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
今週ご紹介するのはTommy Olivencia楽団の名盤「Plante Bandera」。 Faniaレーベルの再発の一環で、リイシューされることになった1枚です。 38年にPuerto RicoのSanturceで生まれたOlivenciaは、幼少の頃、家族とともにAreciboに引っ越した彼は、トランペットに魅了され、ハイスクール時代の54年に、地元のバンドでボーカルとトランペットを担当する様になりました。 ハイスクールを卒業した彼は、60年に自己のバンドを結成、「Tommy Olivencia y La Primerisima Orquesta de Puerto Rico」と名付けました。 Incaレーベルと契約し、78年まで精力的にアルバム制作を続け、72年の「Secuestro」がヒット、続く74年の「Juntos de Nuevo」、75年の「Plante Bandera」と立て続けにヒットを生みました。 彼の楽団は「Tommy Olivenciaの学校」としても知られ、Paquito Guzman、Lalo Rodriguez、Gilberto Santa Rosa、Marvin Santiago、Frankie Ruiz、Hector Tricoche等、後に大活躍する多くの才能豊かな歌手の登竜門となりました。 その後も、87年には30年記念アルバムを制作、2000年には40年記念ライブをSan Juanで行い、04年には45年記念ライブを行うなど、06年に亡くなるまで、精力的に活動を続けました。 で、今週ご紹介している「Plante Bandera」ですが、上述の通り75年のヒットアルバムで、ボーカルはChamaco Ramirezが担当、「Casimira」「Trucutu」と言ったTommy Olivenciaの最大のヒット曲を含み、名盤とされている1枚です。 「名盤」よりもベスト盤の効率や手っ取り早さが一番という皆さんには、「Lobo Domesticado」「Como Lo Hacen」「Periquito Pin Pin」「Como Sube La Gasolina」等のヒットが網羅された「Tommy Olivencia/Pure Salsa」や「Tommy Olivencia/Serie 32」がお勧めです。「Plante Bandera」のヒット「Casimira」や「Trucutu」は重なっていません。
3月のお勧めサルサCD






Tito Nieves

ティト・ニエヴェス

NuYoricanのサルサ
N.Y.Salsa他

入門お勧め盤



ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
今週ご紹介するのはTito Nieveのベスト盤です。 概して、ロマンチック系の歌手という捉え方でいいと思いますが、最近は、この枠にとらわれず、より広範に活動の幅を広げています。 力強くクリアーで豊かな声量の持ち主の彼は、「サルサのPavarotti」とも呼ばれています。 58年にPuerto RicoのRio Piedrasで生まれたTitoは、幼少の頃に家族とともにNew Yorkに移り住みます。 父と叔父が音楽家だったこともあり、彼も小さい頃からドラムやギター、ベース等に親しんだそうです。 75年に、Orquesta Cimarronで歌手としてプロとしてのキャリアをスタート、Hector LaVoeのバックボーカルを経て、78年にJohnny Ortizのバンドでレコードデビューを果たしました。 79年に、Ramon RodriguezとRaymond Castroとともに「Conjunto Clasico」を結成、88年のソロ・デビューまで、コーラ・スワークを大切にするプエルトリコの伝統的スタイルを特徴とするサウンドを世に送り出し続けました。 88年に、当時、N.Y.系ロマンチック・サルサの牽引役だったRMMレーベルから1stソロ・アルバム「Classic」をリリース、そこから「Sonambulo」が大ヒット、アルバムもゴールド・ディスクを受賞、翌89年の「Yo Quiero Cantar」からは「I’ll Always Love You」が大ヒット、このアルバムもゴールド・ディスクを受賞、91年の3rdアルバム「Dejame Vivir」でプラチナ・ディスクを受賞しました。 97年には、「It's Too Late」、「Heart Of Mine」、「Can You Stop The Rain」、上述の「I'll Always Love You」を始め、全編、英語で歌ったアルバム「I Like It Like That」をリリース、これらの成功を経てTitoは、現在のサルサ界を代表するアーティストの1人としての地位を確立しました。 以降は、、ロマンチック・サルサの枠に留まらず、メキシコの人気シンガーへのトリビュート・アルバムをリリースしたり、Marco Antonioレゲトンやクンビア、メキシコの大衆音楽のテイストを取り入れたりと活動の幅を広げています。 でベスト盤ですが、現在、入手し易いものとして「20 Grandes Exitos」「Oro Salsero」「Pura Salsa」「Historia: Mis Exitos (W/Dvd)」の4枚が出されています。 いすれも甲乙付け難いんですが、最近のヒットまで幅広く網羅している「20 Grandes Exitos」が、頭一つ抜け出している感じです。 ただ、ソロでの初ヒット「Sonambulo」が入っていないので、この曲を聴きたい方には「Oro Salsero」がお勧めです。いずれも20曲入りで千円を切っていて、とてもお得です。 「Historia: Mis Exitos (W/Dvd)」は、11曲に絞り込まれていますが、「Sonambulo」も最近のヒット「Fabricando Fantasias」も入っています。 「Conjunto Clasico」時代のヒット曲は「Con Tito Nieves 1」で聴けます。 「La Salsa Vive」「Fabricando Fantasias」「De Mi Enamorate」「Sonambulo」等、新旧のヒット曲がオンパレードのライブ盤「Tito Nieves En Vivo」も入手可能です。
Tony Vega

トニー・ベガ

NuYoricanのサルサ
N.Y.Salsa

入門お勧め盤



ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続きジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはロマンチック系の歌手Tony Vegaのベスト盤「Oro Salsero」。 廃盤で、しばらく入手しづらい状況が続いてましたが、昨年の秋に、久々にベスト盤が再発になりました。今回は、いつまで持つんでしょうかね。 57年7月にPuerto RicoのSalinasで音楽一家に生まれた彼は、10才の時には既に子供達からなるバンドでコンガを叩いていたそうです。 68年に家族とともにN.Y.に移り住んだ彼は、その頃、N.Y.でとても流行していたIsmael Rivera、Rafael Cortijo、El Gran Comboを始めとするサルサを聴きながら、放課後は様々なラテン・ロックバンドでコンガを叩きました。 ハイスクールを卒業した彼は、オーディションを経てRaphy Leavitt率いるサルサ・バンド「La Selecta」で歌う様になり、何曲かのヒットも生まれました。観衆としてVegaのパフォーマンスを目にした、プエルトリコを代表するバンド・リーダーの1人Willie Rosarioは、彼を自己のバンドに誘い、Vegaは86年まで、Rosarioのバンドで歌うことになります。当時、Rosarioのバンドには若きGilberto Santa Rosaも在籍していました。 Louie RamirezやEddie Palmieriのバンドを経て、88年に独立、当時、絶頂を迎えようとしていた「Salsa Romantica」の勢いに乗り、たくさんのヒットを生み、90年代に人気歌手の一人となりました。91年には、Mambo KingことTito Puenteの100枚目を記念するアルバム「Mambo King: His 100th Album」に、Oscar d'LeonやCelia Cruz、Tito Nieves, Jose Albertoらとともにゲスト参加しました。 で今週の「Oro Salsero」ですが、彼の最大のヒット曲「Aparentemente」を始め「Esa Mujer」「Si Me Miras A Los Ojos」「Fui La Carnada」「Un Amor Asi」等のヒット曲を網羅していて、「Romantic Salsa」の一言で片付けられない、Vegaの繊細で洗練されているけれども、とても情緒豊かな表現力を味わうことができます。 「Cuestion De Fe」が入っていないのが、玉にキズなんですけどね。 20曲入って千円を切る、とってもお得なCDです。




various artists

様々なアーティスト

N.Y.のサルサ他

入門お勧め盤



ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
引き続き、ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはFania Lebelのベスト盤「Salsa: A Musical History」。 2、3年前に、歴史的名盤を始めFania Lebelの多くのオリジナル・アルバムの再発や企画盤の発売が行われ、長いこと廃盤で手に入らなかったアルバムが、買えると喜んだんですが、喜んだのも束の間、アッと言う間に市場から消えてしまいました。 音楽のメディアの主体がCDからMP3に移る中、CDの再発はもうないのかなとも思っていたんですが、嬉しいことにFaniaの再発が再び始まったようです。どこまで、あるいは、いつまで続くかは、一切わかりませんが。 で今週ご紹介している「Salsa: A Musical History」ですが、Eddie Palmieriの「Asucar」「Vamonos Pa'l Monte」、Ricardo Ray/Bobby Cruzの「Aguzate」、Tito Puenteの「Salsa Y Sabor」、Willie Colonの「Calle Luna」、Ray Barrettoの「Indestructible」Celia Cruzの「Quimbara」 Orquestra Harlowの「La Cartera」、Roberto Roenaの「Mi Desengano」等、Faniaのみならずサルサ界を代表するアーティスト達のまさに代表曲が網羅されています。これらは主に70年代の曲が中心なんですが、何故かオマケ的に、Lalo Rodriguezの「Ven Devorame Otra Vez」、Frankie Ruizの「La Cura」、Ray Sepulvedaの「No Vale La Pena」等、80年代から90年代初めのヒット曲も収録されていて、Faniaの入門やFaania Lebelを聴き進んで行く際の羅針盤としてのみならず、サルサの入門盤としても、お勧めです。4枚のCDに計56曲が収録されて3千円ちょっとの便利でお得な企画盤です。 さらにFania Lebelを掘り進みたい方には、ファニア・レーベルの各アーティストのオリジナル盤を聴いて行く手もありますが、やはりFania Lebelの代表的アーティストのヒット曲や隠れた名曲を12曲ずつ収録した企画盤「Leyendas de la Fania」シリーズの「Leyendas De La Fania 1」「Leyendas De La Fania 2」「Leyendas De La Fania 3」「Leyendas De La Fania 4」もお勧めです
various artists

様々なアーティスト

プエルトリコのサルサ



ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
引き続き、ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのは「De Puerto Rico Al Barrio」。 バレンタイン、ホワイトデーと続く2、3月は、巷ではロマンチックものが活躍しているんでしょうが、ようやく、相応しい1枚を取り上げることができました。 Luisito CarrionやNino Segarra、Willie Soteroと言った、Puerto Rico系の中堅アーティスト(歌手)達が、「Nada Sin Ti」「Sobredosis」等のサルサのスタンダードや聴き覚えのある曲を中心に、喉を競い合います。 演奏の質が高いのはもちろん、アレンジも凝り過ぎることなく面白く、センチメントやロマンチックに溢れた楽しい1枚です。もちろんダンサンブルですので、ダンスフロアーでも活躍の1枚です。 これも、もしかしたら、以前、ご紹介したことがあるかもしれませんので、重複買いにご注意下さい
various artists

様々なアーティスト

Colombiaのサルサ

入門お勧め盤


ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
引き続き、ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのは「Grandes Clasicos De La Salsa」。 キューバであればRumbaやGuaguanco、コロンビアであればCumbiaのテイストや要素がミックスされたサルサに、多くの人が土臭さやローカル、土着性、あるいはエキゾチックな魅力を感じるんじゃないかと思います。 ということで、日本で容易に聴けるとなるとメジャー・レーベルの音に限られてしまうんですが、そんな中で、コロンビアのサルサで土着性や土臭さを強く感じさせるグループと言えば、「Latin Brothers」が真っ先に頭に浮かびます。で、「Latin Brothers」のベスト盤辺りをと思って調べたんですが、案の定、廃盤でベスト盤はおろか、オリジナル盤もほとんど手に入らない状況なんですね。 ということ次善の策として今週ご紹介しているのが、コロンビアを代表するFuentesレーベルの様々なアーティストのヒット曲を幅広く集めた06年発売のオムニバス盤です。 上述のLatin Brothersや「コロンビアの声」とされるJoe Arroyo、コロンビアを代表する楽団Grupo NicheやFruko、渋いSonmontunoを聴かせるLos Nemus、コロンビアらしい甘くスムースなサルサを聴かせるLos Titanesなど、コロンビアの代表的アーティストをほぼ網羅し、土臭いものから、とろける甘さのものまで、コロンビアのサルサの多様性を1枚(3枚組)で味わうことができる、とっても便利、そして27曲入って1000円ちょっとで買える、とってもお得なCDです。 以前、ご紹介したことがある様な気がしますので、重複買いにご注意下さい
2月のお勧めサルサCD
El Gran Combo

エル・グラン・コンボ


Puerto Ricoのサルサ
NewyoricanのSalsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★

お勧め度 ★★★★
引き続き、ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはEl Gran Comboの「Salsa: Un Homenaje a El Gran Combo」。 1962年から活動する、「泣く子も黙る」と言った感じのPuerto Ricoを代表する楽団El Gran Combo。Andy MontanezやRoberto Roenaらも在籍し、登竜門となりました。 そんな名門バンドに敬意を表して、若手から大御所まで、数多のサルサ歌手が集まって作られたのが、今週ご紹介の「Salsa: Un Homenaje a El Gran Combo」。 Ismael MirandaやWillie Colon、Tito Rojasと言った大御所から、India、Domingo Quinones、Michael Stuart、Luisito Carrion、Jose Alberto等の中堅、そして、NG2等の若手まで、豪華メンバーが集まって、「Un Verano en Nueva York」「La Salsa de Hoy」「El Menu」等のGran Comboのヒット曲で喉を競います。名盤として語り継がれる様なことはないと思いますが、豪華でとても楽しい1枚です。




Frankie Negron

フランキー・ネグロン


ロマンチック・サルサ
NewyoricanのSalsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
ジャンルがあちこちして恐縮ですが、今週ご紹介するのはFrankie Negronのベスト盤「20 Grandes Exitos」。 オリジナル盤はもちろん、ベスト盤(「Siempre Frankie (Mcup)」)ですら、廃盤で、しばらく入手し難い状況が続いていましたが、つい最近、20曲入りで1000円を切るベスト盤が出されたのは嬉しい限りです。 77年1月、New Jerseyで、Puerto Rico系の両親のもとに生まれました。 90年代の前半から、まずはR&Bグループのシンガーとして歌い始め、97年に「Con Amor Se Gana」でデビュー、99年の「Lo Que Llevo Por Dentro」や01年の「Por Tu Placer」が大ヒット、Huey DunbarやCharlie Cruz、Kevin Ceballoらと並ぶ、サルサの新しい世代を代表する1人の仲間入りを果たしました。 現在の主流のスタイルである「ロマンチック」をベースに、R&BやPOPS等のテイストも織り交ぜながら、感情を強く込めながら、歌い上げるスタイルが特徴です。メジャー・レーベルらしく、ポップでメロディアスな曲が多く、アレンジも洗練されていて、聴きやすく(もちろん踊りいです)印象的です。 「Por Tu Placer」「Comerte A Besos」「Enamorado De Ti」等、ヒット曲もしっかり網羅されていて、お得で便利な1枚です




Mario Ortiz
All Star Band

マリオ・オルティス
オール・スター・バンド


Mambo、N.Y.サルサ他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
今週ご紹介するのはMario Ortiz All Star Bandの「Mario Ortiz All Star Band Tributo 45 Aniversario」。 本当は、「バレンタインの2月」に入る前の年明けの早い時期に紹介すべきだったんですが、うっかり忘れていました。 トランペッター兼、編曲者、そしてバンド・リーダーのMario Ortizは、35年にPuerto RicoのSanta Isabel生まれ、11才で音楽の勉強を始め、49年に地方のバンドに入り、50年代は、Puerto Ricoの様々なバンドでトランぺッターとして働きます。 62年に14〜16人のAll Star Bandを編成、翌63年に地元でレコード・デビュー、同じ年に、Tito Puente、Tito Rodriguez、Machito、Ray Barretto、Eddie Palmieri、Willie Rosarioらと入れ替わりで、New YorkのPalladium Ballroomで3週間にわたって出演します。 また、トランペットで歴史的なジャムセッション・レコーディング「Puerto Rican All-Stars Featuring Kako」に、Rafael IthierやRoberto Roenaを始めのEl Gran ComboのメンバーやPaquito Guzman、Johnny Rodriguez、Charlie Palmieriらとともに参加します。 その後も、San JuanのHilton Hotelでのレギュラー出演やテレビ出演、Tito Rodriguezとの南米ツアー等、音楽活動を続け、77年吹き込みの「Borinquen Flame」では、15才のGilberto Santa Rosaがレコード・デビューを果たします。 以降も「Puerto Rico All Stars 1」始めPuerto Rico All Starsの吹き込みやRoberto Roenaの Apollo Soundに参加したり、90年代後半まで精力的に活動を続け、99年11月に惜しくも、心臓発作でこの世を去りました。 Mario Ortiz All Star Bandの演奏をバックに、Cheo Feliciano、Ismael Miranda、Adalberto Santiago、Bobby Cruz、 Andy Montanez、Tito Allen、Gilberto Santa Rosa、Tony Bega等の豪華ボーカル陣が、「Blen Blen Blen」「Mambo Infierno」「Se Acabo El Bembe」「Que Bonito Es Puerto Rico」等のマンボやN.Y.ラテンのスタンダードで喉を競います。 Richie RayやRoberto Roena、Papo Luccaも参加しています。 演奏やアレンジ、アンサンブル等、完成度が高く、ボーカル陣始め参加アーティスト達も本領発揮、味や勢いのあるいい1枚に仕上がっています。古き佳きN.Y.のゴージャスでで楽しいナイト・ライフが、今に甦ります。



Victor Manuelle

ヴィクトル・マヌエル


ニューヨリカンのサルサ

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★
カリエンテ :★★
ロマンチック:★★★

お勧め度 ★★★★
新しい年が明けたと思っていたら、早くも1ヶ月が過ぎバレンタインの2月に突入と言うことで今週ご紹介するのは「Desde Carnegie Hall」。 68年Bronx生まれのプエルトリコ系アメリカ人Victor Manuelleが、04年にN.Y.のCarnegie Hallで行ったライブの模様を収録したCD。 今やベテランの1人Gilberto Santa RosaのPuerto Ricoでのライブの際に、偶然ステージに呼ばれ、Santa Rosaと歌ったことが、歌手デビューへの大きな足がかりとなったそうで、90年代以降 、立て続けにアルバムがヒット、若い女性を中心に、人気の絶頂期に行われたライブです。 「Tengo Ganas」「Llore Llore」「Poco Hombre」「Pero Dile」等、彼のヒット曲のオンパレードで、アレンジや演出の面白さ、客席の盛り上がりや、聴衆との掛け合いや絡みも、人気の絶頂期であればこその絶妙で、ライブの醍醐味や魅力が詰まった1枚です。 03年に他界したサルサの女王Celia Cruzの晩年を代表するヒット曲「La Vida Es Un Carnaval」も演奏され、ゲストで参加のGilberto Santa Rosaとのデュエットも1曲収録されています。 このライブ盤に続いて、Gilberto Santa Rosaと共同で行ったライブの模様を収録した「Dos Soneros Una Historia」やMadison Square Gardenでのライブ盤「Live at Madison Square Garden (W/Dvd)」もリリースされていますが、演奏されている曲目や演奏の出来などから、今回取り上げている「Desde Carnegie Hall」が、お勧めです。 なお、以前取り上げたことがありますので、重複購入にご注意下さい
1月のお勧めサルサCD



Tito Puente
Eddie Palmieri

ティト・プエンテ&
エディ・パルミエリ

N.Y.Salsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き新年に打ってつけのCDと言うことで、6枚目は「OBRA MAESTRA」。 今は亡きティト・プエンテ(2000年5月他界)と、36年生まれで、現在も活動を続けるエディ・パルミエリ、ラテン音楽界の2大巨匠の共演作品です。活動期間が長い2人ですので、ライブ等での共演は、この以前にも確か、あったと思うんですが、アルバム制作では、意外にも初の共演だそうです。 ピート“エル・コンデ”ロドリゲス、オスカル・デレオンと言った大御所のほか、エルマン・オリベーラやマイケル・スチュアート等の人気シンガーを迎え、「ラ・ウルティマ・コパ」や「シエリト・リンド」と言ったラテン・スタンダードから「パリス・マンボ」等のオリジナル曲まで、マンボやチャチャチャ、ラテンジャズ等が並びます。 さすが巨匠&大御所といった感じで、演奏やアレンジ、アンサンブル等どの曲も完成度が高く、グルービーで格調高い演奏が続きます。天才&奇才と言われるPalmieriらしさも、しっかり出ています。 録音後プエンテは77歳で亡くなり、彼の遺作となってしまいました。以前取り上げたことがありますので、ご注意下さい






Ray Barretto
レイ・バレット

N.Y.Salsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
引き続き新年に打ってつけのCDと言うことで、5枚目は「Tomorrow Live」。 Ray Barretto(惜しくも06年2月に他界)楽団が、76年3月、NYのBeacon Theaterで行ったライブの模様が収められています。(既にTipica'73が結成されていて、それまでのメンバーが、ごっそり抜けているので、最も脂が乗り切っていたとは言えないですが、その次位に)脂の乗っていたBarretto楽団をバックに、Adalberto Santiago、Tito Allen、Tito Gomez、Ruben Blades、Tito Gomez等の若き勇者達が次々に登場して喉を競い合います。また、普通のスタジオ録音のCDと違い、1曲が10分にも及ぶ様な曲も、いくつもあって、その分、BarrettoやゲストのTito Puente、そしてBarretto楽団のメンバーの熱いソロや、ソロとバックの絡みの妙味等をたっぷり味わえます。「Ban Ban Quere」「Guarare」「Que Viva La Musica」等、Barrettoの代表曲が並びますが、サルサだけでなく、当時流行していたラテン・ファンクなんかも取り上げられていますし、上述の様に1曲が長いので、一般的なサルサパーティー等向けではないかもしれませんが、熱いソロと途切れぬグルーブ等で、ノリノリ気分に浸れます。 こんな感じで、以前、紹介させていただいたんですが、既に、お持ちの方は、他界する直前にPuerto Ricoで行われたライブの模様を収録した「Live in Puerto Rico」が、お勧めです。(ダウンロードは「Greatest Hits Live」) Tito AllenやRay de La Pas等、豪華アーティストが参加し、やはり「Fuerza Gigante」「Amor Artificial」「Indestructible」「Guarare」「Que Viva La Musica」等の代表曲が、軽快&グルーヴィー、そしてパワフルに演奏され、否応無しにノリノリになります。いずれのCDも、以前取り上げたことがあるとともに、一部の曲が先週取り上げた「Salsa Legends Live」と重複しますので、ご注意下さい


Various Artists
様々なアーティスト

Classic Salsa
N.Y.Salsa他

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
新年に打ってつけのCDと言うことで、4枚目は「Salsa Legends Live」。 CDに詳しいクレジットがないので、「いつ、どこで」のライブなのかは判りませんが、多分、90年代か2000年前後のライブではないかと思います。 Ray Barrettoの楽団にTito Allen、Tommy Olivencia楽団、Tipica73にJose Albert、Andy Montanez、Adalberto Santiago、Ray de la Paz、Cheo Felicianoと言った超豪華アーティストが登場して、「Indestructible」「Un Verano En Nueva York」「Baila Que Baila」「Fuerza Gigante」始めとする、それぞれの楽団やアーティストの18番のヒット曲、あるいは、サルサのスタンダードのオンパレード状態で繰り広げます。スタジオ録音に比べれば荒さもありますが、ライブならではの勢いや緊張感、そしてソロや絡みの醍醐味に溢れていて、「これぞライブ!」と言える1枚です(確か、以前に取り上げたことがありますので、重複買いにご注意下さい)



Tito Puente
ティト・プエンテ

N.Y.Mambo

ダンサンブル:★★★
耳馴染み度 :★★★
センチメント:★★
サボール  :★★★
カリエンテ :★★★
ロマンチック:★

お勧め度 ★★★★
新年に打ってつけのCDと言うことで、3枚目は先週の「Live at the Blue Note」繋がりで、Mambo Kingこと「Tito Puente」の「ライヴ・アット・バードランド ダンスマニア’99/ティト・プエンテ」。50年代にMachitoやTito Rodriguezと「Mambo戦争」を繰り広げた、Tito Puenteが生前(2000年5月に惜しくも他界)の99年に、N.Y.の歴史的なライブハウス「Birdland」で行ったライブの模様を録音したCDです。 ピアノのSonny Bravo、ボーカルのFrankie Morales、トロンボーンのJuan Pablo Torres等、気心の知れたオール・スター・メンバーにより、「Mambo Inn」「Babarabatiri」等のマンボのスタンダード&お得意の楽曲をリラックスした演奏で聞かせてくれます。ライブの楽しさに溢れた1枚です。 翌2000年に、ほぼ同じメンバーで同じくBirdlandで行われた「マンボ・バードランド」も、同様にお勧めなんですが、廃盤の様ですので、再発された折りにと言うことで
New! 今日はこのCD! Black or Brown Music Lovers Only!
(Carib、Brasil、Afro他WorldMusic)

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お勧めメレンゲ、バチャータCD
お勧めズーク&ラテンCD

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