丹下 No2 ロードレーサー

BIKECOLOGY号をレストアしていた2003年ごろ、
市内のサイクルショップを訪問してはランドナー用の市販
タイヤの調査や各種部品の入手可否を確認しつつ、20年以上
前のわたしの知識が今も通用するのか、そもそも本所とかサン
ツアーとかの部品メーカーさんは今も存在するのか、社名は当時
のままなのか、などリハビリを兼ねては定期的に某ショップを訪問
したのでした。

案の定、当時は無かった部品名やメーカーだらけです。
マウンテンバイクなんかも当時はまだ存在せず、ロードか、スポル
ティフか、ランドナーか、ミキストか、くらいの種別しかなく、店に陳列
されている部品自体がどこに付く部品なのか、規格はイタリア?
フレンチ?BSC? 昔ならばその部品を見ただけでメーカー.品名.
用途.規格.価格などがサッと脳裏に浮かんだものですが、最近の
部品は「自分が忘れた」のではなく「当時は存在しなかった」ものばかり
であり、ほんと時間の経過を思いっきり感じましたよ。

STIレバー? SPD? アナトミック? さっぱりわかりませんでした。
しかし逆に今の人はヤジロベエとかバイクエイドとか知らないだろうな。

で、そこのショップがロード中心にやってまして、来るお客さんもビシッと
キメたウエア着て派手派手なロードレーサーを乗ってきます。
う〜ん なんか馴染めない。。それでも店の方と共鳴できた部分としては
「フレームはクロモリでなきゃいかん」とのこだわりを持っている事でした。
う〜ん..でもなぁ〜..なんか違う。

精度の高い素晴らしいパーツで組まれた高価な自転車達なのですが、
昔のロードのような「品の良さ」が感じられない。
ぶっ太く、原色ハデハデなフレームやラベル類や、サドルやタイアが付いてて
乗る人のウエアもこれまたであります。
おまけに頭にはエイリアンの頭部のような流線型のエアロパーツ(我がオデコ
振興会のオプション1エアロキット並)を被っていて、近寄り難い雰囲気です。

(これじゃいかん...皆さんカタチから入っとる)と思ってしまいました。
実際にはそんな事なく、安全で機能的な現代の装備なのでしょうが...。
勝手な見方ですみませんが。

・自分のクラスと名前を書いた布を縫い付けた学校の体操着上下に、
・アディダスかプーマの地味なウインドブレーカーを着て、
・手には軍手、
程度の軽装備で下りの風圧でウインドブレーカーを膨らませ、頭髪は逆毛
に目から涙流しながらダウンヒルをビュンビュン攻める
,ってのが自分の中
でのスポルティフやロードなんですよ。

日常の格好のままで、非日常な軽さや速度を感じて「おぉ、やっぱロードは
すげぇっ」って思いたいというか、、うまく表現出来ないのですが構えずに
乗りたいって事です。

乗る前から無理に気分を合わせなくても、極端な話、パジャマのままで乗った
としても「おぉ、やっぱロードはすげぇ」と事後に感じればそれが一番と思います。
ポタリングから鬼のダウンヒラーまで、自分の原動機と気分ひとつで使い分け
できるのが自転車の好きなところで、決してファッションで転がすものでは無い
と昔から思ってますんで(自分のHPなんで好き勝手言わせて下さい)。

って、事で今まで所有するほどまでには興味の無かったロードでしたが、
派手派手な今風のアルミやカーボンフレームの車体を見ているうちに、なんか、
こう、自分がランドナーを乗り回していた頃と同じ時代のロードを手に入れて
自分の道具として手懐けたい気になってしまって、BIKECOLOGY号の部品を
ネットオークションで探す傍ら、いつしか当時物のロードの中古を探しておりました。

どうせ自分で手を入れるのだからフレームだけしっかりしてりゃいいか、って感じ
で安い出物を見つけました。

前オーナーさんがオーダーで組んだものですが「自分の注文どおりに組まれた事」
を達成した時点で満足されたのか、、自転車としての実稼動はほとんど無い車体
だったようです。せっかく部品を厳選されて組まれた自転車としては勿体無い事です
よね。

実用車として生まれながらランドナーに化けた我が愛液、おっと、愛機とはえらく
生い立ちに差がありますが、、

お〜っし、一発この俺様が自転車らしく稼動させちゃる

って感じで落札しました。
まだまだ付き合いの浅い奴ですがランドナーと共に使い分けて行こうと思います。

 質素でしょ?
 エレガントでしょ?
 羊の皮を被った
 皮被りって感じ
 でしょ。

 なんだそりゃ。


 ブレーキはシマノ600です。
 買った当時はブレーキアウター
 がどこにも無いのでアセりました
 がハンドルの内部に通ってる
 なんて買うまで知りませんでし
 たよ。


 ハンドルは日東です。
 チューブラーにダイナモ付ける
 のも厳しいので夜間走行は
 CAT EYEのバッテリーライト
 です。ランドナーの頃の丸い
 懐中電灯より明るいです。


 ステムはバイコロジー号
 同様に日東のテクノミック
 です。


 丹下のラベルは残しました。
 ヘッドパーツ類も丹下の
 セットで一通り組まれてます。


 ブレーキはアルテグラ以前の
 シマノ600です。
 オーバーホールキットが今でも
 買えるので分解整備しましたが
 この頃のシマノはすごいです。
 センターのシャフトにもしっかり
 ベアリング入ってるし材質が最近
 の物より良いのか、ガタもなく剛性
 もバッチリです。


 フレームポンプは
 あの頃の定番、ゼファールです。
 インフレーターという呼び方も
 ありますが正式にはなんて呼ぶ
 んだろ。
 ま、「空気入れ」で通用しますが。


 チェンリングやクランクも600の
 キットです。
 52/44だったっけかな。
 磨いたらピカピカになりました。


 ペダルは三ヶ島のクイル
 でしょ、やっぱ。
 SPDペダルとか付けても
 似合わないし。スニーカー
 でも乗れるこれが一番。
 ストラップはナイロン製です。
 革製は最近高いですよね。
 いずれは交換したい部品です。


 FDも600シリーズです。
 ロードって同一銘柄のコンポで
 組む人多いよね。
 個性に欠けます。


 って、事でリアディレイラくらいは
 替えてみました。600も悪い物では
 ありませんが偶然、破格値のデュラ
 が出品されてまして、試しに入札
 したらそのままの価格で追加入札
 無くあっけなく落札。。
 こりゃ得しました。
 「デュラ」と読むのが正しいの?
 「ヂュラ」と呼ぶ人もいますし、
 「ジュラ」と書く人もいるし、
 「ヅラ」と読む人は居なそうですが。


 サドルはバックスキンです。
 履くズボンによっては尻がビク
 とも動きません。
 適度に滑った方が良いと思う
 のですが中距離では特に不快感
 はありませんでした。
 ジャンボイナリの座りも良し,です。


 前オーナーさんのイニシャル
 が入っています。
 M.Nさんでなくて良かったです。
 後でカッティングシートで日の丸でも
 作って上から貼ろうと思います。


 リアビューもシンプルです。
 ハンドル形状と色がロードで
 あることを主張します。


 新品のオーストリッチサドル
 バッグをなんと隣町のリサイクル
 ショップで新品未開封を500円
 で入手!!色もフレームに合って
 おり、こりゃ買い得でした。


 リムはマビックです。
 時間の経過で光沢を失って
 いますが、なぁ〜に、
 ピカールで磨けばすぐに
 ツルンツルンのパイ○ン
 状態さぁ。。
 ハァハァハァ...。


 クイックの当たり面もしっかり
 メッキしてやがる。
 エンド形状はバイコロジーの
 ような実用車臭さは有りません
 がフェンダー付けたい時にダボ
 無しは困りますね。
 クイックと共締めのダボ部品が
 市販されてますがかえって不恰好。


 Wレバーも600シリーズです。
 左レバーは何段階かにガチンガチン
 とノッチ式になってますが用途が
 いまいちわかりません。
 レバーの位置決めなんざ、乗って
 自分で覚えろって。

 しかし、直付けはシンプルだなぁ。


 このラグってイタリアンカットラグ
 で良いんでしたっけ?
 インフレーター用の台座がこの方向
 にも付いています。
 トゲみたいですね。


 TANGE No2です。
 フレームの色は購入時は
 パールホワイトでしたが
 買ってすぐにトヨタヴィッツ用の
 パールピンクローター色に
 缶スプレーで全塗装しました。
 乗り手と共に、品の良い色
 だと思っています。


 ボトルケージ用の直付台座も
 双方のチューブに計2箇所
 付いています。


 サドルのピラーは
 ヅラエースです。
 
 最強のヅラの意味です。


 ちょっとバーテープが
 派手ですね。
 対向車からの安全確認には
 良いと思ってます。
 チューブラーはボロボロです。
 リムセメントもカチカチです。
 劣化の早いタイヤですが、
 かといってWOタイヤには
 したくないこだわりもあるん
 ですけどね。軽さがウリだし。


 あとはタイヤを
 交換すれば完成
 になります。
 なかなかシック
 でしょ。
 古典的なロード
 スタイルこだわっ
 てみました。
 輪行はバイコロ
 ジーよりもこっちが
 楽かな。