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鳥と魚の空間充填形

第11回紙わざ大賞作品

〜 中村 開己 さんの作品 〜


 

右の写真は「第11回紙わざ大賞」の大賞受賞作品である、中村開巳さんの「鳥と魚の空間充填形」です。

紙で作られた立体形状が見事に組み合わさって、さながらエッシャーの絵画の3次元版のようです。

この作品作りに Tenkai を活用していただいた、とのご連絡いただきました。Tenkai の活用事例として、当ページにて紹介させていただきます。

作品は、一方の面が「魚」、他方の面が「鳥」の形をした3次元の多面体を互い違いに積上げることで一つの作品を構成しています。緻密に計算された3次元形状は、互いに組み合わさり、空間を隙間無く充填させることができます。

各パーツの展開図は左図の通り。たったこれだけの展開図から作り出される立体が、複数集まることで見事な作品を構成してしまうのが、なんとも不思議で魅力的です。

作品は、まずイラストレータで輪郭を作り、ストラタヴィジョン3dで立体にし、その後六角大王スーパーで保存し直してから、Tenkai を使って展開図を作ったそうです。

展開図作成後、再びイラストレーターで修正を施し、色つけ作業を行ったとのこと。やはり、設計から試作品を作り、また設計に修正を施す、という試行錯誤が大変だったようです。納得のいく作品を仕上げるのは大変なようです。

各パーツ(上記展開図)の組み立てには1個1時間くらいかかり、最終的には1週間程度が組み立てにかかったそうです。

実は作者がマックユーザーだったために、モデルデータをメールでWindowsユーザに送り、Tenkai で作った展開図を再度メールで送り返してもらう、という大変な手間もあったそうです。

その苦労の甲斐あって、見事大賞受賞というすばらしい作品を完成させることができたわけですね。おめでとうございます。

作者、中村開己さんのホームページ:http://www.micnet.ne.jp/haruki/main.html

 

上記アプレットでは、1つのパーツの3次元データを表示しています。
一部表示がおかしくなる場合がありますが、マウスドラッグで回転させてご覧下さい。


 三谷純  jun_m@sannet.ne.jp