写真は武蔵野美術大学の永松さんの卒業制作作品 「Re-Re-create」 です。
おばあちゃんの原宿といわれる街、巣鴨にてお婆さんの姿をカメラで撮影し、その写真を元に3次元形状を復元した作品です。
驚くことに、モデルは全て紙で作られています(お婆さんが座っている車イスは本物)。
モデルの作成にあたり、Tenkai
を用いて展開図を作成されたとのことで、私にメールで連絡くださいました。どうもありがとう!
2月26日から28日までの期間、卒業制作展が武蔵野美術大学で催され、永松さんの作品も展示されました。当日、実際に作品を見に伺ったのですが、とってもリアルなお婆さんの姿に、ただただ驚くばかりでした。等身大なので、少し離れて見ると、まるで本当にそこに人間がいるかのような感覚にとらわれます。
細部まで詳細に作りこまれていて、とってもリアルな仕上がりになっています。目の周りなどは特に細かい作りとなっており、手のこんだ作品となっています。中は空洞とのことですが、意外としっかりとした作りになっていて、がっしりとした存在感があります。
気になる作成方法ですが、まずおばあさんの写真を異なる角度から複数枚撮影し、それを元に3DCGソフトでポリゴンモデルを手作業で構築。そのデータを
Tenkai に読み込んで展開図を作ったそうです。
その後、出力された展開図を画像処理ソフトで編集し、写真を元にテクスチャ処理などを施し、拡大して工作用紙に印刷したそうです。その後は切り取りと貼りあわせによる地道な組立作業。。
大変根気のいる作業である上、微妙な形状表現のために、試行錯誤の繰り返しもあって、時間のかかる作業だったようです。
このような見事な作品の制作に Tenkai
を使用していただけて、とても光栄に思います。

横から見たところ

展開図サンプル
※写真をクリックするとそれぞれの大きな写真を見ることができます