とり・みき |
What’s Micky Bird? |
| 1958年、熊本県生まれ。 1979年に少年チャンピオン新人マンガ賞で、応募作「ぼくの宇宙人」が佳作に入選、同誌でデビューを果たす。 エッセイ的な物や、シリアスなSFマンガも手がけるが、非常にマニアックなネタを使う生粋のギャグ漫画家であり、ギャグの特徴として、ギャグを発したコマがそれまでの時間の流れを一瞬止めてしまい、その連続でマンガが成立するという、「微妙にはずした」と表現を持ち、スタイルとしては往年の吾妻ひでおにも通ずるセンスをもっている数少ない「理数系ギャグの使い手」の一人である。 代表作としてはTV化もされた「クルクルくりん」や、「るんるんカンパニー」、「吉田さん危機一髪」などがあり、また「山の音」はシリアスな作品として高い評価を得た。 その他にエッセイ集として「とりの眼ひとの眼」「とり・みきの大雑貨事典」などがある。 1994年に「DAI−HONYA」で星雲賞を受賞。 1995年に独自の”9コママンガ”「遠くへいきたい」で第41回文春漫画賞を受賞。 |
For Beginners |
| これから、とり・みきを読んでみようという方は、最初は「るんるんカンパニー」や「クルクルくりん」など、秋田書店時代初期のポップな画風の作品から入るのが良いでしょう。 「吉田さん危機一髪」も007シリーズを下地にしていますので、取っ付きやすいと思います。 逆に「遠くにいきたい」などは、かなりシュールなネタになっているので、いきなり読むのは避けた方がいいでしょう。 |
とり・みき関連ホームページ |
| 日本SF作家クラブ http://www.sfwj.or.jp/ |
| とり・みきについて http://www.tama.or.jp/~hos/mickybird/index.shtml |
| コミックスページ by WestRiver http://picnic.to/~gogowest/index.shtml |
| MANGA MESSE http://www.inter-g7.or.jp/g2/manga/HTML/MMAIN.html |
| CBS・ソニー出版 | |
| とり・みきのキネコミカ | 1,200円 |
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| 古今の名作映画を元ネタにしたギャグ短編集。 おすすめは回転寿司ネタで攻める「モダンタイムス」と水木しげる(と藤子不二雄)のパロディ「ゴーストバスターズ」あたりです。 | |
| 裏とり | 530円 |
| 秋 田 書 店 | |
| るんるんカンパニー 全6巻 | 370円〜 |
| The Very Best Of るんるんカンパニー 全3巻 | 850円 |
| ※再編集版。 当初ドタバタギャグ中心だったが、徐々に笑いが濃くなっていった作品。秋田冒険王はこの作品から登場し地口ギャグをとばしまくった(しかし、遠投のダジャレで”遠投周作”はかなり飛んでいる)。 主人公の達郎君は作者が山下達郎のファンであったことから命名されたらしい。 | |
| クルクルくりん 全6巻 | 370円〜 |
| 秋田書店時代の代表作の一つ。一応、コメディタッチの学園物だったが、チャンピオンを読んでる小中学生には理解できないようなネタを使ったギャグが織り込まれており、かなりマニア受けする作品。当時は割とポップな画風でしたが、江口寿史あたりの影響もあったのか? 岩井小百合主演でTV化もされた。ちなみに父親役は宍戸錠。 |
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| たまねぎパルコ | 370円 |
| バラの進さま・全3巻 | 370円 | 秋田書店時代は、チャンピオンという「少年漫画誌」に連載していたこともあって、作品のほとんどが学園物である。 「バラの進さま」はその初期の作品であるが、このころはまだ一般的なギャグマンガになっている。 しかし、画風はモロ吾妻ひでお。 |
| アスキー出版 | |
| DAI-HONYA | 980円 |
| ※原作 田北鑑生 とり・みき作品には欠かせないキャラクターである田北氏の原作による、近未来SF的設定の長編。サイバーパンク的な設定とシリアスっぽい(?)ストーリーの随所に収められた濃いギャグで、新たな世界を作り上げたおすすめの作品。 |
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| イースト・プレス | |
| もう安心 | 952円 |
| ※新装版 青林堂版はかなり訳の分からない表紙だったが、新装版は結構ポップな絵柄でまあまあ分かりやすい。 | |
| 角 川 書 店 | |
| 愛のさかあがり・天の巻、地の巻、無用の巻 | 880円 |
| 平凡パンチに掲載されたエッセイマンガの先駆けともいえる作品。イタイ話やオジギビトなどの路上観察物はTVでも話題になり、この作品で作者のTV出演もかなり増えた。 | |
| 河出書房新社 | |
| RARE MASTERS | 980〜1,000円 |
| マンガ雑誌以外の本に掲載された作品を収録した短編集。 特に最後に掲載されている、「私はいかにして山下達郎を愛するようになったか」は作者の熱い思いが感じられます。 なお、99年に新装版が発売されています。 |
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| 遠くにいきたい 1〜3巻(連載中) | 950円 |
| 「ひぃびぃじぃびぃ」あたりからの実験マンガの総決算とも言え、9コママンガと言う独自のスタイルを作り上げた作品。 セリフも無い上に、オチているかどうかさえ分からないシュールな作品です。ある意味では星新一のショートショートと並ぶ作品ではないでしょうか。 第3巻には挟み込みという異色の形態で作者インタビューが掲載されており、9コママンガとなった経緯などを知ることができます。 |
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| 三 一 書 房 | |
| 吹替映画大辞典 | 1,600円 | ※とり・みき&吹替愛好会名義 とり・みきがマンガのネタにするほど愛して止まない吹替声優に関する研究書。 吹替声優100人分析や外国人スター別吹替リストなど、吹替映画への情熱が感じられる1冊です。(やっぱり広川太一郎が最高!) |
| 小 学 館 | |
| てりぶる少年団 全1巻 | 480円 | 「週間少年サンデー」で正当派ギャグマンガをねらい連載されたがあっさりうち切られた。(シクシク) 内容は典型的な学園物をねらってますが、ギャグがあまりにもシュールだったのでは? |
| 青 林 堂 | |
| だまって俺について来い | 850円 |
| おそらく、とり・みきの短編集の中でもっともベッドシーンの多い作品。 SFホラー「隣の女」、歌謡曲をモチーフにした短編シリーズを収録。しりあがり寿による巻末座談会が意味不明でいいです。(?) |
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| とりのいち | 880円 | 「ガロ」の字が電車や鍵、「ンナロー」というセリフなどの様々な物に変形し、ストーリーが展開していく「ガロ」など、青林堂ならではの作品を収録した短編集。 |
| もう安心 | 980円 |
| 筑 摩 書 房 | |
| とりの眼ひとの眼 | 600円 | ※文庫版 |
| 愛のさかあがり 上、下巻 | 680円 | ※文庫版 解説:夏目房之助 |
| 山の音 | 580円 | ※文庫版 解説:山上龍彦 |
| ときめきブレーン | 580円 | ※文庫版、著者解説付き 秋田書店最後の連載である表題作や、名作「ポリタン」の原点といえる「充血刑事」などが収められた、文庫版オリジナルの自選傑作集。 あと書きにもありますが、80年代中期から後期のGペンタッチの作品が収録されてます。 このころは勢いがありますね、かなり速いテンポでギャグがポンポン飛び交ってます。 |
| 事件の地平線 | 1,100円 | 2Pの連載マンガの表題作とエッセイマンガ「くだんのアレ」を収録。 「事件の地平線」はとり・みきにしては珍しい、三面記事的な時事ネタを扱った作品で、セリフを廃した「遠くへ行きたい」的な作品も。 「くだんのアレ」は「愛のさかあがり」の復刻版という感じ。 オジギビトの誕生についても、かなり良いところまで突き詰めていってるのですが、やはり諸説入り乱れ、完全に解明するのはもはや難しいようですね。 |
| クレープを二度食えば | 620円 | ※文庫版、著者解説付き 80〜90年代前半の中からの自選短編集。 |
| 東京ニュース通信社 | |
| 遠くへいきたい | 1,000円 | ※TV Bros.増刊 |
| 徳 間 書 店 | |
| くるくるクリン 全5巻 | 520円 |
| ※再編版。解説付き 解説が付いて初めて理解できたギャグもかなりあった。(”ヴォミーサ”なんて当時の読者には理解不能でしょう)幻のくりん版「時をかける少女」が収録されている。 |
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| 犬家の一族 | 650円 |
| 自伝マンガ「あしたのために」収録。 「DAI-HONYA」の原点とも言える、「冷食捜査官シリーズ」が収録されている。 |
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| マンガ家のひみつ | 1,600円 |
| ※月刊少年キャプテンに掲載された対談集。 ゆうきまさみ、唐沢なをき、吉田戦車などかなり濃い面々との対談集です。マンガに対する理論、想いや苦悩など、マンガ家の生の声を聞くことが出来ます。中でも吾妻ひでおの失踪話は重い反面、参考になる(?)話です。 |
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| 土曜ワイド殺人事件 | 580円 |
| ※ゆうきまさみとの共作。 タイトルの通り、何故か温泉や観光地で殺人事件が起きるテレ朝系テレビシリーズのパロディ。 田子二毛作巡査部長の髪の毛がイカしている。このコンビによるさらなる展開を期待していたが、少年キャプテンの廃刊によりそれも叶わぬ夢となった。 |
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| 白 泉 社 | |
| しまった。 | 780円 |
| 内輪ネタとも言える「少年のための天才マンガ家入門」と初期の連載作品「こまけんハレーション」を掲載。 「こまけんハレーション」は「ぼくの宇宙人」で入選した直後の作品だが、画風に吾妻ひでおの影響が濃く出ている。 | |
| とりみ菌!! | 780円 |
| 大原まり子原作の「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」、週間少年サンデーに短期連載された「思わず気分はトコロテン」を収録。 表紙の唐草模様の風呂敷を着たお馴染みの作者の姿がイカしてます。 サンデーとの相性の悪さはこの頃からか? |
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| ひぃびぃじぃびぃ | 850円 | 50音のテーマを元に進められる、かなりシュールな作品。 「遠くへ行きたい」の原案がこの辺にあります。 |
| ポリタン | 780円 | 白泉社の作品は80年代前期から中期にかけての短編を収録した物が多いが、これは今はなき「コミコミ」に連載された作品。 七曲署風の警察署を舞台にしたギャグ物だが、上の「ひぃびぃじぃびぃ」とこの「ポリタン」は実験的な内容の作品が多い。 |
| 早 川 書 房 | |
| 山の音 | 1,300円 |
| 巨人伝説をモチーフにしたシリアスSFな表題作を含む短編集。 割と叙情的な雰囲気の作品が収録されている。個人的にはタイムトラベラーものの「カットバック」好きですね。 | |
| SF大将 | 1,600円 |
| 名作SF小説を元ネタにした短編集。 この手のパロディものだとついつい唐沢なをきと比べてしまいますが、流石とも言えるネタの数々に敬服します。 今のSF小説の状況を考えると、最後に収録されている「ソングマスター」の様に”SF大将”を待ちたくなります。ホント。 | |
| ビクター音楽産業 | |
| とりの眼ひとの眼 | 1,300円 |
| 月刊ニュータイプに連載されたエッセイを中心にまとめたもの。 全ページ通したパラパラ漫画にもなっている。 | |
| 双 葉 社 | |
| しゃりばり | 810円 |
| とり・みきの大雑貨事典 | 980円 |
| ※エッセイ集。 商品やモノを題材としたエッセイ集。中でもEDベータの話は、かなりの思い入れが感じられる。 | |
| 吉田さん危機一発 | 780円 |
| 007シリーズを元ネタにした短編物。この辺が後の「DAI-HONYA」や「冷食捜査官シリーズ」の原点とも言える。 | |
| ぶ ん か 社 | |
| 人達 | 880円 |
| 煙突掃除屋や野人、落ち武者の奥さんなど、謎の人達が登場する短編集。 | |
| 御題頂戴 | 1,300円 |
| 読者からネタを募集したショート・ショート集。投稿者の中には火浦功や内田春菊の名前も。 ネタ勝負の一発ギャグだが、かなり意味不明なモノ多し(同じ系統ならひぃびぃじぃびぃの方が面白いと思う)。 個人的には唐沢夫妻の作品が好き。 | |
| 文 藝 春 秋 | |
| トマソンの罠 | 530円 |
| 「石神伝説」の原案とも云える「石の声」のほか、都市伝説や伝奇を題材にしたシリアスな短編集。 作品としては十分におもしろいのだけれど、どうもつげ義春と水木しげると諸星大二郎を足して3で割ったような感じがある。 まさか、パロッてる訳ではないんだろうけど・・・。 | |
| 石神伝説 1〜3巻 | 819円 |
| 日本神話と巨石伝説を元にしたシリアスな長編。 この手の作品としては、諸星大二郎の「暗黒神話」や星野宣之の「ヤマトの火」などがあります。 各地の伝奇を潰しながら展開している感があるが、あとは安孫子さんがどうメインのストーリーに絡んでくるか、今後の展開に期待します。 第3巻で白鳥の正体が見えてきますが、ヤマトタケルとは・・・ 「白鳥」で気づかない私って一体・・・ | |