妻籠宿は江戸幕府によって「宿駅」が定められ江戸から42番目の宿場だ。これだけの古い建物を全体的な街並みとして保存されてきたのも珍しい。土産物屋では木曽5木のねずこで作った下駄が目に付く。ちなみに木曽5木とは江戸時代に尾張藩が木曽の木を管理していたが城下町の建造に沢山の木が流出したため、5木の伐採を禁止した。「ひのき一本首一つ」と恐れられ、ひのき一本盗伐すれば首が飛ぶという厳しいものであった。ことさら役人が吟味のために村にはいるという噂でもあると不用の材木はあわてて焼き捨てるほど厳しいものであったと小説「夜明け前」に記してある。この禁伐の令に指定されたのが、ひのき、さわら、ねずこ、あすなろ、こうやまき、の5木である。