ヒーロー編

記憶の中で一番古い年代に属すると思われるヒーローたち


 レインボーマン
 古すぎて記憶が怪しいが、インドの山奥で修行したらしいことだけは確かである。 インド人もこのアニメを見たらさぞかしびっくりするに違いないが、子供だった私は「インドは魔法の国」としばらく誤ったイメージを持っていた。 恐るべしアニメである。

 タイガーマスク
 主人公がタイガーマスクになるに至った過程、自分がタイガーマスクであることを隠しながら孤児院の子供たちとふれあう姿が子供心に切なさ・淋しさ・ やるせなさを感じさせる哀愁に満ちたヒーロー。 しかも、原作のラストでは自動車に跳ねられて路上で息を引き取る直前に、「子供たちの夢を壊すことはできない」とタイガーマスクの覆面を川に投げ捨 てるという悲劇的な完結をむかえる。確かアニメでは虎の穴の最後の刺客に勝っただけだったような…。(記憶は怪しい。)

 デビルマン 
 哀愁漂うという点ではこれも秀作である。 デビルマンは美紀への愛のために悪魔の世界を捨て、そのせいで次々と刺客に襲われている。しかも、最愛の美紀にも自分はデビルマンがなりすま している「アキラ」であると信じられているため、刺客から美紀や家族を守っても直接感謝されることはない。「ヒーローがヒロインを助ける→ヒロインが感 謝して恋に落ちる。」という、ヒーローアニメの王道をはずれ、「無償の愛」がテーマとされている珍しい作品ではないだろうか。 最終回に過去最大の敵と戦うために美紀の前で本来の姿(デビルマン)に変身するシーンは涙を誘うが、目の前で変身されてもそれが敵の魔力のせい であると疑わず「こんな化け物はアキラ君じゃないわ。私のアキラ君をかえして!!」と叫ぶ美紀を見て子供の頃は「ばれなくてよかったね」と 素直に思ったものだが、今にして思えばデビルマンである本当の自分を否定されたも同然の悲劇的なシーンであった。これでは、例え敵を倒して 美紀のそばにいられたとしても、デビルマンの愛は報われたことになるのだろうか。考えれば考える程疑問の残る最終回である。

 マジンガーZ 
 後に続々と登場する「合体型超合金ロボットシリーズ」の先駆的アニメである。 湖の水面が割れてマジンガーZの本体に赤い操縦席部分が合体するシーンははじめて見た際衝撃的であった。 最終回にアメリカへメカとともに研修(留学?)に出発したあたりも、まだまだアメリカ至上思考が強く残っている年代であることが伺える。