お化け・妖怪編

 

ゲゲゲの鬼太郎
 妖怪ものといえばこの作品を抜きには語れない。
 鬼太郎・目玉のオヤジ・ネズミ男等インパクトの強いキャラクターに加え、原作者の水木しげるが幼い頃に伝え聞いたという日本古来の妖怪達が次々と登場し、まさに「妖怪大百科」のような番組だった。
 当初放送された「ゲゲゲの鬼太郎」は故意に褪せた色使いがされており、物語全体を不気味なものにする効果を出していたような気がする。しかし、2作目以降は色彩が鮮やかになり、鬼太郎が妖怪から人間界を守るヒーローのように描かれていたように思う。妖怪のもの悲しさを描く部分が少なくなり、「人間に危害を与えもの」として描かれるようになったことはヒーロー物の宿命か?個人的には残念でならない。
 ところで、「目玉のオヤジは鬼太郎の隠れている方の目玉らしい」という話をよく聞く。原作を読んだ訳ではないので確かなところは解らないが、では目玉から生えている胴体・手足はなんなんだろう?ちょっと待て、鬼太郎の方が息子なのに何故その目玉がオヤジになれるのか?何故、毎回お風呂に入っているのだろう?やっぱり目玉は粘膜だから乾くとまずいのだろうか?
 このように「ゲゲゲの鬼太郎」は謎がいっぱいである。


妖怪人間ベム
 謎の多さではこの作品も負けていない。
 ある実験室で行われた不思議な実験によって生まれた「妖怪人間」のベム・ベラ・ベロは本物の人間になる方法を捜すために旅をしている。その先々で人間を助けているのだが、その醜い姿ゆえに理解されることも感謝されることもない。この作品を通して人間にとって本当に怖いのは「妖怪」などではなく、人間の心に棲む「悪」であることが解る。
 最終回でベロは友達になった子供が瀕死の状態に陥った際にその子供と魂を入れ替えることで「本物の人間」になることができることを知る。しかし、自分が人間になるチャンスを捨てて友達を助けようとするベロ。そして、3人の旅は果てしなく続く……という哀愁を帯びたラストシーンが印象的だった。


ドロロン閻魔くん
 閻魔大王の息子・閻魔くん(そのまんまやな〜)はお目付役のシャッポじい・雪女のユキたちと共に、地獄から脱走した妖怪を捕獲し、送り返すために人間界へやってくる。閻魔くんは懸命に生きようとする人間や色々な想いで脱走した妖怪の様々な心情に触れながら成長していく。
 私が最も印象に残っているのは地獄の釜を沸かしていた火の妖怪が、年老いたために釜を沸かすことが出来なくなったために人間界へやってきて騒ぎを起こすが、雪山で遭難した小学生の集団を助けるために自らの命を掛けて火を燃やし続けて死んでゆく話である。その死に顔がとても満足そうだったことを今も覚えている。子供心に「老いる」ということを深く考えさせられた話であった。


その他の妖怪・オバケのお話
 
おんぶオバケ
 おんぶはかえる泳ぎを得意とする心優しい不思議なオバケである。
 しかし、これ以上はあまり覚えていない。


怪物くん
 怪物ランドの王子様。
 家来の吸血鬼ドラキュラと気の弱い狼男・呑気なフランケンシュタインと共に暮らしている。
 特技は手足が自由に伸び縮みすることと顔が自在に変えられること。
 ピンポンパンのお兄さんのように派手は帽子がトレードマーク。


オバケのQ太郎
 オバケと言うにはあまりにも間抜けなQちゃんをオバケ・妖怪物に入れるべきかどうか……悩むところである。
 しかし、なぜQちゃんには3本だけ毛があるのか?磯野波平さんの1本毛とともに永遠の謎である。


バーバパパ
 変幻自在のピンクの体を持つオバケ・バーバパパ。雨に日は傘になり、海を渡るときは船になり……そんな友達がいたらなあとみんなが感じたはず。はじめは1人だったバ ーバパパもバーバママとの間にたくさんのカラフルな子供達が出来てにぎやかな一家になっていった。