エモテータのコントローラゴムベルト交換方法

 アンテナを回転させるのにローテーターと云う機器を使用しますが、私は株式会社エモテーターの物を使用しています。
固定用には502SA型、移動運用には105TSと云う型番の物を使用しています。 この他に105TSを使用するまで移動用に103LBを使用していました。
今回紹介しますのは105TSのコントローラに使用されているゴムベルトの交換方法です。
実は3年程前に固定用の502SA型のコントローラの指針が急に廻らなくなり、原因はコントローラー内のゴムベルト切断でした。 このゴムベルト、新品時は生ゴムの色(薄い黄色)をしていますが、切断時には経年劣化して褐色になっていました。 今回は移動用に使用しています105TS型のゴムベルト交換です。 交換手順は下記のように行いましたが、他に良い方法があれば教えて下さい。

交換するにあたり、前回はエモテーター社から純正補修部品としてゴムベルトを購入しましたが、輪ゴムよりやや太目の物が送料込みで1本600円でした。 今回は水周り配管等に使用されます”Oリング”を使用します。 Oリングはホームセンター等で扱っていますが、私の住む周辺DIY店では残念ながら希望するサイズが置いてなかったので、インターネットで探し、株式会社モリカで扱っている物が適当と思われましたので、予備も含めて2本購入しました。1本200円、送料は300円でした。(モリカ社URL http://www.kk-morika.co.jp/list/measure.html
502SA型、105TS型も同じサイズの物が使えます。(103LB型は電磁コイル式のため、ゴムベルトは使用しません)

【用意する物】
 ・+ドライバー
 ・Oリング[MORIKA 品番=S−35(太さ2mm 内径34.5mm) 材質=1種A]
 ・ゼムクリップ 1個 




105TSのコントロラー部。 購入して20年近くになりますが、ゴムベルトが経年劣化で切れた以外故障も無く、よく働いてくれています。
切れたゴムベルト。 新品時は綺麗な生ゴム色でしたが、切れた時には黒褐色でした。

 

今回は純正の補修部品は使わず、株式会社森清化工のOリングを代用品として使う事にしました。

材質はNBR(ニトリルゴム)と云う合成ゴムで、耐油、耐摩耗、耐老化性に優れ、用途として、ガスケット、印刷ローラー、オイルシール、パッキン、耐油ホース等に使用され、コントローラーのゴムベルトとして使用するのには最適ではないかと思います。 色は黒色です。

価格は1本200円、送料は300円になりますが、まとめ買いですと(10本以上)単価が大きく下がるようです。
それではゴムベルトの交換作業を始めます。

本体を裏返しにし、ゴム足(赤丸印)を4本、プラスドライバーで外します。
ゴム足を外した後、廣面の上部に付いているタッピングネジを外します。

この時、裏蓋も外しておきます。

順序はどちらを先に行っても構いません。
ケースを後方に引くようにして外します。

左の画像はケースを外した状態です。

上部の板状の物を取り除きます。
モーター下にあるギヤーのピンを木片などを当てて、ピンが抜け落ちない所まで押し込みます。

ギヤーケースは4本のビスで止められていますので、左側の2本を緩め、右側の2本を取り外します。
注意する事は、左側のビスは緩めるだけで取り外してはいけません。 外してしまいますと、元に戻す時に大変苦労する事になります。
上からOリング(矢印の物)を入れ、ギヤーケースを浮かせるとピンが外れ、Oリングを通す位の隙間が出来ますので、ゼムクリップで押しながら通した後、樹脂製のプーリーの溝にはめ込みます。
横から見た画像です。
プーリーに仮止めした後、ピンを元の穴に納め、各ギヤーが元通りの位置に収まっているか確認をして、4本のビスでケースを固定します。 この作業で指針の付いているギヤーを廻さないで下さい。 廻してしまいますと分解前の位置とずれてしまいますので、組み直した後、電源を入れレバーを左右に動かしても元の位置が検出出来ませんので、ローテーターが動きませんし、指針も回りません。

ケースを固定した後、ゼムクリップを伸ばし、先を90度に曲げて画像のようにOリングを引っ張り上げて、モーターのプーリーに取り付けます。

 

 

モーターとギヤーのプーリーとが上から見たときにズレが無いか確認をします。ズレがあると回転途中で外れてしまいます。これでベルト交換の作業は終了です。 逆の手順で本体ケースを取り付け、ローテーターに接続して正常に動作するか確認して、全ての作業は終了です。

これで余程の過酷な条件で使用しない限り、10年程はゴムベルトを交換しなくて済むと思います。

 

 





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