自己紹介
氏名
北野 雅弘
現職
群馬県立女子大学文学部美学美術史学科教授 (2005/04/01〜)
発表した文章
著書(共著)
- 美の変貌 共 1988年5月 世界思想社 第二章「プラトンにいたる美と芸術の理論」と名著紹介「ホラティウス『詩論』」を担当。プラトン以前からプラトンにかけて古代ギリシアの美論・芸術論を論じたもの。
- 芸術学フォーラム7巻 共 1998年予定 勁草書房「作者・作品・読者」の章を担当。受容美学、及びその影響を強く受けた現代の読者中心主義批評の基本的な立場を紹介し、その前提を論じたもの。
論文
- ギリシア悲劇の起源(修士論文) 単 1982年1月 大阪大学文学部 ギリシア悲劇の起源をめぐるアリストテレス『詩学』の記述の解釈から、悲劇の起源、及びサテュロス劇と悲劇の関係について論じた。
- ギリシア悲劇の成立 単 1983年3月 『美学』(美学会編)33巻4号 ギリシア悲劇の成立について、アリストテレス『詩学』の「サテュロス的」「即興ディテュランボス」という記述を詳しく検討し、「サテュロスをコロスとするディテュランボス」には根拠がないものの、「サテュロス的ディテュランボス」は歴史的に可能だったと論じたもの。
- 三段の模倣説の検討 単 1985年2月 『フィロカリア』(大阪大学文学部美学科編)2号
プラトン『国家』のいわゆる「三段の模倣説」についての検討。模倣の造形芸術への、さらに芸術全般への適用が伝統的なギリシアの芸術観念ではなく、プラトンの独自の議論であり、彼がそのために模倣概念を拡張していることを論証した。
- プラトンの詩人追放論 単 1985年6月 『美学』36巻1号
プラトン『国家』のいわゆる詩人追放論が、プラトンの独自の模倣概念と、芸術が喚起する虚構感情の位置についての独特の心理学に基づくものであることを示した。この心理学とイデア論の前提を受け入れる限り、文芸の追放は不可避であると主張。
- バフチンと小説の詩学 単 1990年3月 『フィロカリア』7号 多言語性を本質的特徴として小説を捉えるバフチンの理解が、彼が念頭に置いていたドストエフスキーだけでなく、小説という(反)ジャンルの本質的特性を捉えていると論じる。
- ルキアノス『本当の話』の話 単 1991年4月 『エポス』12号(『エポス』編集部編) ルキアノス『本当の話』の翻訳に認められる若干の欠落を紹介し、それを埋める。
- フィロデモス『詩論』五巻とペリパトス派の詩学(1)
単 1994年3月 群馬県立女子大学紀要15号 フィロデモス『詩論』五巻冒頭部分のランニングコメンタリー。特にその冒頭で取りあげられる無名の論敵の同定をめぐる議論と、ホラティウス『詩論』との関係について。
- 模倣とメニッポス風刺 単 1995年3月 『フィロカリア』12号 ルキアノスに代表される古代のメニッポス風刺が、バフチンの重視したカーニヴァル性とともに、ポリフォニー的多言語性においても近代小説の先駆者でありうることを論じ、これを可能にした、先行テキストとの模倣関係を重視する文学的伝統について考察した。
- フィロデモス『詩論』五巻とペリパトス派の詩学(2)
単 1996年3月 群馬県立女子大学紀要17号 パピュロス断片の新しい読解に基づく『詩論』五巻冒頭の無名の論敵の議論の改訂。
- フィロデモス『詩論』五巻とペリパトス派の詩学(3)
単 1997年3月 群馬県立女子大学紀要18号 プラクシファネス、ネオプトレモスなど、名前の分かっているペリパトス派の論敵へのフィロデモスの批判のランニングコメンタリー。詩と詩作の古代における概念についての議論を含む。
- 悲劇の主人公−アリストテレス『詩学』における 単 1999年3月 群馬県立女子大学紀要20号
- 古代ギリシア研究におけるパソコン利用 単 2000年3月 群馬県立女子大学紀要21号
- アリストテレスの喜劇論−そのミュートスとカタルシス 単 2001年3月 西洋古典学研究49号(日本西洋古典学会編)
- Aristotle's Theory of Comic Catharsis 単 2001年3月 群馬県立女子大学紀要22号
- アリストテレス『詩学』におけるミュートスとエペイソディオン 美学212 号(2003 )
- The Poetics of Fabula: Mythos and Epeisodion in Aristotle's Poetics 群馬県立女子大学紀要
- オリガ・フレイデンベルグと悲劇の誕生 単 2003年3月 (『日本における「芸術」概念の誕生と死』平成11〜14年度科学研究補助金 基盤研究(A)(2) 研究成果報告書)pp.97-116
- 古典期アテナイにおけるディエーゲーシスの概念 平成14-15年度 科学研究費基盤研究(B) (1)「デモステネスにおける説得の論理と修辞」報告書所収
- ギリシア悲劇の現代上演(1)−シェクナーのDionysus in 69 群馬県立女子大学紀要28号 (2007 ) / ,
- ソフォクレス『アンティゴネ』の二つの埋葬 西洋比較演劇研究 7 号 (2008 )
学会発表
- ギリシア悲劇の成立 単 1982年10月02日
美学会西部会140回研究発表会 論文2.の母胎となった学会発表。
- プラトンの詩人追放論 単 1984年10月14日
美学会第35回全国大会 論文4.の母胎となった学会発表。
- バフチンと小説の可能性 単 1989年06月18日 日本比較文学会第51回全国大会 論文5.の母胎となった学会発表。
- 模倣論の展開 単 1992年07月04日
美学会西部会第189会研究発表会 論文8.の母胎となった発表。
- 悲劇の主人公−アリストテレス『詩学』における
単 1995年10月17日
美学会第46回全国大会 アリストテレス『詩学』は一方で、悲劇が「高貴な人々」の模倣であると述べ、他方でその主人公は「我々と同じような人々」であらねばならないと論じる。この発表は、従来混同されてきた幾つかの概念を峻別する限りこのアリストテレスの論述に何ら矛盾がないことを論証した。
- 上演されるものとしてのギリシア悲劇 単 2000年1月22日 日本演劇学会西洋比較演劇研究会例会
- 喜劇のカタルシス 単 2000年6月3日 日本西洋古典学会第 51回全国大会
- ファーブラの詩学 単 2001年10月 日本演劇学会西洋比較演劇研究会例会
- ミュートスとエペイソディオン 単 2002年10月 美学会第53回全国大会
- シェクナーのDionysus in 69 日本西洋比較演劇研究会例会 (2004 )
-
- ポリフォニー演劇へ向けて−Living TheatreのAntigone 日本西洋比較演劇研究会例会 (2007 )
発表要旨
- プラトンの詩人追放論 単 1984年12月 『美学』35巻3号 学会発表1の要旨
- 悲劇の主人公−アリストテレス『詩学』における 単 1995年12月 『美学』46巻3号 学会発表5の要旨
評論
- 『ミハイール・バフチーンの世界』を読む
共 1990年2月 『週刊読書人』 ホルキスト・クラークの同著の書評。
- ギリシア悲劇の現代性−太陽劇団の『アガメムノン』単 1991年9月 『まくあい』2号 1990年のパリでの太陽劇団の公演『アガメムノン』の批評。
- MORE THAN KIN,
BUT...−古代劇場でのギリシア劇上演 単 1992年3月 『まくあい』3号
エピダウロス劇場を中心とするギリシアの劇場遺跡でのギリシア劇上演の紹介と批評。
- 寒々とした壮麗−愛知県芸術劇場の『オイディプス王』 単 1993年3月 『まくあい』6号
1992年愛知県芸術劇場での『オイディプス王』への批評。
お粗末様