平成17年度 成田国際空港周辺航空機騒音測定結果(年報)を読む

 1日に、財団法人 成田空港周辺地域共生財団に行き「平成17年度 成田国際空港周辺航空機騒音測定結果(年報)」をいただいて来ました。この年報は毎年9月に発行されるものなのですが、今年はうっかりしていて忘れていました。
 以下、この年報を読んだまとめを書いてみます。

1、調査期間
 平成17年4月1日〜平成18年3月31日

2、発着回数は横ばい
 年間の発着回数は前年度と比べてほとんど変化がありませんでしたが、季節別に見ますと、冬季は北側からの離陸が顕著でですが、夏季は南側からの離陸が多いものの、冬季ほど割合が多くはなかったようです。

3、運用時間外の発着は89機
 成田空港の運用時間は6時から22時59分ですが、この時間外に天候などの理由でやむ終えず離発着した航空機は89機でした。前年に比べると49機増加しました。この内、降雪によるものが59機となっています。

4、22時以降の離発着はA滑走路で増え、B滑走路で減る
 成田国際空港株式会社は午後10時台の運航を出来るだけ少なくすると約束していますが、午後10時台と11時台の離発着数は全体としては前年度よりも324機減っています。詳細を見てみますと、A滑走路では784機増え、B滑走路では1108機減っています。

5、ジャンボの比率が減少
 機種別の離発着を見ますと、A滑走路でのB-747-400型機の比率が前年度に比べて3.7%減となり、その他のB-747型機の比率が11.1%減となっています。その代わりに、B-777型機の比率は11.6%増となっています。なお、B滑走路ではB-747型機は使えません。

6、騒音は横ばいか、わずかに下がる
 騒音は全体としてはほぼ横ばいか、わずかに下がっています。固定局102局の内、前年度と比べて79局が下がり、11局が上がり、12局が同じとなっています。しかし、何故か南三里塚局は0.6WECPNL上がっています。

 表の内、ブルーの所は「第2種区域」ですが、色の調整を苦労したのですが、読み取れるまでは行きませんでした。なお、年報では各月別のWECPNLも出ていましたが、ここでは、省きました。

7、逆転現象は102局のうち28局で観測
 逆転現象は102局の内、28局で観測されました。ほとんどの所はごくわずかな逆転ですが、谷間地区にあたる芝山町谷局では0.158027WECPNLの逆転になりました。
 この逆転現象の解消と環境基準の見直しが環境省で行われているはずですが、このところ、さっぱりと聞こえて来ません。どうなっているのでしょうか。

8、飛行コース測定は北側のみ
 飛行コースの測定結果が載っていましたが、前年度の比較もありませんし、良くなっているのか、悪くなっているのか分かりません。しかも、どうしてなのか分かりませんが、測定が北側のみで南側では行われていないようです。私たちのかっての測定では南側の方がコースずれが激しかったのですが。
 ぜひ、南側でも測定をしていただきたいと思います。

以上

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