2007年1月9日の旭市新町測定結果

1、測定の方法
 高度・位置測定は1月9日の出来事に載せた写真のような撮影法で行いました。使ったレンズは200mmの望遠レンズです。フイルムはASA400のネガカラーフイルムを使いました。絞りはF8、シャッターは1000分の1秒です。計算方法は「飛行機の高度と位置の簡易測定法」のページを見て下さい。
 騒音計は持っていったのですが、9日は風が少し強く、防風キャップはしていたのですが、風切り音が入ってしまい正確でなくなるので行いませんでした。しかし、結果表を見て分かるとおり、高度が高かったので、騒音は50dBを超える程度のようでした。
 夜間の長距離貨物便などがこのコースを飛ぶと騒音もかなり高くなるのではないかと思われます。

2、測定結果
 下記の表にあるような結果になりました。旭市の方が指摘していたように旭市の上空を飛ぶ飛行機が結構ある事が分かります。
 国が発表している飛行コース図(昨年12月16日の出来事を参照)では、南風の場合の着陸には「面的運用」の飛行コースがありますが、北風の場合の離陸コースでは旭市中心部上空の飛行コースはありません。ただ、北に離陸して大きく東に旋回し、西や北に向かうコースが旭市の北にかかるだけで、今回見る限りでは旋回せずにそのまま太平洋に抜けていましたので、西や北に向かうコースではないようです。これは、どういう訳でしょうか。

番号
時間
機種
離着陸
機体長(m)
仰角(°)
フィルム機体長(mm)
航空機までの距離(m)
水平距離(m)
高度(m)
備考
1
9;58
B747
70.67
W
63.0
3.16
4472.78
W
2030.60
3985.28
 
2
10;03
B777
63.73
W
68.5
3.37
3782.20
W
1386.18
3519.02
 
3
10;07
B747
70.67
E
68.0
2.98
4742.95
E
1776.74
4397.59
 
4
10;14
双発機
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
5
10;16
双発機
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
6
10;18
双発機
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
7
10;20
B747
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
8
10;22
双発機
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
9
10;27
B747
70.67
W
20.50
 
 
 
 
 
旋回中で斜め撮影
10
10;31
双発機
 
 
 
 
 
 
 
  
手前西へ旋回
11
10;34
B747
70.67
W
78.50
3.00
4711.33
W
939.29
4616.75
 
12
10;35
 
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
13
10;37
 
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
14
10;38
 
 
W
32.50
1.05
 
 
 
 
機種不明
15
10;39
 
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
16
10;40
 
 
W
15.50
1.03
 
 
 
 
機種不明
17
10;41
 
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
18
10;45
B777
63.73
W
61.00
2.85
4472.28
W
2168.20
3911.54
 
19
10;52
B747
70.67
E
18.00
2.02
6997.03
E
6654.57
2162.20
銚子方面から着陸に向かう?
20
10;56
B747
70.67
W
35.00
2.20
6424.55
W
5262.68
3684.97
 
21
11;00
B747
70.67
W
2.00
0.75
18845.33
W
18833.85
657.69
 
22
11;03
  
 
 
 
 
 
 
 
 
機種不明
23
11;04
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
24
11;06
  
 
W
42.00
 
 
W
 
 
撮影をミスする
25
11;08
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
撮影をミスする
26
11;14
B747
70.67
W
57.00
2.60
5436.15
W
2960.74
4559.14
 
27
11;18
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
28
11;24
B747
70.67
E
12.00
1.70
8314.12
E
8132.43
1728.60
銚子方面から着陸に向かう?
29
11;27
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
30
11;29
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
31
11;39
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前東へ旋回?
32
11;40
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回
33
11;42
  
 
 
 
 
 
 
 
 
手前西へ旋回

3、通過地点を5万分の1の地形図に落としてみると
 航空機の通過した地点を5万分の1の地形図に落としてみると下図のようになります。赤の二重丸が測定地点、斜めの黒線はカメラの視線方向、赤矢印が通過地点です。赤の丸番号は測定番号になります。

 下の写真は実際に撮影した画像です。縮尺は全て同じにしてありますので、それぞれのケースの大きさの比較にはなると思います。でも、肉眼で見ますとこのような大きさではなく、もっと、小さくなります。

測定番号1
縦線はフイルムの傷
測定番号2
測定番号19
利根川沿いに飛行か
測定番号21
多分、A滑走路への着陸

4、簡易測定法の精度は?
 共生財団で行っている飛行コースの測定はコースの両側に、それぞれ上下に設置したマイクロホンに入ってくる音の微妙なずれから仰角を算出し、飛行高度や水平距離を計算する精巧なものです。しかし、我々の様な住民団体では価格の高いそのような立派な装置は使えません。当然誤差は出てきますが、でも、結構使えるものと考えています。
 今回の測定番号21番の着陸機は機種がB-747型機ですから、A滑走路への着陸と思いますが、測定では水平距離が約18.8Kmとなっていますが、下にあるように、地図ソフトで測ってみた所、約19.1Kmとなりました。かなり正確と思いませんか。

5、今後もおりに触れて、測定したいと思います
 今後も、季節や時間を見計らって、時々、測定したいと思います。南風の時とか、「夜はどうか」とか。ただ、夜は写真が撮れないので、飛行コースが測定できないのですが。騒音は測定できますので。

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